2020年のボートレース賞金戦線はどうだったのか?

今年の賞金戦線の流れを振り返ってみましょう。
まずは、今年のSG初戦、3月のクラシック(平和島)を制したのは吉川元浩。
昨年に続いて連覇を果たしました。
5月のオールスター(住之江)は篠崎仁志、6月のグランドチャンピオン(宮島)は徳増秀樹と、連続で新たなSG王者が誕生しました。
6月が終わった時点で賞金トップはまだ吉川選手です。
しかし、7月にオーシャンカップ(鳴門)を制した峰竜太が逆転!
この時期、「白井英治、毒島誠、瓜生正義」選手といった、昨年のグランプリメンバーもベスト10に入ってきました。
さて、8月のメモリアル(下関)を制して、いきなり上位に入ってきたのが寺田祥!通算2度目のSG制覇です。
9月から10月にかけては、意外な展開も多数発生します。
昨年の賞金王、石野貴之など、スター選手のフライングが相次ぎます。
そんな中、ボートレースダービー(大村)は深谷知博がSG初制覇を果たし、圏外から一気にグランプリ当確を決めました!
10位以上では、昨年出場を逃した松井繁や新田雄史が見事ランクイン!
G1初優勝を決めた西山貴浩も出場します。
そして、先月のSGチャレンジカップ(蒲郡)は、毒島誠が優勝!見事シード権を手にしました。
順位 | 選手 | 賞金金額 |
---|---|---|
1 | 峰竜太 | 147,839,000円 |
2 | 毒島誠 | 132,556,000円 |
3 | 吉川元浩 | 118,405,932円 |
4 | 篠崎仁志 | 106,828,333円 |
5 | 深谷知博 | 94,975,333円 |
6 | 寺田祥 | 94,704,000円 |
7 | 菊地孝平 | 92,148,000円 |
8 | 瓜生正義 | 90,502,500円 |
9 | 白井英治 | 87,525,000円 |
10 | 徳増秀樹 | 84,034,500円 |
今年のグランプリはベテランの活躍に期待!
グランプリの出場者18人の登録番号を見てみますと、3000番台が8人、4000番台が10人です。
11年以上前にGPを制した「松井繁(V3)・井口佳典・吉川元浩」が出場を果たしており、ベテランの貫禄を見せつけました。
特に吉川選手はトライアル2ndステージからの出場なので、期待しています!
グランプリ開催地「平和島競艇場」はインが弱い!好枠のアドバンテージは少ないかも!?

今年のグランプリは、例年の住之江から平和島へ変更されました。
平和島はインが弱い競艇場です。
どのコースからでも1着を狙えるチャンスがあります。
よって、好枠を確保できなかった「賞金1位から6位以外」の選手でもわかりません!
例年に比べて「賞金1位から6位」の選手に与えられる好枠のアドバンテージは少ないと考えられます。
平和島のモーターはわかりづらい
実は平和島のモーターは一癖あります。
それは、モーターの性能と2連対率があまり噛み合っていないのです。
グランプリでは「賞金1位から6位」の選手が優先してベスト6のエンジンを手に入れますが、 「賞金1位から6位以外」の選手にもエースモーターが渡ってくる可能性が十分にあります。
なんだか今年は波乱の予感がしますね。
見応えのあるレースになることは間違いないでしょう。
SGグランプリの流れを解説
「上位6名」はシード扱いなので、3日目から参戦します。
前半の5日間でトライアルを行い、最終日に「賞金王決定戦」と「順位決定戦」が行われます。
それぞれの日程は以下の通りです。
SGグランプリ初日・2日目
賞金ランキング7位~18位の12名の選手でトライアル1を2日間行います。
各選手2レースずつ出走し、上位6名がトライアル2へ進みます。
グランプリの特殊なルールとして、
トライアル1を敗退した選手も、3日目からグランプリシリーズに参戦できます。
SGグランプリ3日目・4日目・5日目
トライアル2の開始です。
このタイミングで、「賞金ランキング6位以内」の選手が出場します。
トライアル1で勝ち進んだ6名と合わせて、合計12名の競艇選手が出揃いました。
ちなみに、トライアル1で勝ち進んだ選手の得点はここでリセットされます。
SGグランプリ最終日6日
まずは、トライアル2の「7位から12位」の競艇選手で「順位決定戦」が行われます。
その後、トライアル2の「1位から6位」の選手で賞金王決定戦(グランプリ優勝戦)が行われます。
優勝賞金は1億円!どのボートレーサーが1位になるのでしょうか!?
SGグランプリシリーズの流れ

グランプリと同時開催の「グランプリシリーズ」も注目です。
「グランプリシリーズ」は「グランプリ」と同時開催のSG競走となっています。
そして、レースが「グランプリ」と同日、同会場。
さらには、レースが「グランプリ」、「グランプリシリーズ」で混合に組まれています。
なんだか分かりにくいですね・・・
詳しく見ていきましょう!
出場資格は獲得賞金ランク「19位〜60位」の選手。
シリーズ戦もグランプリと同じく、6日間で開催されます。
進行は通常のSGと同様ですが、1点だけ違います。
それは、予選3日目から「グランプリのトライアル1で残れなかった選手がシリーズ戦に参戦」します。
グランプリの選手が入ることで、違った展開になって面白いですよ。
他のSGと異なる点はこれくらいです。
よく、「グランプリシリーズで活躍したらグランプリに参戦できるの?」と勘違いされがちですが、そのようなことはありません。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「グランプリ」について詳しくみてきました。
内容をザックリまとめると以下の通りです。
- 今年の賞金ランキングの移り変わり
- グランプリの流れ
- グランプリ開催地「平和島競艇場」はインが弱い
- グランプリシリーズの見どころ
グランプリは今月の15日に開催します。
1年で1番盛り上がるレースです!
この大会で予想をしないと競艇ファンとは言えませんよ(笑)
今回の記事を参考に、楽しく予想してみてください。