BoatFan!ロゴ

ボートレーサー135期修了記念競走チャンプは吉田一心!諏訪玲奈や宮﨑心之介など合格者51名中29名が卒業!

ボートレーサー135期修了記念競走チャンプは吉田一心!諏訪玲奈や宮﨑心之介など合格者51名中29名が卒業!

2024年9月20日、ボートレースの「第135期選手養成訓練修了記念競走」と135期生の卒業式が福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われました!
応募者約1,034名、競争倍率約20倍、合格者はわずか51名の狭き門をくぐり抜け、厳しい訓練を乗り越えたボートレーサーの卵、総勢29名による晴れの日ですね。

135期には3人の2世レーサーや、関浩哉を従兄弟に持つ高橋涼夏、全治3ヶ月の大けがを乗り越えリーグ勝率1位で卒業する宮﨑心之介など注目選手が多く在籍しています。

ということで今回は修了記念競走の結果や卒業者・注目選手など、晴れて2024年9月にボートレーサー養成所を卒業したボートレース135期生についてまとめて紹介します。

135期選手養成訓練修了記念競走チャンプ決定戦は吉田一心が勝利!養成所チャンプに輝く

135期養成所チャンプは吉田一心(20=大阪)!
135期養成所チャンプは吉田一心(20=大阪)!

2024年9月20日、ボートレースの「第135期選手養成訓練修了記念競走」が福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われました!
養成所内のリーグ戦勝率上位6選手で行われる 「養成所チャンプ決定戦」 には以下の6選手が出場。

  • 【1号艇】宮﨑心之介(みやざき・しんのすけ)(埼玉)
  • 【2号艇】吉田一心(よしだ・いっしん)(大阪)
  • 【3号艇】鈴木柊介(すずき・しゅうすけ)(静岡)
  • 【4号艇】山下心一(やました・しんいち)(福岡)
  • 【5号艇】木山大聖(きやま・たいせい)(山口)
  • 【6号艇】諏訪玲奈(すわ・れいな)(岡山)
養成所チャンプ決定戦の表彰式の様子
養成所チャンプ決定戦の表彰式の様子

優勝したのは大阪・ 吉田一心
1号艇の 宮﨑心之介 が自ら6コースに選択したことで1コース進入となった吉田一心。
第1マークでは2コースの 鈴木柊介 に差されたものの、第2マークで冷静に差しかえして先頭へ。

135期選手養成訓練修了記念競走「養成所チャンプ決定戦」の結果

135期養成所チャンプ決定戦の結果
135期養成所チャンプ決定戦の結果

そのまま先頭をキープして1着となりました。
2着には第1マークで攻めた鈴木柊介、3着には大外からコンマ10のトップスタートを決めた宮﨑心之介が入りました。

着順 艇番 選手名 コース スタートタイミング
1 2 吉田一心 1 0.28
2 3 鈴木柊介 2 0.23
3 1 宮﨑心之介 6 0.10
4 5 木山大聖 4 0.19
5 6 諏訪玲奈 5 0.16
6 4 山下心一 3 0.22

親がレーサーの2世ボートレーサーは3名!鳥居塚嶺王など135期の注目選手を紹介

ボートレーサーの父・木山誠一を持つ木山大聖
ボートレーサーの父・木山誠一を持つ木山大聖

ボートレースの世界には親がボートレーサーだったり、兄弟でボートレーサーだったりと 血縁関係にある選手が多く存在 します。
今回卒業した135期生の中には、父親がボートレーサーである 2世ボートレーサーは3名在籍 しています。

登録番号 選手名 支部 父親
5364 金子怜央(かねこ・れお) 群馬 金子猛志(3482)
5374 木山大聖(きやま・たいせい) 岡山 木山誠一(3866)
5377 鳥居塚嶺王(とりいづか・ねお) 群馬 鳥居塚孝博(3686)

多くの一般戦優勝歴を持ち、A1級も経験している鳥居塚孝博(とりいづか・たかひろ)の息子である 鳥居塚嶺王 や、修了記念競走の養成所チャンプ決定戦で惜しくも4着だった 木山大聖 など、2世ボートレーサーには注目です!

