競艇は風の影響が着順に大きく影響する公営競技!
公営競技は基本屋外にレース場があるため、
風は着順に大きく影響を及ぼすファクター
です!
とくに競艇は全24場すべて外に作られており、さらに海に隣接していたり山々に囲まれているところがほとんどであるため、風が吹いているのが当たり前の環境でレースがおこなわれます。
ちなみに冬や雨でさらに強風時の現地観戦は最悪です。
髪の毛はボサボサ、極寒なのは確定なので、当たり舟券だけは飛ばされないように死守してくださいw
話を戻しますが、競艇では風速2m程度であれば大きな影響はないものの、
風速5mを超えると、どんな風向きでもレースに影響が出てきます
。
競艇の艇は船底と水面の接着面積が少なく、水の抵抗をあまり受けないような形状をしているため、風に流されやすいのです!
ちなみに風速5mは、砂ぼこりが舞い帽子が飛ばされることがあるくらいの風です。
競艇は時速約80kmで走るため、向かい風であれば壁のように感じるかもしれません。
また、水面自体も風によって波が発生するため、
「風と波」両方の影響を受ける
ようになります。
競艇選手は初めてボートに乗ったとき、風が与える影響が想像よりはるかに大きく、みな驚くそうです。
風向きによって競艇予想の軸は大きく変わる
競艇では
風向きによってコースや決まり手の有利不利が大きく変化
します!
「競艇は同じコースを3周するから走る方向が変わるし、みんな同じ条件だから風なんて関係ないんじゃないの?」と思っている方・・・。
甘い!甘すぎます!バレンタインはまだまだ先です!
実は競艇では、他の艇の引き波の影響を受けないため、先頭の艇がかなり有利になる競技です。
第1ターンマークでいかに前にいるかが重要になります。
スタートから第1ターンマークにかけて、風向きがどのように影響するかを考えるのが予想に大切
なファクターなんです。
競艇ファンであれば、誰もが第1ターンマークを見てそっと画面を閉じてうなだれるという経験をしたことがあるでしょうw
その後なぜか払戻金額が増えていたと思ったら、閉じたレースが当たっていたなんてこともたまーにありますがw
ということでまずは、
「追い風、向かい風、左横風、右横風」4方向の特徴を解説
していきます。
風は自然なものなので、当然4方向以外にも向きがありますが、基本的にはこの4つを理解すれば大体の風向きに対応可能です!
ちなみに各風向きは
「スタート時の艇に対する風」
となります。
ホームで右側を向いたときの風向きです。
追い風の特徴!イン逃げがセオリーだが強風になると差しが決まる
競艇には
「追い風ならイン有利、向かい風ならアウト有利」
というセオリーがあります!
助走距離の短いスロー勢でも、追い風が吹いていればしっかり加速して第1ターンマークを迎えることができるからです。
風速が2m以下など穏やかな状況であれば、まずはインコースを軸に予想
をしてみましょう。
追い風が強まると差しやまくり差しが増加
追い風が強くなった場合、追い風によりターンがふくらみやすくなり、
差し場が空きやすくなります
。
そのため、
差し
や
まくり差し
での決着が一気に増加!
ただスタートを決めれば1コースも戦えなくはないため、
「234-1」
など1コースを2,3着に置いた買い方が有効です。
スタートが上手い選手に注目するのも手
追い風時、選手が一番気を使わなければならないのが
「フライング」
です。
自分が思ったよりも艇が前に押されるため、追い風時はフライングが発生しやすくなります。
スタートがばらつきやすくなるため、
スタートが上手い選手を軸に考えるのも手
です!
また、狙い目なのがスタートが上手い選手の右隣にいる艇。
スタート巧者の選手がスタートを決めてまくりを狙った際に、
追い風でターンが流れてがっつり空いた差し場に右隣の艇がまくり差し一閃!
なんて展開がよくあります。
これで何度万舟をゲットしたことか・・・。
的中した際のオッズは高いですが、穴狙いで不的中もよくあるのでご利用は計画的に。w
追い風はターンも難しい
追い風でボートが押されると、ターンマークを外しやすくなります。
そんな環境でもターンを決めるには、しっかりレバーを緩めてボートを減速させることが重要です。
ただし、その減速したタイミングを狙って他艇は抜かしにきます。
減速が必要な1号艇は「追い風で非常に不利な状況」
になります。
対して
ダッシュ勢はチャンス到来!
レバーを握ってまくりを狙えます。
向かい風の特徴!アウト勢の一発など荒れた展開も目立つ難しい風
向かい風時は風の抵抗力により、とにかく艇が加速しづらくなります。
助走距離の短いスロー勢は加速が足りない状態で第1ターンマークを迎える
こともあるくらいです。
また、向かい風時に前づけが発生し、
進入が深くなった場合はさらに厳しい戦い
となります。
助走距離が大幅に不足してしまい、全速力でのスタートはほぼできません!
