BoatFan!ロゴ

競艇・清埜翔子(せいのしょうこ)が優出!ボートレースの4期通算勝率とは

競艇・清埜翔子(せいのしょうこ)が優出!ボートレースの4期通算勝率とは

3月4日に終了した大村競艇場の一般戦。
結果は松尾昂明の優勝でした。

その優勝戦、4号艇に乗ったのは清埜翔子(せいのしょうこ)
女子レーサーで唯一優勝戦まで勝ち進みました。

実は清埜選手、2019年に勝率3点台と大不振!
4期通算勝率に引っかかる可能性までありました。
崖っぷちから脱出した後は好調をキープ。
自身初のA2級へと昇格します。

清埜翔子が優出!ボートレースの4期通算勝率を紹介

大村競艇場の優勝戦、清埜翔子は5着でした。
今節は男子レーサー相手に予選をオール3連対で通過。

準優勝戦は2着、女子レーサーで唯一優勝戦まで進出しました。
2月の平和島女子戦に続き、今年2度目の優出です。

最近の清埜選手は好調をキープ。
前回の期別成績では自己ベストとなる5.44をマーク!
自身初となるA2級へ昇格しました。

そんな清埜翔子ですが、近年は不調続きでした。
2019年は前期勝率3.92、後期勝率3.20と、4期通算勝率の危機も!
このときは出走回数を50回ギリギリに調整するなど、なんとか回避します。

その後も勝率は4点台を超えずに苦戦続き。
「クビ」へのプレッシャーが常に付き纏う状態でした。

その反動か、現在ではA2級昇格と不振が嘘のような活躍をしています。

実は4期通算勝率から這い上がった選手は、その後活躍する傾向にあります。

例えば黒澤めぐみや西舘果里など。
大活躍とはいえませんが、安定した成績を残しています。
メンタル的な要素が大きいのかもしれません。

清埜翔子の今期勝率は5.53、このまま6点台も十分狙えそうです。

競艇選手がクビになるルール!4期通算勝率で引退勧告

ボートレーサーは4期通算勝率の規定に従って引退勧告が行われます。

対象は「直近4期の通算勝率が3.80を下回った選手」です。

ボートレースの期は5月~10月の「前期」11月~4月の「後期」に分かれます。
つまり2年間の平均勝率が3.80を下回った選手ですね。

ただし、デビュー3年以内の新人レーサーは適用外となります。

4期通算勝率を回避する裏技!出走数を49走で止める

4期通算勝率には特別なルールがあります。
それは選手の出走数です。

1期の出走数が50走を下回った場合、その期は1期としてカウントしません。
次の期と合計して50走を超えたら1期とカウントします。

(例)

  • 前期出走数(5月~10月):10回(1期としてカウントしない)
  • 後期出走数(11月~4月):40回(合計50回なのでカウント)

例の場合、前期と後期を合わせて1期となります。
その結果、通常は半年で1期のカウントですが、1年間で1期とみなされます。

このルールを上手く使えば「調子の悪い期は出走数をストップして次期に回す」といったことが可能。
そして、通常は2年で4期通算勝率が適用されるのですが、4年まで伸ばすこともできます。

このように、ボートレーサーを続けるには厳しいルールが存在します。
クビを回避したレーサーが強くなるのも納得ですね。