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競艇「第35回SGグランプリ」間近!見どころや注目のボートレーサー、今年の賞金ランキングを徹底検証

競艇「第35回SGグランプリ」間近!見どころや注目のボートレーサー、今年の賞金ランキングを徹底検証

全てのボートレーサーが目標とする最高峰のレース、「第35回SGグランプリ」がいよいよ開催されます。

競艇ナンバーワンの大会に相応しく、グランプリの優勝賞金は1億円と超高額!

今年の会場は「平和島競艇場」です。例年までの「住之江競艇場」と違ったレースが楽しめそうですね。

開催期間は「12月15日から20日」となっています。

そして、「グランプリ」の出場条件は「獲得賞金ランキング1位〜18位の選手」です。

優先出場は一切なし!非常にシンプルですね。

今回は、「今年の賞金ランキングの移り変わり」、「平和島競艇場の注意点」、「グランプリの流れ」をメインに見ていこうと思います。

また、同時開催の「SGグランプリシリーズ」についても言及します。

「グランプリ」と名前が似てますし、同会場で同時開催、初心者の方は混乱すると思います。

わかりやすく解説するのでご安心ください。

2020年のボートレース賞金戦線はどうだったのか?

ボートレース賞金戦線振り返り
ボートレース賞金戦線振り返り

今年の賞金戦線の流れを振り返ってみましょう。

まずは、今年のSG初戦、3月のクラシック(平和島)を制したのは吉川元浩

昨年に続いて連覇を果たしました。

5月のオールスター(住之江)は篠崎仁志、6月のグランドチャンピオン(宮島)は徳増秀樹と、連続で新たなSG王者が誕生しました。

6月が終わった時点で賞金トップはまだ吉川選手です。

しかし、7月にオーシャンカップ(鳴門)を制した峰竜太が逆転!

この時期、「白井英治、毒島誠、瓜生正義」選手といった、昨年のグランプリメンバーもベスト10に入ってきました。

さて、8月のメモリアル(下関)を制して、いきなり上位に入ってきたのが寺田祥!通算2度目のSG制覇です。

9月から10月にかけては、意外な展開も多数発生します。

昨年の賞金王、石野貴之など、スター選手のフライングが相次ぎます。

そんな中、ボートレースダービー(大村)は深谷知博がSG初制覇を果たし、圏外から一気にグランプリ当確を決めました!

10位以上では、昨年出場を逃した松井繁新田雄史が見事ランクイン!

G1初優勝を決めた西山貴浩も出場します。

そして、先月のSGチャレンジカップ(蒲郡)は、毒島誠が優勝!見事シード権を手にしました。

順位選手賞金金額
1峰竜太147,839,000円
2毒島誠132,556,000円
3吉川元浩118,405,932円
4篠崎仁志106,828,333円
5深谷知博94,975,333円
6寺田祥94,704,000円
7菊地孝平92,148,000円
8瓜生正義90,502,500円
9白井英治87,525,000円
10徳増秀樹84,034,500円

今年のグランプリはベテランの活躍に期待!

グランプリの出場者18人の登録番号を見てみますと、3000番台が8人、4000番台が10人です。

11年以上前にGPを制した「松井繁(V3)・井口佳典・吉川元浩」が出場を果たしており、ベテランの貫禄を見せつけました。

特に吉川選手はトライアル2ndステージからの出場なので、期待しています!

グランプリ開催地「平和島競艇場」はインが弱い!好枠のアドバンテージは少ないかも!?

グランプリ開催地「平和島競艇場」
グランプリ開催地「平和島競艇場」

今年のグランプリは、例年の住之江から平和島へ変更されました。

平和島はインが弱い競艇場です。

どのコースからでも1着を狙えるチャンスがあります。

よって、好枠を確保できなかった「賞金1位から6位以外」の選手でもわかりません!

例年に比べて「賞金1位から6位」の選手に与えられる好枠のアドバンテージは少ないと考えられます。

平和島のモーターはわかりづらい

実は平和島のモーターは一癖あります。

それは、モーターの性能と2連対率があまり噛み合っていないのです。

グランプリでは「賞金1位から6位」の選手が優先してベスト6のエンジンを手に入れますが、 「賞金1位から6位以外」の選手にもエースモーターが渡ってくる可能性が十分にあります。

なんだか今年は波乱の予感がしますね。

見応えのあるレースになることは間違いないでしょう。

SGグランプリの流れを解説

SGグランプリの流れ
SGグランプリの流れ

最高峰のレースだけあって、日程やルールが少し特殊です。

まずは基本的な内容から見てみましょう。

グランプリは「賞金ランキング上位18名」の選手だけで競います。

「上位6名」はシード扱いなので、3日目から参戦します。

前半の5日間でトライアルを行い、最終日に「賞金王決定戦」と「順位決定戦」が行われます。

それぞれの日程は以下の通りです。

SGグランプリ初日・2日目

賞金ランキング7位~18位の12名の選手でトライアル1を2日間行います。

各選手2レースずつ出走し、上位6名がトライアル2へ進みます。

グランプリの特殊なルールとして、

トライアル1を敗退した選手も、3日目からグランプリシリーズに参戦できます。

SGグランプリ3日目・4日目・5日目

トライアル2の開始です。

このタイミングで、「賞金ランキング6位以内」の選手が出場します。

トライアル1で勝ち進んだ6名と合わせて、合計12名の競艇選手が出揃いました。

ちなみに、トライアル1で勝ち進んだ選手の得点はここでリセットされます。

SGグランプリ最終日6日

まずは、トライアル2の「7位から12位」の競艇選手で「順位決定戦」が行われます。

その後、トライアル2の「1位から6位」の選手で賞金王決定戦(グランプリ優勝戦)が行われます。

優勝賞金は1億円!どのボートレーサーが1位になるのでしょうか!?

SGグランプリシリーズの流れ

SGグランプリシリーズの流れ
SGグランプリシリーズの出場選手

グランプリと同時開催の「グランプリシリーズ」も注目です。

「グランプリシリーズ」は「グランプリ」と同時開催のSG競走となっています。

そして、レースが「グランプリ」と同日、同会場。

さらには、レースが「グランプリ」、「グランプリシリーズ」で混合に組まれています。

なんだか分かりにくいですね・・・

詳しく見ていきましょう!

出場資格は獲得賞金ランク「19位〜60位」の選手。

シリーズ戦もグランプリと同じく、6日間で開催されます。

進行は通常のSGと同様ですが、1点だけ違います。

それは、予選3日目から「グランプリのトライアル1で残れなかった選手がシリーズ戦に参戦」します。

グランプリの選手が入ることで、違った展開になって面白いですよ。

他のSGと異なる点はこれくらいです。

よく、「グランプリシリーズで活躍したらグランプリに参戦できるの?」と勘違いされがちですが、そのようなことはありません。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「グランプリ」について詳しくみてきました。

内容をザックリまとめると以下の通りです。

  • 今年の賞金ランキングの移り変わり
  • グランプリの流れ
  • グランプリ開催地「平和島競艇場」はインが弱い
  • グランプリシリーズの見どころ

グランプリは今月の15日に開催します。

1年で1番盛り上がるレースです!

この大会で予想をしないと競艇ファンとは言えませんよ(笑)

今回の記事を参考に、楽しく予想してみてください。