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競艇の売上推移!ボートレース場で人気ランキング(~2022年)

競艇の売上推移!ボートレース場で人気ランキング(~2022年)

競艇の2022年次売上2兆4432億2713万4200円となりました。
前年比では、4.8%の増加です。

今回は競艇の売上推移について、以下データを見ながら考えてみます。

  • 競艇場別:売上ランキング
  • 売上推移
  • 競艇全体の売上:2020~2022年

競艇場別、売上ランキング

競艇場ごとの売上ランキングを紹介します。
紹介する期間は(2017~2022年)です。

2022年・大村でグランプリ開催

競艇場別、売上ランキング2022
競艇場別、売上ランキング2022

2022年次の売上ランキング(2022年1月1日~12月31日)をどうぞ。

順位競艇場売上
1位大村1907億3714万6600円
2位住之江1681億2851万2800円
3位丸亀1522億6087万3300円
4位桐生1480億485万7500円
5位下関1458億7048万5700円
6位若松1404億2508万5900円
7位蒲郡1326億5068万8100円
8位戸田1009億675万2200円
9位唐津997億9853万1600円
10位尼崎989億8283万700円
11位宮島876億7871万6900円
12位芦屋873億4450万1500円
13位浜名湖845億9946万5500円
14位常滑800億3289万9200円
15位徳山795億2332万400円
16位多摩川773億6203万8900円
17位鳴門766億3382万5800円
18位平和島749億5170万2800円
19位福岡742億3320万8100円
20位児島742億3320万8100円
21位三国740億43万8400円
22位江戸川699億7654万1500円
23位624億4860万2600円
24位びわこ624億2732万6300円

大村競艇場が3年連続で売上1位!
グランプリ開催もあって、昨年から約150億円の売上を伸ばしました

最下位の競艇場でも600億円越え。
全体の売上が向上しています。

2021年・全場で売上UP

競艇場別、売上ランキング2021
競艇場別、売上ランキング2021

2021年度の売上ランキング(令和3年4月1日~令和4年3月31日)をどうぞ。

順位競艇場売上
1位大村1759億4913万6100円
2位住之江1575億6249万5400円
3位蒲郡1546億217万9700円
4位若松1498億4144万2900円
5位丸亀1485億1732万7700円
6位桐生1433億6066万3000円
7位下関1402億5853万700円
8位芦屋968億9942万1800円
9位戸田900億2037万7500円
10位福岡867億5万6200円
11位多摩川863億1417万2300円
12位宮島861億5057万4800円
13位児島834億7991万900円
14位徳山826億6147万300円
15位平和島817億1206万5400円
16位唐津778億3479万1600円
17位浜名湖758億6746万8100円
18位尼崎740億905万700円
19位江戸川724億5265万200円
20位琵琶湖722億4048万9000円
21位鳴門713億6056万3200円
22位三国670億9968万2400円
23位常滑625億5630万5900円
24位551億7043万5300円

昨年に続いて大村競艇場が1位
2000億円達成まであと少しです。

そして、全ての競艇場で売上UPに成功!
特に福岡競艇場は一気に10位以上順位を上げました。
福岡は浚渫(しゅんせつ)工事を行い「うねりを減らす」など、予想しやすい環境を整えようとしています。

また、唐津競艇場はリニューアルでスタイリッシュな場に生まれ変わりました。
売上は横這いでしたが、SGグランドチャンピオン開催など2022年度は売上大幅UPに期待できます。

2020年・大村が過去最高売上を記録

競艇場売上ランキング2020
競艇場売上ランキング2020

2020年次(1月1日から12月31日)の売上ランキングをどうぞ

順位競艇場売上
1位大村1368億9683万7900円
2位住之江1268億6384万2700円
3位丸亀1209億8033万1700円
4位蒲郡1208億2168万8800円
5位下関1160億3491万4000円
6位桐生1116億2601万6800円
7位若松1113億840万4400円
8位平和島812億9792万700円
9位徳山739億9421万8800円
10位芦屋691億6389万2200円
11位戸田686億6720万5800円
12位鳴門686億1321万9100円
13位浜名湖674億726万8400円
14位多摩川663億3672万8900円
15位宮島662億8366万3300円
16位唐津657億3602万6500円
17位琵琶湖610億3616万8500円
18位尼崎595億8735万4700円
19位三国572億381万2600円
20位児島527億5.692万4.700日
21位江戸川527億4135万2800円
22位常滑515億9272万6800円
23位498億1494万7900円
24位福岡447億2213万4100円

