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女子レース新設!PG1スピードクイーンメモリアル、レディースチャレンジカップは廃止?

女子レース新設!PG1スピードクイーンメモリアル、レディースチャレンジカップは廃止?

新しい女子競走「PG1スピードクイーンメモリアル」が設立されました。
初回大会は2025年2月に予定されています。

これに伴い、レディースオールスターの移行やレディースチャレンジカップの廃止など、多くの変更が生じます。

どのようなルールになるのでしょうか、 詳しくご紹介します。

開催時期

開催時期を紹介します。

PG1スピードクイーンメモリアルの第1回大会は2025年2月の予定です。
この影響で、レディースオールスターの開催が2月から5月に移行されました。

(開催時期)

  • 2月:PG1スピードクイーンメモリアル
  • 5月:G2レディースオールスター
  • 5月:SGボートレースオールスター

しかし、気になることがあります。
SGオールスターとレディースオールスターの開催時期が重なる点です。

両レースとも5月開催のため、どのような調整がされるのでしょうか。

出場条件

PG1スピードクイーンメモリアルの出場条件を見てみましょう。

(出場条件)

  • 過去1年間(12月1日~11月30日)の各場最速タイムを記録した選手(24名)
  • 各場推薦選手(24名)
  • 開催場希望選手(4名)
  • 対象:A1級、A2級、B1級の女子選手

この競走は、「各場の最速タイムを記録した選手」が選出されます。
この条件は、ボート史上初めて採用されるもので、かなり変わっています。

また、各場推薦選手も24名と多め。
開催場希望選手についても、推薦選手と似たような選出方法です。

そのため、選出される選手は、実力よりも話題性が重視される可能性があります。

とはいえ、ファンにとってお祭り要素が強い開催は大歓迎のはず。
他のビッグレースとは違った開催が楽しめそうです。

各場最速タイムを記録した女子は誰?

試しに、女子選手における各場の最速タイム(2022年)を見てみましょう。
残念ながら、全24場のデータが無かったので、分かる範囲でお伝えします。

日付選手タイム
桐生2022/02/10中田夕貴1'46"8
戸田2022/05/17堀之内紀代子1'47"6
江戸川2022/01/24滝川真由子1'49"4
平和島2022/02/09廣中智紗衣1'47"6
多摩川2022/01/22渡邉優美1'46"2
浜名湖2022/02/17黒澤めぐみ1'47"7
2022/01/23藤原菜希1'47"0
三国2022/03/29遠藤エミ1'47"3
びわこ2022/01/08守屋美穂1'47"3
尼崎2022/01/14守屋美穂1'46"6
鳴門2022/10/26遠藤エミ1'45"9
丸亀2022/05/03守屋美穂1'47"7
児島2022/05/05田口節子1'46"7
宮島2022/02/18小野生奈1'48"3
徳山2022/01/19倉持莉々1'49"1
下関2022/02/17守屋美穂1'46"6
若松2022/02/03魚谷香織1'47"4
若松2022/02/06守屋美穂1'47"4
芦屋2022/03/07渡邉優美1'45"4
唐津2022/03/25渡邉優美1'46"9

こうして見ると、ほとんどの場で最速タイムを持つ選手が実力者であることが分かります。
最速タイムで選出する方法は、意外にも妥当なやり方かもしれません。

レディースチャレンジカップが廃止?

PG1スピードクイーンメモリアル設立に伴い、「G2レディースチャレンジカップが廃止される」といった噂があります。

現在のレディースチャレンジカップは、SGチャレンジカップと同時開催のため、参加人数が減少しています。

(チャレンジカップ参加人数)

  • レディースチャレンジカップ:20人
  • SGチャレンジカップ:34人

そこで、レディースチャレンジカップの問題点を紹介します。

賞金争いが盛り上がらない

レディースチャレンジカップの位置付けは、年末のPG1クイーンズクライマックスに向けた最後の勝負がけです。

ただし、G2なので優勝賞金は450万円と少なめ
さらに、賞金ランク上位の選手が勝ちやすいルールになっています。

(賞金ランク上位が有利なルール)

  • 選出上位6人は、ドリーム戦で多くの得点をもらえる
  • 選出上位は、予選で1号艇に2回乗れる

このような背景から、賞金ランク下位からの逆転が非常に起こりづらくなっています

2022年は堀之内紀代子が逆転したが・・・

2022年のレディースチャレンジカップを例に挙げてみましょう。

開催時点で、クイーンズクライマックス出場枠12人のうち、既に11人が確定。
残り1つの席を争う形となりました。

シリーズ中盤で、12位の落合直子と13位の堀之内紀代子に絞られましたが、その差はわずか500円・・・
なんとも、盛り上がりに欠ける開催となってしまいました。

SGチャレンジカップが元の52人に戻る?

さて、新しい女子PG1が設立されたので、レディースチャレンジカップは廃止の流れになりそうです。
(開催時期は異なりますが・・・)

そうすると、SGチャレンジカップは元の52人に戻した方がいいでしょう
SGグランプリに向けた最後の勝負がけとして、大いに盛り上がりそうです。

いずれにしても、決定されるのは2025年
どのようなルールになるのか、注目が集まります。