コース別1着率と決まり手出現率を調査!全国平均とどのくらい違う?
コース別1着率と決まり手のデータ
まずボートレース浜名湖の予想を考える前に、土台となるデータを確認してみましょう。
まずはコース別1着率から、全国平均と比較してみました。
(データの集計期間:2024年3月1日~2025年2月28日)
コース ボートレース浜名湖(1着率) 全国平均(1着率)
1コース 53.4% 55.5%
2コース 14.3% 13.85%
3コース 14.2% 12.38%
4コース 9.8% 10.45%
5コース 7% 6.04%
6コース 1.3% 1.85%
こちらがボートレース浜名湖のコース別1着率。
データを見ると全国平均とあまり大きな開きはなく、
基本とあまり変わらない割合
でそれぞれ1着を取れていることが分かりますね。
予想の仕方!まくり差しが決まりやすい
浜名湖といえばまくり差し天国!
各コースの決まり手はどんな割合になっているのでしょうか?
実際のデータで確認してみましょう。
(コース別決まり手・浜名湖)
コース 逃げ 差し まくり まくり差し 抜き
1コース 93.8% 0% 0% 0% 5.9%
2コース 0% 60.9% 28.9% 0% 7.1%
3コース 0% 9.3% 31.4% 47.9% 7.9%
4コース 0% 17.6% 38.4% 35.5% 4.9%
5コース 0% 4.6% 15% 64.7% 10.4%
6コース 0% 12.5% 18.8% 56.3% 9.4%
(コース別決まり手・全国)
コース 逃げ 差し まくり まくり差し 抜き
1コース 95% 0% 0% 0% 4.8%
2コース 0% 64.6% 25.5% 0% 8.2%
3コース 0% 12% 40.3% 36.2% 10.3%
4コース 0% 19.4% 44.2% 26.4% 8.3%
5コース 0% 6.6% 21.7% 58.7% 10.6%
6コース 0% 13% 27.1% 42.7% 14.3%
こうしてデータで見てみると明らかに
まくり差し率が高め
なのがわかりますね。
特に3・5コースは全国と比べてかなりの開きがあります。
「まくり」や「差し」よりも、「まくり差し」が多いのは全国でもボートレース浜名湖だけ。
その理由は
水面の広さ
にあります。
レイアウトについてはまた後述しますが、ひとまずまくり差しが多い場であるということを覚えておきましょう!
走りやすいレイアウトと水面から攻略法を紐解く!
選手にとって「
走りやすい
」と言われているボートレース浜名湖。
その水質は「汽水」。
浜名湖と繋がっているのですが、そもそも浜名湖自体が海水に近い水質を持っていることから塩分濃度は海水寄り。
しかし
潮の影響などはあまり大きく出ない
ため、レース予想時は気にしなくても問題なしです。
続いてはレイアウトやコースの広さ。
ボートレース浜名湖は「横幅545m、縦幅170m」と
全国トップクラスの広さ
を誇ります。
1マーク周辺もかなり広くなっており、全速ターンも良く見られます。
1マークホーム側の広さは普通である点には注意しましょう。
この広さによってまくりが届きやすく、それが まくり差しの多さ に繋がっています。
風の影響を強く受ける?向かい風と追い風の違いは?
