前付けに目覚めたイン屋の女子レーサー！福岡・池田奈津美のプロフィールや成績を紹介！

なにが珍しいかというと、先輩レーサー、そして艇界の大御所であるベテランレーサーにも なりふり構わず「前付け」を敢行 するいわゆる 「イン屋」 の女子レーサーなんです！

前付けとは、アウトコースでレースに出走する際、ピット離れから飛ばしていき1コースや2コースを奪取する作戦を指します。
イン屋で有名な選手といえば、 深川真二 や 西島義則 など大ベテランが多いイメージですが、池田奈津美はデビュー9年目のまだまだこれからともいえる女子レーサーです。
にもかかわらず、先輩レーサーにも臆することなくイン屋として勝負する度胸が話題を呼んでいます！

ということで気になるプロフィールからみていきましょう。

池田奈津美のプロフィール

• 登録番号：4874
• 生年月日：1994年1月16日
• 身長：161cm
• 体重：53kg
• 支部：福岡
• 出身地：福岡
• 登録期：116期
• 級別：B1級
• 師匠：村上純

116期といえば、同じく福岡支部所属の女子レーサー 大山千広 やイケメンレーサーとしても人気な 鈴谷一平 の世代ですね。

目立つ世代とは言えませんが、着実に力を付けている選手も多いといえます。
池田奈津美も苦戦中ではありますが、前付けなど試行錯誤しながら善戦している数少ない選手です。
そんな池田奈津美が ボートレーサーを志したのには、父親が影響 しています！

ボートレーサーを目指したきっかけは「オートレース」で活躍する父親・池田康範の影響

池田康範は1989年にオートレーサーとしてデビューし、30年以上も現役で戦っている選手です。
過去に4度の優勝を果たすなど、オートファンなら知っている選手ですね。

父親を見て育ち、オートレースやボートレースに興味を持った池田奈津美、父親から 「同じ競技は反対、ボートレースは女子選手も多くそっちの方が良い」 との助言を受け、ボートレーサーを目指したといいます！

大阪桐蔭高校サッカー部出身！全国大会準優勝の実力者

高校はスポーツの名門である 大阪桐蔭高校 に入学し、全国大会準優勝も経験しています。

大学でもサッカーを続けていたものの、肉離れなどの怪我が理由で残念ながら国体には出れず。
その際に父親と訪れた ボートレース芦屋でのレースに感動 し、本格的にボートレーサーを目指すようになったといいます。

初勝利を掴んだのはデビューから約1年8ヶ月後 、2017年1月の常滑G3最終日。
5コースからコンマ18のトップスタートを決めると、そのまま内4艇を飲み込むまくりで勝利！

ちなみにこのレースで1号艇だったのが、元祖イン屋の女子レーサー 鵜飼菜穂子 さんです。
後に池田奈津美がイン屋に目覚めたことと、この初勝利はなにか運命を感じますね！

デビューから6年半後の2021年11月、尼崎一般戦で初優出を果たす

しかし2020年の後期に安定した走りを見せるようになると、 2021年11月には自身初となる優出 を果たします！

このころには 1～3コースでそこそこ高い3連対率を残す など、安定した走りを見せるようになりました。
一方、5コース、6コースからは活躍することがかなり少なく、課題だったといえます。
もしかするとこのころからイン屋を考えていたのかもしれません！

勝率は5点台に乗るようになるも、A級昇級経験はなし

初優出後は優出回数こそ少ないものの、勝率は安定しており 2023年後期には初の勝率5点台 をマーク。
3連対率は50%を超えることが多く、舟券には絡めておきたい選手です。

イン屋に転向したことで、成績急上昇の可能性もあります。
ところで、池田奈津美はいつ、なぜイン屋に転向したのでしょうか？
ここからは、池田奈津美が 女子レーサーのなかではかなり珍しいイン屋に目覚めた理由 に迫ります！

コース別出走成績を見てみると、なんと 2023年は6コースからの出走はゼロ！
完全に前付けに振り切っていることが分かります。

艇界で有名なイン屋といえば 深川真二 や 西島義則 、 今村暢孝 など超がつくほどの大ベテランが多いです。
デビューから10年経っていない、さらには女子レーサーである池田奈津美がイン屋になったのは何がきっかけだったのでしょうか！

