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競艇・ボートレースの級別審査「2025年前期」まとめ!昇格・降格選手一覧やボーダーを紹介!

競艇・ボートレースの級別審査「2025年前期」まとめ!昇格・降格選手一覧やボーダーを紹介!

競艇・ボートレースの級別審査「2025年前期」が終了。
審査期間は「2024年5月1日~2024年10月31日」でした。

A1級のボーダーは平均的な6.19です。
そして、A2級のボーダーも平均的で5.46となりました。

注目の勝負駆けレーサーはどうなったのでしょうか。
現在の級別から「昇格・降格」となったレーサーをはじめ、ボーダなど級別審査について紹介します。

競艇の級別審査「2025年前期」が終了!まずはボーダーをご紹介

競艇の 級別審査「2025年前期」が終了 しました。
審査期間は「2024年5月1日~2024年10月31日」でした。
今回決定した級別が適用されるのは、 「2025年の1月1日~2024年6月30日」 となります。

級別審査とは?

級別審査により選手の階級が決定する
級別審査により選手の階級が決定する

競艇には下から 「B2・B1・A2・A1」 の4つの階級が存在します。
全競艇選手には、実力に応じた階級が割り当てられますが、 階級を決める基準となるのが級別審査期間の成績 です。
勝率や複勝率、事故率などを参考に、基準が決められています。
具体的な基準はこちらです。

級別 定率 2連対率/3連対率 事故率 最低出走回数
A1級 20% 30%以上/40%以上 0.70以下 90回以上
A2級 20% 30%以上/40%以上 0.70以下 70回以上
B1級 50% 勝率2.00以上でA1,A2を除く勝率上位者 0.70以下 50回以上
B2級 上記以外の者 - - -

上記の基準を満たした選手のなかで、勝率順に級別が割り当てられます。
ちなみに級別審査は毎年2回、 期間と適用日は以下の通り です。

  • 前期審査:5月1日~10月31日(前期適用:翌年1月1日~6月30日)
  • 後期審査:11月1日~4月30日(後期適用:当年7月1日~12月31日)

級別審査「2025年前期」のボーダー

2025年前期の級別審査、 各階級のボーダーと最終的な人数 は以下の通りでした。

階級 ボーダー 人数
A1級 6.19 324人
A2級 5.46 329人
B1級 2.00 804人
B2級 - 159人

「2025年前期」の勝率上位トップ10(出走数100レース以上)

順位 レーサー 勝率
1位 峰竜太 8.70
2位 池田浩二 8.10
3位 毒島誠 7.96
4位 桐生順平 7.94
5位 中辻崇人 7.90
6位 深川真二 7.84
7位 村松敏 7.82
8位 山田康二 7.70
9位 松田大志郎 7.70
10位 吉田裕平 7.66
「2025年前期」の勝率1位に輝いた峰竜太
「2025年前期」の勝率1位に輝いた峰竜太

1位に輝いたのは 峰竜太
今年はSGやG1での勝負がメインになりながら、 勝率8.70 は驚異的な数字だといえます。

ほかにも 池田浩二や毒島誠、桐生順平 などSG常連メンバーが並んでいますね。
中辻崇人や村松敏、松田大志郎 は一般戦出場がメインで、こつこつ勝率を積み上げている選手です。