どの競艇場も売上は好調! 2000年に赤字に転落した「琵琶湖競艇場」も610億と売上を伸ばしています。

大村競艇場2020年度の売上が全国1位!開設以来初

4月14日、大村競艇場の2020年度の売上が1591億7000万円と発表されました。
※年度(4月1日から3月31日)の売上となります
こちらは過去最高の金額!前年度比で50・8%の増加です。
もちろん全国24場の売上でトップ
さらにボートレース大村が年度別売上で全国一位になるのは開設以来初めてです。

これほど急上昇した理由は、やはりコロナ禍の影響が大きいでしょう。
大村競艇場の本場での舟券売り上げは17億4000万円(前年度比63%減)と前年より大幅減少。
しかし、電話やインターネット(テレボート)による売り上げが1300億6000万円(同77・2%増)と大幅アップに成功しました。

インが日本一強い大村競艇場、「予想しやすいと」初心者のファンも多いです。
今後も売上を伸ばし続けるでしょう。

2019年

続いて2019年度の競艇場別売上ランキングを見てみましょう。

順位合計売上
1位住之江1116億4054万700円
2位大村1055億8138万2000円
3位蒲郡1013億7310万7500円
4位桐生982億4251万7300円
5位丸亀887億5904万5100円
6位若松840億1254万6400円
7位下関797億3428万9800円
8位徳山641億8629万8100円
9位平和島634億1431万0100円
10位戸田594億7878万6500円
11位芦屋593億6350万2600円
12位唐津577億7443万9400円
13位多摩川532億5626万2600円
14位尼崎523億8907万3400円
15位福岡505億1777万6200円
16位浜名湖499億4945万2100円
17位宮島498億8764万4000円
18位常滑497億3070万5900円
19位児島479億4712万9000円
20位江戸川469億5982万6200円
21位三国451億9313万5200円
22位鳴門447億0878万1200円
23位琵琶湖401億1337万9800円
24位392億7852万0400円

2019年は大村競艇場が2位まで上がってきました!

2018年

続いて2018年度の競艇場別売上ランキングを見てみましょう。

順位競艇場売上
1位住之江1033億4620万6300円
2位蒲郡919億6085万2700円
3位丸亀890億9061万0500円
4位桐生870億7331万2200円
5位若松788億8765万1600円
6位大村728億3760万1800円
7位下関708億7148万9000円
8位戸田644億6144万0800円
9位芦屋626億1716万8400円
10位平和島618億6813万7200円
11位徳山520億1770万8700円
12位浜名湖498億7037万3800円
13位尼崎492億0508万4100円
14位唐津471億4706万0600円
15位多摩川440億4923万3700円
16位福岡437億3281万0000円
17位江戸川407億9448万7000円
18位鳴門387億6880万7500円
19位児島386億6839万1500円
20位琵琶湖382億3225万2300円
21位三国375億5140万6800円
22位370億8806万7600円
23位宮島368億0595万6400円
24位常滑358億4653万0200円

2018年は蒲郡競艇場が2位、最下位は常滑競艇場でした。

2017年

続いて2017年度の競艇場売上ランキングです。

順位競艇場売上
1位住之江947億7838万9800円
2位丸亀885億0488万9200円
3位若松843億6373万3100円
4位蒲郡833億0236万6500円
5位桐生773億9437万8900円
6位下関675億5003万1800円
7位大村576億7718万9400円
8位芦屋543億4291万2100円
9位平和島515億1586万6500円
10位戸田509億9064万4900円
11位唐津477億1443万3200円
12位福岡461億2206万7000円
13位徳山436億3425万8400円
14位浜名湖434億7845万3800円
15位琵琶湖393億4089万6800円
16位江戸川379億9822万2800円
17位尼崎371億3995万3900円
18位多摩川362億2442万4800円
19位常滑358億5173万5600円
20位鳴門337億1607万0000円
21位宮島335億5782万2600円
22位児島321億2630万7100円
23位306億6602万4100円
24位三国298億8953万5000円