イン屋になった理由は「変化が欲しかった」！師匠である村上純も後押し

また、師匠である 村上純 (2024年引退)がイン屋だったこともあり、相談できる環境があったことも大きな理由の一つでしょう。

村上純に相談した際は、「正々堂々と行きなさい。勝ち方にこだわりなさい」との助言を貰ったらしく、この言葉もあり現在の思い切りのよい前付けスタイルが確立されたと考えられます。

イン屋になったからには、 「モーターが出ていない時も行く、行き続けないと譲っていただいた選手に失礼」 と一切の妥協はありません。
女子レーサーだからなどと甘えることのない姿勢は応援したくなります！

女子レーサーのイン屋は「インの鬼姫」こと鵜飼菜穂子以来の誕生

それは、縦社会の厳しい艇界で、イン屋が選手たちからのけ者にされやすかったり、レースを壊す可能性がある点からファンにも好まれない風潮があるからでしょう。
実際、 現在のイン屋のほとんどが、技術などを他の選手に認められたベテラン選手 です。

女子レーサーのイン屋といえば、2020年に引退した 「インの鬼姫」 こと 鵜飼菜穂子 が挙げられます。
男子顔負けの強気なレーススタイルで勝利を量産。
女性の社会進出の一例と注目され、なんと 高校の公民の教科書に採用 されたほどの選手でした！
男尊女卑の風潮が強かった時代に強気にインを奪取する姿は、女性に勇気を与えたことでしょう。

池田奈津美がいつか「令和版インの鬼姫」と呼ばれる日が来るかもしれませんね！

ということで コース成績から池田奈津美のレーススタイルや特徴 を見ていきましょう！

直近6ヶ月のコース成績 は以下の通り。

4～6コースの出走回数はなんと合計で4レースのみ！
前付けを徹底していることが分かります。
しかし池田奈津美は インコースの成績がかなり悪く 、1着回数は19走でわずか2回、また2コースの成績も1着率4.7%、2着率は19%と成績が安定していません。
この成績を見ると、1コース、2コースに池田奈津美が入りそうなレースでは他のところから狙ってみた方が良いと感じます。

反対に 3コースは狙い目 です！
池田奈津美は3コースからのまくりを得意としているため、「3-45」などを買うと良いかもしれませんね。

修了記念競走2着の活躍！やまと学校(ボートレーサー養成所)での成績

デビュー後に苦戦を強いられた池田奈津美。
やまと学校(ボートレーサー養成所)でも あまり目立った成績は残せていません！
サッカー全国大会準優勝など華々しい経歴を持っていても甘くない世界、艇界がどれほどレベルが高いかが分かりますね。

ちなみに 養成所での成績 は以下の通り。

• リーグ勝率：3.93
• 2連対率：18.31
• 3連対率：33.80
• 優出：0回
• 優勝：0回

やまと学校ではそこそこでも、卒業後に大ブレイクする選手も多いのがボートレースのおもしろいところです。
イン屋としての活躍に期待したいですね！

X(旧Twitter)やインスタ(Instagram)などのSNSをやっているかなーと思い調べてみましたが、インスタはボートレーサーになる前に使っていたと思われる個人用のアカウントのみで、 ファン向けに公開しているものはありませんでした 。

また、Twitterも同じで、2017年までの投稿が確認できるアカウントがあったものの、こちらも ファン向けに公開しているものではない 様子でした！

結婚や彼氏などの情報は見られなかった！

池田奈津美と検索すると、候補に 結婚 というワードが出てきます！
結婚や彼氏など異性関係の情報は気になるところですが、調べてみると池田奈津美は 現在結婚しておらず、また彼氏などの情報も出てきませんでした 。
この情報を聞いて一安心というファンの方もいるかもしれませんね。

女子レーサー、さらには若手に位置するレーサーが、前付けを専門とするイン屋になるなんて、 前例が無いといっていいほどのレアケース です。

異端ともいえますが、本人が語っているように、やるからには思いっきりやってほしいですね！
現在は インコース、2コースの成績が低迷中 ですが、イン屋として活躍するなら絶対にここの数字を伸ばしたいところでしょう。

池田奈津美が 令和の「インの鬼姫」 になれるのか、注目していきましょう！