競艇・石野貴之（いしのたかゆき）不調から脱却！最近の成績、勝率、ゴールデンレーサー賞

石野貴之がG1ボートレース住之江66周年記念で優勝（2022年6月10日）
BOATRACE振興会会長賞メダルを獲得しました。

これで石野選手はBOATRACE振興会会長賞メダルを24個所有。
「ゴールデンレーサー賞」受賞の条件を満たしました！
ゴールデンレーサーは石野貴之で10人目です。

競艇ゴールデンレーサー賞・受賞条件、選定基準

競艇のゴールデンレーサー賞は受賞条件が複雑です。
以下にまとめました。

（ゴールデンレーサー賞条件）

• BOATRACE振興会会長賞メダルを24個以上獲得
• GRANDE5優勝戦で1～3着までを3回以上
• 返還レースの場合受賞無し
• ※GRANDE5とは（クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ）の5競走

条件の1つ、BOATRACE振興会会長賞メダルとは何でしょうか？
以下にまとめました。

（BOATRACE振興会会長賞メダル取得条件）

• GRANDE5優勝戦出場（年5回）
• グランドチャンピオン、オーシャンカップ、チャレンジカップ優勝戦出場（年3回）
• マスターズチャンピオン優勝戦出場（年1回）
• G1周年記念優勝戦出場（年24回）

BOATRACE振興会会長賞メダルの獲得は年間33回のチャンスがあります。
そしてゴールデンレーサー賞には24個のメダルが必要。
これだけでも高すぎる難易度といえます。

さらにGRANDE5優勝戦で3着以内を合計3回！
ボートレースの表彰において、最も厳しい認定基準だといえます。

なお、ゴールデンレーサーにはBOATRACE振興会より以下の記念品が贈呈されます。

（記念品）

• 表彰盾
• ラペルピン
• ディスプレイケース

（歴代ゴールデンレーサー、受賞順）

• 白井英治（2019年3月21日）
• 峰竜太（2019年5月26日）
• 菊地孝平（2019年9月2日）
• 井口佳典（2019年9月30日）
• 桐生順平（2019年11月14日）
• 瓜生正義（2020年3月31日）
• 毒島誠（2020年10月26日）
• 平本真之（2021年8月30日）
• 茅原悠紀（2021年10月14日）
• 石野貴之（2022年6月10日）

石野選手が不調だった理由は間違いなくフライングでしょう。

2020年5月29日（住之江）でフライング。

続いて2020年10月20日（大村）で2回目のフライングをきってしまいます。

F2なので「合計90日休み」という重いペナルティー。
どのレーサーにも共通して言えることですが、フライングをきった選手はその後調子を崩してしまいます。
それがF2なら尚更です。
フライングの影響で前期の勝率は6.52となりました。

そして今期は3月の時点で5点台と不調が続きます。
このままならA2降格は濃厚、さらにB級落ちまであり得る非常事態です。

しかし、石野信用金庫とまで言われた実力者です。
復活の快進撃は、SGボートレースクラシックでエースモーター（46号機）を引き当ててから始まります。

SGボートレースクラシックで優勝！

2021年3月に行われたSGボートレースクラシック。
この大会で、石野貴之は見事な復活優勝を遂げます。

クラシック前の石野選手の勝率は5.46。
B級落ちの可能性もある状態で競合揃いのSG戦へ挑みます、プレッシャーは想像以上でしょう。

しかし、石野選手は予選の得点率2位と絶好調！
さらに予選トップの寺田祥が準優勝戦で敗退。
石野選手はモーター性能ダントツ1位の状態で優勝戦1号艇を獲得します。

優勝戦では「.11」の好スタートから華麗な「逃げ」を決めました。
これでSGボートレースクラシック初優勝です。
SG優勝は9回目、通算優勝は60回目となりました。

