潮の満ち引きにより「水面特徴」は大きく変化!
先述の通り、「ボートレース児島」は潮の満ち引きよって水面特徴が変わることが最大の特徴です。
満潮時と干潮時の差は最大で2.5mにも及びます。
「ボートレース児島」の公式ホームページには「潮汐表」が掲載されているので、チェックしながら予想するのがおすすめですよ。
それでは「満潮時」と「干潮時」、それぞれの特徴を見ていきましょう!
満潮時はインコースが有利
満潮時は、水位が高くなることにより水面にうねりが発生します。
アウトコースの選手はコーナーで流されやすくなるため「まくり」が決まりにくく、インコースが有利となり「逃げ」や「差し」が決まりやすくなります。
干潮時は「まくり」が決まりやすい
干潮時は水面が穏やかになり、レースはスピード戦になります。
そのため、4・5コースからの「まくり」や「まくり差し」などのスピードを活かしたターンが決まりやすくなります。
以上の特徴を、まずはしっかりおさえておきましょう!
風の影響は受けにくい
瀬戸内海に面した湾内に位置しているため、基本的に風の影響はうけません。
しかし、風速が5メートルを超えた場合は風の影響を考えることが必要です。
- 追い風の場合:1・2・3コースが有利
- 向かい風の場合:4・5・6コースが有利
広くて走りやすい「コース特徴」
「ボートレース児島」の水面は平均的なレイアウトであるため、セオリー通りインコースが有利となります。
レイアウトにクセが無いため、潮の満ち引きや機力の優劣がレースに大きく影響するとも言えます。
そして、全体的に水面が広く、特にバック側が広いことから「走りやすい水面」だと言われています。
特徴を挙げるとすれば、ピットから第2ターンマークまでの距離が短いということ。
これにより、前づけが難しく枠なり進入率が高くなっています。
1号艇の勝率は全国平均以上!
データを見ると、「ボートレース児島」では1コースの1着率が全国平均よりも高いことがわかります。
その分、他のコースの1着率は全国平均よりも低いことから、1号艇が1着という鉄板レースが多いと考えられます。
しかし、潮の状況によってレース結果が左右されるので、現場の状況を確認しながら予想をすることが大切です。
「ボートレース児島」で強いのはこの選手!
「ボートレース児島」は潮の満ち引きにより水面の高さが変わるため、慣れていない選手はスタートミスをしやすくなります。
そのため、児島の水面に慣れている地元選手や、児島での勝率の高い選手に注目するのもひとつの手となります。
地元選手やボートレース児島の勝率が高い3名の選手を抜粋し、ご紹介します。
地元岡山支部のトップレーサー!平尾崇典(ひらお・たかのり)選手
平尾選手は岡山支部に所属するA1級の選手で、「地蔵乗り」と呼ばれるターンが得意です。
2012年には、デビューから15年目にして念願のSG初優勝を果たしています。
どのコースからでも舟券に絡むような実力を持っている選手で、「ボートレース児島」での通算1着数ランキングはトップを誇っています。
勝率トップ!山崎智也(やまざき・ともや)選手
「ボートレース児島」での通算勝率のトップは、群馬支部所属A1級の山崎智也選手。
その勝率は「8.16」。
安定感のあるレース運びに定評があり、コース取りは基本的に枠なりです。
2015年の賞金ランキング1位になった経験を持ち、SGでは常に安定した成績を残しています。
絶対王者!松井繁(まつい・しげる)選手
大阪支部所属A1級の松井繁選手は、「絶対王者」とも呼ばれるほどの実力を持つ選手。
なんと、今までの生涯獲得賞金が唯一30億円を超えている選手です。
レーススタイルは自在で、最終的に1着を狙えるレース展開を組み立てることができるほどの腕を持ちます。
「ボートレース児島」での勝率は「8.03」を記録しています。
まとめ:「ボートレース児島」は潮の状況で予想を変えること!
「ボートレース児島」では、とにかく潮の状況をよく見てから予想をすることが大切だということが分かりましたね。
以下に特徴をまとめてみます。
- 満潮時はうねりが発生し、インコースが有利になる
- 干潮時は「まくり」や「まくり差し」などが決まりやすくなる
- 基本的に風の影響は受けにくい
- 1コースの勝率が全国平均より高い
これらのことを頭に入れて、ボートレース児島でのレースを予想してみてくださいね!