穏やかで乗りやすい「ボートレース下関」の水面特徴
「ボートレース下関」は瀬戸内海に面しており、海水を利用した水面です。
海水のため体重差が出にくく、重量級レーサーの豪快なターンにも注目です!
海水を利用した水面は基本的に潮や風の影響を受けやすい傾向にありますが、「ボートレース下関」では1マーク前方に堤防が設置されているため、大潮の時間帯を除けば年間を通じて穏やかな水面であることが特徴です。
それでは、水面特徴を詳しく見ていきましょう!
1コースの1着率が全国平均超え!
「ボートレース下関」は、1コースの1着率が62.5%(2019年10月~2020年9月)と、全国平均よりも高くなっています。
このインコースの強さの理由には、水面のサイズが関係しています。
水面のサイズは、大時計から対岸まで130.5m、スタンドから1マークまで43m、1マークから対岸までは91mとなっています。
ピットから第2ターンマークまでの距離が長く、他の競艇場のようにインが深くなりません。
本番ピットから大時計までは320mもあるため、通常助走距離が短くなる傾向にあるインコースも、スタート前に十分な助走距離を取れるようになっています。
穏やかな水面に加えて、このコースレイアウトがインコースの強さに関わっているのですね!
風速が4mを超えたら注意!
基本的には穏やかな「ボートレース下関」ですが、風には注意が必要です!
風速3m以下なら1コースの1着率は60%以上となりますが、風速4m以上になると1コースの1着率は50%前後まで下がります。
特に「ボートレース下関」では、夏はバック側、冬はスタンド側からの横風がよく吹きます。
さらに、スタート付近では向かい風から追い風に変化することが多く、スタートのタイミングが掴めずフライングしてしまうことがあります。
また、向かい風は「まくり」、追い風は「イン有利」という一般的なセオリーが通用しないため、「ボートレース下関」の水面に慣れているベテラン選手や地元選手が有利となる傾向があります。
横風が吹くようなレースでは、スタートが上手い選手を狙うのも良さそうですね!
季節で変わる「水面傾向」 夏はまくり、冬はイン!
基本的にはインコースが強い「ボートレース下関」ですが、他のボートレース場と同じように、季節によって傾向が変わります。
夏は1コースの1着率が下がり「まくり」が決まりやすくなり、冬は「差し」の決まり手が増加します。
以下に季節ごとの決まり手のデータをまとめてみます。
春(3月~5月)の決まり手
- 逃げ:59.9%
- まくり:10.9%
- まくり差し:11.2%
- 差し:12.6%
- 抜き:5.0%
- 恵まれ:0.4%
夏(6月~8月)の決まり手
- 逃げ:50.9%
- まくり:17.1%
- まくり差し:12.8%
- 差し:13.5%
- 抜き:5.2%
- 恵まれ:0.5%
秋(9月~11月)の決まり手
- 逃げ:57.6%
- まくり:14.5%
- まくり差し:8.4%
- 差し:12.5%
- 抜き:6.6%
- 恵まれ:0.4%
冬(12月~2月)の決まり手
- 逃げ:56.9%
- まくり:10.1%
- まくり差し:12.0%
- 差し:13.9%
- 抜き:6.1%
- 恵まれ:1.0%
季節ごとのデータも、予想をする際に参考にしてみてくださいね!
「ボートレース下関」で強い!地元選手を紹介
特に横風が吹くとスタートが難しくなる「ボートレース下関」。
そのため、地元選手など下関の水面に慣れている選手が強くなる傾向があります。
早速、地元選手や勝率の高い選手をチェックしてみましょう!
下関最強!白井英治(しらい・えいじ)選手
1976年生まれ山口県出身、山口支部所属A1級の選手。
師匠は今村豊元選手。
巧みなハンドル捌きによる鋭角的なターンを得意とすることから「関門のホワイトシャーク」というキャッチフレーズが付けられました。
「ボートレース下関」では、勝率・1着回数がトップの選手です。
下関最強選手とも言えますね!
「ボートレース下関」での勝率ランキング
山口支部選手と、それ以外の選手で分けた勝率を紹介します。
山口支部選手の勝率トップ3
- 白井英治(しらい・えいじ)選手・8.87
- 海野康志郎(うんの・こうしろう)選手・7.63
- 竹田辰也(たけだ・たつや)選手・7.31
山口支部以外の選手の勝率トップ3
- 吉田拡郎(よしだ・かくろう)選手・8.53
- 篠崎元志(しのざき・もとし)選手・8.47
- 岡田憲行(おかだ・のりゆき)選手・8.25
山口支部での勝率3位の竹田辰也選手は、下関での勝率・回収率の両方が高く、注目の選手です。
ぜひ、予想の際は下関での成績の良い選手に注目してみてくださいね!
まとめ:「ボートレース下関」は基本穏やか・風が強い時は注意!
「ボートレース下関」は、基本的には穏やかな水面でイン有利ということでしたが、風が強く吹く際は注意が必要でしたね。
風速が1m~3mの際は通常通りインが強いですが、4mを超えたら注意が必要で、1コースの1着率が下がります。
他にも、夏は「まくり」、冬は「イン」が有利となる季節ごとの水面傾向にも気にかけながら予想をしてみてくださいね!