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競艇G2レース!SG、G1との違い、ボートレースのグレード制

競艇G2レース!SG、G1との違い、ボートレースのグレード制

6月10日の住之江G1周年は石野貴之が優勝。
今後、G1競争は8月までありません(8月にPG1レディースチャンピオン開催)

その代わり、6~8月にはG2レースが5回開催
それぞれモーターボート大賞(4節)と全国ボートレース甲子園です。

SGやG1に比べるとG2はマイナーなイメージですが、昔から根強い人気があります。
その理由は「波乱要素が多い」こと!
他のグレードレースに比べると傾向はかなり違います。

競艇G2レースはA2級が多い!穴予想で万舟を狙う

競艇G2レースはA2級が多い!
競艇G2レースはA2級が多い!

G2レース最大の特徴は「多くのA2級が出場する」ことです。
その割合はA1、A2で約半々。

実力差が生まれやすいので、波乱要素が多め。
それは数字を見ても明らかです。

G1のイン勝率は60%以上ですが、G2だと55%まで低下!
これは一般戦よりも低い数字です。

さらに、前半戦はより一層インが弱くなります

前半戦限定(1~6R)のG2イン勝率はなんと49%
理由は、多くのA2級に1号艇が回ってくるため。
外から攻めるA1級に沈められるわけです。

G2前半戦のイン逃げ失敗率は2回に1回以上
これは外から狙いたくなりますね。

対して、G2後半戦はA1級がインに陣取ります。
そのため、後半戦はイン逃げ中心!ガチガチレースが続きます。

穴で予想するなら前半戦、本命予想なら後半戦ということです。

また、G2特有の面白いデータも紹介します。
それは3コースまくりが決まりやすいこと。

G2は3コースまくり率が6%以上
これはかなり高い数字です(通常は4%ほど)
3コースに伸びる選手がいたら狙いたいですね。

ボートレースのG2は全6競走!A1級、A2級限定だがB級も出場可能?

ボートレースのG2は全6競走!
ボートレースのG2は全6競走!

ボートレースのG2は以下の6競走(6種類)です。

(G2の種類)

  • レディースオールスター(2月下旬)2017年新設
  • 秩父宮妃記念杯競走(3月ボートレースびわこ)
  • モーターボート誕生祭競走(5月ボートレース大村)
  • 全国ボートレース甲子園(7月)2019年新設
  • モーターボート大賞(6月、7月、8月)
  • レディースチャレンジカップ(11月)

6競走ですが、年間の開催は10回ほど。
モーターボート大賞など、複数回開催のレースがあります。

固定の競艇場が決まっているのは、「秩父宮妃記念杯競走(びわこ)」「モーターボート誕生祭競走(大村)」の2つ。
これらの開催は地元勢が多く参加します。

対して、それ以外のG2レースは競艇場を選別。
SG、G1が開催されなかった場を中心に、ランダムで会場が決まります。

なお、G2レースは全て6日間開催。
これは一般戦と同じです。

競艇G2の待遇はG1と同等!

G2で優勝したレーサーは、SGボートレースクラシックの出場権を獲得できます。
これがG2で優勝する最大のメリットと言っていいでしょう。
ただし、(レディースオールスター、レディースチャレンジカップ)は除きます。

また、優勝戦に乗ればオーシャンポイントが追加!
SGオーシャンカップへの出場がグッと近づきます。

このように、G2はG1に近い扱いとなっています。
SGを目指すレーサーにとって、G2競争は軽視できませんね。

競艇G2の出場資格!特定のレースはB級も出場可能

G2の出場資格は基本A1級、A2級限定。
ただし「レディースオールスター、全国ボートレース甲子園、レディースチャレンジカップ」はB級も出場可能です。

ですが、レディースチャレンジカップの選出条件は「獲得賞金上位20位の選手」なので、実質A1級限定といえます。
以下にまとめました。

(G2の出場条件)

  • レディースオールスター(B1級以上)
  • 秩父宮妃記念杯競走(A1、A2級限定)
  • モーターボート誕生祭競走(A1、A2級限定)
  • 全国ボートレース甲子園(B1級以上)
  • モーターボート大賞(A1、A2級限定)
  • レディースチャレンジカップ(B1級以上)

競艇のグレード制まとめ(SG、G1、G2、G3、一般戦)

競艇のグレード制について紹介します。

ボートレースは5つのランクで格付けされています。

  • SG(スペシャルグレード)
  • PG1、G1(プレミアムグレードワン、グレードワン)
  • G2(グレードツー)
  • G3(グレードスリー)
  • 一般競争

SGはグレード制の頂点。
レースは全部で9つあり、賞金額もダントツで高額となっています。

PG1は2014年に新設、SGに準ずるレースとして誕生しました。
その他のG1は周年記念など、各ボートレース場で開催されます。

G2はA2選手とA1選手が同一数参加。
G2で活躍すればオーシャンポイント獲得やSGへの優先出場など、G1と同等の待遇が待っています。

G3は級別の縛りがありません。
ただし一般戦よりも優勝賞金が高額になります。

まとめ:競艇のG2で大穴予想が楽しめる

今回はG2競争を中心にボートレースのグレード制について紹介しました。

  • G2レースはA2級が多い
  • G2は全6競走
  • 競艇のグレード制まとめ

G2はG1の穴埋め的な存在ではなく、高配当が狙える大人気の開催です。
G2で特大万舟を狙いましょう!