2017年は福岡競艇場が12位と好調、最下位は三国競艇場でした。

競艇の売上推移

競艇売上の年次別推移
競艇売上の年次別推移

ボートレースの売上推移を年次別で見てみましょう。

年次売り上げ
1990年2兆1499億4601万6700円
1991年2兆2200億1044万5800円
1992年2兆1288億9723万2500円
1993年1兆9984億8715万3400円
1994年1兆8688億8646万5400円
1995年1兆8121億9430万9400円
1996年1兆8335億4724万3200円
1997年1兆7751億7783万5400円
1998年1兆6266億8645万6000円
1999年1兆5044億4527万2600円
2000年1兆3660億0431万9100円
2001年1兆2893億4264万2900円
2002年1兆2330億4010万0200円
2003年1兆1053億9143万1400円
2004年1兆0020億0979万2500円
2005年9777億6266万4300円
2006年9650億5370万8900円
2007年9950億2020万7800円
2008年9930億3392万4100円
2009年9364億6963万8900円
2010年8968億0963万8800円
2011年8634億0720万6500円
2012年9167億0314万4100円
2013年9475億9354万6600円
2014年9788億9318万700円
2015年1兆0338億2066万9600円
2016年1兆0875億3411万6500円
2017年1兆2063億6086万7100円
2018年1兆3236億5751万5600円
2019年1兆5342億1092万3600円
2020年1兆9014億8760万2100円
2021年2兆3301億8782万3700円
2022年2兆4432億2713万4200円

やはり「2019年から2020年」 までが目立って成長しています。

ちなみに、年次の歴代売上トップ6は以下の通りです。

順位年次売上げ
120212兆3301億8782万3700円
219912兆2200億1044万5800円
319902兆1499億4601万6700円
419922兆1288億9723万2500円
519931兆9984億8715万3400円
620201兆9014億8760万2100円

競艇全体の売上を紹介!2020~2022年

続いて、競艇全体の売上を見てみましょう。
紹介する期間は「2020~2022年」です。

2022年・ミッドナイトボートレースが大人気

2022年の売上は2兆4432億2713万4200円です。
集計期間は「2022年1月1日~12月31日」、前年比で4.8%の増加となりました。

2022年にボートレース界が行った、売上UPの施策を紹介します。

大村競艇場で初のSGグランプリ開催

2022年、一番の目玉は大村競艇場のSGグランプリでした。
優勝したのは白井英治
師匠の今村豊も登壇し、大いに盛り上がりました。

大村競艇場の売上は1907億3714万円と歴代最高額
開催発表から話題を集め、ボートレース全体を盛り上げました。

ミッドナイトボートレースが大人気!2023年は毎月開催

2021年10月から始まったミッドナイトボートレース
2022年は6回の開催がありました。

そして、全てが売上好調。
そのことを踏まえて、2023年は毎月1節開催が決定されました。
21時以降もレースが楽しめて嬉しいですね。

2021年・売上は歴代最高額

競艇・ボートレース2021年次売上、ミッドナイトが好調
競艇・ボートレース2021年次売上、ミッドナイトが好調

2021年の売上は2兆3301億8782万3700円です。
集計期間は「2021年1月1日~12月31日」、前年比で122.5%の増加となりました。

ついに、1992年(平成4年)以来の2兆円を突破。
史上最高売上額となりました。

また、利用者数は4億2629万2937人(前年比121.6%)と、こちらも順調に増えています。
2021年も急成長を遂げました。

競艇2021売上・ミッドナイトボートレース、女子戦の売上好調

売上好調の要因としてはミッドナイトボートレースの開催が挙げられます。

レース名売上金額
下関ミッドナイトボートレース(10月20日〜10月25日)57億9673万5300
大村ミッドナイトボートレース(12月2日〜12月7日)61億2029万5200円
大村ミッドナイトボートレース(12月20日〜12月24日)65億4317万8700

2021年は3回開催し、どれもG1並の売上を記録しました!
2022年のミッドナイトボートレースにも期待が集まります。

また、人気の女子戦は相変わらずドル箱状態。
年末のPG1クイーンズクライマックスは売上185億3634万3800円を記録。
200億円に届かなかったものの、競艇2021グレードレース(SG、G1)売上ランキングでは4位となりました。

競艇2021グレードレース(SG、G1)売上ランキング

2021年に行われたグレードレースの売上です。

売上順位レース名売上金額
1位賞金王決定戦240億7516万4000円
2位ボートレースメモリアル195億1122万4000円
3位ボートレースオールスター188億3271万6200円
4位クイーンズクライマックス185億3634万3800円
5位オーシャンカップ150億9760万0900円
6位グランドチャンピオン決定戦150億7166万4500円
7位チャレンジカップ142億6829万5200円
8位ボートレースダービー138億7789万1000円
9位ボートレースクラシック131億2750万1800円
10位マスターズチャンピオン103億977万9100円
11位レディースチャンピオン103億1627万0400円
12位ヤングダービー75億2926万0400円
13位バトルチャンピオントーナメント66億7532万6600円

2020年・売上大幅UP

競艇(ボートレース)2020年の売上は2兆円超え!
競艇(ボートレース)2020年の売上は2兆円超え!

