常滑競艇場予想の特徴!コース別1着率、決まり手
常滑競艇場の予想を考える前に、土台となるデータを確認しましょう。
まずはコース別1着率から、全国平均と比較しました。
コース | 常滑(1着率) | 全国平均(1着率) |
---|---|---|
1コース | 57.60% | 55.90% |
2コース | 16.30% | 14.20% |
3コース | 10.10% | 12.80% |
4コース | 6.50% | 10.80% |
5コース | 5.30% | 5.80% |
6コース | 4.10% | 1.80% |
※データの集計期間:2021年10月9日~2022年10月9日(1年間)
全国平均と比べて若干インが強め。
防風ネットの設置によって勝率が上がりました。
反対に4コースの弱さが目立ちます。
全国平均と比べて約4%も低め、このデータは見逃せません。
風の影響が少なくなった分、ダッシュの出番が減ったようです。
常滑競艇場予想の攻略!コース別の決まり手
続いて、常滑のコース別決まり手を見てみましょう。
(コース別決まり手・常滑)
コース | 逃げ | 差し | まくり | まくり差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|
1コース | 95% | 0% | 0% | 0% | 5% |
2コース | 0% | 62% | 27% | 0% | 9% |
3コース | 0% | 11% | 34% | 44% | 8% |
4コース | 0% | 15% | 53% | 23% | 7% |
5コース | 0% | 4% | 28% | 54% | 10% |
6コース | 0% | 10% | 45% | 35% | 5% |
(コース別決まり手・全国)
コース | 逃げ | 差し | まくり | まくり差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|
1コース | 95% | 0% | 0% | 0% | 5% |
2コース | 0% | 64% | 26% | 0% | 9% |
3コース | 0% | 12% | 40% | 37% | 11% |
4コース | 0% | 20% | 45% | 26% | 9% |
5コース | 0% | 7% | 22% | 59% | 10% |
6コース | 0% | 11% | 28% | 39% | 11% |
※データの集計期間:2021年10月15日~2022年10月15日(1年間)
3コースは、まくりよりまくり差しが多め。
4コースは、差しよりまくりが圧倒的に多めとなっています。
他のコースは全国平均と大体同じでした。
データを見ると、3コースより4コースの方が攻める印象です。
内艇がスタートでへこんだ時、4カド一撃が決まるようですね。
常滑競艇場の必勝法!風向きの影響
常滑競艇場といえば風の影響。
防風ネット設置後、風の影響はどんな変化があったでしょうか。
【ボートレース常滑の防風ネット詳細】
2020年10月に完成。1マーク後方に高さ32メートル、幅257メートルの大型防風ネットを新設。設置後、荒天による中止が0回、安定板の装着回数激減と効果抜群
まずは、向かい風のデータを見てみましょう。
(常滑競艇場・向かい風)
コース別勝率 | 向かい風0~1m | 向かい風2~3m | 向かい風4~5m | 向かい風6m以上 |
---|---|---|---|---|
1コース | 61.40% | 54.80% | 54.50% | 52.00% |
2コース | 9.90% | 11.20% | 9.90% | 11.50% |
3コース | 11.20% | 13.00% | 11.70% | 12.00% |
4コース | 10.60% | 13.00% | 15.30% | 16.00% |
5コース | 4.90% | 7.10% | 5.80% | 11.50% |
6コース | 2.60% | 2.10% | 4.50% | 0.00% |
※データの集計期間:2021年10月15日~2022年10月15日(1年間)
常滑は強風でもイン勝率が高めです。
防風ネット設置後は、風の影響が少ないといえますね。
なお、風速6m以上のレースは1年間で25回だけ。
そもそも強風が少ないことがわかります。
続いて、追い風のデータを見てみましょう。
(常滑競艇場・追い風)
コース | 追い風0~1m | 追い風2~3m | 追い風4~5m | 追い風6m以上 |
---|---|---|---|---|
1コース | 55.60% | 54.30% | 57.50% | 25.00% |
2コース | 16.90% | 15.70% | 13.40% | 20.00% |
3コース | 5.60% | 8.90% | 15.90% | 24.00% |
4コース | 10.10% | 13.40% | 8.40% | 14.30% |
5コース | 9.90% | 8.00% | 7.20% | 14.30% |
6コース | 2.80% | 2.10% | 1.20% | 5.00% |
※データの集計期間:2021年10月15日~2022年10月15日(1年間)
追い風6m以上を除いて、イン勝率は平均56%前後。
全国平均と同じくイン有利な水面です。
なお、追い風6mのレースは年間で20回だけ。
信頼度は低いでしょう。
最新のデータからわかるように、ほとんど風の影響はない!と言えます。
「風の影響で予想が難しい」と言われていたボートレース常滑ですが、現在は全く異なります。
予想をする際は、モーターや選手勝率などオーソドックスな予想が効果的です。
常滑競艇場予想の仕方!水面、水質、レイアウトの特徴
常滑競艇場といえば海水。
ただし、水門が閉まっているため干満差がありません。
潮の流れを気にしなくていいのは嬉しいですね。
そして広さも十分にあるプール型水面。
バックストレッチが広いので、全速ターンも可能です。
ただし風の影響が全国でもトップクラス。
一年中風が入り込み、波乱の展開が多い競艇場でした。
しかし、それは過去のこと。
前述している通り、防風ネットの設置により風の影響は極小になっています。
現在の常滑は予想が簡単、初心者にもおすすめできるボートレース場です。
常滑競艇場予想の注意点!モーターの回転が上がりにくい
常滑競艇場はモーターの回転が上がりません。
主な理由は海水の影響、他に湿度や気圧も関係しています。
回転が上がらないため、スタートの難易度は全国屈指の高さ!
