競艇・ボートレースの歴代最高配当更新!黒明花夢が特大万舟、児島競艇場
まずは出走表を確認しましょう。
(出走表:2022年11月1日児島競艇場7R)
枠番 | 選手 | 機力 | 備考 |
---|---|---|---|
1号艇 | 中北涼 | B | イン逃げ率30%、機力劣勢なので全く売れず |
2号艇 | 寺田千恵 | A+ | 上位モーター、得点率トップと絶好調 |
3号艇 | 片岡恵里 | C- | 展示では回り足劣勢 |
4号艇 | 日高逸子 | A | 上位モーター、4コース実績は少ないが人気が集まる |
5号艇 | 今井裕梨 | C | 伸び型に調整、STはバッチリ |
6号艇 | 黒明花夢 | C | 2日目にF、前走はキャビテーションを起こすなど絶不調 STもコンマ3~4と全く見えてない |
【レース前考察】
上記に書いた通り、黒明花夢は今節散々な成績でした。
2日目(10月30日)にFを切り、早くも戦線離脱。
その後はドカ遅れのスタートを連発します。
6コース勝率は0%、2連対率も0%、3連対率は4.5%です。
データを見ると、6アタマはもちろん連絡みも狙えません。
そして、6コースから1着を取るには高等技術が必要です。
以下の3パターンを考察しました。
- 6コース差し:高等技術&モーターパワーが必要、1Mで他5艇がもつれる必要がある
- 6コースまくり:新人選手にできる芸当ではない、伸び型モーター&トップSが必要
- 6コースまくり差し:45が攻めて展開をつく、日高逸子が好モーターだったのでチャンス
極めて低い可能性ですが、狙って予想するなら6コースまくり差し。
しかし黒明花夢のコース別勝率を見ると、正直技術は低そうです。
(黒明花夢コース別勝率)
- 1コース勝率:11%
- 2コース勝率:0%
- 3コース勝率:7%
- 4コース勝率:0%
- 5コース勝率:0%
- 6コース勝率:0%
※11月1日時点のデータになります
狙って的中させるのは不可能でしょう。
では、どうやって6コースから勝ったのでしょうか。
競艇・歴代最高配当レースを徹底解説
【レース解説】
それでは、レースを見てみましょう。
トップSは3号艇でしたが、スリット後に寺田千恵が伸び返し!
そのままジカまくりを狙います。
しかし、出足が強すぎたのか、信じられないほど外します・・・
1号艇は難を逃れましたが、なぜかターンミス。
3号艇は2の引き波を浴びて失速します。
空いた所を、4の日高逸子が最内差し!
しかし決めきれず、バックストレッチで1と4が競り合います。
さて、注目の2M。
1がツケマイ気味のターンで4に競り勝ちます。
ただし、大回りになってしまいました。
その隙に、最内をくるりと回った黒明花夢の差しが決まります!
スピードはありませんが、このターンはお見事。
前走とは全く違います。
次のターンで後続艇を引き離し、トップ独走となりました。
後のインタビューで黒明選手は「先輩のアドバイスで調整を変えた」とコメント。
今節は地元岡山支部が大活躍。
大記録の影には、層の厚い地元メンバーの支えがあったようですね。
そして、結果は「6-1-5」、払戻金は761,840円となりました。
119番人気で、的中票数は57票とのこと。
競艇の歴代最高配当更新です。
(歴代高配当ランキング・トップ10)
順位 | レース | 払戻金 |
---|---|---|
1 | 2022年・児島 | 761,840円 |
2 | 2011年・徳山 | 682,760円 |
3 | 2016年・三国 | 650,610円 |
4 | 2019年・徳山 | 595,550円 |
5 | 2016年・芦屋 | 579,900円 |
6 | 2020年・丸亀 | 554,930円 |
7 | 2003年・若松 | 537,990円 |
8 | 2020年・江戸川 | 535,520円 |
9 | 2020年・芦屋 | 534,930円 |
10 | 2013年・蒲郡 | 514,810円 |
(黒明花夢)
- 登録番号:5113
- 身長:156cm
- 体重:50kg
- 支部:岡山
- 登録期:125期
- 級別:B1級
- 備考:祖父は「黒い弾丸」こと、元レーサーの黒明良光