怪我を乗り越え卒業を果たした宮崎心之介(みやざき・しんのすけ)

昨年に全治3ヶ月の大怪我を経験した宮崎心之介(右)
昨年に全治3ヶ月の大怪我を経験した宮崎心之介(右)

リーグ勝率はトップの8.37、優勝3回 など優れた成績を残した 宮﨑心之介 は、実は入学期は134期の選手です。
2023年12月に 左鎖骨、肩甲骨、左右肋骨を骨折 し3か月の入院、135期に編入し今回無事卒業となった苦労人といえます。

養成所チャンプ決定戦では「1号艇から勝ってもそんなの普通と思ってしまって。それなら6コースから勝ってやろうと思って行った。」と1号艇ながら6コースからレースをするなど、早くもデビュー後の6号艇での斡旋を意識したレースに取り組んでいる様子。
レースではコンマ10のトップスタートを決めたり、度々角度のある鋭いターンを決めるなど、勝率トップの技術をみせていました。
苦労を乗り越え卒業した点もあり、 135期で最も期待できる選手 ではないでしょうか!

女子で唯一養成所チャンプ決定戦に出場した諏訪玲奈(すわ・れいな)

女子で唯一養成所チャンプ決定戦に出場した諏訪玲奈(左)
女子で唯一養成所チャンプ決定戦に出場した諏訪玲奈(左)

135期の女子修了生は10名いますが、その中で 唯一養成所チャンプ決定戦に出場 したのが 諏訪玲奈 です。
入所した時からチャンプメンバーに選ばれたいという気持ちを持っていたらしく、有言実行を果たした努力家といえます。

リーグ勝率は6.33、優出2回と良い成績を収めましたが、高校時代から 養成所入学のための試験を合計7回も受けた こちらも苦労人。
ボートレーサーへの夢を諦めず、常に上を目指す姿勢に期待が高まるばかりです!

父親、叔父が競輪選手の競輪一家に生まれた赤松咲香(あかまつ・さやか)

父親、叔父が競輪選手!ガールズ競輪選手からも応援の声があがる赤松咲香
父親、叔父が競輪選手!ガールズ競輪選手からも応援の声があがる赤松咲香

諏訪玲奈と同じく女子修了生の 赤松咲香 は、父親は56歳ながら現役バリバリの競輪選手である赤松誠一、そして叔父も52歳で競輪選手の赤松秀展と 競輪一家生まれの珍しい選手 です。

ボートレーサー養成所では惜しくも養成所チャンプ決定戦出場は叶わなかったものの、勝率6.23、優出2回とかなり優秀な成績を収めました。
父親などの影響もあり、 ガールズ競輪の選手からも応援の声 が多くあがっています。
父親や叔父と同じ公営競技であるボートレースの世界で、どのような走りを見せてくれるでしょうか!

従兄弟は群馬の関浩哉!高橋涼夏(たかはし・すずか)

卒業式前日にはヤングダービー出走中の関浩哉から高橋涼夏に応援メッセージが送られた
卒業式前日にはヤングダービー出走中の関浩哉から高橋涼夏に応援メッセージが送られた

ヤングダービー通算2V、2023年グランプリシリーズ戦優出など華々しい活躍で、29歳ながら早くも地元群馬のエース的存在となっている 関浩哉(せき・ひろや)を従兄弟に持つ のが 高橋涼夏 です!

小学1年生のころに関浩哉のレースを観戦、そしてペアボートに試乗したことで、早くもボートレーサーを決意したという経歴の持ち主。
ボートレーサーを意識しだした早さは艇界1といえるかもしれません。
いずれ関浩哉とともにSG出場なんてことがあったら面白いですね!

