三浦永理は超技巧派のベテラン女性レーサー

三浦永理(みうら・えり)は、静岡支部に所属するA1級の女性ボートレーサーだ。
登録番号は4208で、91期の一員として2002年11月23日にプロデビューを果たしているぞ。
デビューからすでに
20年以上
が経過し、まさに大ベテランの域に入った選手といえるだろう。
- 三浦永理:ミウラ エリ
- 登録番号:4208
- 生年月日:1983/02/02
- 身長:157cm
- 体重:48kg
- 血液型:B型
- 支部:静岡
- 出身地:静岡県
- 登録期:91期
- 級別:A1級
彼女の同期には、SGで活躍する
川上剛、山口剛、長嶋万記、久田敏之、吉島祥之
らが名を連ねているぞ。
91期は実力者ぞろいの世代だが、その中でも三浦永理は卓越したターン技術を武器にし、女子レーサーのなかでも特に高い評価を受けているんだ。
「テクニカルエリー」の異名を持つ技巧派
- まくり:外側から一気に加速し、相手を抜き去る戦法
- まくり差し:外から内へ鋭く切り込み、前方の艇を抜かす技術
この巧みなターン技術から、ファンや関係者からは『
テクニカルエリー
』と呼ばれるようになった。
女性レーサーの中でもここまで精密なターンができる選手は少なく、彼女のレースは玄人ファンからの評価が高いんだ。
特に三浦永理の
まくり差し
は、絶妙なタイミングと緻密なコーナーワークが要求される高度な技術。
これを自在に操る彼女の実力は、まさに女子トップクラスといえるだろう。
高校時代はソフトボールに打ち込んでいた

三浦永理は、静岡県にある加藤学園高等学校の出身。
この学校は進学校としても知られるが、スポーツ面でも優秀な選手を輩出しているんだ。
競艇界では三浦永理のほかに、
勝又桜
や
板橋侑我
らも同校の卒業生だぞ。
高校時代の彼女はソフトボール部に所属し、セカンドとして活躍
していたんだ。
しかも双子の姉とともにチームを支え、二遊間コンビとして
インターハイにも出場
するほどの実力者だったそうだな。
しかし、なぜ彼女がソフトボールから競艇へ転向したのかその明確な理由は語られていない。
とはいえ、ソフトボールで培った
瞬時の判断力や運動神経の良さ
が、現在のボートレースに活かされているのは間違いないだろうな。
三浦永理の生涯獲得賞金は5億円超え

三浦永理は長年にわたってトップレベルで活躍し続けているボートレーサーだ。
彼女の生涯獲得賞金は、なんと5億2372万4000円にも及ぶ
ぞ。
これは女子レーサーの中でも屈指の金額であり、まさに超一流の証だ。
2002年のデビューから順調に賞金を積み上げ、特に2012年には4104万円を獲得し、4千万円の大台を突破!
その後もコンスタントに
2000万~4000万円
ほどの賞金を稼ぎ続けている。
これだけ安定した成績を残せるレーサーは、男女問わずそう多くはないだろうな。
賞金額を見れば、彼女がどれほどの実力を持っているのかが分かるだろう。
年度 | 獲得賞金 |
---|---|
2002年~2012年 | 約223,000,000円 |
2013年 | 36,610,000円 |
2014年 | 30,500,000円 |
2015年 | 27,860,000円 |
2016年 | 20,630,000円 |
2017年 | 25,730,000円 |
2018年 | 0円(産休) |
2019年 | 0円(産休) |
2020年 | 21,490,000円 |
2021年 | 29,570,000円 |
2022年 | 27,980,000円 |
2023年 | 40,020,000円 |
2024年 | 40,334,000円 |
特に直近の2023年と2024年には4000万円超えを記録している。
ベテランの域に入った今でも、トップクラスの賞金を稼ぎ続けているのは驚異的だぞ。
2018年と2019年は賞金が0円となっているが、これは彼女が 産休 を取得していたからだ。
ボートレーサーは過酷な競技であり、産休明けに第一線で活躍し続けるのは容易ではない。
しかし
三浦永理は復帰後すぐに結果を出し
、2020年には2149万円、2021年には2957万円と、以前と変わらないレベルの賞金を稼いでいるんだ。
産休後にこれだけの活躍を見せるのは並大抵のことではない。
彼女の競艇に対する情熱と、衰え知らずの実力がよくわかるエピソードだな。
三浦永理の旦那は競艇選手の吉島祥之で子供もいる

