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競艇は【大雪でも決行!】悪天候時は荒れるレースが多いのか?予想の特徴を検証

競艇は【大雪でも決行!】悪天候時は荒れるレースが多いのか?予想の特徴を検証

この時期、雪のレースが増えてきました。

先日行われた「G1戸田周年記念」でも、初日の9Rから雪が降り始めました。

それもモニター越しから分かるくらいの大雪です!

雪が降るとレースに影響を与えるのでしょうか?

実は雪の中でのボートレースは結構多めです。

昨年の12月からですと、雪のレースは全部で220レース以上もあります!

今回は雪のレースを中心に悪天候での競艇についてみていきます。

雪のボートレースはイン勝率上昇!

雪のレースはイン勝率上昇
雪のレースはイン勝率上昇

レース全体で見た場合、雪以外のレースではインの勝率は約56%

対して、雪のレースでは約61%です。

意外かもしれませんが、雪の日は約5%もイン勝率が上がっています。

もちろん競艇場によって変わります。

例えばボートレース鳴門では、通常時のイン勝率は約53%です。

対して(雨・雪)ですと約62%と約10%も上がっています!

この結果は、低い気温が原因と考えられます。

気温が下がればエンジンが出やすくなり、特に出足が大幅にパワーアップします。

そのため、スロー勢力が有利な展開へ!当然1枠の勝率は上がります。

ちなみに、雪が原因の視界不良も多少あります。

しかし、吹雪を除いてレースが中止されるほどの影響はないそうです。

悪天候時の勝率をボートレース大村で検証

ボートレース大村では、2月8日から「G1レース・九州地区選手権」が行われます。

時期的に雪が降るかもしれません!

大村競艇場の1着率(2020年度)をチェックしてみましょう。

コース別成績 (通常時)

コース勝率
1コース65%
2コース11%
3コース8%
4コース9%
5コース4%
6コース1%

※数字は概算とお考えください。

コース別成績 (雨・雪)

コース勝率
1コース59%
2コース14%
3コース9%
4コース10%
5コース4%
6コース2%

大村では悪天候時、1コースの勝率が6%も上がることがわかります。 やはりイン中心の予想が狙い目ですね。

雪の日は決まり手にも変化が!

雪ですと「まくり」や「まくり差し」が減少

やはりスロー勢有利な展開や、視界不良が原因と考えられます。

外から攻める選手が減れば、内の選手は楽に走れますね。

決まり手の変化からも「雪の日はインが強くなる」といえます。

そのため、雪のレースではイン中心の本命レースが増えそうです。

その証拠に雪の日は平均配当が低くなります・・・ 大雪や強風の場合はレースが荒れそうですが、多少の雪ですと高配当は期待できませんね。

雪が降ってもレースは行われる・競艇が中止になるケースとは?

競艇が中止になるケースとは
競艇が中止になるケースとは

ボートレースは基本的に雨天決行です。

それは雪が降っても変わりません。

水上のモータースポーツである競艇は、先頭を走っているレーサー以外はびしょ濡れになります(特に第1ターンマーク)

そのため、多少の雨では中止になりません。

では、レースが中止になるのはどんな場合でしょうか?

それは強風(台風)や大雪、落雷などです。

競艇が中止になるケース「強風や台風」

競艇が中止になる場合に最も多いのが、台風や強風です。

中止の目安としては、風速10メートルを超えると高確率で中止となります。

また、落雷時も中止、もしくは出走時間を調整しています。

競艇が中止になるケース「大雪」

多くのスポーツは雪が降ると除雪が必要なため、中止になります。

しかし、競艇は水上のスポーツ!雪が降っても積もりません、よってレースは開催されます。

ただし、大雪の場合は中止になるケースがあります。

目安としては、レーサーのヘルメットに雪が付着するほどの大雪です。

そうなると視界が極端に悪くなって危険です、中止になるのも肯けますね。

また、通常の降雪でも強風の場合の場合は中止になります。

こちらも視界不良が理由です。

実は過去に、水上が凍結して中止になったケースもあります。

これは非常に稀な例となります。

競艇が中止になるケース「機器の故障」

「強い濃霧や集中豪雨、落雷」などの影響で機器が故障した場合もレースは中止になります。

機器といっても「大時計」の故障がほとんどのようです。

大時計は非常用のバッテリーや、予備の時計盤が用意されているので少々の故障では対処できます。

それでも酷い悪天候の場合は、大時計の設置部分や外付けの機器が故障してしまうようです。

また、選手が大時計を視認できないほどの悪天候でも中止になります。

ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?

ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?
ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?

選手にとって、雪の日は本当に走りにくいのでしょうか?

選手のコメントを調べてみると、意外なことがわかりました。

実は「雪は雨と同じ」といった意見があります。

気温や湿度、気圧が雨の日と異なり、モーター調整が難しくなる点は間違いないようです。

ただし「雪の日が特別難しい」ことは無いようです。

しかも「多少の雪なら水面が静かになるからむしろ楽」といった声もあります。

そして、コメントで多かったのが「雪より風の方がはるかに気になる」です。

やはり風がレースに与える影響は、他と比べて別格のようですね。

雪のレースで予想するには

雪のレースで予想
雪のレースで予想

雪のレースで予想を当てるのはかなり難しいと言われています。

注目すべきは「選手の経験」「モーターの良し悪し」です。

悪天候時では、ベテラン若手で経験の差が大きく影響を与えます。

ベテランの見分けかたですが、出走表の年齢に加えて「登録番号」もチェックしてください。

番号が若い程ベテランとなります。

そしてA1級選手は、天候に左右されないテクニックを持っています。

選手の階級も合わせて確認してください。

また、モーターですが悪天候時は性能が安定しません。

しかし、超抜モーターなど上位モーターは天候にあまり左右されません

どの選手が上位モーターなのか、チェックが欠かせませんね。

まとめ:雪のレースはイン有利!深い予想が楽しめる

今回は雪のレースを中心に悪天候時の競艇についてみてきました。

  • 雪のレースはインの勝率上昇!
  • 雪が降ってもレースは行われる・競艇が中止になるケースとは
  • ボートレーサーにとって雪は雨と同じ?
  • 雪のレースで予想!

悪天候の場合、フライングを気にして慎重になる選手が多くいます。

そのため、スタートミスが少ないアウトコースが有利!といった意見も存在します。

選手の実力差が少ない「SG・G1」では、アウトコース中心の予想もアリですね。

雪のレースでは、予想がさらに奥深くなって面白いです。ぜひ、今回の記事を参考に予想を楽しんでください。