ボートレースにおける「銀行レース」とは？堅い決着が予想される初心者必見のレース
ボートレースでは毎日100以上のレースが開催されており、1号艇を中心に堅い決着になりそうな鉄板レースなのか、それとも高配当が期待できる穴レースなのかなど、レースごとにさまざまな違いがあるのも魅力の一つです。
なかには
「銀行レース」
と呼ばれる、とにかく
本命決着、ガチガチの決着になることが予想される鉄板レース
が存在します。
インコース3艇の実力が抜けていたり、アウトコースの2艇が新人選手で買い目から切れたりなど、出走表だけみても堅いレースだと分かるようなレースです。
本命決着になりやすくオッズは低くなりますが、予想しやすく的中もしやすいため、
ボートレース初心者必見
の銀行レース。
意外にも、ボートレースでは多くの銀行レースを見つけることができます！
インコースに飛びぬけた実力を持つ選手がいるレースが狙い目
銀行レース、はたまた堅いレースとはなんなのか。
それは、
「1号艇に最も実力のある選手が入っているレース」
です。
競艇は1コースの1着率が50%以上ある競技。
さらにそこに一番実力のある選手が入れば、その1着率は一気に上がります。
くわえて2号艇、3号艇に実力のある選手が入っているレースがあればさらに狙い目。
そのレースは
「1-23-23」
で決まりやすいため、まさに銀行レースといえます。
そんな都合の良いレース存在するのかと思うかもしれませんが、実はボートレースではよくみるレースです！
「企画レース」は意図的に作られた銀行レース！まずは競艇場ごとの銀行レースを紹介
競艇場のなかには、特殊な条件に則ってレースを企画している
「企画レース」
というものが存在します。
「1号艇にA1級の選手を入れて、それ以外にはB級の選手を入れる」や「インコースの3艇をA級選手にして、それ以外はB級の選手にする」など、競艇場の番組マンが定めた条件で行われるレースです。
企画レースは前提条件として「初心者にも舟券を買ってもらいたい」という思惑があるため、
銀行レースになりやすい
傾向にあります！
競艇場ごとに銀行レースになりやすい、
狙い目の「企画レース」
を、おすすめ順に紹介していきます。
【徳山競艇場】銀行レースの宝庫！第1R＆第4Rは特におすすめ！
徳山競艇場ではなんと6つの企画レースが組まれています。
- 第1R「朝トク予選」
- 第2R「狙いトク特選」
- 第3R「決めトク予選」
- 第4R「ガチトク予選」
- 第5R「買っトク特賞」
- 第9R「狙いトク特賞」
なかでも
第1Rの「朝トク予選」
と
第4Rの「ガチトク予選」
は、THE・銀行レースといえるものです！
第1Rは「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」が入る企画レース、そして第4Rは「1,2号艇にA級選手、3号艇に勝率上位選手」というインコース3艇が超優遇されたレースとなっています。
実際、「1-23-23」で決着することが多く、
日本一の銀行レース
といってもよいレベルです。
本命党はもちろん、初心者にもおすすめしたい銀行レースですね！
【芦屋競艇場】企画レースは6つ！第1Rの「サンライズV戦」がおすすめ！
芦屋競艇場では徳山競艇場と同じく6つの企画レースが組まれています。
- 第1R「サンライズV戦」
- 第2R「サンライズW戦」
- 第3R「サンライズX戦」
- 第4R「サンライズY戦」
- 第5R「サンライズZ戦」
- 第7R「予選・一般戦」
それぞれ条件が異なる面白いレースが並んでいますが、銀行レースと呼べるのは
第1Rの「サンライズV戦」
でしょう。
「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」が入る、よくある企画レースですが、
芦屋競艇場は全国屈指のイン有利水面
、1Rの1号艇の1着率は非常に高く、絶対に逃したくないレースです！
一方、芦屋競艇場はモーニング開催であることが多く、第1Rの発走時刻は8時40分ごろです。
早起きをしなければいけませんが、それだけの価値がある銀行レースといえます！
【唐津競艇場】第1R＆第2Rでは連続的中で回収率アップが狙える
唐津競艇場では以下の4つの企画レースが組まれています。
- 第1R「朝1戦」
- 第2R「モー2ング戦」
- 第3R「3ライズ戦」
- 第4R「おは4戦」
狙い目なのが
第1Rの「朝1戦」
と
第2Rの「モー2ング戦」
。
第1Rは「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れた企画レースでもちろん1号艇を中心とした堅い決着が目立ちますが、さらに狙い目なのが第2R！