競艇界には夫婦で活躍する選手が何組かいるが、三浦永理もその一人だ。
2016年に結婚し、その後子供も誕生。
ここでは、彼女の結婚のきっかけ、子供のことなどについて詳しく解説していくぞ!
旦那は競艇選手の吉島祥之

三浦永理の旦那は、同じく競艇選手の吉島祥之(よしじま・よしゆき)
だ。
三浦は1983/02/02生まれ、吉島は1984/08/22生まれと1歳半年齢が離れているが、二人は同じ
91期
としてデビューしているぞ。
- 吉島祥之:ヨシジマ ヨシユキ
- 登録番号:4215
- 生年月日:1984/08/22
- 身長:169cm
- 体重:55kg
- 血液型:O型
- 支部:愛知
- 出身地:愛知県
- 登録期:91期
- 級別:A2級
※2025年2月現在
2人が親しくなった決定的なきっかけはお酒
だったようだ。
2人ともお酒が好きで、その共通の趣味を通じて距離を縮めた。
そして
2016年8月22日
、吉島祥之の誕生日に結婚したんだ。
結婚記念日を吉島祥之の誕生日にした理由は、結婚記念日を忘れない日にしたかったそうだ。
子供もいるが詳細は非公開
三浦永理と吉島祥之の間には子供がいる 。
三浦は2017年から産休に入り、2020年に復帰している。
この期間を考えると、2018年~2019年の間に子供を出産した可能性が高いな。
ただし、
子供の人数や性別、名前などの詳しい情報は公表されていない
んだ。
ボートレーサーは体重管理が厳しい職業だから、産後の復帰は簡単ではない。
だが、三浦永理は
3年間のブランク
をものともせず、A1級に復帰してトップクラスのレーサーとして活躍を続けている。
これは相当な努力があったに違いないな。
三浦永理の師匠は服部幸男
競艇界には数々の名レーサーがいるが、その中でも彼は伝説級の存在といえるぞ。
服部幸男は、1990年代から競艇界で活躍し続けるレジェンドレーサーの一人。
アイドル選手の先駆け
とも言われ、当時から女性ファンも多かったんだ。
今ではダンディーな魅力が加わり、さらにカッコよさが増しているぞ!
そしてなにより、彼の最大の功績といえば、 まくり差し という戦法を編み出したことだろう。
もともと競艇では「差し」戦法が主流だった。
しかし、服部幸男は「まくり」と「差し」を組み合わせることで、より攻撃的かつ確実に勝てる戦法を生み出したんだ。
- まくり:外側から一気に加速して前の艇を抜く戦法
- 差し:内側の隙間を狙ってスムーズに前へ出る戦法
- まくり差し:外から攻めて、内側のスペースに素早く入り込む戦法
この
まくり差し
は、これまでのターンテクニックの最高峰。
服部幸男はこの戦法を駆使して数々のレースで勝利し、SGも最年少で制覇した
んだぞ!
三浦の得意技であるまくりとまくり差しは、まさに服部幸男直伝。
師匠から受け継いだ技術を武器に、数々のレースで華麗なターンを決めてきたんだな!
三浦永理の弟子は2021年4月に引退した勝又桜

競艇界では師弟関係が重要な意味を持つが、三浦永理にも指導していた弟子がいたんだ。
その弟子とは、元競艇選手の勝又桜(かつまた・さくら)
。
かわいらしいルックスで人気を集めたレーサーだったが
2021年4月に引退を発表
し、新たな道を歩むことになったんだぞ。
勝又桜は静岡支部に所属していたB2級の元競艇選手。
2014年にデビューし、師匠である三浦永理のもとで競艇技術を磨いた。
ショートカットが似合う女性レーサーとして、ファンの間でも話題になったんだ。
特に男性人気が高く、「かわいいボートレーサー」としても注目されていたぞ!
勝又桜はデビュー当時から「
師匠の三浦さんに追いつきたい
」と公言し、技術向上に励んでいた。
2017年にはB1級に昇格し、成長を見せていたんだ。
そんな中彼女は、2019年に同じ静岡支部に所属する競艇選手の板橋侑我(いたばし・ゆうが)と結婚。
2人は高校の先輩・後輩の関係で、もともと親交があったようだ。
結婚後、彼女は産休に入り、レースから離れることに。
その後
2021年4月に正式に引退を表明
し、競艇界を去る決断をしたんだ。
競艇界では産休をきっかけに引退する女性選手が多い。
勝又桜も子育てを最優先に考え、新しい人生を歩むことを選んだんだろうな。
ちなみに、
旦那の板橋侑我は現在も現役競艇選手として活躍中。
競艇界の実力者として名を馳せているぞ。