級別審査「2025年前期」にA1級へと昇格したレーサー一覧

まずは 2025年前期にA1級に昇格 したレーサーを紹介します。

レーサー 勝率 備考
秋山直之 7.30 前A2級
今垣光太郎 7.20 前A2級
澤田尚也 7.11 前A2級
大澤風葵 6.99 前A2級
土屋千明 6.94 前B1級
山川美由紀 6.91 前A2級
梶野学志 6.90 前A2級
吉川昭男 6.89 前A2級
坂口周 6.81 前A2級
中野仁照 6.78 前A2級
渡邊雄一郎 6.75 前A2級
杉山貴博 6.72 前A2級
平高奈菜 6.71 前A2級
山崎哲司 6.67 前A2級
中岡正彦 6.66 前A2級
鎌倉涼 6.66 前B1級
實森美祐 6.63 前A2級
島川海輝 6.60 前B1級
長嶋万記 6.59 前A2級
森永淳 6.58 前A2級
上村純一 6.57 前A2級
西岡顕心 6.55 前B1級
作間章 6.51 前A2級
仲口博崇 6.50 前A2級
金子賢志 6.50 前A2級
中谷朋子 6.49 前A2級
下寺秀和 6.49 前A2級
柳内敬太 6.49 前A2級
前田紗希 6.49 前A2級
高田ひかる 6.48 前A2級
栗城匠 6.48 前A2級
渋谷明憲 6.45 前A2級
平田健之佑 6.45 前A2級
堀本和也 6.45 前A2級
寺本重宣 6.44 前A2級
河野大 6.44 前A2級
北川潤二 6.42 前A2級
大瀧明日香 6.38 前A2級
木谷賢太 6.38 前A2級
小林泰 6.36 前A2級
坪口竜也 6.36 前A2級
篠田優也 6.36 前A2級
清水愛海 6.36 前B1級
高橋竜矢 6.35 前A2級
鈴木博 6.33 前A2級
黒柳浩孝 6.33 前A2級
川井萌 6.33 前B1級
池田雄祐 6.29 前A2級
森永隆 6.29 前A2級
橋本年光 6.28 前A2級
葛原大陽 6.28 前A2級
市川哲也 6.27 前A2級
山下和彦 6.27 前A2級
馬野耀 6.27 前A2級
大橋純一郎 6.26 前A2級
山田晃大 6.26 前B2級
牧宏次 6.26 前B1級
山ノ内雅人 6.25 前A2級
藤田俊祐 6.24 前B1級
向後龍一 6.23 前A2級
金子和之 6.23 前A2級
中村有裕 6.21 前A2級
向井美鈴 6.21 前A2級
前沢丈史 6.21 前A2級
安東幸治 6.21 前A2級
泥谷一毅 6.19 前B1級
本多宏和 6.19 前B1級

129期・西岡顕心や藤田俊祐、川井萌や清水愛海など期待の若手が初のA1級昇格

見事A1昇格を決めた129期の西岡顕心
見事A1昇格を決めた129期の西岡顕心

129期の元B1 西岡顕心 藤田俊祐 初のA1級昇格
129期といえばすでにA1で活躍している 藤原碧生 がいますが、それに続いて続々と頭角を現しはじめています。

G3で初優勝など大きな飛躍を遂げた127期・川井萌
G3で初優勝など大きな飛躍を遂げた127期・川井萌

また、女子レーサーの127期コンビ 川井萌 清水愛海 初のA1昇格
川井萌は2024年8月の浜名湖G3オールレディースで初優勝を飾るなど、2人とも目まぐるしい活躍をみせました。

山田晃大はB2級からA1級へ超飛び級で初のA1級昇格

B2からA1へ超飛び級を果たした山田晃大
B2からA1へ超飛び級を果たした山田晃大

肩の脱臼などで5ヶ月以上の長期欠場を経験した112期の 山田晃大 は、 B2級からA1級への超飛び級 が確定しました。
2021年はA2級だったりともともと実力のある選手でしたが、ぱっとしない成績が続きB1~A2を行ったり来たりの選手でした。

2024年1月の一般戦で怪我をしてから6月まで欠場していたものの、怪我の功名か復帰後から好走を連発。

とくにセンターコースの自在戦で力を発揮するようになり、直近6ヶ月間は 3コースの1着率53.3%、4コースの1着率は31.2% と好成績を収めてA1級への昇格となりました。

