競艇(ボートレース)のグレードとは6つの格付けのこと
SG(スペシャルグレード)

SG(スペシャルグレード)
は
競艇の最高グレードで、全国のトップ選手のみが出場できる特別なレース
です。
出場条件は厳しく、出場するだけでも高い実力が証明されます。
レースの特徴
SGレースは 年間9回 しか開催されないため、競艇ファンにとっても注目度が高い特別なイベントです。
賞金額
SGの優勝賞金は非常に高額で、特に年末に行われる
グランプリ(賞金王決定戦)では優勝賞金が1億円以上に設定されることもあります
。
その他のSGレースでも
3,600万円以上
(グランプリシリーズ戦は2,000万円)の賞金が与えられるため、トップ選手にとっても大きな目標となっています。
開催スケジュール
年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。
- 3月:ボートレースクラシック(鳳凰賞・総理大臣杯)
- 5月:ボートレースオールスター(笹川賞)
- 6月:グランドチャンピオン
- 7月:オーシャンカップ
- 8月:ボートレースメモリアル(モーターボート記念)
- 10月:ボートレースダービー(全日本選手権)
- 11月:チャレンジカップ
- 12月:グランプリシリーズ
- 12月:グランプリ(賞金王決定戦)
PG1(プレミアムグレードワン)

PG1(プレミアムグレードワン)
は
SGに次ぐグレード
です。
元々は一つ下のグレードのG1に分類されていたレースですが、2014年度から他のG1より格上になり、さらにグレードが分けられました。
レースの特徴
PG1レースでは 性別や年齢によって出場資格が限られる こともあり、各カテゴリーの代表が競う形が特徴です。
賞金額
PG1の優勝賞金は 1,200万円以上 で、SGに次ぐ高額賞金です。特に、SG出場を目指す選手にとっては、PG1での活躍がキャリアアップの重要なステップとなります。
開催スケジュール
年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。
- 1月:BBC(ボートレースバトルチャンピオン)トーナメント
- 2月:スピードクイーンメモリアル ※2025年より開催
- 4月:マスターズチャンピオン(名人戦)
- 8月:レディースチャンピオン(女子王座決定戦)
- 9月:ヤングダービー
- 12月:クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)
G1(グレードワン)

G1(グレードワン)は、全国の競艇場で行われる大規模なレースで、SG・PG1に続くレベルの高い競走です。 出場には一定の成績を持つ選手が対象となり、経験と実績が求められます。
レースの特徴
G1は競艇ファンにとって馴染み深く、SGとPG1とは違いほぼ毎月開催されるため、観戦できる機会が多い点も魅力です。
賞金額
G1レースの優勝賞金は
1,000万円前後
で、トップを目指す選手にとってはやりがいのある賞金額です。
上位グレードのSGやPG1を目指す若手や中堅選手の登竜門的な役割も果たしています。
開催スケジュール
年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。
- 2月:地区選手権(各地区ごとに開催)
- 10月:高松宮記念特別(住之江競艇場で開催)
- 不定期:周年記念競走(全国24箇所の各競艇場で年1回ずつ開催)
- 不定期:ダイヤモンドカップ(競艇場のリニューアルを記念して開催)
G2(グレードツー)
レースの特徴
PG1やG1への足掛かりとしても重要な位置づけにあり、若手や中堅選手の活躍が期待されます。
賞金額
G2の優勝賞金は 500万円前後 で、競艇選手にとっては重要な収入源であり、上位グレードに上がるための実績作りにもなります。
開催スケジュール
年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。
- 2月頃:レディースオールスター
- 7月:全国ボートレース甲子園
- 11月:レディースチャレンジカップ
- 不定期:モーターボート大賞(年度内に周年記念を除くG1以上のレースがない競艇場で開催)
- 不定期:モーターボート誕生祭(大村競艇場で開催)
- 不定期:秩父宮妃記念杯(びわこ競艇場で開催)
G3(グレードスリー)
レースの特徴
G3は新鋭選手や若手選手が中心となり、フレッシュなレースが展開されます。
賞金額
G3の優勝賞金は 100万円前後 で、選手にとっては重要な収入の一部です。また、新人や若手選手が経験を積むための場としても機能しています。
開催スケジュール
年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。
- 6月:イースタンヤング・ウエスタンヤング ※PG1ヤングダービーのトライアル
- 不定期:オールレディース(各競艇場で年度1回ずつ開催)
- 不定期:マスターズリーグ(年間10戦)
- 不定期:企業杯(おおよそ各競艇場で年度1回ずつ開催)