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競艇(ボートレース)のグレードとは?各レースの賞金や開催スケジュールなどをわかりやすく紹介!

競艇(ボートレース)のグレードとは?各レースの賞金や開催スケジュールなどをわかりやすく紹介!

競艇(ボートレース)には「グレード」という格付けがあるのをご存じでしょうか。
このグレードにより、レースの規模や賞金額、出場条件などが異なり、より競艇観戦を楽しむポイントにもなっています。

本記事では各グレードの賞金やスケジュールなどについて、初心者の方でも分かりやすいように紹介します。それぞれの特徴を知ることでグレードごとに異なった楽しみ方ができるので、ぜひ読んでみてください。

競艇(ボートレース)のグレードとは6つの格付けのこと

グレードとは6つの格付けのこと
グレードとは6つの格付けのこと

競艇(ボートレース)には、レースの格付けや賞金額に影響する「グレード」という格付けが設定されています

グレードは次のように 6つ に分かれており、賞金やレースの規模、注目度、出場条件などが異なるのが特徴です。

  • SG
  • PG1
  • G1
  • G2
  • G3
  • 一般戦

ここでは、それぞれのグレードの特徴や賞金額、開催スケジュールについて上のグレードから順に紹介します。

SG(スペシャルグレード)

競艇で最もグレードの高い「SG」
競艇で最もグレードの高い「SG」

SG(スペシャルグレード) 競艇の最高グレードで、全国のトップ選手のみが出場できる特別なレース です。
出場条件は厳しく、出場するだけでも高い実力が証明されます。

レースの特徴

SGレースは 年間9回 しか開催されないため、競艇ファンにとっても注目度が高い特別なイベントです。

賞金額

SGの優勝賞金は非常に高額で、特に年末に行われる グランプリ(賞金王決定戦)では優勝賞金が1億円以上に設定されることもあります
その他のSGレースでも 3,600万円以上 (グランプリシリーズ戦は2,000万円)の賞金が与えられるため、トップ選手にとっても大きな目標となっています。

開催スケジュール

年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。

  • 3月:ボートレースクラシック(鳳凰賞・総理大臣杯)
  • 5月:ボートレースオールスター(笹川賞)
  • 6月:グランドチャンピオン
  • 7月:オーシャンカップ
  • 8月:ボートレースメモリアル(モーターボート記念)
  • 10月:ボートレースダービー(全日本選手権)
  • 11月:チャレンジカップ
  • 12月:グランプリシリーズ
  • 12月:グランプリ(賞金王決定戦)

PG1(プレミアムグレードワン)

SGに次ぐグレードの「PG1」
SGに次ぐグレードの「PG1」

PG1(プレミアムグレードワン) SGに次ぐグレード です。
元々は一つ下のグレードのG1に分類されていたレースですが、2014年度から他のG1より格上になり、さらにグレードが分けられました。

レースの特徴

PG1レースでは 性別や年齢によって出場資格が限られる こともあり、各カテゴリーの代表が競う形が特徴です。

賞金額

PG1の優勝賞金は 1,200万円以上 で、SGに次ぐ高額賞金です。特に、SG出場を目指す選手にとっては、PG1での活躍がキャリアアップの重要なステップとなります。

開催スケジュール

年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。

  • 1月:BBC(ボートレースバトルチャンピオン)トーナメント
  • 2月:スピードクイーンメモリアル ※2025年より開催
  • 4月:マスターズチャンピオン(名人戦)
  • 8月:レディースチャンピオン(女子王座決定戦)
  • 9月:ヤングダービー
  • 12月:クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)

G1(グレードワン)

開催数も多い大規模なレースの「G1」
開催数も多い大規模なレースの「G1」

G1(グレードワン)は、全国の競艇場で行われる大規模なレースで、SG・PG1に続くレベルの高い競走です。 出場には一定の成績を持つ選手が対象となり、経験と実績が求められます。

レースの特徴

G1は競艇ファンにとって馴染み深く、SGとPG1とは違いほぼ毎月開催されるため、観戦できる機会が多い点も魅力です。

賞金額

G1レースの優勝賞金は 1,000万円前後 で、トップを目指す選手にとってはやりがいのある賞金額です。
上位グレードのSGやPG1を目指す若手や中堅選手の登竜門的な役割も果たしています。

開催スケジュール

年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。

  • 2月:地区選手権(各地区ごとに開催)
  • 10月:高松宮記念特別(住之江競艇場で開催)
  • 不定期:周年記念競走(全国24箇所の各競艇場で年1回ずつ開催)
  • 不定期:ダイヤモンドカップ(競艇場のリニューアルを記念して開催)

G2(グレードツー)

実力派が集まる中規模大会の「G2」
実力派が集まる中規模大会の「G2」

G2(グレードツー) はG1よりもやや規模が小さめのレースですが、 実力派選手が多く参加する中規模レース です。

レースの特徴

PG1やG1への足掛かりとしても重要な位置づけにあり、若手や中堅選手の活躍が期待されます。

賞金額

G2の優勝賞金は 500万円前後 で、競艇選手にとっては重要な収入源であり、上位グレードに上がるための実績作りにもなります。

開催スケジュール

年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。

  • 2月頃:レディースオールスター
  • 7月:全国ボートレース甲子園
  • 11月:レディースチャレンジカップ
  • 不定期:モーターボート大賞(年度内に周年記念を除くG1以上のレースがない競艇場で開催)
  • 不定期:モーターボート誕生祭(大村競艇場で開催)
  • 不定期:秩父宮妃記念杯(びわこ競艇場で開催)

G3(グレードスリー)

若手選手や女子選手が活躍する「G3」
若手選手や女子選手が活躍する「G3」

G3(グレードスリー) は、 各競艇場で頻繁に開催されるため、競艇ファンにとっても日常的に観戦しやすいグレード です。

レースの特徴

G3は新鋭選手や若手選手が中心となり、フレッシュなレースが展開されます。

賞金額

G3の優勝賞金は 100万円前後 で、選手にとっては重要な収入の一部です。また、新人や若手選手が経験を積むための場としても機能しています。

開催スケジュール

年間で行われるレースと開催時期は次の通りです。

  • 6月:イースタンヤング・ウエスタンヤング ※PG1ヤングダービーのトライアル
  • 不定期:オールレディース(各競艇場で年度1回ずつ開催)
  • 不定期:マスターズリーグ(年間10戦)
  • 不定期:企業杯(おおよそ各競艇場で年度1回ずつ開催)

一般戦(いっぱんせん)

毎日開催される最も身近な一般戦
毎日開催される最も身近な一般戦

一般戦(いっぱんせん) は、 出場資格が他のグレードに比べて柔軟で、幅広い実力の選手が集まります。

レースの特徴

各地の競艇場でほぼ毎日開催され、ファンにとっても身近なレース です。

賞金額

一般戦の優勝賞金は 80万円前後 で、他のグレードに比べると少額です。しかし、出場機会が多いため選手にとっても重要な収入源であり、技術を磨く場となっています。

開催スケジュール

一般戦は各地で年間を通じて開催されており、いつでも観戦を楽しめます。

まとめ:グレードの知識を深めさらに競艇を楽しみましょう

グレードの知識を深めれば競艇がもっと楽しくなる!
グレードの知識を深めれば競艇がもっと楽しくなる!

競艇の各グレードにはそれぞれの特徴と魅力があります。上位グレードのSGやPG1ではトップ選手の熱い戦いが見られ、G3や一般戦では若手選手の成長を応援する楽しさも味わえます。