アウト勢がまくりを決めて高配当演出なんてこともよくあるため、
穴党にはオススメ
の条件かもしれません。
向かい風はターンがしやすい
1Mのターンに関しては、風の影響で艇が向きやすい状態になります。
レバーを握っても鋭く旋回することが可能
です。
ただし、
大きく減速する差しの艇(2,3号艇)は不利
な状況。
アウトコースに叩かれるケースが散見されます。
1号艇はそこまで不利ではありませんが、基本的には
ダッシュ勢(4、5、6号艇)が有利になる風向き
です。
荒れるレースは向かい風に多い
向かい風はスタートが1番ばらつきやすいです。
競艇のスタートは、空中線や標識でタイミングを取りながら進みます。
向かい風ではボートが後ろに押されるので、前のめりのスタートが必要!
フライング持ちの選手はかなり抵抗があり、なかなか良いスタートが切れない
といいます。
そして、向かい風はモーター差が出やすいです。
他艇が追い風で加速できない中、モーターが出ている選手は一人伸びていきます。
ダッシュに好モーターがいたら一撃のチャンス
です。
言葉は浅いんですが、とりあえず向かい風の深インだけは注意してください。
人生も競艇も、
向かい風のときこそチャンスが転がっている
ということですね!
本当にチャンスが転がっていますので。
左横風の特徴!イン有利だが強くなればまくりが目立つように
続いては
左から吹く横風
の特徴です。
左横風が吹いている場合、レーサーは真っ直ぐ走るために直線でもハンドルを左に切った状態で走行するそうです。
第1ターンマークでは風が膨らむのを押さえてくれるため、ターンが流れにくく小回り旋回がしやすくなります!
そのため、
インコースの選手がターンしやすく、イン逃げ展開も目立つ
という特徴があります。
全速まくりが流れないためまくりも決まる
左横風が強くなると、 ターン時に風という天然のブレーキが味方してくれることもあり、まくりが流れにくくなりよく決まる ようになります。
とくにセンターコースのまくりが決まりやすく、スジである 「3-4」や「4-5」が狙い目 となります!
右横風の特徴!ターンで流れれば差しがよく決まる
最後に紹介するのが
右横風
。
右横風が弱い場合はあまり気にする必要はありませんが、風速が3mを超えるときは要注意です!
ターンがかなり外側に流れるようになるため、差し場が空く
展開が目立つようになります。
差し、まくり差しがよく決まる
ようになるため、さまざまな艇の活躍が見込めます。
1コースの選手を2,3着の軸にしたいところですが、ターンの際にバタつきながら流れていくと舟券外になることも多く、しっかり展示航走をみて判断したいところです。
強風などで水面が荒れている場合は「安定板」が装着される
競艇では転覆、落水がつきものです。
とくに強風などで水面が荒れている場合は、多くの事故が発生します!
選手の安全性を考慮し、
強い風が吹いていたり水面が荒れている場合
は、艇に
「安定板」
という部品を装着してレースに挑むこととなります。
安定板はその名の通り、艇を安定させて転覆を防ぐことが目的の1枚の鉄板です。
「こんなほっそい鉄板で変わる?」というくらい見た目は細々としていますw
しかし
効果は絶大で、艇はバタつきが減り、転覆を減らしてくれます
。
安定板着用時はイン逃げ率上昇!
水面が荒れている、強風が吹いているときに着用される安定板ですが、
安定板着用時は艇の伸びが弱くなりまくりが決まりにくくなるため、インコースが非常に有利
になります。
「風が強いから穴狙い!」と安定板の三文字に気づかず舟券を買いまくっていると、収支は大変なことになるでしょう・・・。
ちなみに 安定板が着用されているかどうかは、出走表やアナウンスから確認 することができます。
【まとめ】風は競艇予想において重要なファクター!確認は必須
今回は風の影響について見てきました。
- 風向きと風量により展開は大きく変化する
- 追い風は基本イン有利、強くなると差しやまくり差しも増える
- 向かい風はアウト有利になりやすく、荒れた展開も多い
- 左横風は基本イン有利だが、強くなればまくりが決まる
- 右横風はターンが流れるため差しが決まりやすい
- 安定板着用時はイン逃げが増加
上記の6項目を頭に入れておきましょう!
競艇初心者のかたはトイレの正面にでも貼っておいてください。
競艇予想のセオリー通りですと
「追い風はイン有利、向かい風はイン不利」
となります。
ただしそれは風速5m以下の話。
風速が5m以上ですと、イン勝率が下がり高配当のチャンス!
今回お伝えしたことを踏まえて予想にお役立てください。
万舟はまさに「風来坊」です。
チャンスはふとした瞬間に訪れます。
その
チャンスを掴むためには、風を知ることが大切
でしょう!