2020年の売上は1兆9014億8760万2100円です。
集計期間は「2020年1月1日~12月31日」、前年比で123.9%の増加となりました。

2020年の当初、無観客開催が続いていました。
その影響で売上減少を危惧する声が多数存在。

しかし無観客の影響は意外に小さく、むしろ売上が前年度を大きく上回る競艇場が続出!
コロナによるステイホームと、テレボート(ネット投票)、電話投票との相性が良いとわかってきました。

そして、コロナ禍による混乱から落ち着きを取り戻した現在、ボートレースの売上好調は変わらず継続!
各レースで前年度の売上を次々と更新しています。

SG・G1などグレードレースの売上ランキング

SG・G1などグレードレースの売上ランキング
SG・G1などグレードレースの売上ランキング

各グレードレースの売上も注目です。

2020年SGレース

レース開催地売上
ボートレースクラシック平和島68億4462万0700円
ボートレースオールスター住之江152億4546万9800円
グランドチャンピオン決定戦宮島146億5161万1900円
オーシャンカップ鳴門152億2968万6500円
ボートレースメモリアル下関179億5821万8000円
ボートレースダービー大村172億5021万1200円
チャレンジカップ蒲郡172億0124万0800円
グランプリ・グランプリシリーズ
(賞金王決定戦)
平和島207億3499万4600円

2020年プレミアムG1レース

レース名開催地売上
マスターズチャンピオン53億9853万5700円
レディースチャンピオン多摩川115億1225万0700円
ヤングダービー琵琶湖77億4157万3700円
バトルチャンピオンシップトーナメント若松87億2376万7300円
クイーンズクライマックス浜名湖169億6950万9600円

ボートレースクラシックとマスターズチャンピオンを除いて全てのレースで前年より売上増加!

しかもボートレースダービーは前年比でプラス62.6%、バトルチャンピオンシップトーナメントは前年比プラス67.1%と、驚異的な成長を遂げました。

他の公営競技(競馬、競輪、オートレース)と比較

他の公営競技(競馬、競輪、オートレース)と比較
他の公営競技(競馬、競輪、オートレース)と比較

コロナ禍の中、公営競技の売上は好調です!
競艇、競馬、競輪、オートレースの4つを比較しました。

なお、競馬はJRA(日本中央競馬会)で計算しています。

公営競技2018年売上2019年売上2020年売上
競艇1兆3236億5751万5600円1兆5342億1092万3600円1兆9014億8760万2100円
競馬2兆7950億830万4000円2兆8817億8866万1700円2兆9834億5587万2000円
競輪6541億1712万5300円6604億6055万5100円7499億9019万6400円
オートレース704億4768万7200円738億9166万6800円946億4554万800円

競馬はコロナ禍の中、9年連続の増加となりました。

競輪は正確な発表がまだですが、2020年度は7年連続の成長となる見込みです。
オートレースに関しても正確な発表がまだですが、2020年度は前年に比べて大幅成長の見込みです。
確かに公営競技は売上が好調です。

その中でも、やはり競艇の成長スピードは飛び抜けています

なぜ競艇は大幅の売上増加を可能にしたのか

なぜ競艇は大幅の売上増加を可能にしたのか
テレボートなどオンライン化の普及

ここからは、なぜ競艇の売上が伸びたのか?について見てみましょう。

以下の5点に要因があると考えられます。

  • テレボートなどオンライン化の普及
  • SNSの普及「Twitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)、YouTube(ユーチューブ)、Line(ライン)やInstagram(インスタグラム)」
  • CMなど広報宣伝活動や「ボートレース」への呼称変更
  • パチンコの衰退
  • 女子戦の人気

まずはテレボートの普及です。
会員数は2018年の時点で60万人を超えています。
場所や時間の制約を超えて、競艇を楽しめるサービスは間違いなくボートレース人気を支えています。
コロナ禍によるステイホームとの相性もバッチリでした。

SNSの普及も人気の理由です。
今やどの選手も何らかのSNSを行っています。
さらにネットでの競艇予想や、BoatFan!(ボートファン)のような参加型のサービスなど、どこでも手軽に競艇予想が楽しめるようになりました。

加えて活発な広報宣伝活動も売上に貢献したようです。
ボートレースの公式サイトを見てもらえば明らかですが、人気タレントを多数起用したCMやホームページは非常に華やかです。

また、「ボートレース」への呼称変更もイメージアップへと繋がりました。

パチンコ・パチスロの客が競艇に流れている?

