BoatFan!ロゴ

菊地 孝平選手(きくち こうへい)選手はスタートタイミングと緻密な計算を武器にトップレーサーに!

菊地 孝平選手(きくち こうへい)選手はスタートタイミングと緻密な計算を武器にトップレーサーに!

今回は、スタートタイミングが非常に速く、頭脳派としても知られている「菊地 孝平(きくち こうへい)選手」について紹介していきたいと思います!

近年は、SGやG1レースでも優勝することも多く、獲得賞金ランキングでも常に上位にいるぐらい素晴らしい成績を残していますが、一体どんな選手なのでしょうか。

早速、見ていきましょう!

「菊地 孝平(きくち こうへい)選手」のプロフィール

菊池孝平選手
菊池孝平選手
  • 登録番号 3960
  • 登録期 82期
  • 生年月日 1978年8月16日
  • 出身地 岩手県
  • 身長 165cm
  • 体重 53kg
  • 血液型 AB型
  • 所属 静岡支部

菊地孝平選手は岩手県出身で、静岡支部のA1級選手です

本当の出身地は北海道みたいですが、ずっと岩手県で育ってきたので、ボートレースの公式ページには出身地を岩手県と書いているそうです。

師匠は「金子良昭選手」で、同期は「作間章選手」「赤岩善生選手「中澤和志選手」「横澤剛治選手」「坪井康晴選手」など、現役で活躍しグレードレースの優勝歴を持つ選手が多く、同じ静岡支部所属で同期である横澤剛治選手、坪井康晴選手と共に「静岡(遠州)三羽ガラス」と呼ばれていたことで有名ですね!

始めたきっかけは、小学校2年生から高校生まで野球をしており、県でも屈指の実力がある選手だったのですが、最後の大会で逆転負けをし野球と決別した後に、父親の勧めでボートレーサーになったそうです!

また、運動神経だけではなく頭も良かった菊地孝平選手は、岩手大学に推選で合格をしており、ボートレーサーを目指す前は、数学や物理が特に好きで、飛行機の設計や開発の仕事に携わりたかったみたいです

運動神経も良くて頭も良いなんて羨ましい限りです!

これまでの経歴

  • 1998年5月8日 ボートレース浜名湖競艇場で開催された一般競走(初日)の2Rでデビューし、翌日に初勝利
  • 2001年5月8日 ボートレースびわこで開催された一般競走で5コースからまくりを決めて初優勝
  • 2002年1月15日 ボートレース津で開催された「第16回新鋭王座決定戦競走」(初日)の5RでG1初出走し、初優勝
  • 2003年10月29日 ボートレース戸田で開催された「第50回全日本選手権競走」(初日)の8RでSG初出走し、SG初勝利
  • 2004年7月13日 ボートレース常滑で開催された「中日スポーツ金杯争奪 マーメイドグランプリ」で5コースから差しを決めてG1初優勝
  • 2005年9月4日 ボートレース若松で開催された、「第51回モーターボート記念」で初優出しSG初優勝した実績から、ボートレース住之江で開催された「賞金王決定戦」に初出場
  • 2012年7月31日 ボートレース桐生で開催された「第9回三国コカ・コーラ杯」の12Rでイン逃げを決めて通算1,000勝を達成
  • 2014年6月1日 福岡競艇場で開催された「第41回ボートレースオールスター(笹川賞)」で2コースから差し、29日に浜名湖競艇場で開催された「第24回グランドチャンピオン」を制覇しSG2連覇を達成
  • 2017年2月5日 ボートレース浜名湖で開催された「開設63周寝記念 浜名湖賞」で2コースから差しを決めて通算50優勝を達成

菊地孝平選手は、初出走したレースで初優勝や初勝利することが多いため、レース展開や環境に対しての判断力が他のボートレーサーと比べて、非常に高いのが分かります

今後は、まだ制覇したことのないSGレースの初優勝や2度目の賞金王に向けて期待できるボートレーサーの1人です。

山登りが好きで選手同士の交流を大切にしている

山登りをしている菊地選手と茅原選手
山登りをしている菊地選手と茅原選手

菊地孝平選手は、山登りすることが趣味で、仲良しの茅原悠紀選手とよく登りに行くらしいですよ!

仲良くなったきっかけが、たまたま控え室で茅原選手が「山で死んではいけないマニュアル」という本を読んでいたところ、山登りが趣味の菊地選手がその本に興味を持ち、話しかけて山登り誘ったのがきっかけみたいですね!

その他にも、「キャンプ」「ツーリング」「マラソン」など、アクティブな趣味が多いことでも知られています!

以前は、「中央アルプススカイジャパン」というマラソン大会に出るほど、マラソンはハマっていたそうです!

SGグランプリ終了後の飲み会
SGグランプリ終了後の飲み会

また、ボートレーサー同士の交流の大切にしており、SGやG1などの前夜祭や終わった後の飲み会などをインスタグラムなど載せています

ちなみに、インタビューで思い出のお酒を聞かれた時に、茅原選手と飲んだ幻のお酒「十四代」というお酒が思い出に残っていると話していました。

キャッチコピーはみりのく・やまびこ・特攻隊

ゲームセンターにあるメダルゲーム「スターボートプログレス」というゲームでは、菊地孝平選手のキャッチコピーが「みりのく・やまびこ・特攻隊」となっています。

正直実況でもあまり聞いたことないですが、特攻隊はなんかイメージ湧きますよね(笑)。

どこでそのキャッチコピーが考えられたかは分かりませんが、得意なスタートタイミングと関係しているのかもしれません

菊地 孝平(きくち こうへい)選手の真骨頂は圧倒的なスタートタイミング!

