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2023年4月から競艇の賞金が変更!ボートレース場、SG、G1、一般戦が該当

2023年4月から競艇の賞金が変更!ボートレース場、SG、G1、一般戦が該当

2023年4月1日から、競艇の賞金額が相次いで増額されます。
変更点は以下の3つです。

  • ボートレース場ごとの賞金
  • グレードレース
  • 一般戦

それぞれ詳しく紹介します。

ボートレース場ごとの賞金、1号賞金場が増加

 ボートレース場ごとの賞金、1号賞金場が増加
ボートレース場ごとの賞金、1号賞金場が増加

各競艇場の賞金について説明します。

競艇場の賞金は、「1号賞金場」「2号賞金場」の2つに分かれます。
詳細は以下の通りです。

分類 賞金 条件
1号賞金場 低い
(例)優勝戦1着:74万円
1日の平均売上
3億9千万円以下
2号賞金場 高い
(例)優勝戦1着:98万円
1日の平均売上
3億9千万円以上

分類の条件である1日の平均売上は、年度によって異なります。
具体的な条件は公開されていませんが、過去の傾向は以下の通りです。

  • 2021年度:「3億5千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場
  • 2022年度:「3億5千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場
  • 2023年度:「3億9千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場

2023年度は大幅に引き上げとなりました。
今年度は、7つのボートレース場が2号賞金場から1号賞金場への格下げとなっています。

全国24場の賞金場

以下に、全国24場がどの賞金場に該当するのか、過去3年分にわたって紹介します。

競艇場 2021年度 2022年度 2023年度
桐生2号賞金場2号賞金場2号賞金場
戸田2号賞金場2号賞金場2号賞金場
江戸川1号賞金場2号賞金場1号賞金場
平和島1号賞金場2号賞金場1号賞金場
多摩川1号賞金場2号賞金場1号賞金場
浜名湖不明2号賞金場2号賞金場
蒲郡2号賞金場2号賞金場2号賞金場
常滑1号賞金場1号賞金場2号賞金場
1号賞金場1号賞金場1号賞金場
三国1号賞金場2号賞金場1号賞金場
びわこ1号賞金場2号賞金場1号賞金場
住之江2号賞金場2号賞金場2号賞金場
尼崎不明2号賞金場2号賞金場
鳴門1号賞金場2号賞金場1号賞金場
丸亀2号賞金場2号賞金場2号賞金場
児島1号賞金場2号賞金場1号賞金場
宮島不明2号賞金場2号賞金場
徳山1号賞金場2号賞金場2号賞金場
下関2号賞金場2号賞金場2号賞金場
若松2号賞金場2号賞金場2号賞金場
芦屋不明2号賞金場2号賞金場
福岡1号賞金場2号賞金場1号賞金場
唐津不明2号賞金場2号賞金場
大村2号賞金場2号賞金場2号賞金場

【2号賞金場の推移】

  • 2021年度:11場
  • 2022年度:22場
  • 2023年度:17場

2023年度は、基準の変更により2号賞金場が17場に減少しました。

この背景にはボートレースの売上好調があります。
2022年次には、過去最高の2兆4432億2713万4200円を記録しました。
それに伴い、各競艇場の売上も軒並み増加したため、自然に2号賞金場が増えたのです。

しかし、増えすぎた影響か、2023年度の基準はかなり厳しい設定に!
その結果、ボートレース全体の売上は上がっているものの、1号賞金場が増える事態となりました。

グレードレース(SG、PG1、G1)の賞金増額

以前から発表されている通り、2023年4月1日からSG、PG1の賞金がアップします。
各開催をまとめました。

レース名賞金
2023年
賞金
2022年
PG1マスターズチャンピオン1200万円1100万円
SGボートレースオールスター4000万円3900万円
SGグランドチャンピオン3400万円3300万円
SGオーシャンカップ3400万円3300万円
PG1レディースチャンピオン1200万円1100万円
SGボートレースメモリアル4000万円3900万円
PG1ヤングダービー1200万円1100万円
SGボートレースダービー4000万円3900万円
SGチャレンジカップ3400万円3300万円
SGグランプリシリーズ1800万円1700万円
SGグランプリ1億1000万円1億円
PG1クイーンズクライマックス1600万円1500万円
PG1BBCトーナメント1200万円1100万円
SGボートレースクラシック4000万円3900万円

SGの優勝賞金は1000万円増額され、PG1の優勝賞金も一律100万円増加されます。

さらに、PG1だけでなくG1の優勝賞金も増額されるとのことです。
具体的な金額はまだ発表されていませんが、優勝したレーサーは以前より賞金ランキングで優位になることは確かです。

一般戦の賞金増額

4月1日から、記念レースに限らず、一般戦の賞金も増額されることが決定しました。

ただし、現時点で具体的な内容は公表されていません。
賞金変更が1レースあたりのものなのか、優勝賞金なのか気になりますね。

一般戦の賞金が増額されるのは、非常に珍しいことです。
この決定の背景でも、ボートレースの売上が好調が挙げられます。

例えば、2020年から2022年までの売上推移は以下の通りです。

  • 2019年:1兆5342億1092万3600円
  • 2020年:1兆9014億8760万2100円
  • 2021年:2兆3301億8782万3700円
  • 2022年:2兆4432億2713万4200円

2020年から2021年にかけて起こったコロナ禍の時期でも、ボートレースの売上は大幅に増加しました。
その後も好調を維持しています。

ボートレース全体の売上が好調であれば、選手たちの賞金が増額されるのは当然のことです。
賞金場の基準変更はありましたが、2023年4月からは全体的に賞金が増額されます。