グランドチャンピオンとは?「SGの中のSG」を徹底解説!
競艇(ボートレース)のSG競走は複数ありますが、その中でもグランドチャンピオン(正式名称:グランドチャンピオン決定戦競走)は別格の存在です。
なぜそう呼ばれるのか? それはグランドチャンピオンは、他のSG競走で結果を出した選手しか出場資格を得られない大会だからです。つまり、SG初出場が絶対に不可能という、唯一無二の特別な競走なんです!
通称は「グラチャン」または「GC」。略称でも全国のファンに広く親しまれています。
大会のルーツは、モーターボート競走法制定40周年を記念した1991年(平成3年)。第1回大会はボートレース住之江で開催され、西田靖選手(登録番号3072)が初代チャンピオンに輝きました。
グランドチャンピオンの大会概要
- グレード:SG(スペシャルグレード)
- 出場選手数:52名
- 優勝賞金:3,700万円(2025年度より増額)
- 開催時期:例年6月〜7月ごろ
- 略称:グラチャン、GC
優勝賞金は2025年度より3,700万円に増額されました。過去には4,000万円だった時代もありましたが、2011年に一度2,500万円へ減額され、その後段階的に引き上げられてきた経緯があります。現在の3,700万円という数字は、ボートレース界のSG競走の中でも最高水準の賞金額のひとつです!
出場資格の選出方法
グランドチャンピオンの選考期間は「前年4月1日〜当年3月31日」です。この期間のSG競走での成績が問われます。
- 優先出場者
- - 前年度グランドチャンピオン優勝者
- - 前年のグランプリ(賞金王決定戦)優勝戦出場者(6名)
- - 直前のSG競走(ボートレースオールスター)優勝者
- 一般選出(優先出場者を除く)
- - 選考期間内のSG優勝戦完走者
- - 選考期間内のSG予選得点上位者
- 出場条件(一般選出選手)
- - 開催年前期のA1級であること
- - 選考期間内の出走回数が160走以上
「SG競走で結果を残さなければ出場できない」という仕組みがあるため、出場選手の全員が実力者。予選から最終日まで、どのレースも目が離せない熾烈な争いが続きます!
過去の優勝者一覧(近年抜粋)
| 回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
|---|---|---|---|
| 第26回 | 2016年 | 蒲郡 | 山崎智也 |
| 第27回 | 2017年 | 鳴門 | 石野貴之 |
| 第28回 | 2018年 | 徳山 | 白井英治 |
| 第29回 | 2019年 | 多摩川 | 柳沢一 |
| 第30回 | 2020年 | 宮島 | 徳増秀樹 |
| 第31回 | 2021年 | 児島 | 前本泰和 |
| 第32回 | 2022年 | 唐津 | 池田浩二 |
| 第33回 | 2023年 | 徳山 | 磯部誠 |
| 第34回 | 2024年 | 尼崎 | 土屋智則 |
| 第35回 | 2025年 | 戸田 | 池田浩二 |
昨年(2025年)の第35回大会は、ボートレース戸田にて池田浩二選手が優勝。愛知支部が誇るレジェンドが、貫禄の連覇を達成しました。池田は2022年にも優勝しています。
白井英治選手は2018年の第28回大会(徳山)で、磯部誠選手は2023年の第33回大会(徳山)で、土屋智則選手は2024年の第34回大会(尼崎)で優勝経験があり、それぞれ今大会でも有力候補のひとりです。
石野貴之選手は2017年に鳴門で開催された第27回大会の覇者で、今大会は出場枠の繰り上がりで参戦とドラマチックな経緯があります。
第36回グランドチャンピオン2026の開催概要
ここからは2026年度の第36回グランドチャンピオンの概要を詳しくご紹介します!
日程・会場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | SG第36回グランドチャンピオン |
| 開催期間 | 2026年6月23日(火)〜6月28日(日) |
| 開催場 | ボートレース鳴門(徳島県鳴門市) |
| 出場選手数 | 52名 |
| 優勝賞金 | 3,700万円 |
初夏の鳴門で、年間最高峰クラスのメンバーが集結します!