ボートレース浜名湖は水面が広く、周囲に障害物がありません。
そのため
風の影響を非常に受けやすくなっています
。
この風向きは夏ならば向かい風が多く、冬ならば追い風が多くなります。
- 夏:向かい風
- 冬:追い風
それぞれどういった影響を受けるのか、それぞれのコース別勝率を見てみましょう。
(集計期間:2024年4月1日~2025年3月31日)
コース 向かい風6m以上
1コース(1着率) 41.4%
2コース(1着率) 13.1%
3コース(1着率) 19.1%
4コース(1着率) 19.1%
5コース(1着率) 7.0%
6コース(1着率) 0.0%
続いて、追い風のコース別勝率を見てみましょう。
(集計期間:2024年4月1日~2025年3月31日)
コース 追い風6m以上
1コース(1着率) 48.6%
2コース(1着率) 22.4%
3コース(1着率) 14.9%
4コース(1着率) 10.3%
5コース(1着率) 2.8%
6コース(1着率) 0.9%
両者を比べてみると、向かい風が強い場合は3・4・5コースの勝率が大きく上がっていることが分かります。
逆に追い風が強い場合は、1コースおよび2コースがかなり有利に走れます。
6コースに関しては元々のコース不利もあって0.9%の差に落ち着いています。
前づけ・進入の変化が多い特徴あり
ボートレース浜名湖は
ピットから2マークまでの距離が遠め
。
この影響で前づけをしても助走距離に余裕が残り、進入隊形が乱れやすいです。
- ボートレース浜名湖予想の仕方!前づけ、進入の変化が多い
- ボートレース浜名湖予想の仕方!前づけ、進入の変化が多い
実際に進入データ、各艇のコース選択比率を確かめてみましょう。
(各コース進入データ:浜名湖)
枠 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 97.8 1.9 0.1 0.0 0.0 0.0
2 1.6 90.9 5.6 0.9 0.8 0.0
3 0.3 3.3 88.6 6.4 0.9 0.1
4 0.6 1.3 2.9 84.2 6.5 4.2
5 0.1 1.4 0.8 7.0 78.6 11.9
6 0.1 0.9 1.9 2.4 13.7 80.7
(各コース進入データ:全国平均)
枠 1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
1 99 0.7 0.1 0 0 0
2 0.7 94.4 3.8 0.5 0.2 0.1
3 0.1 1.9 92.2 4.2 0.8 0.5
4 0.1 0.8 2 88.6 5.6 2.6
5 0.1 0.9 0.8 4.7 83.4 9.9
6 0.1 1.2 1 2 10.1 85.4
豪快なスピード戦が魅力!5・6コースに勝機あり!
ボートレース浜名湖の魅力といえばやはりうなぎ…ではなく
スピード戦
!
豪快なターンは見ていてスッキリします。
3・4コースが狙うのはもちろんまくり!
ただし、広水面の影響でまくり艇が流されやすい傾向です。
その展開を突くのは、まくり差しを狙う5・6コース。
レイアウトの影響で、浜名湖はまくり差し率が全国一となっています。
また、スピード戦なので
モーター性能が重要
!
機力チェックは必須となります。
スタートタイミングで予想を組み立てる方法を紹介!
浜名湖は
スタートタイミングが早いほど1着になる確率が高め
。
特に0台スタートでは顕著に現れます。
その原因として、
スリットラインの広さ
が挙げられます。
ボートレース浜名湖は1Mからスタンドまで75.2m、スリットラインは59.0m。
これは他場と比べて
かなり広い
方に入ります!
例えばボートレース住之江と比べるとスリットラインは+8m、1mバック側は41mも広く作られています。
これが実際のレースになるとレーサー間の距離が空き、タイミングを合わせづらくなることもしばしば…。
競艇はスタートする際、隣とタイミングを合わせることが通例。
もちろん自分の感覚でスタートを切れる選手もいますが、そういった選手はあまり多い方ではありません。
集団Fがよく起こる仕組み
でもありますね。
スタートが苦手な選手は置いてけぼり、反対にスタートが得意な選手は主導権を握るケースが生まれます。
0台スタートを切れる選手は自力スタートで抜け出すパターンも多いので、 早いスタートほどより有利な形になる わけですね。
平均STが0.14を切る選手は自力スタートも上手い選手です。
例えば、浜名湖を地元とする選手なんかだと菊地孝平(きくち・こうへい)は平均STが0.11(2024/05/01〜2024/10/31)とかなり上手い選手です。
個人的に浜名湖を地元とする
静岡支部はスタートが上手い選手が多い印象
があります。
自力スタートを求められる機会が多いから成長しやすい
のかもしれませんね。
春夏秋冬・季節の影響と予想方法
【春】スタート難易度が向上!