級別審査「2025年前期」にA2級へと昇格したレーサー一覧

続いて A2級に昇格 したレーサーを紹介します。

レーサー 勝率 備考
富樫麗加 6.14 前B2級
大場恒季 6.13 前B2級
刑部亜里紗 6.10 前B1級
水谷理人 6.05 前B1級
岡部大輝 6.03 前B1級
塩崎桐加 6.01 前B1級
勝浦真帆 5.99 前B1級
河野主樹 5.99 前B1級
青木蓮 5.99 前B1級
水野望美 5.98 前B1級
中田夕貴 5.95 前B1級
中山翔太 5.94 前B1級
宇留田翔平 5.93 前B1級
松下直也 5.91 前B1級
中野希一 5.91 前B1級
寺島吉彦 5.90 前B1級
森悠稀 5.90 前B1級
小林文彦 5.89 前B1級
小野桜 5.87 前B1級
片岡恵里 5.86 前B1級
関根彰人 5.86 前B1級
渡邉英児 5.85 前B1級
鳥飼眞 5.85 前B1級
山下大輝 5.85 前B1級
中澤宏奈 5.84 前B1級
金田智博 5.83 前B1級
塚越海斗 5.83 前B1級
鈴木裕隆 5.80 前B1級
若狭奈美子 5.79 前B1級
田路朋史 5.79 前B1級
高石梨菜 5.78 前B1級
小原聡将 5.77 前B1級
野田彩加 5.77 前B1級
津田裕絵 5.74 前B1級
山田佑樹 5.73 前B1級
山崎小葉音 5.73 前B1級
山田丈 5.73 前B2級
原田佑実 5.70 前B1級
佐藤悠 5.68 前B1級
上田紗奈 5.67 前B1級
滝沢芳行 5.66 前B1級
廣瀬将亨 5.66 前B1級
山口真喜子 5.64 前B1級
佐竹恒彦 5.63 前B1級
西丸侑太朗 5.63 前B1級
米田隆弘 5.62 前B1級
木下雄介 5.62 前B1級
川上聡介 5.61 前B1級
川原正明 5.61 前B1級
岡村将也 5.61 前B1級
新田智彰 5.59 前B1級
楠原正剛 5.57 前B1級
藤本佳史 5.56 前B1級
星栄爾 5.56 前B1級
眞田英二 5.55 前B1級
堀之内紀代子 5.55 前B1級
下河雅史 5.55 前B1級
服部達哉 5.55 前B1級
黒澤めぐみ 5.55 前B1級
松瀬弘美 5.54 前B1級
堤昇 5.54 前B1級
久田武 5.54 前B1級
深水慎一郎 5.54 前B1級
山下夏鈴 5.54 前B1級
國分将太郎 5.54 前B1級
加藤優弥 5.54 前B1級
北中元樹 5.53 前B1級
松江秀徳 5.53 前B1級
森作雄大 5.53 前B1級
蒲原健太 5.53 前B1級
大串重幸 5.52 前B1級
富澤祐作 5.52 前B1級
寺島美里 5.52 前B1級
戸敷晃美 5.52 前B1級
萬正嗣 5.51 前B1級
眞鳥章太 5.51 前B1級
中井俊祐 5.50 前B1級
山田理央 5.50 前B1級
関口智久 5.49 前B1級
山崎昂介 5.49 前B1級
盛本真輔 5.49 前B1級
西舘健 5.48 前B1級
新井英孝 5.48 前B1級
植田太一 5.48 前B1級
鈴木智啓 5.47 前B1級
赤井睦 5.47 前B1級
百武翔 5.47 前B1級
尾崎雄二 5.46 前B1級
宮脇遼太 5.46 前B1級

132期・水谷理人がデビューからわずか4期でA級昇格

水谷理人がデビューからわずか4期でA級昇格を決めた
水谷理人がデビューからわずか4期でA級昇格を決めた

132期養成所勝率1位、さらにはデビュー10走目で初勝利を飾るなど注目株だった 水谷理人 は、 デビューから4期目にして初のA級昇格 を達成しました。
2024年5月には地元丸亀で5コースから初優勝 を決めるなど、今まさに波に乗っている選手です。

峰竜太や石野貴之など、艇界を牽引する選手は5期目でA1級に昇格するスピード出世を果たしていますが、水谷理人も可能性ありですね。

130期の中山翔太と西丸侑太朗、塚越海斗が揃って初A級昇格

中山翔太ら130期が続々A級昇格
中山翔太ら130期が続々A級昇格

130期養成所チャンプの 中山翔太 西丸侑太朗 塚越海斗 の3人が 130期ではじめてのA級昇格 を達成しました。
3人ともいまだ優勝はないものの、2024年にはじめて優出を果たすなど徐々に頭角を現しはじめている選手たちです。

大きな活躍のない130期ですが、2025年前期にはA2からの大ブレイクもあり得ますね。

野田彩加や山田理央など注目の女子レーサーも初のA級昇格へ

かわいいと話題を呼んだ野田彩加が実力派レーサーの仲間入り
かわいいと話題を呼んだ野田彩加が実力派レーサーの仲間入り

かわいい・美人レーサーで有名な126期の 野田彩加 や、師匠は平高奈菜の129期・ 山田理央 初のA級昇格 を決めました。

野田彩加は当初ビジュアル人気が先行していましたが、これで文句無しの実力派レーサーですね。
2人ともいまだ優出経験がありませんが、今の走りを見ていると 優出、はたまた優勝もそう遠くない と感じます。

級別審査「2025年前期」にA2級へと降格したおもなレーサー一覧

続いて A1級からA2級に降格 したおもなレーサーを紹介します。

レーサー 勝率 備考
濱野谷憲吾 7.00 出走数不足
今村暢孝 6.32 出走数不足
秦英悟 6.30 出走数不足
小野生奈 6.24 出走数不足
前田翔 6.16 勝率不足
浜先真範 6.15 勝率不足
魚谷香織 6.13 勝率不足
長岡良也 6.13 勝率不足
丸岡正典 6.11 勝率不足
田村隆信 6.10 勝率不足
飯山泰 6.09 勝率不足
廣中智紗衣 6.06 勝率不足
安達裕樹 6.05 勝率不足
鈴木勝博 6.00 勝率不足
谷村一哉 5.99 勝率不足
松山将吾 5.99 勝率不足
板橋侑我 5.53 勝率不足

