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八百長ボートレーサー「西川昌希被告」衝撃告白!「他にも八百長選手はいる!」

八百長ボートレーサー「西川昌希被告」衝撃告白!「他にも八百長選手はいる!」

八百長の元ボートレーサー西川昌希(にしかわまさき)被告(30)が衝撃告白です!
なんと「競艇で八百長を行っている選手が他にもいる」とのこと。
事の発端は先日発売された、西川氏の告白本です。
今回は、告白本と西川氏のインタビューから「八百長事件」を改めて考えてみました。

八百長!西川昌希被告インタビューに応じる

八百長の元ボートレーサー西川昌希被告
八百長の元ボートレーサー西川昌希被告

八百長の元ボートレーサー西川昌希被告(30)がインタビューで衝撃のコメントをしました。

「ボート界には今も八百長が存在します。俺の不正にも共犯者がいたし、誰が、いつ、どのレースで八百長をしたかも、具体的に証言できます」

※週刊ポスト2020年11月20日号より

これは驚きました!もし本当なら競艇業界の一大事です。

とはいえ、八百長に手を染めた上、これから収監される西川被告の言うことです。

いまいち信用できません。

実際のところどうなのでしょうか?

西川被告の告白本(暴露本)緊急発売!内容はどうなの?

今回のニュースが話題になった原因に「本の出版」があります。

西川被告は判決直前に告白本(暴露本)を書き上げていました。

収監前に本を書いてしまうなんて、よほど伝えたいことがあったのでしょう。

発売は11月2日、本のタイトルは『競艇と暴力団「八百長レーサー」の告白』です。

3年半にわたる八百長の手口を事細かく綴っています。

「俺は証拠も持っている」西川氏はなんでも暴露!

著書の中で、自身の衝撃的な生い立ちも明らかにしました。

なんと「ヤクザの家庭で育った」とのこと!ビックリですね。

西川氏は幼い頃に両親が離婚。

親戚の家で育てられることになりました。

その親戚が暴力団の幹部だったのです。

具体的には、六代目山口組組長・司忍の出身組織「弘道会」傘下の暴力団の幹部です。

ちなみに親戚である幹部は、西川氏が中学3年の時、若頭殺害事件に関与したとして逮捕されました。

ヤクザの家庭で育ったとは驚きですね。

さて、その後どうなったのでしょうか。

高校に進学した西川氏、偶然知ったボートレーサー試験を受けて合格しました。

2009年にデビューしてから、順調にA1級に昇格しました。

しかし、偶然再会した「元暴力団員の親族男性」と八百長に手を染めることに合意したのです。

他人の事は言わない

告白文は基本的に西川氏自身のことが綴られており、インタビューではこんなことを言っています。

「今後も他人のことを話すつもりはありません。本当に自分の身を守れなくなった場合はその限りではないが、他人を売ることはできない。俺の本を読んでもらって、不正をやってもいいことがないとわかってもらえば、それでいいです」

自身の他にも不正を行っているボートレーサーがいると断定した上で、その人達の名前は公表しないようです。

今回の書籍は不正の全貌を明かすと共に、「競艇で八百長をやっても何も得をしない」と言った懺悔の書となっいます。

本の発売を受けて今後の競艇業界の動きに注目したいところです。

まずは経緯を確認・事件の概要まとめ

名古屋地検特捜部が突き止めた!
名古屋地検特捜部が突き止めた!

事件の発覚は2020年1月8日。

名古屋地検特捜部が以下の事実を突き止めました。

元ボートレーサー西川昌希被告(30)が「不正に順位を下げることで」舟券購入者に利益をもたらし、見返りに現金を受け取っていたのです。

その後、西川氏は逮捕、共謀の親族男性も逮捕されました。

判決が出たのは10月21日。

西川氏に対し、名古屋地裁は「懲役3年、追徴3725万円」の判決を言い渡しました。

八百長の手口は卑劣!

八百長の手口も紹介します。

競艇は「インコース」が圧倒的に有利!という点は皆様ご存知の通り。

西川氏はインコースである「1号艇」のレースで、故意に順位を下げました。

本命の1号艇が1着にならないので、高配当(万舟)になる可能性は圧倒的に高まります。

その点を考慮し、共犯の親族男性が「西川氏以外が勝つ舟券」を購入。

的中すれば、その払戻金を2人で分け合う手口です。

八百長は技術が必要!?

西川氏の手口は「インコースならわざと負ける」といった単純な話では無いようです。

八百長成功させるには、以下の内容把握が必須条件とのこと!

  • レーザーの実力
  • エンジン機力
  • レース場の特性
  • 当日の天候と水面コンディション
  • コース取り
  • 人間関係(選手Aを勝たせながら、選手Bを妨害し、自分は3着に入るなど)

西川氏曰く「強い選手でないと競艇の八百長は成立しません」とのこと。

1号艇で4着以下になれば怪しまれます。よって3着に留まる方が安全らしいです。

また、西川氏が1号艇でない時に1号艇を潰すなど、作戦は細かいようです。

また、こんな発言もしています。

「自分ほど複雑な手口ではないものの、八百長に手を染める人間は他にもいる」

実際のところは、まだ検証が必要ですが気になる発言ですね。

日本モーターボート競走会は猛反論!

日本モーターボート競走会は猛反論!
日本モーターボート競走会は猛反論!

日本モーターボート競走会の見解も見てみましょう。

「判決を大変重く受け止め、選手への指導強化など再発防止に全力で取り組む」と説明。

そして告白本については、 「全選手に聴取し、他に八百長はないと判断している。本には事実無根の内容が多々あり、法的措置を検討している」と反論!

西川氏と意見は真っ二つに分かれました。

まとめ

ボートレースの八百長だけでも大スキャンダルですが、判決が出た後に大きな動きがありました。

今回の暴露本の真相はまだ分かりませんが、全てが明らかになることを期待しています。

八百長が絶対に起きない競艇で予想を楽しみたいですね。