浜名湖の春は風が変わりやすく、
スタート難易度が向上
!
スタートが乱れたら、まくり差し率が上がります。
強風なら安定板を装着になりますが、そのときは差し率がアップします。
【夏】高配当が狙えるチャンスあり!
夏は向かい風が急増!
ダッシュ勢の出番が増加します。
ただし、通年と同様まくりは届かず…。
夏でも展開を突いたまくり差しが狙い目です。
夏はモーター差が出やすい季節。
というのも、夏場は風が水分を含むので高温多湿に!
スローからの回転が上がりません。
その証拠に8月のイン1着率は低迷。
高配当が狙える
ので、大きく稼ぐチャンスでもあります。
【秋】1号艇を絡めたボックス買いに狙い目
秋になると気温が下がり、
モーターパワーが増加
。
スピードターンが威力を増す季節です。
そのせいか、インからでも握って回るレースが増加。
舟券を買うのであれば、
1号艇を絡めたボックス買い
がおすすめです。
【冬】モーターパワーのある選手に注目
冬は追い風主体で、安定板装着を行うレースも多くなります。
そのため、
まくり率が下がって、モーターパワーのある選手が活躍
します。
夏と冬、真逆なはずなのにどちらもモーター性能が大切になるのはすこし面白いですよね。
初心者が予想を当てるには企画レースを狙おう!
ボートレース浜名湖の企画レースは2つあります。
それが「
ランチタイム戦
」と「
ブレイクタイム戦
」です。
- ランチタイム戦(4R):1号艇にA級、他B級
- ブレイクタイム戦(7R):原則1・4号艇にA級、他B級
4Rに行われるランチタイム戦は、1号艇にA1級選手が配置され、それ以外の艇はB級が選ばれます。
当然と言えば当然ですが、
1号艇がほとんどの確率で1着
になります。
ただし、調子の上がらないA級を配置する番組も多くあります。
そんなときは大荒れ!特大万舟が飛び出します。
7Rのブレイクタイム戦は、2020年に始まった新しい試みです。
1・4号艇にA級を配置し、それ以外をB級で固めた番組です。
ランチタイム戦だと軸こそ決めやすいものの相手選びに困る、という場面もあるかと思いますが、こちらは「1-4-全」「1-全-4」など
1・4号艇を絡めて買えば回収率はプラス
に。
結構おいしい番組なので、初心者の方は是非挑戦してみてください!
オリジナル展示タイムを活用して的中率を高める!
オリジナル展示タイム
とは、各競艇場が独自で公開しているタイム(展示タイム、直線タイム、周回タイム、まわり足タイム)です。
ボートレース浜名湖が公開しているオリジナル展示タイムは以下の通りです。
- 展示タイム:伸び足がわかる
- 直線タイム:行き足がわかる
- まわり足タイム:出足がわかる
- 周回タイム:出足を中心に舟足全体がわかる
まくり差し天国の浜名湖で注目したいのは出足!
引き波を超えるパワーをチェックしましょう。
なお、
出足の確認はスタート展示がおすすめ
。
起こしからの加速感に注目です。
そして展示タイムも重要です。
展示タイムが抜けていたら伸び足良好。
そのまま、
まくり切る可能性が高くなります。
浜名湖でもオリジナル展示タイムのチェックは欠かせません。
ボートレース浜名湖もオリジナル展示タイムを公開しています。
展示1番時計の選手の勝率は?
ボートレース浜名湖の展示タイムデータを紹介します。
基本的に展示タイム1位の艇は1着になりやすいのですが、ボートレース浜名湖はどうでしょうか。
(全コース統一、展示タイム1位1着率)
展示タイム順位 1着率
1位 26.7%
2位 20.6%
3位 16%
4位 12.6%
5位 11.3%
6位 9.5%
全コース統一で、展示タイム1位(展示1番時計)の選手が1着になる確率は
26.7%
。
浜名湖でも、展示タイムの良い選手は信頼できます。