常滑競艇場・防風ネットの設置で予想の特徴が変化
常滑競艇場の防風ネットは1年4ヶ月の工事を経て、2021年1月に完成しました。
建設場所は1マーク側、かなり大型の防風ネットで「高さ32メートル、幅257メートル」もあります。
常滑競艇場は、海からの風が激しく予想が難しいボートレース場でした。
しかし、防風ネットの設置でレース傾向に影響が表れます。
まず、常滑競艇場では「荒天による中止順延」が年に何度もあったのですが、防風ネット設置後は一度もありません。
さらに安定板装着のレースもほとんど無し!運用面から見ると効果てきめんと言えるでしょう。
続いて、 ボートレース常滑のコース別1着率を見てみましょう。
比較するのは、防風ネットの運用前と運用後です。
※数字は概算になります
枠番 | 防風ネット運用前 | 防風ネット運用後 |
---|---|---|
1コース | 56% | 57.5% |
2コース | 12% | 14% |
3コース | 12.5% | 11% |
4コース | 11% | 10% |
5コース | 6% | 6.5% |
6コース | 1.5% | 1.8% |
風が収まったことで、1マークまで思い切って握れます。
そのためスタートが揃う傾向になり、インが若干強くなったようです。
防風ネット設置後、一番大きく変化したのは2コースです。
以前と同じく「差し」がメインですが「ジカまくり」も増えてきました。
また、3、4コースが数字を落としましたが、5、6コースは勝率アップ! 外からの特大万舟も狙えそうです。
新スタンドの見どころを一挙公開・ボートレース常滑
新スタンドは風を計算に入れた設計です。
新スタンドと東スタンドの間には、防風壁の「ウィンドウォール」を設置!
これで強風対策は完璧です。
それでは新スタンドの魅力を一気に紹介します。
トコタンホールは263インチの大型ディスプレイでレースを楽しめます。
最大収容人数は300人!ステージには開会式など、イベントで使用される予定です。
フードコートは名物のどて丼をはじめ、3店舗が展開。
ご当地グルメを堪能できます。
ファミリールームは授乳室や小児用トイレを完備!
家族連れには嬉しい設備です。
そしてカフェも新しくなりました。
飲み物やホットドックなど、水面を見ながら楽しめます。
一般観覧席1Fは、水面に対してやや高い位置に設置。
1階からでもレースの攻防がしっかり見えます。
リニューアルに伴って、キャッシュレスサービス「TOKOCA」がスタートします。
ポイントに応じて電子マネーに交換できるのは便利ですね。
一般観覧席2Fは眺望の良さが魅力。
補強のガラスなく、継ぎ目が目立ちません。
席数は402席!迫力満点のレースが満喫できます。
トコタンシートAも新しくなりました。
有料席はS席、A席、グループ席の3種類。
じっくり観戦したい人に最適ですね。
トコタンシートSは広々としたソファで快適にレースが楽しめます。
予想紙進呈や、ドリンク無料といったサービスも充実しています。
モーヴィとこなめも新たにオープンします。
広さは約2,080平米もあります!
大型遊具など、ファミリーで楽しむにはもってこいの施設です。
コミュニティパークグルーンとこなめも11月6日からオープン!
嬉しい無料施設となっており、マルチコート、天然の芝生広場など、各種イベントに使用される予定です。
工事の影響で1マーク側での観戦ができなかった常滑競艇場ですが、これからは迫力あるレースが楽しめます。
さらに「コミュニティーパークグルーンとこなめ」といった隣接施設にも注目です。
これでボートレースがさらに盛り上がりますね。