競艇予想に必須の4項目をザックリ解説
- 「選手」で見る点は「級別、支部、勝率、2連率、3連率」
- 「モーター」で見る点は「モーターの2連率・3連率」
- 「コース」で見る点は何枠スタートなのか
- 「展開」で見る点は「F数、L数、平均ST」
これらの情報はボートレース公式サイトの「出走表」で見ることができます。
見方は「公式サイト→レース情報を見る→本日の払戻金一覧→各競艇場のレースをクリック→結果タブから出走表タブに移動」です。
最初は慣れないかもしれませんが、上記の4点に注目して見てみると非常にわかりやすいです。
具体例で解説!「第67回ボートレースダービー」で予想してみよう
それでは、4つの要素をザックリですが見てみましょう。

5点満点で分析してみました。
※展開は要素が多すぎるため、今回は平均STで分析してみました。
平均STとは「スタートタイミングの平均値」のことです。
数値が低いほどスタートタイミングが速く、優秀な選手です。(0.17以内ならかなり優秀!)
枠 | 選手 | モーター | コース | 展開 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 3 | 5 | 5 | 17 |
2 | 5 | 4 | 3 | 5 | 17 |
3 | 2 | 4 | 2 | 4 | 12 |
4 | 3 | 3 | 2 | 3 | 11 |
5 | 2 | 3 | 1 | 4 | 10 |
6 | 3 | 5 | 1 | 4 | 13 |
2枠の毒島選手を例に分析してみましょう。
勝率が6人の中で1番高いので選手は「5」、モーターの2連率が50.00と高いのでモーターも「5」としました。
続いてコースは2枠なので「4」、展開は平均STが0.13と他の選手に比べて早いので「5」にしました。
上の表からこのレースの予想をしてみますと・・・
1着候補は1号艇の「深谷知博」選手と2号艇の「毒島誠」選手の二人です。
競艇は1枠が圧倒的に有利なので、今回は「深谷」選手を1着と予想。
そして2着候補は「毒島」選手。
3着目は6号艇の「佐藤翼」選手です。
そして結果は・・・「1-2-6」、予想した通りとなりました(笑)
過去のレースを例に挙げてるので説得力がないかもしれませんね。
しかし、この予想方法はどのレースでも通用します。
肝心なのはバランスよく予想することです!是非、試してください。
それでは続いて、「選手」の強さを分析する方法を詳しく見ていきましょう!
競艇選手の強さを見極めよう!コツは「級別、勝率、今節成績」

