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井口佳典と山田康二が出場停止処分!競艇選手の持続化給付金不正受給の影響か?

井口佳典と山田康二が出場停止処分!競艇選手の持続化給付金不正受給の影響か?

4月29日、井口佳典(いぐちよしのり)選手と山田康二(やまだこうじ)選手が、出場停止処分となりました。
これによりSGボートレースオールスターの出場資格は剥奪。
繰り上がり出場は上田龍星選手と、太田和美選手に決定しました。

ここで気になるのは4月28日に発表された「ボートレーサー(競艇選手)の持続化給付金不正受給に関する調査結果報告」です。

この報告では、コロナウイルスによる持続化給付金を不正受給していた選手は「出場停止」の処分が決定されました。

その翌日に井口選手、山田選手が出場停止と発表。
井口選手は出場停止2ヶ月、山田選手は出場停止3ヶ月となりました。
両選手の出場停止理由については、現在のところ非公開です。

もし、不正受給が理由だとしたら選手名公開という重い処分です。
なお、出場停止は5月1日からとなります。

4月28日、日本モーターボート競走会と日本モーターボート選手会が記者会見を開きました。

内容は「持続化給付金を不正受給したボートレーサー(競艇選手)」に対しての処分です。
※持続化給付金とは:新型コロナウイルスに対する緊急経済対策の一つ

処分の内容は以下の通り。

処分内容 人数 受給理由・期間
出場停止4ヶ月 11名 「フライング又は出遅れによる理由」
選手会による注意喚起以降に受給
出場停止3ヶ月 13名 「フライング又は出遅れによる理由」
選手会による注意喚起以前に受給
出場停止2ヶ月 19名 「私傷病及び公傷等による理由」
選手会による注意喚起以降に受給
出場停止1ヶ月 24名 「私傷病及び公傷等による理由」
選手会による注意喚起以前に受給
戒告 148名 新型コロナウイルス感染症の影響による「開催中止や打ち切り」
「あっせん中止」、「競走不参加、前検不合格、途中帰郷」
「ボートレース以外の事業収入」による理由

給付金を受給していた選手215名全員に処分が下されました。
出場停止は合計で67名です。

処分の重さは「受給の理由と時期」で決定されました。
理由が「フライングまたは出遅れ」の選手は処分が重く、
受給時期が「選手会による注意喚起(7月7日)より後」の場合も重くなりました。

出場停止になった選手は「出走回数不足」で降級になるレーサーも多いと思います。
また、選手の斡旋(あっせん)に大きな影響が出てくるのは間違いないでしょう。

井口佳典選手と山田康二選手の出場停止が、不正受給と関係がある証拠は今のところありません。
ただし、タイミングがピッタリなので多くのファンが疑問に思うでしょう。
今後の動きに注目が集まります。