約30年間A1に在籍していた濱野谷憲吾がA2に降格

30年間A1を守り続けた濱野谷憲吾がまさかのA2降格
30年間A1を守り続けた濱野谷憲吾がまさかのA2降格

A級がA1とA2に分類されるようになった1994年からいままでの 約30年間、A1級を維持 し続けていた 濱野谷憲吾

しかし今期はフライング2本による長期休みがあり、 出走回数不足でA2降格 となってしまいました。
A2になってしまうとほとんどのSG競走の出場資格が失われてしまいます。

ここまでの名レーサーのSG出場がほぼ無くなってしまうのは悲しいですね。

田村隆信と丸岡正典、SGレーサーが揃ってA2に降格

SGレーサー田村隆信は今期絶不調でA2に降格
SGレーサー田村隆信は今期絶不調でA2に降格

3度のSG優勝を経験している 田村隆信 、2度SG優勝を経験している 丸岡正典 まさかのA2降格 です。

とくに田村隆信は2024年の前半はほとんどのSGに出場しているほどの選手です。
2月にはG1も優勝していますが、 4月以降に急失速
それ以降9月まで優出0とこれまでの成績からは考えられないほどの不調に見舞われています。

級別審査「2025年前期」にB1級へと降格したおもなレーサー一覧

続いて A級からB1級に降格 したおもなレーサーを紹介します。

レーサー 勝率 備考
山本梨菜 5.67 出走数不足
木下大將 5.43 勝率不足
高憧四季 5.42 勝率不足
烏野賢太 5.40 勝率不足
藤田靖弘 5.40 勝率不足
大平誉史明 5.38 勝率不足
興津藍 5.33 勝率不足
西岡成美 5.23 勝率不足
藤生雄人 5.19 勝率不足
平川香織 5.14 勝率不足
中村泰平 5.10 勝率不足
山室展弘 4.89 勝率不足

山本梨菜は練習中の事故で大けがもあり降格

フライング休みと大けがが繋がり出走数不足で降格の山本梨菜
フライング休みと大けがが繋がり出走数不足で降格の山本梨菜

2024年8月から3ヶ月のフライング休みがあった 山本梨菜 は、鳴門競艇場での練習中、 接触事故で顔面を強打
左頬骨を骨折し、長期的な休み に入ります。
目にも障害が残る可能性があった事故のようですが奇跡的にそれは避けたようで、選手復帰はできるとのことです。

SG優勝経験者・烏野賢太やSG出場経験のある興津藍がB1へと降格

徳島支部のレジェンド烏野賢太がB1へ降格
徳島支部のレジェンド烏野賢太がB1へ降格

SG優勝経験を持つ徳島支部の大ベテラン 烏野賢太 や、G1を4度制している 興津藍 まさかのB1降格 です。
両者とも2023年ごろから少しずつ成績が低迷しており、今回のような結果になってしまいました。
年齢的にも再起は厳しいかもしれませんが、再び大舞台での活躍が見たいものです。

B2級の勝率最下位レーサー、ワーストランキング

苦戦が続いている130期・倉富大誠
苦戦が続いている130期・倉富大誠

最後にB2級の選手のなかで、 勝率が最も悪かったレーサーをランキング形式で紹介 します。

ちなみにB2級にはボーダーが無いため、B1級のボーダー以下の選手は強制的にB2級となります。

レーサー 勝率 登録期
井澤聖奈 1.19 134期
植竹玲奈 1.19 134期
中嶋世奈 1.19 134期
渡邊雄斗 1.18 134期
岩崎麗子 1.17 133期
倉富大誠 1.16 130期
西田和加 1.11 133期
田中瀬里奈 1.10 134期
中村紋夕梨 1.07 134期
宮崎奏磨 1.02 134期

2024年5月にデビューしたばかりの134期生がほとんどですね。
経験も少ないため、この成績は仕方がないことです。

一方、130期の 倉富大誠 2024年にフライング4本 、事故点の影響もあり6コースから安全なレースしかできていないため、このような勝率となっています。

【まとめ】若手の昇格が目立った2025年前期の級別審査!思わぬ選手の降格も

今回は、競艇・ボートレースの級別審査「2025年前期」について紹介しました。

西岡顕心 川井萌 がA1昇格。
また 水谷理人 野田彩加 がA2昇格など、 期待の若手選手が多く昇格 を果たした今期。
一方で、 濱野谷憲吾 田村隆信 など、 名だたるSGレーサーがA2降格 など驚きの入れ替わりもありました。

なお、今期勝率の適用期間は2025年1月1日からなのでお間違えなく。
しばらくは、以前の勝率が出走表に掲載されます。