山崎智也のレーススタイル、賞金王を取る前は攻めるレーサー!
まずは昔の話から。
2009年前後、賞金王を取る前の山崎智也は攻め手のレーサーでした。
トップスタートを決め、ターンも速い。
まくりもできるし、まくり差しも上手い選手でした。
予想では、奇数艇のときに狙らってましたね。
「攻め派の選手」といった印象です。
ただし、いつの日かそんなイメージがガラッと変わってしまいました。
たぶん賞金王を取って落ち着いてからだと思います。
まず、スタートが切れない。
「コンマ18」が平均という、残念なスタートが目立ちます。
ターンは差しばっかりに落ち着き、以前の高速旋回は影を潜めます。
内の小回りばっかりするようになりました。
いわゆる「おじちゃんレース」です。
その代わり、フライングのイメージは全く無いです。
11年間F無しですが、これは凄い!
とはいえ、スタートいかないので当然とも言えますけど。
ちなみに山崎選手といえば2コース「ジカまくり」が有名。
しかし・・・正直、予想を崩されるのであんまり嬉しくないんですよね。
道中は差しメインなのに、1Mでいきなりツケ回ったりするんですよ。
ちょっと予想が掴めなかったです。
山崎智也が引退したことで予想への影響は?
山崎智也が引退したことで、僕の予想にも多少影響があります。
山崎選手はスタートが遅いので予想しやすかったです。
やっぱりスタートの遅い選手って、まくられるので。
穴を提供する選手としてよく狙ってました。
それに、G1によく出るので勝負度の高いレースで賭けやすかったです。
引退したことで「予想を組み立てる選手」が一人減っちゃいましたね。
山崎智也の人柄、人としての印象はオネエ!?
山崎選手はボートレースの貴公子って呼ばれてますけど、僕はなんとなく「オネエかな?」って思っちゃうんですよ(笑)
実際は違うと思いますけど、とりあえず僕の印象です。
ただし、インタビューを見てみるとベテラン感を演出してますね、ちょっと偉そうというか。
「はい、はい、そうですね」といった素っ気ない感じ。
でも笑った時とか、所々でオネエっぽいんですよ(笑)
僕の予想仲間の間では「オネエ」って愛称で呼んでました。
山崎選手のレースで「オネエは今日くるかねぇ?」といった感じです。
爽やかスマイルなのに、奥底には謎と、ちょっとオネエっぽい雰囲気がある選手でした。
まあ、そんな印象です。
山崎智也のやる気のないレース!地蔵ターンでファンを裏切る
山崎智也の印象に残るレースといえば2021年大村競艇場一般戦での地蔵ターン。
1着を走るのは4号艇の富永大一。
山崎選手は2号艇で2着をキープ、3周目まで1着を追い続けます。
しかし、3周目の第2ターンマーク。
富永選手との差は1挺身くらい、頑張れば抜かせそうです。
通常なら差し構えで逆転狙い!・・・なのに山崎選手はなぜか減速して地蔵ターン(笑)
※地蔵ターンとは:膝立ちで座ったまま旋回する方法、モンキーターンと比べてスピードがでない
一気に引き離されて2着でゴール。
これが山崎選手の過去イチでがっかりしたレースです。
このレースからも「勝つことに対して魅力を感じない」といったコメントがよく分かります。
SG笹川賞2011・山崎智也と横西奏恵の夫婦対決は白熱
山崎智也の印象に残ったレースといえば2011年のSG笹川賞(ボートレースオールスター)のドリーム戦です。
妻である横西奏恵との夫婦対決が実現。
出走表は以下の通りです。
- 1号艇:山崎智也
- 2号艇:今垣光太郎
- 3号艇:濱野谷憲吾
- 4号艇:横西奏恵
- 5号艇:今村豊
- 6号艇:松井繁
現在は遠藤エミなど、G1、SGで戦える女子レーサーがいますね。
ただし、以前はG1で戦える女子選手は極小!
横西奏恵や全盛期の山川美由紀くらいでした。
そんな中、ドリーム戦で夫婦対決が実現。
最近は、親族の対戦が組まれますが当時は違います。
ボートレースでの夫婦対決は滅多にありません。
ましてやSGのドリーム戦ときたら、後にも先にもこれ1回キリだと思います。
僕もあのとき、3から予想してたんですよ。
「1=3ー45」で買いました。
結果は「4-5-1」、横西奏恵のまくり差しが入ってそのまま逃げ切り。
かなり盛り上がったレースで、今でも鮮明に覚えています。
山崎智也は横西奏恵と結婚!娘の山崎小葉音を養子に迎える
山崎智也の妻、横西奏恵(よこにしかなえ)は元最強の女子レーサー。
実は山崎選手とは再婚なんです。
元々、徳島支部の佐々木和伸選手と結婚。
その間に生まれたのが現在ボートレーサーの山崎小葉音選手(123期)です。
山崎智也は小葉音選手を養子に迎えてめでたく家族になりました。
ちなみに山崎智也と横西奏恵の間にも娘さんが一人いるそうです。
なんだか複雑ですね。
小葉音選手についても一言。
まだ実力が伴っていないので、今から期待したい選手です。
道中危ないところがありますが、ターンは結構上手だと思います。
全盛期の山崎智也のようにスタート決めてまくる選手になってほしいです。
さて、今回は山崎智也の引退についてお話させていただきました。
僕は山崎選手のファンではないので、少し辛口になったかもしれません(笑)
ですが、オールスターの夫婦対決など、歴史に残るレースを戦った偉大な選手だと思います。
山崎選手、お疲れ様でした。