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白井英治(しらい・えいじ)選手を紹介!「無冠の帝王」と呼ばれても挑み続け結果を残す!

白井英治(しらい・えいじ)選手を紹介!「無冠の帝王」と呼ばれても挑み続け結果を残す!

巧みなハンドル捌きによる鋭角的なターンを得意とし「関門のホワイトシャーク」と呼ばれる白井英治(しらい・えいじ)選手。

過去には「無冠の帝王」と呼ばれた苦しい時期もありましたが、諦めずにストイックに挑み続け、着実に結果を残して進んでいます。

そんな白井英治選手の魅力をたっぷり紹介していきます!

白井英治(しらい・えいじ)選手のプロフィール

「第30回グランドチャンピオン」での白井選手
「第30回グランドチャンピオン」での白井選手

まずは、白井選手のプロフィールをご紹介します!

  • 【生年月日】1976年10月15日
  • 【デビュー】1997年5月22日
  • 【身長】173cm
  • 【体重】55kg
  • 【血液型】O型
  • 【出身地】山口県
  • 【支部】山口支部
  • 【登録期】80期
  • 【登録番号】3897
  • 【級別】A1級

師匠は今村豊元選手

師匠は2020年10月に引退した今村豊元選手

白井選手は師匠譲りの巧みなハンドル捌きによる鋭角的なターンを得意とし、「関門のホワイトシャーク」とも呼ばれています。

二人の出会いは、白井選手が高校3年生の頃。

今村元選手の自宅を訪ねた白井選手は、その時「養成所を卒業したら僕のところにおいで」という言葉をもらったそうです。

実際に白井選手が養成所を卒業した後、今村元選手に弟子入りをします。

白井選手は、今村元選手の引退の際に「師匠、愛してます」という言葉を贈っており、二人の深い絆を感じられます。

まるでドラマのような師弟関係ですね。

5人の子どものお父さん

白井選手はデビューしてから2年後に、幼馴染だった一般女性と結婚しています。

現在は5人のお子さんがいらっしゃり、子供たちは白井選手がレースで優勝できるように、神棚にお祈りするそうですよ。

白井選手の強さは、家族からのパワーも関係しているのかもしれませんね!

趣味は麻雀!

白井選手の趣味は、麻雀だそうです!

麻雀のネット番組にも出演経験があり、各界の著名人を集めた「麻雀トライアスロン」という大会にも参加しているほど愛好家のようですよ。

不屈の精神を持つ白井英治(しらい・えいじ)選手

初SG優勝を果たした「第28回グランドチャンピオン」での白井選手
初SG優勝を果たした「第28回グランドチャンピオン」での白井選手

白井選手の魅力は、どんな困難にもめげずに立ち向かう精神力だと思います。

そんな白井選手のストイックさが分かるエピソードをご紹介します!

めげずに挑んだボートレーサーへの道のり

白井選手は、小学生の頃から父親と一緒に競艇場へ行っており、その頃からボートレーサーになりたいと思っていたそうです。

小・中学時代は野球、高校時代は空手に打ち込み、高校卒業後にボートレーサー養成所の試験を受けます。

ですが、1度目は学科、2度目は減量による血圧、3・4度目は身長オーバーで不合格となり、5度目の挑戦でようやく合格

合格までの約2年間、新聞配達のアルバイトをしながら理工系の専門学校に通っていたそうです。

普通なら、4回も不合格になると心が折れてしまいそうですよね。

ボートレーサーになりたいと決意してから、その夢を叶えるまで諦めずにやり遂げる姿からも、白井選手のストイックさが垣間見えますね!

過酷な減量もこなすストイックさ

競艇は、体重が軽ければ軽いほど有利になる競技です。

そのため、過度な減量を避けるために男子は51kg、女子は47kgという最低体重制限が設けられています。

そんな中、ボートレーサーとしては高身長で不利となる白井選手。

白井選手の身長である173cmの適正体重は66kgであり、それを基準に考えると15kgの減量に挑む計算になります。

白井選手は「最低体重に近づけることは、真摯にレースに向き合うための最低限の準備」と話し、食事は1日1食、奥さんが作る炭水化物をなるべく除いたタンパク質多めの特別メニューを食べているそうです。

レース当日も最低限の栄養補給のみというハードな減量をこなしています。

デビューから17年で掴んだSG優勝

白井選手はデビューから4年後、2001年に尼崎で開催された「第6回 オーシャンカップ競走」でSG初出場、常滑で開催された「第48回 全日本選手権競走」でSG初優出を果たしています。

