八百長!西川昌希被告インタビューに応じる
西川被告の告白本(暴露本)緊急発売!内容はどうなの?
発売は11月2日、本のタイトルは『競艇と暴力団「八百長レーサー」の告白』です。
3年半にわたる八百長の手口を事細かく綴っています。
「俺は証拠も持っている」西川氏はなんでも暴露!
著書の中で、自身の衝撃的な生い立ちも明らかにしました。
なんと「ヤクザの家庭で育った」とのこと!ビックリですね。
西川氏は幼い頃に両親が離婚。
親戚の家で育てられることになりました。
その親戚が暴力団の幹部だったのです。
具体的には、六代目山口組組長・司忍の出身組織「弘道会」傘下の暴力団の幹部です。
ちなみに親戚である幹部は、西川氏が中学3年の時、若頭殺害事件に関与したとして逮捕されました。
ヤクザの家庭で育ったとは驚きですね。
さて、その後どうなったのでしょうか。
高校に進学した西川氏、偶然知ったボートレーサー試験を受けて合格しました。
2009年にデビューしてから、順調にA1級に昇格しました。
しかし、偶然再会した「元暴力団員の親族男性」と八百長に手を染めることに合意したのです。
他人の事は言わない
告白文は基本的に西川氏自身のことが綴られており、インタビューではこんなことを言っています。
「今後も他人のことを話すつもりはありません。本当に自分の身を守れなくなった場合はその限りではないが、他人を売ることはできない。俺の本を読んでもらって、不正をやってもいいことがないとわかってもらえば、それでいいです」
自身の他にも不正を行っているボートレーサーがいると断定した上で、その人達の名前は公表しないようです。
今回の書籍は不正の全貌を明かすと共に、「競艇で八百長をやっても何も得をしない」と言った懺悔の書となっいます。
本の発売を受けて今後の競艇業界の動きに注目したいところです。
まずは経緯を確認・事件の概要まとめ

事件の発覚は2020年1月8日。
名古屋地検特捜部が以下の事実を突き止めました。
元ボートレーサー西川昌希被告(30)が「不正に順位を下げることで」舟券購入者に利益をもたらし、見返りに現金を受け取っていたのです。
その後、西川氏は逮捕、共謀の親族男性も逮捕されました。
判決が出たのは10月21日。
西川氏に対し、名古屋地裁は「懲役3年、追徴3725万円」の判決を言い渡しました。
八百長の手口は卑劣!
八百長の手口も紹介します。
競艇は「インコース」が圧倒的に有利!という点は皆様ご存知の通り。
西川氏はインコースである「1号艇」のレースで、故意に順位を下げました。
本命の1号艇が1着にならないので、高配当(万舟)になる可能性は圧倒的に高まります。
その点を考慮し、共犯の親族男性が「西川氏以外が勝つ舟券」を購入。
的中すれば、その払戻金を2人で分け合う手口です。
八百長は技術が必要!?
西川氏の手口は「インコースならわざと負ける」といった単純な話では無いようです。
八百長成功させるには、以下の内容把握が必須条件とのこと!
- レーザーの実力
- エンジン機力
- レース場の特性
- 当日の天候と水面コンディション
- コース取り
- 人間関係(選手Aを勝たせながら、選手Bを妨害し、自分は3着に入るなど)
西川氏曰く「強い選手でないと競艇の八百長は成立しません」とのこと。
1号艇で4着以下になれば怪しまれます。よって3着に留まる方が安全らしいです。
また、西川氏が1号艇でない時に1号艇を潰すなど、作戦は細かいようです。
また、こんな発言もしています。
「自分ほど複雑な手口ではないものの、八百長に手を染める人間は他にもいる」
実際のところは、まだ検証が必要ですが気になる発言ですね。
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まとめ
ボートレースの八百長だけでも大スキャンダルですが、判決が出た後に大きな動きがありました。
今回の暴露本の真相はまだ分かりませんが、全てが明らかになることを期待しています。
八百長が絶対に起きない競艇で予想を楽しみたいですね。