出場停止処分の影響を紹介
高憧四季と塩崎桐加は「不適格な航法」と判断され、3ヶ月の出場停止処分を受けました。
該当のレースについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、今回は割愛させていただきます。
なお、高憧選手は後のインタビューで、「事故艇とフライング艇の表示を見間違えた」とコメントしています。
それでは、 出場停止処分の影響について紹介します。
まず、斡旋が削除されました。
両者のオフィシャルページを確認したところ、2023年5月20日時点で斡旋は全て削除されています。
これから、すぐに3ヶ月の出場停止が始まります。
斡旋削除により、高憧選手は常滑イースタンヤングを欠場することになりました。
この開催は、若手選手が活躍する人気レースなので残念ですね。
SG、PG1、G1に1年間出場できない理由
続いて、「グレードレースの出場」について紹介します。
休みは3ヶ月ですが、グレードレースの選出除外は約1年間続きます。
その理由は、SG、PG1、G1の競走開催要綱において、「選考期間および前検日までに出場停止処分を受けた場合、出場を除外する」という規定があるからです。
つまり、選考期間中に出場停止処分を受けた選手は、該当のレースに出場できないということです。
各ビッグレースの選考期間は1年間、したがって、次の1年間はSG、PG1、G1への参加ができません。
※出場停止についてはSG、PG1、G1競走開催要綱第8条をご覧ください。
以下のビッグレースには、高憧四季と塩崎桐加が出場する可能性がありました。
レース名 | 開催日 |
---|---|
PG1レディースチャンピオン(津) | 8月1日 |
PG1ヤングダービー(下関) | 9月19日 |
PG1クイーンズクライマックス(多摩川) | 12月26日 |
高憧選手は、若手レーサーの祭典であるヤングダービーを欠場。
塩崎選手は、地元開催のレディースチャンピオンが欠場となりました。
これらのレースはまだ選考期間中ですが、両者は出場の可能性が高かったため、非常に残念です。
「不適格な航法」によるペナルティは、今回のように非常に厳しいものとなっています。