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12年ぶりのSG開催!「グランドチャンピオン2022」開催中のボートレースからつ(唐津競艇)はリニューアルで超絶キレイな会場だった

12年ぶりのSG開催!「グランドチャンピオン2022」開催中のボートレースからつ(唐津競艇)はリニューアルで超絶キレイな会場だった

6月21日(火)から開催となったSG「グランドチャンピオン」

実に12年ぶりのSG開催となり、また2021年にリニューアルオープンしたばかりで情報も少なかったので、この機会にということで「ボートレースからつ(唐津競艇場)」に行ってみた。

施設の豪華さは必見!ぜひ足を運んでもらいたい競艇場だった。

ボートレースからつは福岡から往復するのがおススメ

東京から行く場合、空路で福岡空港まで行き、そこから電車で1時間半で唐津に着く。

唐津競艇場の最寄駅は「東唐津駅」だ。「唐津駅」ではない。

唐津城
唐津城

唐津市自体はとてもこじんまりした町で、正直なところ観光向きの地ではない。

失礼な話かもしれないが「唐津城」ぐらいしか観光できるところがないのだ。

宿泊施設もお食事どころもイマイチではある。

なのでもし東京や大阪から行くなら、福岡を拠点にして、往復3時間かけて移動の方が、個人的にはおススメだ。

東唐津駅の時刻表
東唐津駅の時刻表

ちなみに、唐津競艇場~東唐津駅間で無料バスが走っているが、東唐津駅の電車の運行表は画像の通り。

うっかり帰ると、コンビニどころか売店すらない東唐津駅で30分ぼけーっとすることになるので、注意が必要だ。

唐津競艇場は2021年にリニューアルオープン

からつ競艇場外観

さて、会場となるボートレースからつ(唐津競艇場)なのだが、2021年11月末にリニューアルオープンされ、とても綺麗で大きい施設になっている。

入場口ホール
入場口ホール
案内板
駅みたいな案内板

東京の江戸川・平和島・多摩川と比較すると雲泥の差どころの話ではない。まるでコンサートホールかと思うほど、清潔で「うつくしい」会場だった。

キッズスペース
キッズスペース
ブックカフェ
ブックカフェ
キッチンスタジオ
キッチンスタジオ

競艇場と言いながら、施設内にはキッズルームはもちろん(これは全競艇場にある)、イベントホール、ブックカフェ、さらにはボルダリング、音楽スタジオ、キッチンスタジオまである。

