135期選手養成訓練修了記念競走チャンプ決定戦は吉田一心が勝利!養成所チャンプに輝く
2024年9月20日、ボートレースの「第135期選手養成訓練修了記念競走」が福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われました!
養成所内のリーグ戦勝率上位6選手で行われる
「養成所チャンプ決定戦」
には以下の6選手が出場。
- 【1号艇】宮﨑心之介(みやざき・しんのすけ)(埼玉)
- 【2号艇】吉田一心(よしだ・いっしん)(大阪)
- 【3号艇】鈴木柊介(すずき・しゅうすけ)(静岡)
- 【4号艇】山下心一(やました・しんいち)(福岡)
- 【5号艇】木山大聖(きやま・たいせい)(山口)
- 【6号艇】諏訪玲奈(すわ・れいな)(岡山)
優勝したのは大阪・
吉田一心
!
1号艇の
宮﨑心之介
が自ら6コースに選択したことで1コース進入となった吉田一心。
第1マークでは2コースの
鈴木柊介
に差されたものの、第2マークで冷静に差しかえして先頭へ。
135期選手養成訓練修了記念競走「養成所チャンプ決定戦」の結果
そのまま先頭をキープして1着となりました。
2着には第1マークで攻めた鈴木柊介、3着には大外からコンマ10のトップスタートを決めた宮﨑心之介が入りました。
着順 | 艇番 | 選手名 | コース | スタートタイミング |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 吉田一心 | 1 | 0.28 |
2 | 3 | 鈴木柊介 | 2 | 0.23 |
3 | 1 | 宮﨑心之介 | 6 | 0.10 |
4 | 5 | 木山大聖 | 4 | 0.19 |
5 | 6 | 諏訪玲奈 | 5 | 0.16 |
6 | 4 | 山下心一 | 3 | 0.22 |
親がレーサーの2世ボートレーサーは3名!鳥居塚嶺王など135期の注目選手を紹介
ボートレースの世界には親がボートレーサーだったり、兄弟でボートレーサーだったりと
血縁関係にある選手が多く存在
します。
今回卒業した135期生の中には、父親がボートレーサーである
2世ボートレーサーは3名在籍
しています。
登録番号 | 選手名 | 支部 | 父親 |
---|---|---|---|
5364 | 金子怜央(かねこ・れお) | 群馬 | 金子猛志(3482) |
5374 | 木山大聖(きやま・たいせい) | 岡山 | 木山誠一(3866) |
5377 | 鳥居塚嶺王(とりいづか・ねお) | 群馬 | 鳥居塚孝博(3686) |
多くの一般戦優勝歴を持ち、A1級も経験している鳥居塚孝博(とりいづか・たかひろ)の息子である 鳥居塚嶺王 や、修了記念競走の養成所チャンプ決定戦で惜しくも4着だった 木山大聖 など、2世ボートレーサーには注目です!
怪我を乗り越え卒業を果たした宮崎心之介(みやざき・しんのすけ)
リーグ勝率はトップの8.37、優勝3回
など優れた成績を残した
宮﨑心之介
は、実は入学期は134期の選手です。
2023年12月に
左鎖骨、肩甲骨、左右肋骨を骨折
し3か月の入院、135期に編入し今回無事卒業となった苦労人といえます。
養成所チャンプ決定戦では「1号艇から勝ってもそんなの普通と思ってしまって。それなら6コースから勝ってやろうと思って行った。」と1号艇ながら6コースからレースをするなど、早くもデビュー後の6号艇での斡旋を意識したレースに取り組んでいる様子。
レースではコンマ10のトップスタートを決めたり、度々角度のある鋭いターンを決めるなど、勝率トップの技術をみせていました。
苦労を乗り越え卒業した点もあり、
135期で最も期待できる選手
ではないでしょうか!
女子で唯一養成所チャンプ決定戦に出場した諏訪玲奈(すわ・れいな)
135期の女子修了生は10名いますが、その中で
唯一養成所チャンプ決定戦に出場
したのが
諏訪玲奈
です。
入所した時からチャンプメンバーに選ばれたいという気持ちを持っていたらしく、有言実行を果たした努力家といえます。
リーグ勝率は6.33、優出2回と良い成績を収めましたが、高校時代から
養成所入学のための試験を合計7回も受けた
こちらも苦労人。
ボートレーサーへの夢を諦めず、常に上を目指す姿勢に期待が高まるばかりです!
父親、叔父が競輪選手の競輪一家に生まれた赤松咲香(あかまつ・さやか)
諏訪玲奈と同じく女子修了生の 赤松咲香 は、父親は56歳ながら現役バリバリの競輪選手である赤松誠一、そして叔父も52歳で競輪選手の赤松秀展と 競輪一家生まれの珍しい選手 です。
ボートレーサー養成所では惜しくも養成所チャンプ決定戦出場は叶わなかったものの、勝率6.23、優出2回とかなり優秀な成績を収めました。
父親などの影響もあり、
ガールズ競輪の選手からも応援の声
が多くあがっています。
父親や叔父と同じ公営競技であるボートレースの世界で、どのような走りを見せてくれるでしょうか!
従兄弟は群馬の関浩哉!高橋涼夏(たかはし・すずか)
ヤングダービー通算2V、2023年グランプリシリーズ戦優出など華々しい活躍で、29歳ながら早くも地元群馬のエース的存在となっている 関浩哉(せき・ひろや)を従兄弟に持つ のが 高橋涼夏 です!
