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風向きから考える競艇予想!風速、風向き(追い風、向かい風、横風)、風の影響

風向きから考える競艇予想!風速、風向き(追い風、向かい風、横風)、風の影響

競艇予想において風の影響は絶大です。

基本的に風速5m以上になるとインが不利になると考えてください。
競艇場によってはイン勝率が10%低下する場もあります。

そして風向き(追い風、向かい風、横風)ごとに予想を変えることも重要です。
今回はボートレースの風について「風速、風向き、影響」などお伝えします。

競艇はなぜ風の影響を受けるのか

競艇はなぜ風の影響を受けるのか
競艇はなぜ風の影響を受けるのか

競艇は風速5m以上ですと、どんな風向きでもレースに影響が出ます。
例えば車の場合、風速5mでは何も感じないと思います。

対して、ボートレースは艇が水面を走る形状に特化!
船底と水面の接着面積が少なく、水の抵抗をあまり受けません
そのため、競艇のボートは非常に流されやすい性質があります。

また、水面自体も風によって波が発生。
ボートは「風と波」両方の影響を受けやすいです。

ボートレーサーは初めてボートに乗ったとき、風が与える影響に驚くそうです。

風向きによって競艇予想は大きく変わる

風向きによって競艇予想は大きく変わる
風向きによって競艇予想は大きく変わる

ボートレースは風向きによって水面状態が大きく変化
そのため、それぞれの風向きについて理解する必要があります。

今回は「追い風、向かい風、左横風、右横風」の4方向を紹介します。
※風速5m以上の場合についてお伝えします

風は自然なものなので、当然4方向以外にも向きがあります。
ですが、この4つを理解すれば大体の風向きに対応可能です!

ちなみに各風向きは「スタート時の艇に対する風」となります。
ホーム側から見たら「左→右」に対する風ですね。

追い風の特徴、スタートが難しい

追い風はスタートが難しい
追い風はスタートが難しい

追い風の時、注意したいのはスタート位置です。
待機行動中、早くホーム側に回るのは危険!
ボートがスタートラインに向かって流されます
そのため、スタート位置をぴったり合わせる工夫が必要。
選手はバック側で上手く時間を稼ぎます。

また、追い風がボートを押すので、いつも以上にスピードが出ます
トップスピードへの到達時間が早く、スタート自体も困難に。

そのため、スタートが苦手な選手がドカへこみすることも珍しくありません。

追い風はターンも難しい

追い風でボートが押されると、ターンマークを外しやすくなります
そんな環境でもターンを決めるには、しっかりレバーを緩めてボートを減速させることが重要です。

ただし、その減速したタイミングを狙って他艇は抜かしにきます。
減速が必要な1号艇は「追い風で非常に不利な状況」になります。

対してダッシュ勢はチャンス到来!
レバーを握ってまくりを狙えます。

向かい風の特徴、アウトコースが有利

向かい風はアウトコースが有利
向かい風はアウトコースが有利

向かい風の影響でスタートの加速が弱くなります。
スロー勢は助走距離が短いので、スピードに乗らないことがしばしば。
さらに前づけで侵入が深くなった場合は悲惨です。

助走距離が大幅に不足してしまい、全速力でのスタートが難しくなります

また、向かい風はスタート自体も難しいです。
ダッシュ、スローとも共通ですが、スタートでレバーを放ると思いっきり減速してしまいます。
少し前のめりのスタートを切る必要があります。

向かい風はターンがしやすい

1Mのターンに関しては、風の影響で艇が向きやすい状態になります。
レバーを握っても鋭く旋回することが可能です。

ただし、大きく減速する差しの艇(2、4、6号艇)は不利な状況
アウトコースに叩かれるケースが散見されます。

1号艇はそこまで不利ではありませんが、基本的にはダッシュ勢(4、5、6号艇)が有利になる風向きです。

荒れるレースは向かい風に多い

向かい風はスタートが1番ばらつきやすいです。
競艇のスタートは、空中線や標識でタイミングを取りながら進みます。

向かい風ではボートが後ろに押されるので、前のめりのスタートが必要!
フライング持ちの選手はかなり抵抗があると思います。

そして、向かい風はモーター差が出やすいです。

他艇が追い風で加速できない中、モーターが出ている選手は一人伸びていきます。
ダッシュに好モーターがいたら一撃のチャンスです。

左横風の特徴、ターンがしやすい

左横風もボートに与える影響は大!
そのまま走らせるとボートは風に流されてしまいます。
そのため、レーサーはハンドルを常に風上に切った状態で走行します(左横風の場合は左に切ります)

1Mでは風が艇を押してくれるので、流れにくくなりターンがしやすいです。
インにとって有利な風となります。

また、直線で多少ハンドルを切っている状態なので、ターンでのブレーキが強力に!
そのため、差しが決まりやすくなります。

左横風はスロー勢に有利な風向きです。

右横風の特徴、各競艇場のデータが必須

右横風は非常に特殊です。
ほとんどの競艇場は右側に大きなスタンドがあります。
そのため、選手が右横風を感じることはありません。

ただし、競艇場によってはスタンドに当たった風が巻いてきて、追い風や向かい風に変化します。
右横風の影響については各競艇場によって様々

例えば、下関競艇場の右横風ならイン勝率は10%近く低下します。
対して、若松競艇場の右横風ならイン勝率は7%近く上昇します。

右横風の場合、競艇場ごとの特徴を把握する必要があります。
よって予想の難易度は高めですね。

基本的に横風が5m以上ですとインが弱くなると考えてください。
さらに詳しく予想するためには各競艇場のデータが必須となります。

まとめ:競艇予想で風の影響は無視できない

今回は風の影響について見てきました。

  • なぜ風の影響を受けるのか
  • 風向きによって競艇予想は大きく変わる
  • 追い風の特徴、スタートが難しい
  • 向かい風の特徴、アウトコースが有利
  • 左横風の特徴、ターンがしやすい
  • 右横風の特徴、各競艇場のデータが必須

競艇予想のセオリー通りですと「追い風はイン有利、向かい風はイン不利」となります。
ただしそれは風速5m以下の話。
風速が5m以上ですと、イン勝率が下がり高配当のチャンス!
今回をお伝えしたことを踏まえて予想にお役立てください。