さらにグランデ5のメダルも3つ目獲得して単独一位！
※グランデ5はメダル5つ獲得で達成（達成者は0名）

その後のレースでも好調！完全復活を遂げる

石野選手はSGボートレースクラシックを優勝した後、住之江G1に出場。
そこでも優勝戦進出と好調をキープしています。

優勝こそ逃しましたが勝率は「6.10」まで上昇。
A1級の目安となる6.20まであと少しです。

そして4月10日から大村G1へ参戦！さらに勝率を上げることができるのでしょうか。

石野貴之のレースはどんな特徴があるのでしょうか。

まずは決まり手から。

石野選手の得意な決まり手は「まくり」です。

なんと2、3、4、5コースの決まり手で最も多いのはまくり！
3、4、5コースはわかりますが、2コースでもまくるとは驚きです。
よほど得意な決まり手なのでしょう。

よって石野選手が2コースに入ったときは要注意！
2コースからのジカまくりを狙ってきます。
その場合は1号艇が潰されるので「2-34-全」あたりが狙い目ですね。

石野貴之は3コースが得意

続いて得意なコースです。
石野選手の「直近1年間のコース別1着率」は以下の通りです。

石野選手は3コースからの1着率が2コースよりも高いです。
これは期間を変更しても同様の結果。
まくりが得意な石野選手なので3コースが強いのも納得です。

しかし、4コースの1着率は2.9%と非常に低いです。
4コースは3連対立でも45.7%とかなり低め。
データを見る限り、4コースが不得意なことがわかります。

4コースもまくりが決まりやすいコースなのですが、このような結果となりました。
石野選手が4コースの時は着外の予想もアリですね。

石野貴之はアウトコースのスタートが遅い

次はスタートタイミング（ST）です。
石野選手の今季の平均STを見てみましょう。

明らかに目立つのはアウトコース（456コース）の平均STが遅いことです。
先ほどの4コースが苦手な点も、こちらが理由のようです。

アウトコースでスタートが遅れた場合は、他の選手の展開待ちが多いため予想が難しいですね。

石野貴之のプライベートも紹介します。
石野選手は2007年に一般女性と結婚、現在は奥さんと息子の三人暮らしです。

普段はどんな生活なのでしょうか。

まずは車から。
ボートレーサーは高級車に乗っている選手が多いです。
石野選手の愛車を調べたところ・・・ベンツに乗っているそうですが、出どころは不明でした。

趣味は釣りとお酒、そして最近はゲームをされているそうです。
釣りは大阪湾で釣ったり、和歌山県まで遠出する場合もあるそうです。

意外なのはゲームでしょうか。
コロナの自粛もあってよく遊ぶそうです。
気になるゲームのジャンルですが、最近流行りの「バトルロイヤル系オンライン対戦ゲーム」とのこと。
戦う競艇選手に似合いますね。

また、趣味かどうかは微妙ですが、通販で購入した腹筋マシンを使ってトレーニングをしているそうです。

石野選手のTシャツの謎・・・焼肉

石野選手で、よく聞くワードに「焼肉」があります。
もしかして焼肉屋を経営しているのかも？と思っていましたが・・・違いました。

正解は「元ボートレーサー田崎豊さんの焼肉屋」を応援しているから。
その証拠に、お店の名前である「炭火豊伝」のTシャツを着てモーター整備を行っています。

田崎さんは石野選手と同期、美味しいお肉で繁盛しているそうですよ。

石野貴之の師匠と弟子は誰？父親は元ボートレーサー

石野選手の師匠は原田智和選手。
弟子は大原由子選手と浜本裕己選手です。

そして父親は元ボートレーサーの石野美好さん。
レーサーになった動機も当然美好さんの影響が大きいでしょう。

石野選手の経歴を見てみましょう。

高校時代は野球の名門校に通っていた石野選手、さすがスポーツ選手です。

高校卒業後、やまと競艇学校へ入学（90期）。

リーグ戦勝率は6.63と、優秀な成績で卒業。

デビューは2002年5月10日住之江競艇場、結果は4着でした。

その後、初勝利は早く、2002年6月19日住之江競艇場でした。

石野貴之の主要獲得タイトル

石野選手はSGで9回の優勝に輝いています。

獲得していないSG競争は「ボートレースメモリアル」と「ボートレースダービー」の2つだけ！ グランデファイブでは単独1位です。

G1は8回、G2では2回優勝です。

さらに2020年9月18日、下関競艇場の優勝で全24場制覇を達成しました。
こちらは最年少かつ最速記録です。 （38歳3か月15日、デビュー18年5か月21日）
素晴らしい成績の数々、石野選手は間違いなくトップレーサーです。

石野貴之の出場予定（4月）

石野選手の4月の出走予定をまとめました。

• 大村G1（4月10日〜4月15日）
• 津（2021年04月22日～2021年04月26日）

A1級維持に向けて今期は残り2開催です！