雪のボートレースはイン勝率上昇!

レース全体で見た場合、雪以外のレースではインの勝率は約56%。
対して、雪のレースでは約61%です。
意外かもしれませんが、雪の日は約5%もイン勝率が上がっています。
もちろん競艇場によって変わります。
例えばボートレース鳴門では、通常時のイン勝率は約53%です。
対して(雨・雪)ですと約62%と約10%も上がっています!
この結果は、低い気温が原因と考えられます。
気温が下がればエンジンが出やすくなり、特に出足が大幅にパワーアップします。
そのため、スロー勢力が有利な展開へ!当然1枠の勝率は上がります。
ちなみに、雪が原因の視界不良も多少あります。
しかし、吹雪を除いてレースが中止されるほどの影響はないそうです。
悪天候時の勝率をボートレース大村で検証
ボートレース大村では、2月8日から「G1レース・九州地区選手権」が行われます。
時期的に雪が降るかもしれません!
大村競艇場の1着率(2020年度)をチェックしてみましょう。
コース別成績 (通常時)
コース | 勝率 |
---|---|
1コース | 65% |
2コース | 11% |
3コース | 8% |
4コース | 9% |
5コース | 4% |
6コース | 1% |
※数字は概算とお考えください。
コース別成績 (雨・雪)
コース | 勝率 |
---|---|
1コース | 59% |
2コース | 14% |
3コース | 9% |
4コース | 10% |
5コース | 4% |
6コース | 2% |
大村では悪天候時、1コースの勝率が6%も上がることがわかります。 やはりイン中心の予想が狙い目ですね。
雪の日は決まり手にも変化が!
雪ですと「まくり」や「まくり差し」が減少。
やはりスロー勢有利な展開や、視界不良が原因と考えられます。
外から攻める選手が減れば、内の選手は楽に走れますね。
決まり手の変化からも「雪の日はインが強くなる」といえます。
そのため、雪のレースではイン中心の本命レースが増えそうです。
その証拠に雪の日は平均配当が低くなります・・・ 大雪や強風の場合はレースが荒れそうですが、多少の雪ですと高配当は期待できませんね。
雪が降ってもレースは行われる・競艇が中止になるケースとは?

ボートレースは基本的に雨天決行です。
それは雪が降っても変わりません。
水上のモータースポーツである競艇は、先頭を走っているレーサー以外はびしょ濡れになります(特に第1ターンマーク)
そのため、多少の雨では中止になりません。
では、レースが中止になるのはどんな場合でしょうか?
それは強風(台風)や大雪、落雷などです。
競艇が中止になるケース「強風や台風」
競艇が中止になる場合に最も多いのが、台風や強風です。中止の目安としては、風速10メートルを超えると高確率で中止となります。
また、落雷時も中止、もしくは出走時間を調整しています。
競艇が中止になるケース「大雪」
多くのスポーツは雪が降ると除雪が必要なため、中止になります。
しかし、競艇は水上のスポーツ!雪が降っても積もりません、よってレースは開催されます。
ただし、大雪の場合は中止になるケースがあります。
目安としては、レーサーのヘルメットに雪が付着するほどの大雪です。
そうなると視界が極端に悪くなって危険です、中止になるのも肯けますね。
また、通常の降雪でも強風の場合の場合は中止になります。
こちらも視界不良が理由です。
実は過去に、水上が凍結して中止になったケースもあります。
これは非常に稀な例となります。
競艇が中止になるケース「機器の故障」
「強い濃霧や集中豪雨、落雷」などの影響で機器が故障した場合もレースは中止になります。
機器といっても「大時計」の故障がほとんどのようです。
大時計は非常用のバッテリーや、予備の時計盤が用意されているので少々の故障では対処できます。
それでも酷い悪天候の場合は、大時計の設置部分や外付けの機器が故障してしまうようです。
また、選手が大時計を視認できないほどの悪天候でも中止になります。
ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?
雪のレースで予想するには
ベテランの見分けかたですが、出走表の年齢に加えて「登録番号」もチェックしてください。
番号が若い程ベテランとなります。
そしてA1級選手は、天候に左右されないテクニックを持っています。
選手の階級も合わせて確認してください。
また、モーターですが悪天候時は性能が安定しません。
しかし、超抜モーターなど上位モーターは天候にあまり左右されません。
どの選手が上位モーターなのか、チェックが欠かせませんね。
まとめ:雪のレースはイン有利!深い予想が楽しめる
今回は雪のレースを中心に悪天候時の競艇についてみてきました。
- 雪のレースはインの勝率上昇!
- 雪が降ってもレースは行われる・競艇が中止になるケースとは
- ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?
- 雪のレースで予想!
悪天候の場合、フライングを気にして慎重になる選手が多くいます。
そのため、スタートミスが少ないアウトコースが有利!といった意見も存在します。
選手の実力差が少ない「SG・G1」では、アウトコース中心の予想もアリですね。
雪のレースでは、予想がさらに奥深くなって面白いです。ぜひ、今回の記事を参考に予想を楽しんでください。