丸野一樹、秦英悟がフライング(F)SGグランドチャンピオン
池田浩二の優勝で幕を閉じたSGグランドチャンピオン。
売上目標は150億円でしたが、実際の売上は約138億6000万円となりました。
ほとんどの開催で売上目標を超える昨今のボートレース。
これは意外な結果になりました。
売上が届かなかった大きな理由に期間中のフライングがあります。
今節は4本、「永井彪也、平本真之、丸野一樹、秦英悟」がFを切りました。
返還額は合計で7億1500万円!これは痛いです。
特に秦英悟は準優勝戦だったので、この1レースだけで約3億450万円が返還となりました。
さらに秦選手はSG準優勝戦Fということでペナルティもプラスされます。
SGグランドチャンピオンでのフライングは軽傷?
SGでのフライングは選手にとって大ダメージ。
なぜならF休みが以降のSGと被るからです。
例えばSGボートレースクラシックでFを切った「西山貴浩、白井英治」はグラチャンを走れませんでした。
「F休み+SG選出除外」になると、賞金争いで大幅不利になってしまいます。
しかし、グラチャンだけは例外です。
参加したレーサーの多くは、8月のSGボートレースメモリアルまで斡旋が入っています。
よって、F休みは少し先の9月に持ち越し。
そして9月はSGの開催がありません。
F休み後、10月開催のSGボートレースダービーに出場できるわけです。
これは開催時期による偶然なのですが、SGグランドチャンピオンでFを切っても他のSGを休まなくて済みます。
今節Fを切ったレーサーも、賞金争いから脱落することはありません。
ただし、SG準優勝戦でフライングを切った秦英悟は別です。
SG準優勝戦のFはペナルティが付きます。
(SG準優勝戦Fのペナルティ)
- 今後のSG4節選出除外。
- F休み後、3か月間G1、G2に出場できない
秦選手にとって痛恨のFになってしまいました。
なお、SG優勝戦のFはさらに重いペナルティが付きます。
(SG優勝戦Fのペナルティ)
- 今後のSG1年間選出除外。
- F休み後、6か月間G1、G2に出場できない
このようなルールがあるため、SG優勝戦での前づけや全速スタートは大きなリスクを伴います。
さて、優勝した池田浩二はSGオーシャンカップの出場権を獲得。
池田選手はG1フライングのペナルティ中(2月16日常滑G1優勝戦でF)なので、大きな勝利となりました。
そして丸野一樹はある意味ラッキー。
昨年から好調をキープし、賞金ランキングは現在11位。
このチャンスを活かせるでしょうか。