その後もSGレースや記念級レースにも常連として出場し優勝戦にも進むものの、なかなか優勝できずに「無冠の帝王」と呼ばれるようになります。

それでも2012年には、年間最高勝率である8.32をマークし、着実にトップレーサーとしての歩みを進めます。

そして2014年、若松で開催された「第60回ボートレースメモリアル(モータボート記念)」で、2コースからまくりを決め、ついにSG初優勝

それまでのSG出場回数は68回、優勝戦出場回数は14回でした。

優勝に届かずきっと悔しい思いを沢山重ねてきたであろう白井選手ですが、決して諦めずにレーズに挑み続けた精神力が、SG優勝に繋がったのではないでしょうか。

白井英治(しらい・えいじ)選手の特徴・得意なコース

「第28回グランドチャンピオン」での白井選手
「第28回グランドチャンピオン」での白井選手

白井選手の特徴は、師匠譲りの巧みなハンドル捌きによる鋭角的なターンです。

その実力は、師匠である今村元選手も評価しているほど。

白井選手はインコースが得意とされていますが、どんな状況でも対応できる集中力・技術力を持つ選手

どのコースからでも1着を狙える実力を持っています。

2020年1月現在、平均スタートタイミングは0.12で、勝率は8.04と非常に高い数値を誇っています。

白井英治(しらい・えいじ)選手の優勝歴

つぎに、白井選手のG1・SGでの優勝歴についてまとめてみます。

SGの優勝歴
  • 【2014年】第60回モーターボート記念(若松)2コース:まくり
  • 【2018年】第28回グランドチャンピオン決定戦(徳山)1コース:逃げ
G1の優勝歴
  • 【2003年】第49回トーキョー・ベイ・カップ(平和島)逃げ
  • 【2006年】モーターボート大賞(宮島)3コース:まくり差し
  • 【2007年】第52回オールジャパン竹島特別(蒲郡)4コース:まくり
  • 【2008年】第51回中国地区選手権(宮島)逃げ
  • 【2008年】第55回徳山クラウン争奪戦(徳山)逃げ
  • 【2011年】第58回浜名湖賞(浜名湖)4コース:まくり
  • 【2012年】第60回海の王者決定戦(大村)逃げ
  • 【2014年】第57回中国地区選手権(下関)逃げ
  • 【2015年】第58回中国地区選手権(児島)逃げ
  • 【2017年】第63回競帝王決定戦(下関)逃げ

一覧で見ると、本当に多くの大会で活躍されていることが分かりますね。

2018年に地元山口県のボートレース徳山で開催された「グランドチャンピオン決定戦」でSGV2を達成していますが、この際最低体重の51kgまで減量して挑んだという話は有名です。

白井英治(しらい・えいじ)選手の獲得賞金額は⁉

ここまで沢山の大会で好成績を残していることを思うと、気になるのは獲得賞金ですね。

過去5年間(2016年~2020年)の白井選手の獲得賞金額をまとめてみます!

  • 【2016年】15位:67,798,000円
  • 【2017年】5位:1億1072万2000円
  • 【2018年】3位:1億2640万1000円
  • 【2019年】6位:1億1945万7000円
  • 【2020年】11位:97,071,000円

5年間連続で15位以内にランクインしており、その額は1億円を突破することも。

SGV2を達成した2018年は、直近5年で最高位の3位

2019年にはSG・G1での優勝を逃してしまいましたが、それでも獲得賞金ランキングが6位、その額は1億円を超えているのはさすがですね!

今年も白井選手がどんな成績を残すのか、楽しみですね。

まとめ:白井英治(しらい・えいじ)選手の次の目標は賞金王

「第33回グランプリ/グランプリS」での白井選手
「第33回グランプリ/グランプリS」での白井選手

ボートレーサーになるまで、そしてなってからも、どんな困難にも屈せず進み続けてきた白井選手。

養成所の試験には5回目でやっと合格、SG初優勝まではデビューから14年後という、苦しい時期を乗り越えて努力を続ける姿には、ボートレ―サーとしてだけではなく、わたしたち一般人にも勇気を与えてくれる存在だと思います。

近年は8点台という高い勝率をキープし、獲得賞金ランキングでも常に上位に食い込む白井選手。

「賞金王の歴史に白井英治の名を刻む」という自身の宣言が現実となる日も近いのではないでしょうか?

昨年2020年に引退した師匠の今村豊元選手の想いを乗せて、今年もきっと素晴らしい走りを見せてくれることでしょう!