常滑競艇場予想の特徴!コース別1着率と決まり手発生率
常滑競艇場の予想を考える前に、土台となるデータを確認していきましょう。
まずは
常滑競艇場のコース別1着率を全国平均と比較
してみました!
コース | 常滑競艇場の1着率 | 全国平均 |
---|---|---|
1コース | 58.0% | 55.0% |
2コース | 12.2% | 13.9% |
3コース | 10.4% | 12.5% |
4コース | 11.4% | 10.8% |
5コース | 5.8% | 6.0% |
6コース | 2.0% | 1.9% |
※データの集計期間:2024年1月1日~2024年12月31日(1年間)
全国平均と比べて若干インの信頼度が高い
数字となっています!
また、数年前まではセンターコースの成績が悪い印象でしたが、
近年は4コースの成績が上昇中
です。
コース別の決まり手発生率
続いて常滑競艇場の コース別決まり手発生率 を見てみましょう。
コース/決まり手 | 逃げ | 差し | まくり | まくり差し | 抜き | 恵まれ |
---|---|---|---|---|---|---|
1コース | 95.2% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 4.6% | 0.1% |
2コース | 0.0% | 62.3% | 26.4% | 0.0% | 8.6% | 2.7% |
3コース | 0.0% | 11.2% | 38.2% | 43.0% | 5.2% | 2.4% |
4コース | 0.0% | 18.4% | 50.0% | 23.5% | 5.9% | 2.2% |
5コース | 0.0% | 5.0% | 29.5% | 53.2% | 10.1% | 2.2% |
6コース | 0.0% | 8.3% | 37.5% | 35.4% | 16.7% | 2.1% |
※データの集計期間:2024年1月1日~2024年12月31日(1年間)
常滑競艇場は
4コースのまくり発生率、そしてまくり展開を利用した5コースのまくり差し発生率が高い
傾向にあります。
4コースの1着率も高いため、4コースに伸び足が良くスタートも早い選手がいる場合は大注目です!
各風向きと風速ごとのコース別1着率!向かい風なら4コースにもチャンスあり
常滑競艇場といえば
風の影響
。
防風ネット設置後、風の影響はどんな変化があったでしょうか。
【ボートレース常滑の防風ネット詳細】
2020年10月に完成。1マーク後方に高さ32メートル、幅257メートルの大型防風ネットを新設。設置後、荒天による中止が0回、安定板の装着回数激減と効果抜群
まずは、 風向きと風速ごとの各コースの1着率 を見ていきましょう!
向かい風時の風速ごとの各コース1着率
コース/風速 | 向かい風0~1m | 向かい風2~3m | 向かい風4~5m | 向かい風6m以上 |
---|---|---|---|---|
1コース | 61.3% | 56.9% | 51.1% | 52.5% |
2コース | 8.9% | 12.6% | 9.9% | 12.5% |
3コース | 10.9% | 11.4% | 10.1% | 11.8% |
4コース | 10.5% | 9.5% | 15.1% | 14.1% |
5コース | 5.6% | 5.9% | 8.4% | 5.6% |
6コース | 3.1% | 4.5% | 7.3% | 5.6% |
※データの集計期間:2022年1月17日~2025年1月17日
常滑競艇場は 強い向かい風が吹いていても、1コースの1着率が50%を超えておりインコースが強い競艇場 だといえます。
また、もう一つ注目すべき点を挙げるとすれば、向かい風が4mを超えた際の
4コースの1着率
です。
弱い向かい風時と比べて約5%も上昇
しています!
まくりが増えるため、展開次第では5コースも1着が狙える好条件です。
追い風時の風速ごとの各コース1着率
コース/風速 | 追い風0~1m | 追い風2~3m | 追い風4~5m | 追い風6m以上 |
---|---|---|---|---|
1コース | 63.8% | 68.7% | 60.8% | 45.0% |
2コース | 12.7% | 8.8% | 7.8% | 33.3% |
3コース | 12.1% | 8.8% | 13.7% | 10.0% |
4コース | 10.5% | 7.5% | 11.8% | 10.0% |
5コース | 3.5% | 5.9% | 6.0% | 4.8% |
6コース | 0.0% | 1.5% | 0.0% | 0.0% |
※データの集計期間:2022年1月17日~2025年1月17日
常滑競艇場の
追い風はインコースが圧倒的に有利な条件
です!
