競艇選手の平均身長・高身長のレーサーは多め!

まずは競艇選手の体格を見てみましょう。
ボートレーサーの平均身長は、男子が165.2cm、女子が156.9cmです。
そして平均体重は、男子が54kg、女子が47.9kg。
女子レーサーの平均身長は予想通りといったところ。
しかし、男子レーサーの平均身長は意外と高いと思いませんか?
「背が低い方が有利」といわれる競艇ですが、平均身長は高めですね。
ボートレーサーになるには身長制限があります。
現在は「175cm以下」、こちらは養成所に入る時の制限です。
かつては、「170cm以下ないし172cm以下」だったので、かなり緩和されましたね。
ちなみに18歳未満の男子については168cm以下です。
このように身長制限の変更もあって、イメージよりは身長が高めとなっています。
年代別のデータを紹介しますと、
登番3000番台の選手と5000番台の選手では、平均身長で5000番台の選手の方が約2センチも高くなっていました。
高身長のボートレーサーは200人以上!
高身長のボートレーサーを見てみましょう。
なんと男子で170cmを超えるレーサーは211人!これは驚きです。
最も身長が高いのレーサーは兵庫の鈴谷一平選手で176cm。
鈴谷選手は養成所時代の身長は171.2cmだったのですが、デビューして約5センチ伸びたそうです。
そして鈴谷選手の体重は57kg、減量の過酷さは想像以上でしょう!
さて、女子レーサーの高身長は誰なのでしょう。
最も背が高いのレーサーは、東京支部の平田さやか選手、身長は167cmです。
ただし、平田選手の体重は47kg。
女子レーサーの制限体重が47kgなので、調整はそこまで苦労せずに済みそうです。
低身長のレーサーを紹介
高身長の反対で、低身長のレーサーは誰なのでしょうか?
男子の競艇選手では、126期、愛知支部の沼田大都選手です!身長は151cm。
ただし、体重は54kgもあるそうです。
なんとデビューは今年(2020年)、頑張ってほしいですね。
さて、女子レーサーの低身長選手も紹介します。
女子で最も低いのは、125期、福岡支部の冨名腰桃奈選手です。
身長が141cmの沖縄出身レーサーです。
また、小柄な女子レーサーと言えば、谷川里江選手(142cm)や樋口由加里選手(144cm)が有名ですね。
体重を増やすのも大変!競艇選手の平均体重は?

続いて体重を見てみましょう。
男子の中で、新しい最低体重である52kgを下回るレーサーは220人もいます。
さすがに47kg以下の選手はいませんが、男子で49kg以下の選手は全員で29人!意外と多いですね。
「最低体重52kg」と聞くと、辛い減量のイメージが強いですが、実は増量の苦しみもあります。
例えば、今村豊選手の引退会見で「食べたくなくても食べなければならない辛さ」といったコメントがありました。
最低体重を下回る220人のボートレーサー達、今村選手同じように増量に取り組んでいる選手は多いことでしょう。
体重が重い競艇選手は239人!
反対に重い選手はどれくらいいるのでしょう?
データを見てみますと、体重が57kg以上の選手は、なんと239人もいます!
ちなみに、体重が60kg以上の選手は約50人。
体重が軽い方が有利な競艇ですが、意外な多さに驚きです。
それだけ減量が難しいということなのでしょうか?
「ヘビー級選手権」が盛んに開催されている理由にも納得ですね。
一方、女子レーサーの体重も見てみましょう。
女子レーサーの中で、47kgの最低体重を下回る選手は81人もいます!
なんと、女子レーサー全体の「約3分の1」となっています。
女子の中で、減量に苦しむ選手は少なそうですね。
と、思ったら!逆に体重が51kg以上の女子レーサーは37人もいます!
女子レーサーは「減量とは無縁」というわけでは無さそうです。
レース当日!規定体重52kgに満たない場合はどうなるの?

ここからは、体重測定について見てみましょう。
レース当日の朝、最初に出場レーサー全員の体重測定を行います。
ここで疑問が浮かびませんか?
「規定体重52kgに満たない場合はどうなるの?」ですね。
ボートレースの場合、ボクシング等と違い、規定体重に満たなくても出場することが可能です。
規定より重い場合は、特に制限がないので安心ですが、問題は52kg以下だった場合。
52kgに満たない選手は、出走するレースの展示航走前に「直前測定」が行われます。
この時に52kgをクリアしていれば、そののままレースに出場します。
もし、52kg以下だと500グラム単位で重りをつけて増量していきます。
このように、増量して規定の体重に合わせるわけですね。
さて、増量の方法ですが、「重量調整ベスト(500グラム)、重り(500グラム)、重量調整マット(2kg)」の3種類をバランスよく使用します。
何と言ってもボートレースはバランスが超重要です。
このような計らいは選手にとってありがたいですね。
例えば、直前測定で50.5kgの選手がいたとします。
その場合、重量調整ベスト(500グラム)を着て、ポケットに重りを2個(1000グラム)入れます。
重りを入れる個所もちゃんと決まっています。
重量調整ベストの前と後ろ、それぞれ2個所にポケットがあります。
よって合計4個まで入ります。
重量調整ベストと重りを使っても、まだ52kgに満たない場合は、ボートに重量調整マットを敷いて調整します。
しかし、バランスの調整がされているとはいえ、自分の体ではありません。
競艇選手の中には体重を増加させるために、宿舎から出る直前に増量分の水を飲むレーサーもいるそうです。
年末の大一番!SGグランプリのTOP6レーサーの「身長・体重」は?
まとめ
今回は競艇選手の体格について見てきました。
- 競艇選手の平均身長・平均体重
- 低身長のレーサー
- 競艇選手の平均体重
- 体重が重い競艇選手
- 規定体重52kgに満たない場合
- SGグランプリのTOP6レーサーの「身長・体重」
いかがでしょうか。
規定体重に満たない選手は、重りの影響がレース出るので要チェックです。
また、高身長の選手でも規定体重をクリアしていたら仕上がりは十分と考えられます。
体重や身長も予想に取り入れてみてください。