特に内艇はスタートが遅れがちになります。
※スロー勢(内艇:1~3号艇)はモーターの回転が悪いとスタートが決めにくい
スロー勢のスタートが遅れたら、4コースの出番!
4カドからまくり一撃が決まります。
では、回転が上がっていない選手はどこで判断すればいいでしょうか。
それを確認するには、オリジナル展示タイムの直線タイムが最適です。
直線タイムは、行き足の好悪に直結します。
「直線タイムの悪い選手はモーターの回転が上がっていない」と判断してOKです。
常滑競艇場予想、オリジナル展示タイムを攻略
常滑湖競艇場はオリジナル展示タイムを公開しています。
- オリジナル展示タイムとは:各競艇場が独自で公開しているタイム(展示タイム、直線タイム、周回タイム、まわり足タイム)
ボートレース常滑が公開しているオリジナル展示タイムは以下の通りです。
- 展示タイム:伸び足がわかる
- 直線タイム:行き足がわかる
- まわり足タイム:出足がわかる
- 周回タイム:出足を中心に舟足全体がわかる
モーターの回転を見るなら直線タイムが最も重要。
1号艇の直線タイムがトップなら、イン逃げ率は大幅にアップします。
反対にスロー勢の直線タイムが劣勢の場合、波乱の展開濃厚。
レース前のオリ展チェックは欠かせません。
なお、オリジナル展示タイムはボートレース常滑の公式HPで見ることができます。
以下の手順で確認してください。
- 常滑公式HP>レースをクリック>予想データ集をクリック>左メニューから、オリジナル展示データをクリック
ボートレース常滑予想の仕方!注目モーター(エンジン)
どの競艇場もそうですが、モーターパワーは予想の最重要項目です。
常滑競艇場の注目モーターを紹介します。
番号 | 評価 | 特徴 |
---|---|---|
8号機 | A+ | 常滑のエース機はこれ! B1選手が準優出、全ての足が上位級 |
9号機 | A+ | 夏の暑さで覚醒!連続優出を果たす 行き足〜伸びA+、3カドにピッタリ |
63号機 | A | 近況好調!行き足〜伸び強烈、出足強化が課題 |
24号機 | A | 武田光史が大幅上積みで覚醒! 伸び強烈、S遅れてもどうにかなる |
6号機 | A | 女子戦で戸敷晃美がB2級で初優勝! 出足~行き足S、スタート決まれば一撃 |
60号機 | A | 富樫麗加の調整が大ハマり→9月開催で優勝 行き足A、調整次第でさらに化けるかも |
15号機 | A | ターンの出口が良い 柳沢一が仕上げて優勝 |
26号機 | B+ | 10月開催で最も噴いていたモーター B1だったので結果出ず、ダービー狙い目 |
43号機 | B+ | 伸び型モーター、成績はパッとしないが伸び強烈 スローからでも伸び返す |
19号機 | B+ | 女子戦で藤田美代が伸び特化に仕上げた 素性は微妙だが、調整次第で大化けするかも |
20号機 | B+ | 池田浩二がお盆選で圧勝、しかし本人曰く微妙なエンジンとのこと 数字はあるソコソコのモーター |
33号機 | B+ | 出足好調。ただしペラの形が特殊すぎ!調整合わせられるか |
28号機 | B | 数字のないモーターですが、畑田汰一が回り足を底上げ ターンで戦える!伸びはもう一息 |
2号機 | B | 以前から上位機、近況ソコソコのバランス型 |
46号機 | C | 2連率40.9%だが、落ち目なので注意!全然伸びない |
48号機 | C | 乗り手に恵まれた感あり 数字は優秀だが性能は怪しい、伸び劣勢 |
34号機 | C | 数字だけ良い、伸び劣勢 G1優勝機なので注意 |
57号機 | C | 数字だけ良い、伸び劣勢 |
65号機 | C | 数字だけ良い、伸び劣勢 |
飛び抜けた超抜モーターは不在です。
注意点は数字だけよくて、素性の悪いモーターが多いこと。
節間ごとの気力チェックは必須でしょう。
なお、モーター交換は12月です。
常滑競艇場特徴、攻略!スタートタイミングから予想を考える
常滑競艇場といえばモーターの回転が上がりにくい常滑競艇場。
当然スタートが難しくなります。
スタートタイミング別の勝率を見てみましょう。
スタートタイミング(ST) | 常滑競艇場(1着率) | 全国(1着率) |
---|---|---|
0 | 55.90% | 34.50% |
0.02 | 42.10% | 31.70% |
0.04 | 26.40% | 28.70% |
0.08 | 25.90% | 23.90% |
0.1 | 24.40% | 22.40% |
0.12 | 21.40% | 19.90% |
0.14 | 18.50% | 18.30% |
0.16 | 14.00% | 16.10% |
0.18 | 14.70% | 14.30% |
0.2 | 11.00% | 12.70% |
※データの集計期間:2021年10月15日~2022年10月15日(1年間)
全国平均と比べて、かなり顕著な結果になりました。
常滑では、スタートタイミングの良い選手が圧倒的に有利です。
初日からスタートが見えている選手は注目です。
ピット離れが特殊!常滑競艇場の隠れた特徴
ボートレース常滑はピット離れが特殊です。
ピットアウト前、ボートはピットに係留されています。
そこには艇を区切る枠があり、通常なら長さはボートの1/3程度です。
しかし、常滑はボートが全部覆われるほど長くなっています。
※写真参照
そのため、慣れてない選手はピットアウトで枠に衝突!
