合成オッズとは・計算式を使って競艇、競馬、競輪に活用！自動計算も紹介

合成オッズとは「複数の舟券を購入した際、どれが的中しても均等な払戻金」にする方法です。

例えば10通りの舟券を購入します。
それぞれのオッズは当然バラバラ。
それらを1つの舟券のように置き換える方法です。

よって、どの舟券が的中しても払戻金は一定になります。
そして合成オッズを成立させる条件は「各舟券の購入金額を調整」するだけ。

例として3つの舟券を買ってみます。

（例）○○レースの購入金額合計は10000円
買い目は3点

• A舟券のオッズは8倍
• B舟券のオッズは15倍
• C舟券のオッズは30倍

この場合の合成オッズは「4.44倍」です。
※計算方法は後ほど説明。

すると資金配分（購入金額）は以下の通り。

どれが的中しても払戻金は44000円前後、そして10000円以上なのでトリガミは絶対に起きませんね。

合成オッズはトリガミを防ぐことが目的

合成オッズを使えばトリガミは絶対に起こりません。
何通りの舟券を購入しても、1つずつトリガミにならないかチェックする必要も無し。

合成オッズを使えば「自動的にトリガミが防げる」と考えて問題ありません。

合成オッズの計算式は以下の通りです。
1÷(1÷オッズA + 1÷オッズB + 1÷オッズC)
手順は2つです。

• 手順1：1を各オッズで割って全て足す
• 手順2：1を「手順1」で割る

まずは「手順1」、 1を各オッズで割って全て足します。

次の例で考えてみましょう。

（例）○○レースの舟券購入金額は10000円
買い目は3点

• A舟券のオッズは10倍（1÷10＝0.1）
• B舟券のオッズは15倍（1÷15＝0.06）
• C舟券のオッズは30倍（1÷30＝0.03）

それらを全て足します。
(0.1+0.06+0.03)=0.19

続いて「手順2」に移ります。
1を合計の0.19で割ります。
1÷(0.19)＝5.26
合成オッズは5.26倍となりました。

どの舟券の払戻金も52600円前後になればOKです。

よって各舟券の購入額は以下の通り。

※理想は払戻金52600円ですが、各舟券の払戻金を均等にするため若干の誤差がでます。

それでは実際のレースで合成オッズを活用してみましょう。

具体的な活用方法の紹介です。
選んだレースは4月24日下関競艇マスターズチャンピオンの9R。

レーサーは以下の通りです。

• 原田幸哉
• 瓜生正義
• 松井繁
• 金子龍介
• 今垣光太郎
• 丸尾義孝

買い目は以下の3点に絞りました。

• 1-2-3（オッズ4.5倍）
• 1-4-3（オッズ22.4倍）
• 4-5-1（オッズ173.2倍）

舟券購入金額は30000円にします。
それでは合成オッズの計算式に当てはめます。

1÷(1÷4.5 + 1÷22.4 + 1÷173.2)=3.77
よって合成オッズは「3.77倍」それぞれの資金配分は以下の通りです。

どの買い目も合計購入金額の30000円を超えているのでトリガミはありません。
このように均等な払戻金額になるので、安心してボートレースを楽しむことができます。

自信のある舟券は簡単に増資できる

合成オッズを活用すれば「自信のある舟券を増資」して、反対に「抑えの舟券は減らす（減資）」することも簡単に可能です。

先の例で説明します。
1-4-3の舟券は自信があるので、1600円から2000円へ増資。
1-2-3の舟券は抑えなので、8100円から7700円へ減資。

このように柔軟に分配金額を変更できて、しかもトリガミは発生しません。

合成オッズの計算方法は意外と単純です。
しかし、毎回のレースで計算するのは大変ですね。

そこで便利なサイトを紹介します。
それは「nasu-toma7」というサイトです。
いくつか種類がありますがオリジナル版がおすすめです。

使い方は非常にシンプルです。

• 投資額を入力
• 1番から順にオッズを入力（対象にチェック）

たったこれだけ、もちろんスマホからも使えます。

実は合成オッズの自動計算ができるサイトは沢山あります。
それは「アプリ、ソフト、エクセル計算、ツール」など様々。
ご自身に合った方法を探してみてください。

今回は合成オッズについて詳しく紹介しました。

• 合成オッズとは
• 合成オッズの計算式
• 競艇（ボートレース）で合成オッズを実践
• 合成オッズはこのサイトを使えば一発

合成オッズを活用すればトリガミは絶対に起きません。
さらに自信のある舟券は厚めに予想することも可能です。
合成オッズは、ボートレースを楽しむ上で必須要素と言っていいでしょう。