清埜翔子が優出!ボートレースの4期通算勝率を紹介
大村競艇場の優勝戦、清埜翔子は5着でした。
今節は男子レーサー相手に予選をオール3連対で通過。
準優勝戦は2着、女子レーサーで唯一優勝戦まで進出しました。
2月の平和島女子戦に続き、今年2度目の優出です。
最近の清埜選手は好調をキープ。
前回の期別成績では自己ベストとなる5.44をマーク!
自身初となるA2級へ昇格しました。
そんな清埜翔子ですが、近年は不調続きでした。
2019年は前期勝率3.92、後期勝率3.20と、4期通算勝率の危機も!
このときは出走回数を50回ギリギリに調整するなど、なんとか回避します。
その後も勝率は4点台を超えずに苦戦続き。
「クビ」へのプレッシャーが常に付き纏う状態でした。
その反動か、現在ではA2級昇格と不振が嘘のような活躍をしています。
実は4期通算勝率から這い上がった選手は、その後活躍する傾向にあります。
例えば黒澤めぐみや西舘果里など。
大活躍とはいえませんが、安定した成績を残しています。
メンタル的な要素が大きいのかもしれません。
清埜翔子の今期勝率は5.53、このまま6点台も十分狙えそうです。
競艇選手がクビになるルール!4期通算勝率で引退勧告
ボートレーサーは4期通算勝率の規定に従って引退勧告が行われます。
対象は「直近4期の通算勝率が3.80を下回った選手」です。
ボートレースの期は5月~10月の「前期」と11月~4月の「後期」に分かれます。
つまり2年間の平均勝率が3.80を下回った選手ですね。
ただし、デビュー3年以内の新人レーサーは適用外となります。
4期通算勝率を回避する裏技!出走数を49走で止める
4期通算勝率には特別なルールがあります。
それは選手の出走数です。
1期の出走数が50走を下回った場合、その期は1期としてカウントしません。
次の期と合計して50走を超えたら1期とカウントします。
(例)
- 前期出走数(5月~10月):10回(1期としてカウントしない)
- 後期出走数(11月~4月):40回(合計50回なのでカウント)
例の場合、前期と後期を合わせて1期となります。
その結果、通常は半年で1期のカウントですが、1年間で1期とみなされます。
このルールを上手く使えば「調子の悪い期は出走数をストップして次期に回す」といったことが可能。
そして、通常は2年で4期通算勝率が適用されるのですが、4年まで伸ばすこともできます。
このように、ボートレーサーを続けるには厳しいルールが存在します。
クビを回避したレーサーが強くなるのも納得ですね。