追い風5m以下であれば、
1コースの1着率が60%を超える
ため、堅実に勝負したい方には非常におすすめといえます。
追い風6m以上の強風になると1コースの1着率が大幅に下がりますが、これだけの強風が吹くことはほとんどない(直近3年間で20レースのみ)ため軽視でよいでしょう。
常滑競艇場のコースレイアウトや水質は?乗りやすい海水面が特徴
常滑競艇場は比較的広大でスピードレースも展開されやすいプールです。
一昔前は風の影響が大きな競艇場でしたが、防風ネットが設置されてからは比較的穏やかな環境となりました。
コース幅が狭いため、スタートが揃うと2コースと4コースが不利になりがち だと地元の 平本真之 は語っています。
水質は「海水」だが干満差はなし!
常滑競艇場の水質は
「海水」
です。
体重差があまり影響せず、
やわらかく走りやすい水面
となっています。
さらに、水門が閉まっているため
干満差がありません
。
潮の流れを気にしなくていいのは嬉しいですね。
一方、風が吹いている場合は2マーク付近の白波が立ち、ターンがバタつくこともあります。
その際はしっかりターンができている選手から狙いましょう!
常滑競艇場予想の注意点!モーターの回転が上がりにくい
常滑競艇場は
モーターの回転が上がりにくい
という特徴があります。
主な理由は海水の影響ですが、他にも湿度や気圧が関係しています。
回転が上がらないため、
スタートが非常に難しい
といわれています!
特に内艇はスタートが遅れがちになります。
※スロー勢(内艇:1~3号艇)はモーターの回転が悪いとスタートが決めにくい
スロー勢のスタートが遅れたら、4コースの出番!
4カドからまくり一撃が決まります。
では、回転が上がっていない選手はどこで判断すればいいでしょうか。
それを確認するには、オリジナル展示タイムの
直線タイム
が最適です。
直線タイムは、行き足の好悪に直結します。
「直線タイムの悪い選手はモーターの回転が上がっていない」
と判断してOKです。
常滑競艇場の隠れた特徴は「本番ピット」にあり!進入コースに注意
ボートレース常滑は
ピット離れが特殊
です。
ピットアウト前、ボートはピットに係留されています。
そこには艇を区切る枠があり、その枠の長さは通常ならボートの1/3程度です。
しかし、常滑はボートが全部覆われるほど長くなっています。
そのため、
慣れてない選手はピットアウトで枠に衝突!
場離れ失敗となり、不利な進入
へ・・・意外な落とし穴になっています。
このような特殊な造りが、常滑のコース変動の多さに一役買っています。
慣れている地元選手はすんなり出れますが、
慣れていない選手がいると進入隊形が崩れることがあるため注意
しましょう!
常滑競艇場の季節ごとの特徴!冬と春は季節風で荒れやすい
続いて季節ごとのデータを見てみましょう。
以下は
季節ごとの各コースの1着率
です。
コース/季節 | 春3~5月 | 夏6~8月 | 秋9~11月 | 冬12~2月 |
---|---|---|---|---|
1コース | 58.4% | 59.6% | 62.9% | 56.4% |
2コース | 14.9% | 12.5% | 9.0% | 12.0% |
3コース | 8.7% | 11.2% | 9.4% | 11.2% |
4コース | 10.1% | 11.7% | 11.9% | 12.2% |
5コース | 7.7% | 4.6% | 4.4% | 7.1% |
6コース | 1.5% | 1.1% | 2.6% | 2.1% |
※データ集計期間:2023年12月1日~2024年11月30日
データを見ると、
冬と春は若干波乱が起きやすい季節
だといえます。
これは季節風の影響で強い風が吹いたり、風向きや風速が頻繁に変化しスタートが難しくなるからです。とはいえ1コースの1着率は高いので、軽視はできませんね!