場離れ失敗となり、不利な進入へ・・・意外な落とし穴になっています。
このような特殊な造りが、常滑のコース変動の多さに一役買っています。
(各コース進入データ:常滑)
- 1号艇→1コース進入:97.8%
- 2号艇→2コース進入:91.0%
- 3号艇→3コース進入:87.4%
- 4号艇→4コース進入:80.4%
- 5号艇→5コース進入:74.8%
- 6号艇→6コース進入:78.1%
(各コース進入データ:全国)
- 1号艇→1コース進入:98.6%
- 2号艇→2コース進入:92.8%
- 3号艇→3コース進入:89.8%
- 4号艇→4コース進入:84.7%
- 5号艇→5コース進入:79.2%
- 6号艇→6コース進入:83.4%
※データの集計期間:2021年10月15日~2022年10月15日(1年間)
初心者必見!常滑競艇場の特徴、4日間の短期戦
ボートレース常滑の一般戦は4日間の短期戦です。
1~2日目(予選)、3日目(準優勝)、4日目(優勝戦)となっています。
そのため、初日から乗れている選手が圧倒的に有利。
スロースターターの選手は活躍できません。
しかし、モーターの回転が上がらないボートレース常滑。
初日から活躍するのは容易ではありません。
常滑攻略には展示航走はもちろん、直線タイムも是非チェックしてください。
初日から乗れている選手が、そのまま勢いで優勝することはザラにあります。
常滑競艇場予想の仕方!春夏秋冬ごとの攻略
常滑競艇場は季節によって風の影響が大きく違いました。
しかし防風ネットの設置によって、それは過去の話に!
季節ごとのデータを見てみましょう。
(季節別、コース別一着率)
コース | 春 4~6月 | 夏 7~9月 | 秋 10~12月 | 冬 1~3月 |
---|---|---|---|---|
1コース | 53.8% | 51.0% | 51.5% | 56.7% |
2コース | 12.5% | 12.2% | 16.5% | 11.3% |
3コース | 9.6% | 14.9% | 14.3% | 13.8% |
4コース | 17.1% | 12.2% | 12.2% | 12.7% |
5コース | 6.1% | 8.0% | 5.5% | 6.2% |
6コース | 1.5% | 3.1% | 1.0% | 0.3% |
※データ集計期間:2021年10月1日~2022年9月30日
データを見ると、冬の1コース勝率が高め。
そして春の4コース勝率が高め、ということが分かりました。
それ以外は目立った変化はありません。
防風ネットの影響は絶大である、と言えますね。
常滑競艇場攻略!春の予想
風が強くなり、スピードターンが見どころです。
モーター重視の舟券購入がおすすめとなり、特大万舟もよく出ます。
常滑競艇場攻略!夏の予想
2マークの逆転が多発。
そのため、3着流しがおすすめです。
風が穏やかな季節なので、スタートが揃いやすくイン有利になります。
常滑競艇場攻略!秋の予想
モーター勝負の季節!
センターから攻めるレースが増加し、センターVSインの競り合いが見どころ。
穴狙いは5の差し!高配当のチャンスです。
常滑競艇場攻略!冬の予想
強風が発生しやすい季節でしたが、現在は気にしなくてOKです。
データからも分かる通りイン天国となっています。
まとめ:常滑競艇場攻略、特徴!初心者予想のコツ
ここまで常滑競艇場の特徴を見てきました。
- コース別1着率、決まり手
- 風向きの影響
- 水面、水質、レイアウト
- 常滑競艇場のオリジナル展示タイム
- 常滑競艇場の注目モーター(エンジン)
- スタートタイミングの予想
- ピット離れが特殊!
- 春夏秋冬ごとの予想
現代のボートレース常滑はイン逃げ天国。
防風ネットの影響で外枠の出番は減っています。
ただし、モーターの回転が合っている選手は要注意。
予想外の特大万舟を演出します。
今回の常滑攻略を参考に高配当を狙ってみてください。