藤山翔太は今までの伸び型選手と何が違うのか!ペラ調整が異次元

従来の伸び型選手は、「ペラ調整とチルトをはねる」ことで伸び足を強化してきました。
しかし藤山翔太の場合、チルトは触らずペラ調整を徹底的に行います。
モーターを渡される前検日、藤山選手は1日中ペラを叩くそうです。
通常、ペラ調整は2時間くらいで終わります。
その後、レーサーは試運転をして乗り心地を確認します。
対して藤山翔太はひたすらペラを叩き続きます。
なんと前検日に試運転をしません、それよりもペラ!
そこまでペラ調整に時間をかける理由は「独特なペラ形状」を作るためです。
藤山選手のペラは、他の競艇選手から見たら並外れて異質!
通常のペラは「出足、行き足、伸び足」をバランスよく調整します。
対して藤山選手は「伸び足」に100%特化!
そのため、チルトをはねなくてもペラだけで異次元の伸びが出せるのです。
その分ペラ調整に時間がかかりますけどね。
藤山翔太は前づけもできる!100m起こしからまくる
藤山翔太は前付けも行う、新スタイルの伸び型レーサー。
驚異の伸び足は100m起こしからでもまくります。
藤山選手が展示で前付けに動いたら狙ってみてください。
とはいえ、100mなど深い起こしですとスタートを決める事が条件。
さらにモーターも重要になってきます。
スタートとモーターが良かったら、助走距離が少なくてもグングン伸びます!
深い起こしでも積極的に狙ってみてください。
藤山翔太の展示タイムは必見!コンマ1秒空けば買い
僕の場合、藤山選手が展示タイムでコンマ1秒空けば「確実にまくる!」と考えます。
もし、まくりが決まらなくても展開を作ることは間違いありません。
では、展示タイムから予想を考えてみましょう。
仮に藤山翔太が4号艇の場合です。
展示タイムで、1号艇との藤山選手との差が「0.6秒」しかなかったらどうでしょう。
実際のレースでは以下の流れが考えられます。
(4号艇が藤山翔太、1号艇との展示タイム差が0.6秒)
4がまくりに行きますが、1も伸び返します。
その結果、1マークで4が1に跳ね飛ばされて藤山選手は着外へ。
1号艇も少し流れるので差し場が開きます。
展開を逃さず、5がまくり差し!
突き差さって「5-1」「5-6」の隊形に。
といった展開です。
この例ですと「展示タイムの差がでなかったので、まくり切りは厳しい」という予想です。
でも展開は作ってくれるので、予想はしやすいです。
藤山翔太の弱点はスタート、ターン(出足、周り足)
元々スタートが上手い選手じゃなかった上に、特殊なペラなのでスタートが極ムズに!
藤山選手のスタートは非常にバラつきます。
では「スタートは運なのか」と聞かれると、ちゃんと対策があります。
見てほしいのは節間スタートです。
このバラツキが少なければ、スタートが決まりやすいです。
さらに藤山翔太は「日増しに調整を合わせてくる」といったレーサーです。
初日、2日目のスタートはバラバラでも、終盤は「コンマ1.0」を並べてきます。
「調整が合ってきたな」と思ったら勝負所ですよ。
藤山翔太の弱点・ターン、出足、周り足
藤山翔太は出足と周り足も弱点です。
トップを走れば抜かれることは無いのですが、道中での逆転は期待できません。
例えば、前節の若松競艇場(2月21日〜)の準優勝戦10Rがわかりやすい例です。
結果は80センチの差で競り勝って、藤山翔太は2着。
これで優勝戦進出を決めたのですが、道中は危なっかしいレースでした。
回り足が弱いので、直線でいかに伸ばして先マイするかがカギ!
相手がB級選手や新人選手なら抜かしますが、ターンが上手い選手とか、モーターが出てる選手だと分が悪いです。
実践・展示タイムから藤山翔太で競艇予想!若松競艇場
まず、見るべきは前検タイム!
