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競艇・吉田拡郎(よしだかくろう)がB級へ降格!周回誤認、結婚、子供、優勝歴

競艇・吉田拡郎(よしだかくろう)がB級へ降格!周回誤認、結婚、子供、優勝歴

岡山支部の吉田拡郎(よしだかくろう)選手を紹介。

災害を受けた故郷に500万円寄付するなど、男気溢れるSGレーサーです。

競艇選手としての活躍だけでなく、「親友・森定晃史との友情、家族思いの三児の父」など、知られざるプライベートも紹介します。

そんな吉田選手ですが、2021年3月浜名湖G1で周回誤認をしてしまいます!
その結果、4カ月間の出場停止処分になってしまいました。

吉田拡郎が2節連続優勝!今年4V、児島競艇場(2022年)

吉田拡郎が2節連続優勝
吉田拡郎が2節連続優勝

児島競艇場の一般戦(7月3日~7月8日)
吉田拡郎が2節連続優勝を決めました。

出走回数不足のため、2022年1月~6月までB1級として過ごしていた吉田選手。
7月からはA1級へ復帰!出走表の表記も「B1級」→「A1級」に変わりました。

今節はA1級復帰戦ということで気合十分!
予選トップ通過から優勝戦1号艇を獲得、そして堂々のイン逃げ。
完璧な内容で今年の優勝回数を4に伸ばしました。

周回誤認でB1級降格となった吉田拡郎ですが、今年は一般戦で大暴れ!
最新の勝率ランキング(2023年前期適用勝率)では13位につけています。

吉田拡郎のSG出場はボートレースクラシック2023が最速

絶好調の吉田拡郎ですが、周回誤認の影響で4カ月間の出場停止処分を受けてしまいます。
※2021年3月浜名湖G1で周回誤認(詳しくは後述)

ボートレーサーにとってこの処分は大ダメージ!

まず、4カ月休むことで出走数不足になってしまいます。
吉田選手の2022年前期の出走数は60回のみ。
B1級へ降格してしまいました。

(級別最低出走回数一覧)

  • A1級:出走回数90回以上
  • A2級:出走回数70回以上
  • B1級:出走回数50回以上
  • B2級:出走回数規定なし

さらに追加のペナルティでSGの出場除外があります。

SGのルールには「出場停止処分を受けたレーサーは出場を除外する」という規定が存在!
こちらの規定は約1年間適用されます。

例えば、SGボートレースダービー2022の出場資格は勝率上位から順番に選出。

選考期間内で吉田選手は勝率13位と好成績。
通常なら出場可能ですが・・・ペナルティの影響で今年は見送りです。

このように1年間は全てのSGに参加不可
吉田拡郎が最速でSGに復帰するのはSGボートレースクラシック2023です。

さて、現在の吉田選手ならクラシックの出場は濃厚!
そしてSGオーシャンカップ2023の開催地は児島競艇場に決定しました。

吉田選手は児島が地元、SG復帰後の地元優勝に向けて前進しています。

吉田拡郎(よしだかくろう)が周回誤認の疑い!4カ月間の出場停止に

A級レーサーをキープしていた吉田拡郎(よしだかくろう)選手ですが、今期の級別はB1級です。

その理由は2021年3月浜名湖G1周年記念での「周回誤認の疑い」です。
その結果、4カ月間の出場停止になってしまいました。
長期間の休みなので、さすがに出走数が足りず・・・十数年ぶりにB1級へ降格です。

では、「周回誤認の疑い」になったレースを見てみましょう。

【出走表】

  • 1号艇:吉田拡郎
  • 2号艇:中島孝平
  • 3号艇:栗城匠
  • 4号艇:峰竜太
  • 5号艇:重野哲之
  • 6号艇:関浩哉

吉田選手はスタートで遅れてしまいますが、1Mで展開をついて3着争いへ食い込みます。
2周目終了時点で3着だった吉田選手ですが、3周目のバックストレッチで4着へ後退。

