不死鳥、艇王!植木通彦(うえきみちひこ)を競艇界で知らない人はいない
植木通彦は福岡県北九州市出身。
実家から近い競艇場はボートレース若松でした。
子供時代の植木さんは父親と一緒にレースを観戦していたそうです。
そして高校生(17歳)のとき、ボートレーサー養成所に入学します。
デビューは1986年11月。
初勝利は同年12月31日と、かなりのスピード勝利です。
その後も結果を残し続け、若くして一流レーサーの仲間入りを果たします。
植木通彦を襲った大事故!
順風満帆な植木通彦でしたが、大事故の悲劇が!
1989年1月16日、植木選手は桐生競艇場のレースで転覆してしまいます。
そのとき、後続艇のプロペラで顔面を大怪我。
全治5か月、75針の重傷を負ってしまいます。
しかし大怪我から半年後、レースに復帰!
復帰戦として選んだのは、なんと桐生競艇場です。
その当時、事故をした競艇場での復帰戦は避けることが通例。
(現在は事故をした競艇場での復帰戦が多い)
植木選手は自身を振るい立たせるために、あえて桐生を選びました。
そこでは以前と変わらない卓越したレースを披露、完全復帰を果たします。
このことから植木選手は「不死鳥」の異名が与えられました。
植木通彦の引退理由
2007年、植木通彦は総理大臣杯(ボートレースクラシック)に出場。
超抜モーターを手にした植木選手、強烈なイン逃げで優勝戦1号艇を獲得します。
しかし、優勝戦でコンマ01のフライング!
17億4522万7700円の当時最高額となる返還額となりました。
競艇のペナルティで「SG優勝戦でのフライングは1年間SGに出場できない(グランプリは除く)」があります。
よって植木通彦はこのペナルティを受けることに・・・
SGボートレースオールスターの出場取り消し、G1にも半年間出場できないなど、実質的にグランプリ出場もなくなりました。
さて、植木選手はF休み明けに「平和島、鳴門」の一般戦に出場。
鳴門が終了した翌日、植木選手の現役勤続20年を記念した永年功労者祝賀会で表彰を受けます。
しかしその後、同会場で植木通彦は引退会見を始めました。
引退理由は、桐生での事故が関係しています。
あの時「お世話になったみなさんのためにも20年間、命を懸けて走ろう」と決心したそうです。
事故後、20年間レーサー生活を送ったら引退しようと考えていたようですね。
デビューから、ちょうど20年が経ちました。
植木選手は近しい方に「20年で引退する」と前々から宣言していたそうです。
総理大臣杯のFは引退の直接的な理由ではなさそうですね。
ボートレースはプロスポーツの中で圧倒的に選手寿命が長い競技です。
植木通彦の引退年齢は39歳、かなり若い引退となりました。
とはいえ人生を変えるほどの大怪我、20年で辞める決心は堅かったと思います。
植木通彦のブログは必見!ボートレースに詳しくなれる
植木通彦は引退後、ボートレースアンバサダーとして活躍中。
主にyoutubeやブログで競艇の魅力を分かりやすく解説しています。
中でもブログは必見!
なんと、ほぼ毎日更新しています。
見どころは各レースの短評。
例えば「ターン後期の半径を狭くした」「ターン後の出足(加速)が良さそう」「内側航走が無理と判断し、外側に進路を変更」など。
他のボートレース解説ブログとはレベルが違います!
植木さんのブログを見ればボートレースに詳しくなること間違い無し、予想の際にも役立ちます。
また、出演した番組の裏情報など、一般的に報道されない部分も見ることができます。
植木通彦の解説は分かりやすい!公式サイトで大人気
植木通彦の活動はブログだけではありません。
動画(Youtube)でも分かりやすい解説で大人気!
ボートレース公式動画では「植木通彦のボートレースの秘密」がおすすめです。
ボートレースレーサーの食事や体重管理、さらにレースで使用する道具の詳しい説明など、ボート好きにはたまらない内容となっています。
さらに、JLCの公式チャンネルでも人気です。
※JLCとは:ボートレースの情報をリアルタイムに伝える放送局
JLCでは「ボートレース ウィークリーNEXT」に出演。
こちらは生放送のコーナーです。
ここで注目なのは植木さんによる予想の解説。
1レースだけの解説ですが、その分内容は濃いめ!
ホワイトボードを使って、展開のパターンやモーターの調子を詳しく解説してくれます。
まとめ:植木通彦はボートレース界のレジェンド!引退後も競艇の魅力を広める
今回はレジェンドレーサー植木通彦について紹介しました。
- 植木通彦を競艇界で知らない人はいない
- 植木通彦の引退理由
- 植木通彦のブログは必見
大怪我からの復帰や若くしてトップレーサーなど、ボートレーサー植木通彦を知っていただけたかと思います。
そして、ブログやyoutubeでの情報発信はかなり精力的!
引退後もボートレースの魅力を発信し続ける植木さん、まさにレジェンドレーサーといえますね。