パチンコ・パチスロの客が競艇に流れている?
パチンコ・パチスロの客が競艇に流れている?

パチンコ、パチスロ業界が衰退しているとご存知でしょうか。

2019年のパチンコ、パチスロ参加人口は809万4000人、2020年では約716万人となりました。

ピーク時の遊技参加人口は約2842万人(1998年)だったので、著しく参加人口が減少しています。

※パチンコ・パチスロ参加人口(パチスロを年1回以上プレイしたことがある人)

パチンコ・パチスロの参加人口

年度人数
2018年約820万人
2019年約809万人
2020年約716万人

※インターネットリサーチによるアンケート調査のため正確な数字ではなく目安としてお考えください。

コロナ禍の影響は言うまでもありませんが、パチンコ業界の逆風は以前から続いています

詳しい詳細は省きますが、「改正遊技機規則の施行(出玉が少なくなった、勝てなくなった)、依存症問題対策、消費税増税、店内原則禁煙化」など様々。

パチンコから離れていったパチンカー達はそのままギャンブルを辞めるのでしょうか? 実は、一定の割合で競艇へ流れていると考えられます。

その理由はパチンコと競艇のギャンブル性が(多少)似ているからです。
それは、「最初に当たるかも・・・と思わせてその後の展開を楽しむ」といった内容。

初めの展開当たるかも結果
パチンコスタートチャッカーに玉が入り保留リーチ当たり
競艇第1ターンマークの展開第2マーク以降の2、3着争い的中

パチンコはスタートチャッカーに玉が入らないと、そもそも「当たるかも?」といった状態になりません。
競艇も第一マークで1着の艇を外したら「当たるかも?」とはなりませんね。

例えば、「競馬、競輪、オートレース」は最後の大逆転がレースの醍醐味!
対してボートレースは1マークで外れたらおしまいです。

公営競技の中では、競艇が最もパチンコとギャンブル性が類似しているといえます。

また、有名なパチンコライターやパチスロライターが、ボートレースYoutubeへ参戦している点も「パチンコ→競艇」への大きな要因でしょう。

ボートレース売上アップの一大要因は女子戦(レディース戦)にあり!

女子戦(レディース戦)が売上に貢献
女子戦(レディース戦)が売上に貢献

近年目立つのは女子戦(レディース戦)の人気です。

2020年に行われた、主な女子戦の売上を見てみましょう。

レース競艇場売上
クイーンズクライマックス浜名湖169億6950万9600円
レディースチャンピオン多摩川115億1225万0700円
G2レディースオールスター芦屋102億7448万200円
G2レディースチャレンジカップ蒲郡約52億円

上記意外の女子戦も売上好調です。

1節の売上が60億円以上となった女子戦は10開催以上! 特に以下の2レースは売れに売れました。

  • オールレディース下関(2021年1月)83億円
  • ヴィーナスシリーズ住之江(2020年7月)80億円

2020年は節間売上が20億円以下の女子戦は無し。
以前(約10年前)ですと、女子戦は売れたとしても20億円台です。
女子戦の人気ぶりが数字で見ると明らかですね。

まとめ:競艇の売上は年々上昇

今回は競艇の売上について見てきました。

  • 2020年の売上は2兆超え!
  • 年次売り上げ比較
  • 競艇場ランキング2020
  • SG・G1などグレードレースの売上
  • 他の公営競技と比較
  • 女子戦の売上

競艇人気と言われていましたが、実際に数字で見ると実感がわいてきました。
歴代の最高売上は1991年の2兆5千億円、これはバブル景気真っ最中の記録です。
このままの勢いですと新記録達成もあり得ます。

舟券がたくさん売れるほど払戻金も多くなるので、競艇ファンにとっても嬉しい話題ですね。
ボートレースのさらなる発展に期待しましょう。