ボートレースびわこ(びわこ競艇場)の1マーク変更の内容の詳細
1マーク変更内容を以下にまとめました。
- 1マーク、2マークを一直線上に配置
- 1マークの位置を沖合に3m移設
- 1マークの位置は陸側から44mから47mに変更
1マーク変更は選手の安全確保が目的
ボートレースびわこ公式サイトによると「ボート同士の接触事故の低減と旋回半径の確保」と、安全確保を目的として1マーク移設が行われたとのこと。
YouTubeに以下のような動画がアップされるほどボートレースびわこは元々接触事故が多かったため、選手達からも改善の要望が出ていたようです。
安全確保が強化されて、選手達も安心してレースに臨めるよう願います。
ボートレースびわこ(びわこ競艇場)の1マーク変更によって予想される影響
10月23日に1マーク変更後のボートレースびわこで地元選手による模擬レースが行われました。
松山将吾選手と沢田尚也選手はインタビューで以下のようにコメントしています。
- 1マークが遠くなったことで5、6コースが以前に比べて不利になりそう
- 1~3コースは周りやすくなった。「1-2-3」決着が以前より増えそう。
1マークを変更したことで、インコースが有利になってアウトコースの勝率が下がれば、今までのように高配当が出やすいボートレースびわこではなくなってしまうのではないかと懸念しているボートレースファンの方も大勢いるようです。
馬場貴也選手がコメント。1マーク変更後もインはそこまで有利にならない!?
一方で滋賀支部の馬場貴也選手は「センターがより攻撃しやすくなる」「インはそこまで有利にならないと思う」と日刊スポーツのインタビューでコメントしています。
2Mから1Mが一直線に並ぶことで、各コースの選手が幅をしっかり取れるようになる。
これでセンターがより攻撃がしやすくなる。
インは対岸からの風や標高の高さの影響を受けやすいので、そこまで一気に有利にはならないと思う。
(日刊スポーツから引用)
また、馬場貴也選手は以下のボートレースびわこの傾向はこれまでと変わらないと話しています。
- ホームストレッチ:外伸び
- バックストレッチ:内伸び
そもそもボートレースびわこ(びわこ競艇場)はなぜイン受難水面?
ボートレースびわこがイン受難水面である大きな要因は以下の2点です。
- インコースが不利となる「強いうねり」が年中発生するため
- 標高84mと高い場所に位置し、気圧が低く、エンジンの出足が悪いことで、助走距離の短いスロースタートのインコースは後れを取りがちになるため
このような自然条件が大きく影響しているので、1マークを変更したからと言ってイン受難水面が崩れてしまうと判断するのは早計かもしれません。
10月26日「ルーキーシリーズ 第20戦スカパー!・JLC杯」のレース結果
しばらくは地元選手に賭けてみるのも手!
まとめ:今後のボートレースびわこ(びわこ競艇場)の展開に期待!
1マークが変更されたボートレースびわこが今後どのように生まれ変わるのか、新たな展開が楽しみですね!新しい情報を日々チェックしていきたいと思います!ただ忘れてはいけないのは1マーク移設をした1番の目的は選手の安全を確保することです。
2020年2月にボートレース尼崎で不慮の事故で亡くなった松本勝也選手の一件も無駄にしてはいけません。
安全確保が強化されて、二度とあのような悲劇が起こらないことを願いつつ、レース観戦を楽しみたいですね。