135期ボートレーサー卒業者一覧とデビュー戦情報

登録番号 選手名 性別 支部 デビュー予定場 デビュー戦日程
5363 山本凱立(やまもと・かいり) 男性 広島 宮島 11/1-5
5364 金子怜央(かねこ・れお) 男性 群馬 桐生 11/16-20
5365 石村日奈那(いしむら・ひなな) 女性 東京 多摩川 11/22-27
5366 塩嶋泰空(しおじま・やすひろ) 男性 福井 三国 11/11-15
5367 赤松咲香(あかまつ・さやか) 女性 徳島 鳴門 11/18-22
5368 宮崎心之介(みやざき・しんのすけ) 男性 埼玉 戸田 11/1-4
5369 岡崎凪汰(おかざき・なぎた) 男性 長崎 大村 11/15-18
5370 日隈茜(ひぐま・あかね) 女性 福岡 福岡 11/19-24
5371 早川颯太(はやかわ・そうた) 男性 東京 平和島 11/16-21
5372 上岡巧汰(うえおか・こうた) 男性 広島 宮島 11/5-10
5373 諏訪玲奈(すわ・れいな) 女性 岡山 児島 11/1-5
5374 木山大聖(きやま・たいせい) 男性 岡山 児島 11/1-5
5375 庄島潤成(しょうじま・じゅんせい) 男性 山口 下関 11/27-30
5376 吉田一心(よしだ・いっしん) 男性 大阪 住之江 11/16-22
5377 鳥居塚嶺王(とりいづか・ねお) 男性 群馬 桐生 11/16-20
5378 鈴木結平太(すずき・きっぺいた) 男性 静岡 浜名湖 11/16-20
5379 廣部大明(ひろべ・たいめい) 男性 滋賀 琵琶湖 11/25-28
5380 野田亜湖(のだ・あこ) 女性 徳島 鳴門 11/18-22
5381 有山望(ありやま・のぞむ) 男性 大阪 住之江 11/16-22
5382 山下心一(やました・しんいち) 男性 福岡 芦屋 11/16-20
5383 中村楓(なかむら・かえで) 男性 三重 11/11-16
5384 八戸琉楓(やえ・りふう) 男性 長崎 大村 11/15-18
5385 鈴木柊介(すずき・しゅうすけ) 男性 静岡 浜名湖 11/16-20
5386 米玉利大悟(よねたまり・だいご) 男性 兵庫 尼崎 11/19-24
5387 戸田海咲音(とだ・みさと) 女性 山口 徳山 11/13-18
5388 佐野優都(さの・ゆうと) 男性 徳島 鳴門 11/26-29
5389 惠良琴美(えら・ことみ) 女性 福岡 福岡 11/19-24
5390 高橋涼夏(たかはし・すずか) 女性 群馬 桐生 11/7-12
5391 出穂和鼓(いずほ・わこ) 女性 山口 徳山 11/13-18

135期の合格者は51名、約1,034名の応募で試験の競争倍率は約20倍!29名卒業で卒業率は56%

厳しい道のりを乗り越えて修了記念競走を迎えた135期生たち
厳しい道のりを乗り越えて修了記念競走を迎えた135期生たち

135期は全国から約1,034名の応募があり、 競争倍率約20倍 という狭き門をくぐり抜けた 計51名 が入所を果たしました。

しかし晴れて 卒業できたのはわずか29名 です。
ボートレーサー養成所では厳しい体重管理の他、進級試験や卒業試験などの点数次第で退学が言い渡されてしまいます。
今回もそれらの厳しいルールを乗り越えた養成員のみが卒業となりました。
ちなみに卒業率は 56%

たとえ受験競争を勝ち抜いて養成所入学が決まったとしても、確実にボートレーサーになれる保障はないのです。
ボートレーサーへの道のりは非常に厳しいことが分かりますね。

【まとめ】135期は2024年11月に続々デビュー予定!最初の水神祭は誰の手に!

今回は修了記念競走や卒業者・注目選手など、晴れて2024年9月にボートレーサー養成所を卒業した ボートレーサー135期生 について紹介しました!
135期の プロレーサーデビューは2024年11月 を予定しています。
各競艇場から出走すると思いますので、ますます目が離せません。

2世レーサーや関浩哉を従兄弟に持つ 高橋涼夏 、全治3ヶ月の大けがを乗り越えリーグ勝率1位で卒業する 宮﨑心之介 など注目選手も多い期です。
最初の水神祭はデビューから何レースで見られるか、今から楽しみですね!