※前検タイムとは:前検日(レース開催前日)に計測した展示タイム
藤山選手は、ほとんどの節で前検タイム1位です。
しかし今節はなんと9位、酷いモーターを引いた可能性があります。
これは危ない!初日は「見」が無難です。
前述した通り、藤山翔太は日増しに調整を合わせてくる選手です。
最初は全然伸びなくても、後半に爆伸び!といったパターンはよくあります。
そのため、僕は藤山選手を初日から買わない事が多め。
前検タイムが遅い場合はなおさらです。
藤山翔太で競艇予想・若松競艇場3日目10R
レースは3日目、徐々に調整が合ってきた藤山翔太! そろそろ一発決まりそうです。
若松競艇場3日目10Rの展示タイムを見てみましょう。
- 吉川元浩(6.76)
- 大野芳顕(6.69)
- 藤山翔大(6.59)
- 稲田浩二(6.72)
- 松本一毅(6.75)
- 笠雅雄(6.74)
※()は展示タイム
藤山翔大から見て内の選手(大野芳顕)との展示タイムがコンマ1秒空いています。
さらに1号艇とのタイム差はコンマ17秒も!
これは藤山の一撃か・・・と思った方、少々お待ちください。
藤山選手の、3日目時点でのモーターは中堅程度、さらにスタートは酷くばらついています。
そうなるとアタマ狙いは期待薄、しかし展開は作れます。
このレースでも、藤山翔太のまくりに期待します。
ただし、かまし狙いなのでターンが膨れると予想。
そこを外からのまくり差しが突き差ささります!
僕がよく狙うのは「藤山-外-外」、「外-藤山-外」の買い目。
外に上手い選手がいたら、まくり差しを決めてきます。
さて、いい位置に「まくり差し」を決めてくれそうな稲田浩二がいます。
僕だったら「3=4-56」、これは絶対勝負目です。
そして配当が付くので「3=5-46」も購入。
これらの買い目を詳しく解説すると。
藤山翔太のまくりが決まった場合は「3-4-56」「3-5-46」です。
そして、まくりが不発の場合は折り返しの「4-3-56」「5-3-46」ですね。
こういう買い方が藤山選手はできます!
藤山翔太の「まくりが決まった場合、不発の場合」の2パターンの予想がおすすめです。
(10Rの結果は4-3-6、藤山翔太は2着)
藤山翔太で競艇予想・若松競艇場優勝戦
もう1つ、優勝戦も見てみましょう。
- 馬場貴也(6.69)
- 稲田浩二(6.74)
- 上田龍星(6.67)
- 太田和美(6.68)
- 濱崎誠(6.71)
- 藤山翔大(6.69)
※()は展示タイム
このレース、藤山選手が6号艇。
「これは熱い」と思った方、実はこのレースは「見」が正解です。
まず、全員が上位級のモーター。
藤山翔太の展示タイムは全く目立ちません。
さらに内3艇に、スタートがバチバチに決まる選手が並びました。
藤山選手が勝つにはタッチスタートが絶対条件です。
なので、この優勝戦で「予想してほしい」って言われたら厳しいですね〜。
けど、まくり切ったらメチャクチャおいしいです、6アタマはフル万舟なので。
さて、勝負度は低いんですけど買うなら6アタマから買います。
買い目は「6-123-全」「6-全-123」です。
まくり切った後、内3艇の誰かが残るはず。
もし、1Mで残らなくても道中で抜かすと思いますよ。
なので藤山アタマで、内3艇を流す予想ですね。
6がパワフルにまくる姿を見たいんですけど、123のスタート力が半端じゃないので厳しい予想ですけど。
藤山選手のモーターはどう足掻いても伸びきらないので・・・
ちなみに、優勝メンバーは全員近畿地区なんです。
前回の琵琶湖G1、藤山翔太は1号艇だったのに稲田浩二にまくられましたよね。
今節はリベンジマッチになるわけです。
タッチスタートできるか・・・
まあ、来月SGボートレースクラシックが控えてますし、スタートは無理しないと思います。
(優勝戦の結果は1-2-3、藤山翔太は5着)
藤山翔太は予想しやすい、買いやすい
今回は藤山翔太の予想を展示タイムから考えてみました。
藤山選手は「差さない!」と自ら公言するほどのまくり屋!
非常に買いやすい選手です。
配当も付きますし、ファンは大喜びですね。
僕は藤山選手のレースを全部見ているので「1号艇が藤山選手の予想」など、色々面白い話があります。
藤山翔太攻略シリーズ第2弾もお楽しみに。