どの競艇選手が強いのか?見極めるポイントはいくつかあります。
それは「級別、勝率、今節成績、2連率・3連率、支部、年齢、体重」など。
今回は、その中でも最重要な3つの要素「級別、勝率、(2連率・3連率)」をピックアップしました。
ボートレースの初心者でも、この3つを分析することで十分に勝てる予想ができます!
級別
級別とはボートレーサーのランクのことです。
4つに分かれており、上から「A1級、A2級、B1級、B2級」となります。
各級のレーサーの比率は以下の通りです。
- A1級=20%
- A2級=20%
- B1級=50%
- B2級=それ以外のレーサー
級別は選手名のすぐ上に表記されているので、必ずチェックしてください。
級別は確認するだけで特に分析する必要がありません。
それでいて、選手の力量を正確に知ることができます! ちなみに目安として以下のようなイメージです。
6人の中でA1選手が1人だけ。
しかもそのA1選手が1枠の場合、ほぼ間違いなくA1選手が1着を取るでしょう。
使い勝手の良い級別ですが注意点あります、2点確認してみましょう。
A1級でもピンキリ!約300人のボートレーサーがA1級
実は、A1級選手は約300人もいます!意外と多いですよね・・・
その理由は級別ごとに決まった「定率」があるためです。
競艇選手の成績が高い順に並べ、定率内に収まるように振り分けられます。
- A1級 上位20% 約300人
- A2級 A1級を除いた上位20% 約300人
- B1級 A1級、A2級を除いた上位50% 約730人
- B2級 残りの選手 約150人
※ボートレーサーは約1,600人います。
この表からわかることは、同じA1級レーサーでもピンからキリまでいる!ということです。
よって各競艇選手の細かい実力までを判定するのは危険です。
あくまでザックリした目安として予想に役立ててください。
半年前の成績に惑わされるな!更新月直前(6月、12月)の級別は参考程度
級別の判定には半年ごとの成績によって決められます。
期 | 審査期間 | 実施期間 |
---|---|---|
前期 | 5月1日~10月31日 | 1月1日~6月30日 |
後期 | 11月1日~4月30日 | 7月1日~12月31日 |
そのため、実施直前の月(1月、7月)は信頼できるデータですが、月日を追うごとに古い情報になっていきます。
特に実施期間の最終月(6月、12月)になると、半年前の情報です。
競艇の世界で半年前のデータはあまり役に立たないのが現状。
6月、12月のレースでは「A1級選手が1号艇に入っているから、1着は1号艇!」と安易に予想してしまうと、痛い目に合うかもしれません。
逆に、来月からA2に格下げのA1選手を知っていたらチャンスです!
他の人はそのことを知らず、A1選手に予想が集まっていたら万舟GETのチャンスです。
勝率から競艇選手の実力を知ろう!
着順点は以下のようになっています。
着順 | 着順点 |
---|---|
1着 | 10点 |
2着 | 8点 |
3着 | 6点 |
4着 | 4点 |
5着 | 2点 |
6着 | 1点 |
数字が大きい選手が「実力がある」と考えてもらってOKです。
一応目安として勝率と実力を対比してみました。
- 勝率8.00以上 :超一流
- 勝率7.00~8.00:一流
- 勝率6.00~7.00:強い
- 勝率5.00~6.00:中堅
- 勝率4.00~5.00:弱い
- 勝率3.00~4.00:かなり弱い
- 勝率3.00以下 :ほとんど舟券に絡まない
かなり大雑把なので参考として考えてください。
続いて最新データも紹介しましょう。
2020年5月1日~2020年10月31日の間で、勝率が8.00以上のボートレーサーはたったの7人です。
勝率8.00以上 が超一流なのは間違いないですね。
もう1つ実力差を測る目安として、「勝率差が2.00以上」あれば大きな実力差と考えてください。
また、公式サイトの勝率は「現在の勝率」が書かれています。
基本的に公式サイトの勝率をチェックすれば問題ありません。
「そのボートレーサーは何着を獲る確率が高いの?」2連率・3連率で着順傾向を予想!

競艇公式サイトには勝率の下に「2連率」と「3連率」の項目があります。
初心者の方は「ウッ」となるかもしれませんが、ちゃんと詳しく説明するのでご安心ください。
まずは、それぞれの意味についてです。
- 2連率:その選手が2着以内に入った割合(1〜2着)
- 3連率:その選手が3着以内に入った割合(1〜3着)
数字の高い選手の方が「実力がある!」と思ってもらってOKです。
さて、ここで疑問が湧いた人も多いと思います。
実は選手の実力を測るには、先に説明した「勝率」で十分。
2連率・3連率は「選手の実力」にプラスして、「選手が何着に入りやすいか(着順傾向)」がわかります! 同じ勝率でも、2連率や3連率が違うレーサーは沢山います。
それでは2連率や3連率から、着順傾向を考えてみましょう。
2連率や3連率から、着順傾向を分析
「2連率と3連率」を使った分析を2パターン紹介します。
- 2連率と3連率の差が少ない選手
- 1着、2着は多いが、4着以下も多いと予想
- 2連率と3連率の差が大きい選手
- 1着、2着は少ないが、3着に入るのがうまい安定型の選手
上の例は少し上級者向けかもしれませんね。
もっと単純に「2連率と3連率」の高い選手は舟券に絡む可能性が高い!といった予想も可能です。
まとめ
今回は大きく4種類(選手、コース、モーター、展開)のデータを元に予想する方法を紹介しました。
そして、「選手」にフォーカスを合わせて以下の内容を詳しくお伝えしました。
- 級別での比較はお手軽
- A1級でもピンキリなので要注意
- 半年前の成績に惑わされない方法
- 勝率から選手の実力がわかる
- 2連率・3連率で着順傾向を予想
今回は4つの要素のうち「選手」についてがメインの内容です。
これで予想がしやすくなれば嬉しいです。
他の項目(コース、モーター、展開)についてもコラムをアップしますのでお楽しみに。