スケジュール
- 6月23日(火):初日・ドリーム戦(第12R)、オープニングセレモニー
- 6月24日(水):予選2日目
- 6月25日(木):予選3日目
- 6月26日(金):予選最終日
- 6月27日(土):準優勝戦
- 6月28日(日):優勝戦・表彰セレモニー
6日間にわたって繰り広げられる頂上決戦。予選の4日間で上位選手が絞られ、準優勝戦を経て、6月28日(日)にいよいよ優勝戦が行われます!
出場予定選手一覧(52名)
今大会の出場予定選手52名は以下の通りです。全員がA1級の精鋭ばかり!
| 選出順位 | 登録番号 | 選手名 | 支部 | 出場回数 |
|---|---|---|---|---|
| 前年度優勝者 | 3941 | 池田 浩二 | 愛知 | 22年連続23回目 |
| 優先(GP優出) | 4418 | 茅原 悠紀 | 岡山 | 11年連続13回目 |
| 優先(GP優出) | 4371 | 西山 貴浩 | 福岡 | 4年連続8回目 |
| 優先(GP優出) | 4444 | 桐生 順平 | 埼玉 | 4年連続13回目 |
| 優先(GP優出) | 4262 | 馬場 貴也 | 滋賀 | 5年連続8回目 |
| 優先(GP優出) | 4851 | 関 浩哉 | 群馬 | 4年連続4回目 |
| 優先(GP優出) | 4719 | 上條 暢嵩 | 大阪 | 5年連続5回目 |
| 直前SG優勝者 | 4686 | 丸野 一樹 | 滋賀 | 2年連続5回目 |
| 9 | 4320 | 峰 竜太 | 佐賀 | 3年連続12回目 |
| 10 | 4445 | 宮地 元輝 | 佐賀 | 4年連続4回目 |
| 11 | 4500 | 山田 康二 | 佐賀 | 3年連続5回目 |
| 12 | 4573 | 佐藤 翼 | 埼玉 | 6年連続6回目 |
| 13 | 4205 | 山口 剛 | 広島 | 3年連続15回目 |
| 14 | 4586 | 磯部 誠 | 愛知 | 6年連続6回目 |
| 15 | 4344 | 新田 雄史 | 三重 | 2年連続13回目 |
| 16 | 3897 | 白井 英治 | 山口 | 2年連続17回目 |
| 17 | 3783 | 瓜生 正義 | 福岡 | 3年連続19回目 |
| 18 | 4848 | 仲谷 颯仁 | 福岡 | 5年ぶり3回目 |
| 19 | 4350 | 篠崎 元志 | 福岡 | 7年連続12回目 |
| 20 | 4013 | 中島 孝平 | 福井 | 5年連続17回目 |
| 21 | 4914 | 吉田 裕平 | 愛知 | 3年連続3回目 |
| 22 | 4024 | 井口 佳典 | 三重 | 4年連続17回目 |
| 23 | 4459 | 片岡 雅裕 | 香川 | 4年連続5回目 |
| 24 | 4494 | 河合 佑樹 | 静岡 | 2年連続3回目 |
| 25 | 4237 | 大峯 豊 | 山口 | 初出場 |
| 26 | 4682 | 大上 卓人 | 広島 | 3年ぶり3回目 |
| 27 | 4847 | 佐藤 隆太郎 | 東京 | 2年連続2回目 |
| 28 | 3946 | 赤岩 善生 | 愛知 | 5年連続20回目 |
| 29 | 4932 | 新開 航 | 福岡 | 2年ぶり2回目 |
| 30 | 4547 | 中田 竜太 | 埼玉 | 2年連続5回目 |
| 31 | 4256 | 渡辺 浩司 | 福岡 | 初出場 |
| 32 | 4166 | 吉田 拡郎 | 岡山 | 2年連続10回目 |
| 33 | 4524 | 深谷 知博 | 静岡 | 6年連続7回目 |
| 34 | 4030 | 森高 一真 | 香川 | 2年連続13回目 |