その間、カメラに映っていないのですが何故か失速したものと思われます。
審査の結果、吉田選手は周回誤認の疑いで即刻帰郷処分(4カ月間の出場停止)となってしまいました。

大村競艇場の復帰戦で優勝!出直しに期待

4カ月の出場停止になった吉田拡郎ですが、大村競艇場で復帰戦となりました(2021年9月22日〜)
なんと、そのレースでは見事に優勝!ブランクを感じさせない走りでした。

とはいえB級選手なので斡旋は少なめ、一般戦がメインになります。
実力はA1級レーサーの吉田選手ですが、表記はB1級なのでオッズが高くつく可能性があります!
今後はミッドナイトボートレースなど多くの一般戦に参加、吉田選手のレースは注目です。

吉田拡郎(よしだかくろう)は結婚して三児の父親

第33回グランプリ/グランプリSでの吉田拡郎選手
第33回グランプリ/グランプリSでの吉田拡郎選手

まずは吉田拡郎(よしだかくろう)選手の基本情報を見ていきましょう。

  • 【登録番号】4166
  • 【生年月日】1982年4月18日
  • 【デビュー】2002年5月10日
  • 【身長】168cm
  • 【体重】53kg
  • 【血液型】B型
  • 【支部】岡山
  • 【出身地】岡山県
  • 【登録期】90期
  • 【級別】A1級

吉田拡郎選手のデビューは2002年5月のこと。

ボートレース児島にて6コースからのまくり差しを決め、なんとデビュー戦にして初優勝を飾り、見事なデビューを果たしました。

90期生の吉田拡郎選手には以下の同期がいます。

  • 石野貴之選手
  • 赤坂俊輔選手
  • 宇野弥生選手
  • 森定晃史選手など

私生活では三児の父親!吉田拡郎選手の趣味は?

吉田拡郎選手は一般の女性と結婚していて3人のお子さんがいます。

自身のFacebookにはお子さんと一緒に出かけたり、誕生日を祝ったりする写真を度々アップしており、幸せなお父さんぶりが伺えます。

吉田拡郎選手のFacebookより
吉田拡郎選手のFacebookより

また、私生活ではボートレーサー仲間と一緒に将棋をするそうで、噂によるとプロ級の腕前とのこと。

さらに剣道を2段まで取得しており、小学校~高校時代まで12年間に渡り剣道に励んでいました。

そんな吉田拡郎選手がボートレーサーを目指すきっかけは何だったのでしょうか?

吉田拡郎(よしだかくろう)がボートレーサーになった理由!森定晃史選手との出会い

吉田拡郎選手がボートレーサーを目指そうと思ったのは高校2年生の頃。
同期のボートレーサーであり、同じ高校でクラスメイトだった森定晃史選手に誘われたことがきっかけでした。

高校がボートレース児島に近かったこともり、一緒にレースを見に行くこともしばしば。
そんな森定晃史選手とは今でもプライベートで仲が良いそうです。

「親友であり最大のライバル、いつか同じ大きな舞台で戦いたい。」と話しています。

今ボートレーサーとしての吉田拡郎選手がいるのは森定晃史選手の存在あってこそですからね!
きっと2人の友情はこれから先も末永く続くことでしょう。

吉田拡郎(よしだかくろう)の優勝歴や獲得賞金

第23回オーシャンカップでの吉田拡郎選手
第23回オーシャンカップでの吉田拡郎選手

吉田拡郎の功績について紹介します。
吉田選手はSG1回G1で3回G2で3回の優勝歴があります。

【SGの優勝歴】

  • 2014年7月21日 丸亀 第19回オーシャンカップ

【G1の優勝歴】

  • 2014年4月14日 大村 開設62周年記念海の王者決定戦
  • 2017年9月11日 住之江 第45回高松宮記念特別競走
  • 2019年6月4日 児島 児島キングカップ開設67周年記念競走

