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競艇・松井繁(まついしげる)が選手生活2度目のフライング(F2)SGグランプリシリーズ2021出場ならず

競艇・松井繁(まついしげる)が選手生活2度目のフライング(F2)SGグランプリシリーズ2021出場ならず

住之江競艇場で8月18日まで開催されていた大阪ダービー(お盆レース)
A1級が26人も斡旋された大会は大いに盛り上がりました。

その中でも注目だった王者・松井繁(まついしげる)がまさかのF2
しかもそのレースは5艇の集団フライングでした。

松井選手は、選手生活の中で2回目のF2です。
フライングの少ない松井選手ですが、これでグランプリ出場が厳しくなってきました
出場の能否は「蒲郡SGボートレースメモリアル」と「平和島SGボートレースダービー」にかかっています。

【※松井繁、SGグランプリシリーズ出場ならず(12月5日追記)】
松井選手の獲得賞金ランキングは48位
グランプリシリーズはフライング休み期間のため選出除外となりました。
グランプリシリーズの特例についても詳しくお伝えします。

松井繁(まついしげる)が選手生活2度目のフライング(F2)

松井繁の獲得賞金ランキングは48位。
しかし、松井選手はSGグランプリシリーズ2021(賞金王シリーズ戦)に出場しません。

グランプリシリーズの出場条件は、獲得賞金ランキング「19位から60位」の42名の選手。
賞金では条件を満たしている松井選手ですが、フライング休み期間に該当してしまいました!

  • 松井繁フライング休み期間:2021年11月1日~2021年12月30日(60日)

ちなみにグランプリシリーズには特例があります。
それは「獲得賞金ランク21位以内の場合はフライング休みを後回しにできる」というもの。

しかし松井繁はフライング後、賞金ランキングを落としてしまいます。
今年はF2の影響でグランプリ出場が叶わなかった松井選手、来年の復活に期待しましょう!

(SGグランプリシリーズ2021選出除外レーサー)

  • 松井繁
  • 湯川浩司
  • 前田将太
  • 吉川元浩
  • 江口晃生(家事都合等)

松井繁のフライングを詳しく解説

それでは問題のレース(8月18日)を見てみましょう。

  • 1号艇:井上尚悟(F.17)
  • 2号艇:繁野谷圭介(F.04)
  • 3号艇:藤山雅弘(F.05)
  • 4号艇:松井繁(F.04)
  • 5号艇:佐々木翔斗(F.02)

この日の天候は雨、住之江競艇場としては珍しく安定板が装着されたレースでした。
スタートはインの井上選手が+17の非常識なフライング。
そして2~5コースは横並び、6号艇の岡本選手だけが艇団から遅れました。
非常識なFは+05以上なので、3号艇の藤山選手も即日帰郷です。

松井選手もプラス04のフライング。
そして今節は途中帰郷、理由は右ひざ痛悪化のためです。

当然レースは不成立、3242万7000円の売上はすべて返還されました。

松井選手以外の4選手は1本目のFですが、松井繁は今期2本目のフライング
今期1本目のFは6月のG1福岡周年でした。

実は松井選手のF2は、デビュー2期目(1990年後期)以来2回です。
松井選手はF2が少ないですね、ちなみに通算フライングはこれで29本目。

そして松井選手のフライング休みは以下の通りです。

  • 蒲郡SGメモリアル(24~29日)出場後に30日間
  • 平和島SGダービー(10月26~31日)出場後に60日間

今回のFによって、松井選手は「SGチャレンジカップ」と「SGグランプリ」に出場できません
ただし、チャレンジカップ終了時点で「獲得賞金順位が18位以内」の場合はグランプリに出場可能

まだまだチャンスは残されています。

しかし、現時点で松井選手の賞金は3575万円で31位
今後、SG2つ(SGメモリアル・SGダービー)とG1ひとつ(G1児島周年)が残されています!

どこまで順位を上げられるか楽しみですが、F2なので攻めたスタートができません。
今後はかなり厳しい戦いになりそうです。

松井繁:フライング一覧(1997年以降)

日付競艇場
1997年11月27日児島
1998年9月27日びわこ
1998年11月18日住之江
1999年5月21日蒲郡
1999年10月18日尼崎
2000年7月17日宮島
2001年3月15日尼崎
2002年5月1日住之江
2004年6月16日福岡
2005年1月17日尼崎
2005年7月31日桐生
2007年7月8日住之江
2008年10月10日丸亀
2010年5月14日蒲郡
2012年4月18日びわこ
2012年10月26日福岡
2016年6月5日鳴門
2018年4月18日福岡
2018年10月28日蒲郡
2019年4月5日下関
2020年12月26日下関
2021年6月6日福岡
2021年8月14日住之江

松井繁はSGグランプリ(賞金王決定戦)の常連、優勝3回

松井繁のSGグランプリ(賞金王決定戦)初出場は1995年の住之江競艇場。
その後、連続で出場を重ね通算出場回数は23回です。

松井繁:SGグランプリ成績

  • 1995年:住之江(出場)
  • 1996年:戸田(出場)
  • 1997年:住之江(出場)
  • 1998年:住之江(優勝戦4着)
  • 1999年:住之江(優勝)
  • 2000年:平和島(優勝戦6着)
  • 2001年:住之江(優勝戦4着)
  • 2002年:住之江(優勝戦6着)
  • 2003年:住之江(優勝戦4着)
  • 2004年:住之江(優勝戦5着)
  • 2006年:住之江(優勝)
  • 2007年:福岡(優勝戦2着)
  • 2008年:住之江(優勝戦4着)
  • 2009年:住之江(優勝)
  • 2010年:住之江(出場)
  • 2011年:住之江(優勝戦2着)
  • 2012年:住之江(優勝戦2着)
  • 2013年:住之江(出場)
  • 2014年:平和島(出場)
  • 2015年:住之江(出場)
  • 2016年:住之江(優勝戦6着)
  • 2017年:住之江(出場)
  • 2020年:平和島(優勝戦3着)

グランプリ初出場以降、出場できなかった年は4回だけ!
やはり松井繁といえば賞金王決定戦のイメージが強いです。