ボートレース場ごとの賞金、1号賞金場が増加
| 分類 | 賞金 | 条件 |
|---|---|---|
| 1号賞金場 | 低い (例)優勝戦1着:74万円 |
1日の平均売上 3億9千万円以下 |
| 2号賞金場 | 高い (例)優勝戦1着:98万円 |
1日の平均売上 3億9千万円以上 |
分類の条件である1日の平均売上は、年度によって異なります。
具体的な条件は公開されていませんが、過去の傾向は以下の通りです。
- 2021年度:「3億5千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場
- 2022年度:「3億5千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場
- 2023年度:「3億9千万円以上」は2号賞金場、それ以下は1号賞金場
2023年度は大幅に引き上げとなりました。
今年度は、7つのボートレース場が2号賞金場から1号賞金場への格下げとなっています。
全国24場の賞金場
以下に、全国24場がどの賞金場に該当するのか、過去3年分にわたって紹介します。
| 競艇場 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 桐生 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 戸田 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 江戸川 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 平和島 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 多摩川 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 浜名湖 | 不明 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 蒲郡 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 常滑 | 1号賞金場 | 1号賞金場 | 2号賞金場 |
| 津 | 1号賞金場 | 1号賞金場 | 1号賞金場 |
| 三国 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| びわこ | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 住之江 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 尼崎 | 不明 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 鳴門 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 丸亀 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 児島 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 宮島 | 不明 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 徳山 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 下関 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 若松 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 芦屋 | 不明 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 福岡 | 1号賞金場 | 2号賞金場 | 1号賞金場 |
| 唐津 | 不明 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
| 大村 | 2号賞金場 | 2号賞金場 | 2号賞金場 |
【2号賞金場の推移】
- 2021年度:11場
- 2022年度:22場
- 2023年度:17場
2023年度は、基準の変更により2号賞金場が17場に減少しました。
この背景にはボートレースの売上好調があります。
2022年次には、過去最高の2兆4432億2713万4200円を記録しました。
それに伴い、各競艇場の売上も軒並み増加したため、自然に2号賞金場が増えたのです。
しかし、増えすぎた影響か、2023年度の基準はかなり厳しい設定に!
その結果、ボートレース全体の売上は上がっているものの、1号賞金場が増える事態となりました。
グレードレース(SG、PG1、G1)の賞金増額
以前から発表されている通り、2023年4月1日からSG、PG1の賞金がアップします。
各開催をまとめました。
| レース名 | 賞金 2023年 | 賞金 2022年 |
|---|---|---|
| PG1マスターズチャンピオン | 1200万円 | 1100万円 |
| SGボートレースオールスター | 4000万円 | 3900万円 |
| SGグランドチャンピオン | 3400万円 | 3300万円 |
| SGオーシャンカップ | 3400万円 | 3300万円 |
| PG1レディースチャンピオン | 1200万円 | 1100万円 |
| SGボートレースメモリアル | 4000万円 | 3900万円 |
| PG1ヤングダービー | 1200万円 | 1100万円 |
| SGボートレースダービー | 4000万円 | 3900万円 |
| SGチャレンジカップ | 3400万円 | 3300万円 |
| SGグランプリシリーズ | 1800万円 | 1700万円 |
| SGグランプリ | 1億1000万円 | 1億円 |
| PG1クイーンズクライマックス | 1600万円 | 1500万円 |
| PG1BBCトーナメント | 1200万円 | 1100万円 |
| SGボートレースクラシック | 4000万円 | 3900万円 |
SGの優勝賞金は1000万円増額され、PG1の優勝賞金も一律100万円増加されます。
さらに、PG1だけでなくG1の優勝賞金も増額されるとのことです。
具体的な金額はまだ発表されていませんが、優勝したレーサーは以前より賞金ランキングで優位になることは確かです。
一般戦の賞金増額
4月1日から、記念レースに限らず、一般戦の賞金も増額されることが決定しました。
ただし、現時点で具体的な内容は公表されていません。
賞金変更が1レースあたりのものなのか、優勝賞金なのか気になりますね。
一般戦の賞金が増額されるのは、非常に珍しいことです。
この決定の背景でも、ボートレースの売上が好調が挙げられます。
例えば、2020年から2022年までの売上推移は以下の通りです。
- 2019年:1兆5342億1092万3600円
- 2020年:1兆9014億8760万2100円
- 2021年:2兆3301億8782万3700円
- 2022年:2兆4432億2713万4200円
2020年から2021年にかけて起こったコロナ禍の時期でも、ボートレースの売上は大幅に増加しました。
その後も好調を維持しています。
ボートレース全体の売上が好調であれば、選手たちの賞金が増額されるのは当然のことです。
賞金場の基準変更はありましたが、2023年4月からは全体的に賞金が増額されます。