写真展
写真展
横断幕
入口ホール横断幕

1Fホールでは地元高校生の写真展が開催されていた。

また入口ホールの横断幕も、地元高校生の作品だ。

唐津競艇場は競艇ファンだけでなく、市民の集いの場を目的とした作りで、とにかくその「うつくしさ」には感動すら覚える。

家族連れでもデートでも安心して行くことができるだろう。

予想屋さんは不在

個人的には、競艇場と言えば予想屋さんがたくさんいる印象が強いのだが、唐津競艇場には予想屋がいない。

旧会場ではずらーっと軒を並べていたそうで、リニューアルで撤廃となったようだ。

理由はわからない。だが予想屋さんがいないことで、競艇特有の怪しげなイメージが全くなくなっているのは確かだ。

フードコートがとても綺麗。レースを見ながら食事ができる

フードコート

競艇場での食事なんて期待できるものではないというのが個人的意見だったが、ボートレース唐津は違った。

とにかく綺麗。とにかく広い。そして(競艇場にしては)種類も多い。

フードコートの店舗
フードコートの店舗
観戦できる
観戦しながら食事

テーブル席・カウンター席・ファミリー席とそろっていて、目の前でレース観戦ができる。

お昼時は満席必至なので、早めに行って席を陣取るか、時間をずらした方が良い。

「か・らっキー食堂」メニュー
「か・らっキー食堂」メニュー
とん勝定食
750円のとん勝定食

筆者は「か・らっキー食堂」の「とん勝定食」という、なんとも縁起のよいメニューを食した。当日は100円引きで650円。味は…普通。

フードカー
フードカー

ちなみにSG開催だからなのか、野外にフードカーもあった。晴れていればこっちを利用して外で観戦、というのも楽しそうだ。

唐津競艇でのSG開催は12年ぶり。平日に関わらず盛況

出場選手

ボートレースからつでのSG開催は実に12年ぶり。

テーブル席完売
9:30の時点で完売

筆者はレース初日の6月21日(火)に唐津競艇場に行ったのだが、ド平日にもかかわらず、9時半の時点でロイヤルシート席・指定テーブル席はすべて完売。

第一マーク側一般席
第一マーク側一般席
スタートライン付近一般席
スタートライン付近一般席

一般席も第一ターンマーク側は満席という、驚くほどの盛況ぶりだった。

20代からお年寄りまで幅広い年齢層で、カップル・家族連れも見かける。女性も多めな印象だ。

ただ、帰りの東唐津駅で競艇場行きバスを案内していたお姉さんに聞いたのだが、SGだから人が多いとのことだ。一般戦の時はまぁガラガラです、と言っていた…。

ちなみに唐津競艇は平時はモーニング開催である。今回はSGなので10時からのレースとなっている。

地元勢不在のSGグランドチャンピオン2022

唐津競艇は佐賀支部のホーム。佐賀支部と言えばあの「峰竜太」が所属している。

が、今回のSGでは峰竜太は例の事件で欠場。

峰が出場していたらぶっちぎりの1番人気・優勝大本命だっただろう。非常に残念。

深川真二
注目されていた深川真二

峰が欠場で、地元勢は唯一深川真二が出場予定だったが、なんと3日前に「家事都合」で欠場となり、地元ゼロの開催となってしまった。ファンとしては残念なところだ。

にも関わらずこれだけ混雑している。SGの集客力ってすごいんだなぁと改めて実感した。

なお、グランドチャンピオンについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてもらいたい。

  • 6月25日(土)、6月26日(日)は抽選当選者のみ会場に入れます。そして抽選は終わってます。その日に行ってもダメなのでご注意を。

唐津競艇予想は進入と風がカギ。狙い目は中穴か

予想してみた

さて予想の方だが、あちこち回っていたせいでオープニング1Rは間に合わず、2Rから参戦した。

からつ競艇場の水面
からつ競艇場の水面

唐津競艇の水質は淡水よりの汽水。静水面。

ピットから2マークまでの距離が178mと長いので、コース取りが変わることが多いようだ。

当日はほぼ無風の状態で、まあインコース有利なのは間違いないと思い、インコース重視で予想。

2R予想
2R予想
3R予想
3R予想

結果、2Rはガチガチ1番人気の1-2-3、3Rは1-2-6決着で、6号が読めず負け。

4Rは進入変化で場が完全に狂い(何してくれてんだ松井)、1コース2コースがスタートで失敗。万舟となった。当り前のように負けた。

個人的印象では、風の影響あるな、と思っている。

向かい風が3m以上になると荒れる傾向。実際当日は7R以降で万舟が3回出ており、いずれも向かい風だった。

梅雨真っ最中の開催ということもあり、基本は雨。風向きはコロコロ変わるので、現地天候をチェックするのは必須だと思った(当り前なんだが)。

また勝負駆けが始まる開催後半は、進入変化多くなるだろう。

見ている分にはいろいろ変化があって楽しいが、予想は難しくなる。展示を見ないで予想はちょっと考えられない。

初日に限って言えば万舟4回、1000円以下配当は2回しかないので、中穴以上を狙うと良いのかもしれない。

外での観戦
外観戦。この後どよめいた

ちなみに。4Rの万舟、7Rの11万舟で会場は大変などよめきと歓声が起こった。こういうのは現地でないと味わえない楽しみだ。

まとめ:唐津競艇場はとんでもなく綺麗な会場。SG開催で混雑は覚悟しよう

有名レーサーが身近に

以上、初日1日のみだが、ボートレースからつSG「グランドチャンピオン」現地参戦の感想をまとめてみる。

  • 唐津滞在よりも福岡から遠征がおススメ
  • とにかく施設の充実っぷりに感動するのは間違いなし
  • 平日でもかなりの人出。混雑は必至(土日は当選者しか入れません)
  • 予想は風向と進入変化に注意。中穴以上が狙い目か

東京・大阪から行くのはなかなか大変ではあるが、競艇ファンなら一度は足を運んでもらいたい会場だ。

初心者コーナー
初心者コーナー
VRレース
VRレース

またSGだけあって、初心者に舟券の買い方をレクチャーする初心者コーナーや、VRでレース体験ができるコーナーもあり、競艇を知らない人でも充分楽しめる。

普段はネットだけで舟券を購入している人でも、お友だちを誘って行ってみる価値は大いにある、それが唐津SGの感想だ。