「モー2ング戦」は1号艇と2号艇に主軸選手を入れた企画レースとなっており、「1-2」はもちろん、オッズも狙える「1-全-2」などでも勝負しやすい銀行レースです。
2号艇とそれ以外の艇の力関係やスタートタイミングなどを考えて予想をすると面白いレースですね。
【三国競艇場】第2R「みくにあさガチ」は銀行レースに相応しい
三国競艇場では以下の4つの企画レースが組まれています。
- 第1R「みくにあさイチ」
- 第2R「みくにあさガチ」
- 第3R「みくにあさズバ」
- 第4R「みくにあさ推し」
第1Rの「みくにあさイチ」
は「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れる鉄板レースですが、それよりもさらにおすすめなのが
第2Rの「みくにあさガチ」
。
みくにあさガチは「1号艇と2号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れるレースであり、
「1-2」決着がとにかく多い
レースなんです！
1号艇のみがA級のレースの場合、2号艇と3号艇のスタートが遅れて壁が無く、荒れた展開になることがあります。
しかし、1号艇と2号艇がA級のみくにあさガチは、スタート揃って壁がしっかりある展開が多く、イン逃げ率がかなり高いレースです！
2号艇の腕次第では、「2-1」になることもあるため、その点には注意が必要でしょう。
【びわこ競艇場】第5R「ゴゴイチびわこ」はかなり「1-2」がでやすい銀行レース
びわこ競艇場の企画レースは
第5Rの「ゴゴイチびわこ」
のみとなっています。
しかしこのレースは、「1号艇にA1級、2号艇にA2級選手、それ以外にB級選手」を入れるという
超「1-2」が出やすい銀行レース
です！
みくにあさガチでは2号艇にA1級の選手が入ることもあり2号艇が勝つ展開もよくみられますが、ゴゴイチびわこでは1号艇のみA1級の選手が入るため、1号艇がしっかり勝ってくれる展開が目立ちます。
【桐生競艇場】第6R「ドラドキ目玉」
桐生競艇場では以下の3つの企画レースが組まれています。
- 第6R「ドラドキ目玉」
- 第7R「ドラドキ3」
- 第8R「ドラドキ5」
なかでも鉄板レースになりやすいのが、
第6Rの「ドラドキ目玉」
！
ドラドキ目玉は「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れるのが条件の企画レースです。
1号艇の1着率が非常に高いレースなので、1号艇を1着軸に予想を組み立てることができます。
一方、
2着と3着の見極めが必要
なので、この部分で予想を楽しむことができる楽しみも。
銀行レースですが2,3着次第では高めのオッズも狙えるおもしろさがあるレースです！
【津競艇場】第1R「ツッキーレース」と第5R「5ールドレース」
津競艇場では以下の2つの企画レースが組まれています。
- 第1R「ツッキーレース」
- 第5R「5ールドレース」
津競艇場の企画レースは2レースともに「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れるのが条件の鉄板レースです。
2レースともに1号艇の信頼度が高く、1号艇を軸に予想を組み立てるのがおすすめです。
2,3着の見極めが必要ですが、
津競艇場はコースから順当に決着することも多い
ため、2号艇や3号艇に注目してみるのがよいかもしれません！
【児島競艇場】第1R「朝とくガァ～コ戦」
児島競艇場では以下の4つの企画レースが組まれています。
- 第1R「朝とくガァ～コ戦」
- 第4R「コジマだ4（よ）っ！」
- 第5R「日替艇食戦」
- 第6R「昼とくクラリス戦」
銀行レースになりやすいのは
第1Rの「朝とくガァ～コ戦」
。
こちらは「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」が入る企画レースであるため、やはり1号艇の1着率が高いという特徴があります。
1号艇の信頼度が高く、1号艇を軸に予想を組み立てるのがおすすめです。
2,3着の見極めが必要ですが、児島競艇場は2コースの信頼度が高く、
2号艇が舟券に絡む確率は高め
です。
【福岡競艇場】第1R「カタメン1！」
福岡競艇場では以下の2つの企画レースが組まれています。
- 第1R「カタメン1！」
- 第3R「カタメン3！」
第1Rの「カタメン1！」
は、「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」を入れるのが条件の企画レースです。
福岡競艇場は
「1-23」での決着が多い