風が強い場合は高配当が狙える環境といえますが、安定板着用になるとインコースが有利になるため、レースごとに状況を確認することが大切です!
反対に 夏と秋は比較的穏やかな気候が多く、堅いレースが目立ちます 。
予想をする際は3つのデータで常滑競艇場を攻略しよう!
常滑競艇場を攻略したい場合、予想の際は 必ず以下の3つのデータを確認 するようにしましょう!
オリジナル展示データ
常滑湖競艇場は オリジナル展示タイム を公開しています。
オリジナル展示タイムとは、
「各競艇場が独自で公開しているタイム(展示タイム、直線タイム、周回タイム、まわり足タイム)」
です。
ボートレース常滑が公開しているオリジナル展示タイムは以下の通りです。
- 展示タイム:伸び足がわかる
- 直線タイム:行き足がわかる
- まわり足タイム:出足がわかる
- 周回タイム:出足を中心に舟足全体がわかる
モーターの回転を見るなら直線タイムが最も重要。
1号艇の直線タイムがトップなら、イン逃げ率は大幅にアップします。
反対にスロー勢の直線タイムが劣勢の場合、波乱の展開濃厚。
アウトコースに
展示タイムの良い選手がいる場合はひとまくりも考えられます
。
レース前のオリ展チェックは欠かせません。
なお、オリジナル展示タイムはボートレース常滑の公式HPで見ることができます。
直前記者予想
常滑湖競艇場では、全レースで
直前記者予想
が公開されています。
地元を知り尽くしたマンスリーBOAT RACEの記者による予想です!
こちらは
展示航走後に更新されるため、リアルタイムの舟足が反映された質の高い情報
となっています。
展示評価も5段階評価で分かりやすく掲載されているため、初心者必見のデータです!
トコタンのニャン推し!モーター!!
「トコタンのニャン推し!モーター!!」
では、
今節で注目すべきモーターを5つピックアップして紹介
しています。
直近の走りを考慮してピックアップされているため、2連対率などの数字だけでは分からない好調なモーターを知ることができます。
ひとつひとつのモーターに対して、特徴などの寸評がしっかり書かれているのがありがたいですね!
モーターの交換時期は毎年11月ごろ
常滑競艇場では、
毎年11月ごろにモーターが交換
されます。(2024年は11月19日)
モーターの2連対率や使用者の状況は常滑競艇場の公式ページから確認することができますので、予想の際はぜひ確認したいところです!
【ワンポイントアドバイス】一般戦は4日間の短期戦でおこなわれることが多い
常滑競艇場の
一般戦は4日間の短期戦で行われることがほとんど
です。
1~2日目(予選)、3日目(準優勝)、4日目(優勝戦)となっています。
そのため、
初日から乗れている選手が圧倒的に有利
。
スロースターターの選手は活躍できません。
しかし、モーターの回転が上がらないボートレース常滑。
初日から活躍するのは容易ではありません。
常滑攻略には展示航走はもちろん、オリジナル展示データも是非チェックしてください。
初日から乗れている選手が、そのまま勢いで優勝することはザラにあります。
【まとめ】常滑競艇場は以下のポイントをおさえて予想しよう!
最後に常滑競艇場の攻略情報をおさらいしていきましょう。
- 基本的には インコースが有利 な競艇場
- 向かい風が4mを超えると、4コースと5コースの1着率がアップ
- 追い風時はインコースの1着率が大幅アップ
- 水質は 「海水」 だが干満差はない
- ピット離れ が難しく進入が変わることも多い
- オリジナル展示データ や モーター情報 の確認で勝率アップ!
現在の常滑競艇場は、 防風ネットの効果もありイン逃げ主体 となっています。
ただし、モーターの回転が合っている選手は要注意。
予想外の特大万舟を演出します。
とくに
向かい風の際は、穴を狙うのもおもしろい
かもしれません。
今回の常滑攻略を参考に高配当を狙ってみてください。