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競艇・寺田千恵(てらだちえ)が生涯獲得賞金10億を突破

競艇・寺田千恵(てらだちえ)が生涯獲得賞金10億を突破

競艇女子レーサー・寺田千恵(てらだちえ)選手が生涯獲得賞金10億を突破しました。
この偉業は、日高逸子山川美由紀に続く3人目の快挙となります。

ここでは、寺田選手の強さの秘密についてご紹介します。

競艇女子レーサー賞金10億円は過去3人しかいない

お伝えした通り、寺田千恵が女子レーサーとして史上3人目となる、生涯獲得賞金10億円を突破しました。

3人の女子選手とは「山川美由紀、日高逸子、寺田千恵」です。
それぞれ、現在の最新獲得賞金額は以下の通りです(2023年4月1日時点)

順位 レーサー 生涯獲得賞金 年齢
1位 日高逸子 10億9246万円 61
2位 山川美由紀 10億6881万円 56
3位 寺田千恵 10億59万円 53

10億円を突破した寺田選手ですが、トップの2人がずば抜けてますね・・・
ただし、PG1優勝などを重ねれば、寺田千恵が獲得賞金トップになるかもしれません。

女子獲得賞金額不動の1位である日高逸子にどこまで近づけるでしょうか、今後も注目です。

寺田千恵・強さの秘密

寺田千恵は、なぜ10億円もの獲得賞金を得ることができたのでしょうか。
強さの秘密について、「成績の傾向、近況成績、女子戦」の観点からお伝えします。

成績の傾向、A1級の維持率はトップ級

寺田選手の級別について紹介します。
2004年~2023年にかけて、一貫してA1級を維持しています。

ただし、2022年後期~2023年は産休で出走回数が足りなかったため、B2級となりました。
産休期間を除けば、、2000年以前から長期にわたってA1級を維持しています。

また、年間獲得賞金についても、2021年には6721万5000円を獲得しました。
この金額は、2022年に遠藤エミに破られるまで、歴代最高額でした。

近況成績

2023年、寺田選手は好調を維持しています。
まだ優勝はありませんが、既に3回の優勝争いに進出しています。

その内、2回は2着という惜しい結果に!
今年は大記録を達成しましたし、優勝を量産することができそうです。

女子戦の鬼

寺田千恵は、女子戦で強さを発揮します。
過去の優勝歴を見ても、女子戦で優勝することが多く、特に2015年は8回の優勝の内、5回が女子戦でした。

また、競艇の女子戦は「オールレディース、ヴィーナスシリーズ」の2つに分類されます。

ヴィーナスシリーズは若手女子レーサーの参加が制限されており、「選手登録16年まで」といった条件がありました。

ただし、2020年からオーバーエイジ枠が設けられ、ベテラン女子レーサーも参加可能になりました。

寺田千恵はヴィーナスシリーズでも当然活躍!2021年は優勝を果たしました。

競艇では、オーバーエイジ枠の導入により、ベテラン選手が若手選手にプロペラなどのアドバイスをして成果を出しているそうです。
もちろん、寺田選手もその中の一人です。

2コースが狙い目(1着率40%)、予想のコツ

最近、寺田千恵を知った人のために、舟券対策をお伝えします。

寺田選手といえば2コースが特徴的です。

なんと、2コース1着率は40%以上
こちらは女子選手の中でトップクラスです。

さらに逃がし率が35%と低すぎ。

  • 逃がし率とは:自身が2コースの時、1号艇が逃げる確率のこと

それにも関わらず、決まり手は差し一択です。
よっぽど1号艇がスタート遅れた場合は、ジカまくりを使いますが、基本は差しのみ
これは非常に珍しい傾向です。

なぜなら、このように2コース勝率が高い選手の決まり手は「ジカまくり」が定石。
対して、寺田選手は2コース差しを使います。

レースを見て見ると、ターンマークギリギリの高速旋回が目につきます。
完璧なターンが多く、1号艇が外の選手に反応すれば、すかさず差しが決まります。

また、スタートタイミングが0.17と一般的、決して早くありません。
その代わり、平均スタート順位は3位と見事な成績。
スタート遅れがほとんどない点も、2コースが強い理由の一つです。

(寺田千恵・2コース舟券)

  • 「1=2-〇」がおすすめ
  • ジカまくりは使用しないので、インが残りやすい
  • 安定したスタート