競艇場、このレースでもこの買い目の出現率は高く、まさに銀行レースといえます！
【宮島競艇場】第1R「ファーストB」
宮島競艇場では以下の3レースの企画レースが組まれています。
- 第1R「ファーストB」
- 第5R「ランチ特賞」
- 第9R「ティータイム」
第1Rの「ファーストB」
は「1号艇にA級選手、それ以外にB級選手」が入る企画レースであるため、やはり1号艇の1着率が高い傾向にあります。
狙い目レースではありますが、実は宮島競艇場は
2着の予想が難しい競艇場
なんです！
2コースと3コースの2着率はともに36%ほどで差はなく、4コースの2着率も28%ほどと、ここの取捨選択がかなり難しい・・・。
この点を見ると銀行レースとはいえないかもしれません。
たとえ堅そうなレースがあっても銀行レースとはいえない荒れやすい競艇場
競艇は1コースが勝ちやすい競技という前提条件があるため、ほかのどの公営競技よりも堅いレースが多くみられます。
一方、競艇場のなかにはコースレイアウトなどから1コースが勝ちやすいという前提条件が成立しておらず、たとえ
出走表だけみて堅そうなレースがあっても銀行レースとはいえない競艇場
が存在します。
以下の
6場
は、
イン逃げ率が低く、堅実な勝負が難しい競艇場
です。
このような競艇場の場合、たとえ企画レースで1号艇が有利な出走表があっても、信頼度は高くないため注意が必要です。
- 戸田競艇場（1コース1着率42.4%）
- 平和島競艇場（1コース1着率44.2%）
- 江戸川競艇場（1コース1着率48.0%）
- 鳴門競艇場（1コース1着率48.4%）
- 浜名湖競艇場（1コース1着率51.7%）
- 多摩川競艇場（1コース1着率53.3%）
1号艇が勝ちやすい企画レースを用意していない競艇場も存在する
また、競艇場の中には1号艇にA級選手を入れるなど、意図的に1号艇を勝ちやすくする
企画レースを作っていない競艇場
も存在します。
それが以下の6場です。
- 江戸川競艇場
- 多摩川競艇場
- 蒲郡競艇場
- 常滑競艇場
- 尼崎競艇場
- 大村競艇場
これらの場で銀行レースを探すとなると難しいかもしれません。
特に多摩川競艇場や江戸川競艇場は1コースの1着率が低いため、スルーしたほうがよさそうです。
優勝戦・準優勝戦は銀行レースになりやすい！
企画レース以外で簡単に銀行レースを探すなら、開催最終日とその前の日に行われる
「優勝戦」
と
「準優勝戦」
に注目しましょう！
準優勝戦は予選の得点率が高い選手から順に若い枠番に入れられるシステムになっているため、シンプルに実力があり、さらに調子が良い選手が1号艇、2号艇・・・と入っていきます。
そのため、
インコースから順当に決着することが多い
です。
また、予選をトップ通過、さらに準優勝戦を逃げ切って優勝戦の1号艇をゲットした選手がいる優勝戦は、1号艇の選手の信頼度がかなり高いといえます。
これらのレースは人気どころで決着することが多い銀行レースです！
準優勝戦と優勝戦の調子の良し悪しは誤差といえるため、
枠順+実力順で予想をすると的中しやすい
でしょう。
出走表だけで銀行レースと判断するのは危険！「前付け」と「気象、水面状況」には要注意！
さきほど紹介した企画レースや優勝戦・準優勝戦など、堅そうなレースがあってもそれだけを見て舟券を買うのはかなり危険です！
銀行レースにみえて実は危ないレースは多く、とくに
「前付け」
と
「気象状況、水面状況」
には注意しなければなりません。
風が強かったり水面が波打っていたりすると、イン逃げの確率が一気に下がることもあります。
また、「前付け」が発生した場合、インコースの選手のスタート位置が深くなり、十分な助走が取れなくなるケースがあります。
その場合、勢いを付けてスタートしたセンター勢やアウト勢が一気に展開を突いて荒れることがあるため、これらのレースで堅い勝負はできないと頭に入れておきましょう。
【まとめ】初心者おすすめの企画レースや優勝戦から銀行レースを探して堅実に勝負してみよう
今回はボートレース初心者でも楽しめる、堅い決着が目立つ狙い目の「銀行レース」を、競艇場ごとの企画レースや日程ごとに紹介しました。
銀行レースはとにかく本命決着が予想される鉄板レース
です。
1号艇の1着率が高い競艇場の企画レースや、優勝戦・準優勝戦に注目してみると見つけやすいかもしれません。
かりに出走表だけをみて銀行レースのように見えても、
前付けやその時の気象状況、水面状況次第では荒れた展開になる
可能性があるため注意が必要です。
銀行レースを探してガチガチ勝負をする際は、必ずスタート展示の進入隊形と環境を確認してから舟券を購入するようにしましょう！