小学1年生のころに関浩哉のレースを観戦、そしてペアボートに試乗したことで、早くもボートレーサーを決意したという経歴の持ち主。
ボートレーサーを意識しだした早さは艇界1といえるかもしれません。
いずれ関浩哉とともにSG出場なんてことがあったら面白いですね!
135期ボートレーサー卒業者一覧とデビュー戦情報
登録番号 | 選手名 | 性別 | 支部 | デビュー予定場 | デビュー戦日程 |
---|---|---|---|---|---|
5363 | 山本凱立(やまもと・かいり) | 男性 | 広島 | 宮島 | 11/1-5 |
5364 | 金子怜央(かねこ・れお) | 男性 | 群馬 | 桐生 | 11/16-20 |
5365 | 石村日奈那(いしむら・ひなな) | 女性 | 東京 | 多摩川 | 11/22-27 |
5366 | 塩嶋泰空(しおじま・やすひろ) | 男性 | 福井 | 三国 | 11/11-15 |
5367 | 赤松咲香(あかまつ・さやか) | 女性 | 徳島 | 鳴門 | 11/18-22 |
5368 | 宮崎心之介(みやざき・しんのすけ) | 男性 | 埼玉 | 戸田 | 11/1-4 |
5369 | 岡崎凪汰(おかざき・なぎた) | 男性 | 長崎 | 大村 | 11/15-18 |
5370 | 日隈茜(ひぐま・あかね) | 女性 | 福岡 | 福岡 | 11/19-24 |
5371 | 早川颯太(はやかわ・そうた) | 男性 | 東京 | 平和島 | 11/16-21 |
5372 | 上岡巧汰(うえおか・こうた) | 男性 | 広島 | 宮島 | 11/5-10 |
5373 | 諏訪玲奈(すわ・れいな) | 女性 | 岡山 | 児島 | 11/1-5 |
5374 | 木山大聖(きやま・たいせい) | 男性 | 岡山 | 児島 | 11/1-5 |
5375 | 庄島潤成(しょうじま・じゅんせい) | 男性 | 山口 | 下関 | 11/27-30 |
5376 | 吉田一心(よしだ・いっしん) | 男性 | 大阪 | 住之江 | 11/16-22 |
5377 | 鳥居塚嶺王(とりいづか・ねお) | 男性 | 群馬 | 桐生 | 11/16-20 |
5378 | 鈴木結平太(すずき・きっぺいた) | 男性 | 静岡 | 浜名湖 | 11/16-20 |
5379 | 廣部大明(ひろべ・たいめい) | 男性 | 滋賀 | 琵琶湖 | 11/25-28 |
5380 | 野田亜湖(のだ・あこ) | 女性 | 徳島 | 鳴門 | 11/18-22 |
5381 | 有山望(ありやま・のぞむ) | 男性 | 大阪 | 住之江 | 11/16-22 |
5382 | 山下心一(やました・しんいち) | 男性 | 福岡 | 芦屋 | 11/16-20 |
5383 | 中村楓(なかむら・かえで) | 男性 | 三重 | 津 | 11/11-16 |
5384 | 八戸琉楓(やえ・りふう) | 男性 | 長崎 | 大村 | 11/15-18 |
5385 | 鈴木柊介(すずき・しゅうすけ) | 男性 | 静岡 | 浜名湖 | 11/16-20 |
5386 | 米玉利大悟(よねたまり・だいご) | 男性 | 兵庫 | 尼崎 | 11/19-24 |
5387 | 戸田海咲音(とだ・みさと) | 女性 | 山口 | 徳山 | 11/13-18 |
5388 | 佐野優都(さの・ゆうと) | 男性 | 徳島 | 鳴門 | 11/26-29 |
5389 | 惠良琴美(えら・ことみ) | 女性 | 福岡 | 福岡 | 11/19-24 |
5390 | 高橋涼夏(たかはし・すずか) | 女性 | 群馬 | 桐生 | 11/7-12 |
5391 | 出穂和鼓(いずほ・わこ) | 女性 | 山口 | 徳山 | 11/13-18 |
135期の合格者は51名、約1,034名の応募で試験の競争倍率は約20倍!29名卒業で卒業率は56%
135期は全国から約1,034名の応募があり、 競争倍率約20倍 という狭き門をくぐり抜けた 計51名 が入所を果たしました。
しかし晴れて
卒業できたのはわずか29名
です。
ボートレーサー養成所では厳しい体重管理の他、進級試験や卒業試験などの点数次第で退学が言い渡されてしまいます。
今回もそれらの厳しいルールを乗り越えた養成員のみが卒業となりました。
ちなみに卒業率は
56%
。
たとえ受験競争を勝ち抜いて養成所入学が決まったとしても、確実にボートレーサーになれる保障はないのです。
ボートレーサーへの道のりは非常に厳しいことが分かりますね。
【まとめ】135期は2024年11月に続々デビュー予定!最初の水神祭は誰の手に!
今回は修了記念競走や卒業者・注目選手など、晴れて2024年9月にボートレーサー養成所を卒業した
ボートレーサー135期生
について紹介しました!
135期の
プロレーサーデビューは2024年11月
を予定しています。
各競艇場から出走すると思いますので、ますます目が離せません。
2世レーサーや関浩哉を従兄弟に持つ
高橋涼夏
、全治3ヶ月の大けがを乗り越えリーグ勝率1位で卒業する
宮﨑心之介
など注目選手も多い期です。
最初の水神祭はデビューから何レースで見られるか、今から楽しみですね!