複数のボートレーサーが「持続化給付金を不正受給していた疑い」ですが、
実は日本モーターボート選手会は2020年7月には不正時給の疑惑を把握していました!
しかしレーサーに警告しただけで調査は行っていません。
そして今月、競馬業界で騎手など約160人の不適切受給が判明します。
この影響でボートレース業界も調査を始めました。
まずは競馬業界で発覚!日本中央競馬会(JRA)の騎手らが持続化給付金を不正受給
日本中央競馬会(JRA)は、厩舎関係者に対して「持続化給付金の不正受給」を調査しました。
その結果、不正受給した関係者は騎手13人を含む165人です!
総額は約1億8900万円にもなります。
JRAの結果報告は以下の通りです。
- 対象:中央競馬の全調教師、全騎手、全厩舎従業員(調教助手、厩務員等)
- 人数:2748名
- 不正受給者:165名
- 総額:1億8983万9222円
不正受給の理由として、「持続化給付金制度の(趣旨・目的)を十分理解せず不正受給した」との発表でした。
また、実名についてはプライバシー保護のため非公開です。
持続化給付金とは・トラブル多発の経済対策
持続化給付金とは、新型コロナウイルスに対する経済対策の一つです。
持続化給付金の適用要件を簡単にまとめると以下の通りです。
「コロナウイルスの影響により、売上が前年同月比から50%以上減少している事業者」
そして現金給付は以下の2通りです。
- 中小企業:最大200万円
- 個人事業主:最大100万円
「持続化給付金」の支給総額は約5兆5000億円!かなり大規模な経済対策です。
しかし問題も山積。
持続化給付金を不正受給した疑いで全国で509人が摘発されています。
被害総額は立件されただけでも約4億円!
受給する資格が無くても、嘘の申請ができるなどトラブルが相次いでいます。
さて、今回のボートレースではどのような結論に至るのでしょうか。
「出場停止期間中の収入減」を受給理由にするのはかなり無理があると思いますが・・・
続報を待ちましょう。