レース前の準備をしている菊地孝平選手
レース前の準備をしている菊地孝平選手

菊地孝平選手は、圧倒的なスタートタイミングの速さを武器にしており、スタートタイミングの平均がなんと0.11と他の選手を圧倒しています

その速さの秘密は、IQ160と言われる頭脳を活かし、当日の天候やボートレース場のコンディションなどを緻密に計算しているから可能性だそうです

まさに、菊地孝平選手にしかできないやり方ですね!

また、スタートだけではなく、レース展開を読む力や旋回力、修正力なども非常に優れているボートレーサーとしても知られています

2020年は絶好調の年でコース連対率にも変化が

2020年の菊地孝平選手は絶好調の年で、G1を1勝し賞金ランキングは8位で1億超えという非常に素晴らしい成績を残しています!

  • 勝率 7.34
  • 2連対率 44.10%
  • 3連対率 63.33%
  • 出走回数 120回
  • 優出回数 6回
  • 優勝回数 1回
  • 平均スタートタイミング 0.11
  • フライング回数 1回

2020年も平均スタートタイミングが0.11と非常に速く、勝率も7%超えという素晴らしい成績を残しています。

連対率や2連対率は賞金ランキング上位の選手と比べて少し劣りますが、勝てるところでしっかり勝てるという印象がありますね

  • 1コース 78.3%
  • 2コース 82.4%
  • 3コース 72.0%
  • 4コース 43.5%
  • 5コース 65.0%
  • 6コース 25.0%

また、全体的に3連対率は高いですが、中でも2コースと3コース、5コースの連対率が非常に高い数値となっています

以前は1コースが強い印象があったので、印象がガラリと変わったイメージがあります。

スタートタイミングが得意なため、イン逃げが得意なのはもちろんですが、レース展開に応じて差しや捲り差しなど決めれるのはさすがといったところですね

2021年の正月戦は早くも連覇達成

2021年も引き続き絶好調で、地元のボートレース浜名湖で開催されたレースで早くも連覇をしており、素晴らしいスタートを切っています

ボートレース浜名湖の調整は苦手と言ってましたが、コンマ0.8のトップスタートを決めてしっかりと勝てるんですから、2021年の活躍にも期待できそうですね!

菊地 孝平(きくち こうへい)選手の優勝実績と獲得賞金金額

SGレースを制覇した菊地孝平
SGレースを制覇した菊地孝平

近年、絶好調の菊地孝平選手ですが、過去の成績も素晴らしい成績ばかりです!

早速、見ていきましょう!

これまでの優勝実績

【SGの優勝実績】

  • 2005年:第51回 モーターボート記念競走(若松競艇場)
  • 2009年:第14回 オーシャンカップ(若松競艇場)
  • 2014年:第41回 ボートレースオールスター(福岡競艇場)
  • 2014年:第24回 グランドチャンピオン決定戦(浜名湖競艇場)
  • 2016年:第62回 ボートレースメモリアル(桐生競艇場)

【G1の優勝実績】

  • 2004年:マーメイドグランプリ開設51周年記念競走(常滑競艇場)
  • 2005年:全日本覇者決定戦開設53周年記念(若松競艇場)
  • 2008年:全日本王座決定戦開設56周年記念(芦屋競艇場)
  • 2008年:浜名湖賞開設55周年記念(浜名湖競艇場)
  • 2009年:ウェイキーカップ開設55周年記念(多摩川競艇場)
  • 2009年:北陸艇王決定戦(三国競艇場)
  • 2010年:競艇キングカップ開設58周年記念(児島競艇場)
  • 2016年:大渦大賞開設63周年記念競走(鳴門競艇場)
  • 2016年:開設63周年記念競走G1トコタンキング決定戦(常滑競艇場)
  • 2017年:浜名湖賞開設63周年記念(浜名湖競艇場)
  • 2020年:ウェイキーカップ開設65周年記念(多摩川競艇場)

こちらが菊地孝平選手のSGレースとG1レースの優勝実績ですが、SGが5勝でG1は11勝とボートレース界でもトップクラスの素晴らしい成績を残しています

どのボートレース場でもしっかり成績の残していることから、どのレースに出場しても優勝を狙える可能性がありますね!

過去10年間の獲得金額

  • 2011年:49,461,000円
  • 2012年:49,444,000円
  • 2013年:54,211,600円
  • 2014年:169,549,000円
  • 2015年:47,441,500円
  • 2016年:134,660,500円
  • 2017年:100,548,000円
  • 2018年:85,276,000円
  • 2019年:84,152,000円
  • 2020年:105,976,000円

過去10年間の獲得金額を見てみると、10年間で獲得賞金額が1億円超えを3度も達成しており、毎年グレードレースでもしっかり結果を残していますね!

特に、2014年は自身初の賞金王に輝いているため、結果でトップレーサーという確たる証拠を示しているのが見て分かる思います

菊地 孝平(きくち こうへい)選手は圧倒的なスタートタイミングを武器にしているトップレーサー!

菊地孝平選手は、ボートレース界で圧倒的なスピードを武器にしているのはもちろんですが、レース展開の判断力や調整力、旋回力など全てにおいてトップクラスの選手です

2020年は獲得賞金額が1億円越えと絶好調だったので、2021年に関しても活躍間違いないでしょう。

仲良しの茅原悠紀選手もトップレーサーなので、2人の対決なども注目ですが、自身2度目の賞金王やSGレース優勝などの可能性もありますので、今後の活躍に期待しましょう