| 35 | 3779 | 原田 幸哉 | 長崎 | 6年連続20回目 |
| 36 | 3415 | 松井 繁 | 大阪 | 3年連続31回目 |
| 37 | 4337 | 平本 真之 | 愛知 | 12年連続15回目 |
| 38 | 4504 | 前田 将太 | 福岡 | 5年連続8回目 |
| 39 | 4362 | 土屋 智則 | 群馬 | 4年連続5回目 |
| 40 | 4503 | 上野 真之介 | 佐賀 | 2年連続5回目 |
| 41 | 4502 | 遠藤 エミ | 滋賀 | 2年連続5回目 |
| 42 | 4760 | 山崎 郡 | 大阪 | 5年連続5回目 |
| 43 | 4571 | 菅 章哉 | 徳島 | 初出場 |
| 44 | 3721 | 守田 俊介 | 滋賀 | 3年ぶり18回目 |
| 45 | 4324 | 海野 康志郎 | 山口 | 初出場 |
| 46 | 4566 | 塩田 北斗 | 福岡 | 2年連続2回目 |
| 47 | 3716 | 石渡 鉄兵 | 東京 | 3年連続14回目 |
| 48 | 5121 | 定松 勇樹 | 佐賀 | 2年ぶり2回目 |
| 49 | 4537 | 渡邉 和将 | 岡山 | 初出場 |
| 50 | 4061 | 萩原 秀人 | 福井 | 2年ぶり10回目 |
| 51 | 4266 | 長田 頼宗 | 東京 | 繰り上がり出場 |
| 52 | 4168 | 石野 貴之 | 大阪 | 繰り上がり出場 |
なお、予備選手として長田頼宗選手(東京/予備1位)、石野貴之選手(大阪/予備2位)らが登録されていましたが、オールスター優勝者の丸野一樹選手が直前SG優勝者として出場権を得、末永和也選手が出場取り消しとなったため繰り上がりで長田頼宗選手と石野貴之選手の出場が確定しました!
初日ドリーム戦のメンバーが決定!豪華6名が激突!
初日(6月23日)の第12Rに行われるドリーム戦の出場メンバーが発表されました!今大会を代表するスーパースターたちが顔を揃える、豪華な顔ぶれです!
| 枠番 | 登録番号 | 選手名 | 支部 |
|---|---|---|---|
| 1 | 3941 | 池田 浩二 | 愛知 |
| 2 | 4320 | 峰 竜太 | 佐賀 |
| 3 | 4418 | 茅原 悠紀 | 岡山 |
| 4 | 4371 | 西山 貴浩 | 福岡 |
| 5 | 4444 | 桐生 順平 | 埼玉 |
| 6 | 4445 | 宮地 元輝 | 佐賀 |
1号艇は、前年度チャンピオンの池田浩二選手!鳴門水面との相性も抜群で(3年間でG1を3度制覇)、連覇に向けて最高のスタートポジションです。
2号艇の峰竜太選手も鳴門との縁が深く、2020年のオーシャンカップでSG優勝実績あり。今年3月の蒲郡クラシックでSG7回目の優勝を達成したばかりで、完全復活ムードを醸し出しています!
3号艇の茅原悠紀選手は11年連続13回目の出場というグラチャン常連。豪快なモンキーターンを武器に、3つ目のSGタイトルを狙います。
4号艇の西山貴浩選手はボート界イチのエンターテイナーとしても人気。昨年7月には徳山オーシャンカップでSG初優勝を達成し、今年もその勢いは衰えません!
5号艇の桐生順平選手は昨年のグランプリ覇者(2度目の賞金王)。今年5月の戸田で今年初優勝を飾り、復調の兆しを見せてきたタイミングでのSG参戦です。
6号艇の宮地元輝選手は「宮地マニア」と呼ばれる熱狂的なファン層を持つ個性派。今年4月の津ダイヤモンドカップでG1通算4冠目を獲得しており、舟券的にも大きな存在感を放つ1人です!
ドリーム戦は予選を兼ねた真剣勝負。1号艇・池田浩二vs.峰竜太の〝ボート界の顔〟対決は、大会の幕開けにふさわしい一戦となります!