【G2の優勝歴】

  • 2011年7月11日 津 津モーターボート大賞
  • 2012年12月4日 丸亀 ドリームユース決戦 丸亀モーターボート大賞
  • 2014年7月10日 宮島 宮島モーターボート大賞

2014年には立て続けにSG、G1ともに初優勝を飾っています。

まさに飛躍の年だったことでしょう。

その後も2017年にはボートレース福岡で開催された一般競走で通算1000勝を達成、2019年には3度目のG1優勝と、近年でも大きな活躍を見せています。

吉田拡郎(よしだかくろう)の年間賞金ランキング!順位を大きく落とした年も

続いて吉田拡郎選手の過去の年間賞金ランキングの順位と獲得賞金額に注目です。

  • 2020年 46位 48,847,000円
  • 2019年 35位 51,813,000円
  • 2018年 39位 46,827,000円
  • 2017年 33位 47,320,000 円
  • 2016年 ランク外(100位以下)
  • 2015年 22位 51,187,000円
  • 2014年 8位 83,874,000円
  • 2013年 59位 36,394,600円
  • 2012年 17位 56,557,000円
  • 2011年 53位 35,320,000円
  • 2010年 52位 39,571,800円

SG、G1ともに初優勝を果たした2014年は堂々の8位に。

毎年のように上位にランクインしている吉田拡郎選手ですが、2016年はランク外となり大きく順位を落としています

その理由はフライングです!
吉田拡郎選手は2016年にG1レースで2回のFを切っています!

そのうち1回は0.05秒以上早いスタートの「非常識なフライング」として即日帰郷の処分に…!

G1でのFはペナルティも厳しめ、獲得賞金にも大きな影響がありました。

吉田拡郎(よしだかくろう)が故郷に500万円寄付

倉敷市西日本豪雨災害義援金に寄付する吉田拡郎選手
倉敷市西日本豪雨災害義援金に寄付する吉田拡郎選手

2018年7月、吉田拡郎選手の故郷である岡山県倉敷市は甚大な豪雨災害を受けました。

吉田拡郎は同時期にボートレース若松で開催されたSGオーシャンカップで準優勝。
その賞金額から500万円を倉敷市西日本豪雨災害義援金として寄付しました。

当時の心境を以下のように語っています。

「大きな災害があった直後にオーシャンカップがあったが、こんな大変な時にレースに行ってもいいものかと悩んだが、レーサーである自分は走ることしかできない。

頑張って良い結果を出して、それを寄付しようと思いレースに参加した。今後も元気を与えられるようなレースをしていきたい。」

「優勝を逃したことは残念だったが、準優勝はファンの皆さんの応援のおかげ。

これからも一走一走頑張って、被災地の復興に向けて微力ではあるが自分も力になりたいと考えている」

大切な故郷の復興や、ファンへの感謝の気持ちが伝わるコメントですね。
吉田選手のさらなる活躍に期待したいです。

全速ターンが持ち味!吉田拡郎(よしだかくろう)の特徴

吉田拡郎選手は全速ターンを武器とする「ターン巧者」の一人です。

どのコースからでも1着を狙える実力を持っていますが、特に全速ターンを活かせる1コースからの「逃げ」4コースからの「まくり」「まくり差し」を得意としています。

1コースの三連対率は86.8%、4コースの三連対率は62.5%と安定した数字を出しています。

まとめ:吉田拡郎(よしだかくろう)は情が深く男気溢れるボートレーサー!

岡山支部から吉田拡郎選手の紹介でした。

故郷の災害からの復興を願い、500万円を寄付するなど男気溢れるボートレーサーです。

親友であり最大のライバルである森定晃史へは「いつか同じ大きな舞台で戦いたい」と想いを綴っています。
いつかその想いが叶いますように!ボートレーサーとしてさらなる活躍を期待しています。