津競艇場で改修工事・予想のポイントや特徴が変化
津競艇場のレースライブを見ると、ピットの後ろ側で改修工事を行っている様子が伺えます。
現在は水面を掘り起こしているようです。
ボートレース津では「競技棟の建て替え、新選手管理棟の建設工事」が2024年まで行われます。
さらに「1ヶ月〜半年ほどの長期休場期間を数回設ける」ということなので、かなり大規模な工事ですね。
- 2021年(令和3年)2月12日~3月16日、6月21日~9月10日
- 2022年(令和4年)12月~2023年(令和5年)4月
- 2024年(令和6年)6月、12月
合計49カ月の長期工事のため、当然レースへの影響は大きくなります。
最大の影響はピットアウトです。
まず、展示と本番ピットの位置が変更、現在はスタンド側からピットアウトしています。
これにより選手の動きが制限!
ピット離れによるコース取りができなくなりました。
要するに「ピット離れの良さ」が完全に不要となったのです。
その結果、ボートレース津ではチルトをはねる選手が続出!
(チルトをはねるとピット離れが難しくなるが、伸び足が良くなります)
コース別勝率にも変化が表れました。
津競艇場といえばインが強いイメージですが、現在では大きく変わっています。
各コース別勝率を、工事前と工事後で比べてみましょう。
※数字は概算になります
枠番 | 1着率(工事前) | 1着率(工事後) |
---|---|---|
1コース | 64% | 56% |
2コース | 12% | 15% |
3コース | 10% | 12% |
4コース | 8.5% | 10.5% |
5コース | 5% | 4% |
6コース | 1% | 2% |
この数字を見ると、明らかにインが弱くなっています。
対して、5コース以外は全て勝率アップ!
どこからでも狙えるレース場に変わりました。
決まり手もまくりが増え、3、4コースからの一撃が多い印象です。
今回の改修工事の影響で、大穴が狙えるレース場に豹変したといえます。
津競艇場の優勝戦で稀なケースが発生!全員チルトをはねる
大きく変わったボートレース津。
11月3日の優勝戦では、その影響が顕著に表れました。
出場レーサー全員がチルト上げてレースに参加!
このレースの結果は「3-5-2」払戻金は17,320円と万舟決着でした。
元々、津の優勝戦はイン勝率が非常に高く約90%もありました。
しかし工事が始まってから、優勝戦のイン勝率は約40%と大幅ダウン!
17戦して、たったの7勝です。
今節の優勝戦は、3コースの椎名豊がチルト1.0でまくり!
2コース石塚久也のドカ遅れもあって、まくり快勝となりました。
これからの津競艇場は、優勝戦であっても1号艇に過度な信頼は禁物!
チルトをはねての「まくり、まくり差し」に注目です。