競艇の回収率とは
回収率とは、賭け金が予想によってどれくら増えたか(減ったか)を表した数字です。
計算方法は「(払戻金/舟券代)×100」で表され、1,000円分の舟券を購入して10,000円の払戻金を獲得した場合、回収率は1000%となります。
回収率100%がプラスマイナス0の状態なので、1000%なら資金が10倍増えたことになりますね。
そして、1日のトータルの回収率が100%を超えれば、その日はめでたくプラス収支ということになります。
競艇の回収率の平均は75%
回収率100%を狙う前に事前知識が必要です。
ボートレースでは25%の控除があります。
これによって舟券代の25%が「運営費、税金、選手の賞金」などに使用されます。
そして、残りの75%が舟券購入者に対して払い戻される、というわけです。
わかりやすく具体例で説明します。
あるレースの舟券購入額の合計が1000万円だったとします。
すると、運営の利益は25%の250万円。
そして残りの75%である750万円がオッズ配当になります。
- 舟券購入額の合計が1000万円
- 運営の利益は250万円(25%)
- オッズ配当は750万円(75%)
これから分かることは、回収率は通常の状態でも、最初から75%が平均になるのです!
つまり、舟券購入者全体で考えると、100%以下のユーザーが多くなります。
これだと困りますね・・・しかし工夫して予想すれば、回収率100%以上はそれほど難しくありません。
回収率100%超えを目指そう!
それでは回収率を100%以上にするにはどうすればいいでしょうか。
ポイントは以下の4つです。
- 買い目点数を絞る
- イン逃げ信頼のレースを選ぶ
- 三連単で勝負
- 買ったらその日はレースをやめる
なお、今回お伝えする方法はあくまで回収率100%以上を目指す方法。
例えば回収率300%など、高い回収率を狙うには適さない場合があります。
買い目点数を絞る
こちらはトリガミ防止です。
トリガミとは買い目が多くなりすぎて、的中しても払戻金より舟券代の方が高くつくパターンです。
トリガミになると、当然100%には届かず・・・ 多くの買い目を買いたい気持ちはわかりますが、次に説明する堅いレースを狙えば点数は少なくて済みます。
イン逃げ信頼のレースを選ぶ
こちらは鉄板です。
1号艇が勝ちやすいレースを選びましょう。
競艇場ですと「大村競艇場、徳山競艇場、芦屋競艇場」が狙い目! どの競艇場も1号艇の1着率が60%以上あります。
また、1号艇にA1級の選手がいる時もチャンスです。
他にライバルが不在のレースでは、かなりの確率でイン逃げが成功するでしょう。
三連単で勝負
3連単の方が、2連単や3連複より配当金が大きいです。
しかし、それ以上に3連単では予想の実力が出やすいことが最大の魅力!
先に述べた通り、競艇の平均は75%。
簡単に予想を的中できる、2連単や3連複ですと配当金が少ないため、回収率75%の可能性がグッと高くなります。
それを防ぐためにも、ぜひ3連単に挑戦してください。
勝ったらその日はレースをやめる
堅いレースを選ぶことにも繋がりますが、自信のあるレースだけに絞って買ったら、その日は予想をやめた方が回収率は上がります。
競艇予想で「あるある」なんですが、買っても負けても次のレースで予想がしたくなりますよね。
しかし、次が堅くないレースなら、その日は予想を切り上げた方が良さそうです。
極端な例ですが、予想番組のように全レースでの予想は避けた方が無難です。
全レースでの予想は、よほどの腕が無い限り回収率100%は難しいでしょう。
回収率の計算方法
回収率の計算方法は以下の通りですが、
- (払戻金/舟券代)×100
もっとわかりやすく、具体例を交えて紹介します。
SGボートレースメモリアル2021の初日1Rを見てみましょう。
出場選手は以下の通りです。
- 1号艇:岩瀬裕亮
- 2号艇:今垣光太郎
- 3号艇:興津藍
- 4号艇:篠崎仁志
- 5号艇:平高奈菜
- 6号艇:石渡鉄兵
以下の買い目にそれぞれ1,000円ずつ賭けました。
- 1-2-3(1,000円)
- 1-2-4(1,000円)
- 1-3-2(1,000円)
- 1-3-4(1,000円)
結果は「1-2-3」でオッズは12.7倍。
払戻金は12,700円となりました。
よって回収率は(12,700円/4,000円)×100=317.5倍となります。
プラスマイナス0が回収率100%なので、今回は元手を約3倍に増やせたことになります。
的中率との違い
回収率とよく似た言葉で的中率があります。
競艇における的中率は非常に簡単です。
計算式は以下の通りです。
- 「(的中数÷予想したレース数)×100=的中率」
例えば、10レース予想して2レース的中した場合、
(2÷10)×100=20%
的中率は20%となります。
ちなみに的中率が20%でも、払戻金が大きい場合は回収率が500%、といったことはよくあります。
的中率も目安になりますが、あくまで大切なのは回収率です。
まとめ:回収率は的中率より何倍も大事
今回は回収率について見てきました。
- 競艇の回収率とは
- 回収率100%超えを目指そう!
- 回収率の計算方法
- 的中率との違い
回収率を計算すると、ボートレースでの収支がわかりやすくなります。
競艇初心者の方は、回収率100%以上にする方法をぜひ試してみてください。