白石有美(しらいしあみ)が最も遅い水神祭!
白石有美が史上最も遅い初勝利、待望の水神祭となりました。
これまでの最遅記録は三宅諒の459走目でしたが、白石選手は492走目での勝利です。
これで白石選手の未勝利数は491でストップ。
実は未勝利数2位の松本真広(343走)も1月23日に福岡競艇場で初1着を獲得。
さらに未勝利数3位の表健太(264走)も1月9日に若松競艇場で初勝利を挙げています。
1月は初勝利が遠かった3選手が相次いで水神祭を挙げました!
このことからも、競艇の新人選手(ルーキー)はなかなか勝てない状況が伺えます。
なぜボートレースのルーキーは活躍しづらいのでしょうか。
ボートレースのルーキーは活躍しづらい
競艇の新人選手(ルーキー)が苦戦していることはデータを見ても明らかです。
2021年SGボートレースダービーでは、20代のレーサーは上條暢嵩(かみじょうのぶたか)ただ一人。
ダービー出場者の平均年齢は約40歳でした。
そして30歳未満のレーサーだけが出場できる、ヤングダービーのボーダーにも注目です。
2014年は6.31だったのが2021年では5.38と、1点近くも落ちています。
(ヤングダービーボーダー)
- 2014年:6.31
- 2021年:5.38
また、122期以降のレーサーで優勝したのは畑田汰一のみ!
競艇の新人選手は間違いなく苦戦しています。
競艇の新人選手(ルーキー)が苦戦する理由
若手の苦戦がなぜ続くのか考えてみました。
まずは選手寿命が伸びたことです。
トレーニングや体のケアが年々進化して、ボートレースで活躍できる年齢が飛躍的に伸びました。
現在第一線で活躍しているのは40代のベテランレーサー達。
相対的に若手が不利な状況になっています。
また、ボートレースにはアマチュアが存在しない、という点も挙げられます。
モーターの整備なんて行う機会はないですよね。
ですが、こちらは昔から言われていたことです。
他にはペラグループ解散の影響で、師弟関係を築くことが難しくなった点も考えられます。
先輩からの指導が減ったので、当然若手は不利な状況へ!
それを受けて、各支部総力を上げて新人選手の育成に取り組んでいるようです。
さて、以上のことが考えられますが、根本的な原因は他にあるかもしれません。
今後も若手選手の苦戦は続きそうですが、ルーキーシリーズの増設など、新人に有利な環境も増えてきました。
新人レーサーの活躍にも期待しましょう。