平山智加(ひらやまちか)選手がフライングを切ったことで、気になるのは「来期適用される級別」と「今期の調子」です。
まずは、来期適用される級別(審査対象期間:2020年11月1日 ~ 2021年4月30日)を見てみましょう。
A1級のボーダーラインは「勝率6.20前後」、 平山選手は現在勝率6.66。
よってA1級の維持は問題なさそうです。
勝率の計算方法は「勝率=獲得した着順点÷出走回数」です。
着順点は以下の通り(一般戦)
- 1着:10点
- 2着:8点
- 3着:6点
- 4着:4点
- 5着:2点
- 6着:1点
※「G1・SG」は着順点に加点があります
続いて今期の調子を見てみましょう。
平山選手のSGボートレースクラシックの得点が22点。
フライングがなかったとしても47位前後(52名中)です。
ハイレベルな大会ですが、本来の実力ならもっと上をいけたはず!
今期は少し調子を落としているようです。
- 前期勝率「7.13」(審査対象期間:2020年5月1日 ~ 2020年10月31日)
- 今期勝率「6.66」(審査対象期間:2020年11月1日 ~ 2021年4月30日)
勝率は約0.5ほど落としています。
しかし、これだけですと予想に活かせませんね。
コース別勝率を見ると今期の特徴がよくわかります。
コース | 1着率(今期) | 1着率(前期) | 2連対率(今期) | 2連対率(前期) |
---|---|---|---|---|
1コース | 59.0% | 77.7% | 72.7% | 88.8% |
2コース | 25.0% | 32.0% | 50.0% | 64.0% |
3コース | 16.6% | 33.3% | 22.2% | 72.2% |
4コース | 6.2% | 22.2% | 37.5% | 48.1% |
5コース | 0.0% | 5.8% | 21.4% | 29.4% |
6コース | 0.0% | 13.3% | 7.1% | 13.3% |
まず1号艇からの1着率が77.7%→59.0%と大きく落としています。
1号艇で59.0%ですと、イン逃げ信頼で買うのは難しいですね。
そして、どのコースも勝率を落としていますが、注目は5、6コース。
今期の勝率は0%なので、平山選手が5、6コースのときは舟券に絡めない予想をすると的中率が上がりそうです。
また、2連対率で特筆すべきは3コース。
72.2%→22.2%と50%近くも減少。
平山選手は3コースからの決まり手は「まくり差し」が多いです。
ただし、今期はほとんど決まっていません。
- 直近1年まくり差し:8本
- 直近6ヶ月まくり差し:2本
平山選手が3コースのときは、よほどモーターが出ているか、他の選手との実力を考慮しないと1着で予想するのは難しいですね。
このようにデータを見てみると、平山選手が出場した時の舟券が買いやすくなると思います。
しかし、今年のSGボートレースクラシック2021で出場している女子レーサーは「平山智加」と「平高奈菜」の2人だけ。
大人気の女子レーサーだけに今回のフライングは残念です。
ただし、勝率は依然として高いので今後のレースが楽しみですね。
またフライング休みですが、平山選手は「5月30日のSGオールスター(若松)」まで斡旋が入っています。
よって「5月31日から30日間」がフライング休みとなる見通しです。