開催場:ボートレース鳴門の水面特性と攻略情報
今大会の舞台となるボートレース鳴門は、徳島県鳴門市*に位置し、鳴門海峡に程近い海水水面を持つ競艇場です。全国でも有数のトリッキーな水面として知られており、予想の難しさと面白さを両立した競艇場として、多くのファンに愛されています。
ボートレース鳴門の基本情報
- 所在地:徳島県鳴門市撫養町大桑島(道島)65
- JR鳴門線「鳴門駅」から無料送迎バスで約10分
- 徳島自動車道「鳴門IC」から車で約10分
鳴門海峡は「渦潮」で有名な場所!その影響をダイレクトに受ける鳴門水面は、全国でもトップクラスの難水面として名高いです。
モーターについて
今回使用されるモーターは10号機~39号機、50号機~84号機です。
ボートレースでは、モーターの仕上がり(機力)が勝負を大きく左右します。鳴門のモーターは定期的に更新されており、抽選で各選手に割り当てられます。SG開催時は特に前検(前日検査)でのタイムや展示航走が重要な指標となります。
予選が始まる前に公式サイトでモーター抽選結果や前検タイムランキングが公開されるので、舟券を購入する前にぜひ確認しておきましょう!強いモーターを引き当てた選手は格が一段階上がりますし、逆に実力者でも機力に恵まれなければ苦戦を強いられることもあります。
鳴門水面の3大特徴
①潮の干満の影響が大きい
鳴門海峡は世界でも屈指の速潮が発生する場所。ボートレース鳴門はその影響を受けやすく、満潮と干潮でレース展開が大きく変わります。
- 満潮時:水面が穏やかになり、インのモーターが力を発揮しやすい。イン有利傾向が強まる。
- 干潮時:水面が荒れやすく、センター〜アウトの攻めが決まりやすい。波乱が起きやすい。
レース前に潮見表をチェックすることは、鳴門攻略の基本中の基本!公式サイトにも潮見表ページが用意されているので、必ず確認しておきましょう。
②風向きがレース展開を左右する
鳴門は風の影響も受けやすい競艇場です。一般的には以下の傾向があります。
- 追い風(風速3m以上):1コースの逃げが崩れやすく、2コース差しが台頭するパターンが多い。
- 向かい風:艇が安定しにくくなるため、スタートラインの駆け引きが激化。まくりが決まりやすくなる場合も。
③1マーク側に流れが生じやすい
潮流の影響で、1マーク付近に横流れが発生することがあります。旋回時の艇の挙動が乱れやすくなるため、アウトからのまくりが外に膨らんで決まりにくくなるケースも。一方、ターンの技術が高い選手にとっては、逆に差し込む空間が生まれやすいとも言えます。
インコースの勝率について
鳴門水面は、スタートラインから1マークへ向かって内側に狭くなっており、隣の艇との間隔が狭くなるため、1コース(イン)の1着率がやや低めになることが知られています。
潮の流れや風の影響でレース展開が読みにくく、センター〜アウトの選手にも十分チャンスが生まれるのが鳴門の醍醐味。SG開催では特に、実力上位の選手がアウトコースから豪快に攻める場面に期待です!
鳴門とグランドチャンピオンの歴史
鳴門でのグランドチャンピオン開催は今回で2回目となります。2017年(第27回大会)には石野貴之選手が優勝。石野選手は今大会も繰り上がり出場でメンバーに名を連ねており、鳴門との縁を再び感じさせます。
また池田浩二選手は昨年9月の72周年記念でG1を制したばかりで、鳴門での実力は折り紙付き。ホームランクラスの水面巧者が揃うSGとなりそうです!
まとめ:第36回グランドチャンピオン2026は見逃せない!
2026年6月23日(火)〜6月28日(日)の6日間、ボートレース鳴門で開催される「SG第36回グランドチャンピオン」。
前年度王者・池田浩二選手の連覇なるか、それとも峰竜太選手が完全復活を証明するか、はたまた佐藤隆太郎選手や定松勇樹選手といった若い実力者がSGタイトルをつかみ取るのか——考えれば考えるほど興味が尽きません!
女子選手初のSG覇者・遠藤エミ選手や地元・鳴門初出場の菅章哉選手など、ストーリーを持った選手たちの戦いも大きな見どころ。予選から準優勝戦、そして優勝戦へと戦いが進むにつれて、勢力図がどう変わっていくか——それを追うのもグランドチャンピオンの醍醐味です。
鳴門水面は潮と風の組み合わせ次第でガラリと展開が変わるトリッキーな一面を持つ競艇場。潮見表と気象情報もしっかりチェックしながら、水面のコンディションを読んで予想を楽しんでください!"SGの中のSG"と呼ばれる最高峰の舞台で、一体誰がキング・オブ・SGに輝くのか!要注目の6日間です!