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競艇女子レーサーのフライング多発!2023年後期罰則(ペナルティ)紹介

競艇女子レーサーのフライング多発!2023年後期罰則(ペナルティ)紹介

2023年後期の競艇が始まって約5ヶ月が経過しました。
今シーズン、特に目立つのは女子レーサーのフライングです。

驚くべきことに、女子戦の準優勝戦優勝戦でのフライングが、これまでに9件も発生しています。
これは明らかに多すぎます。

さらに、「強豪女子レーサーのほとんどがF持ち」という点も今期の特徴です。
その中には、F2のレーサー(高田ヒカル、西橋奈未)も複数存在します。

女子戦準優勝戦で集団Fが続出!

今期、女子戦における準優勝戦での集団フライングが複数回発生しました。

(集団フライング一覧)

  • 7月9日桐生ヴィーナス準優10R:角ひとみがF
  • 7月27日蒲郡オールレディース準優11R:平川香織と今井裕梨がF
  • 8月14日びわこオールレディース準優10R:山下夏鈴と清水未唯がF
  • 8月27日桐生オールレディース準優10R:ダッシュ3人「平田さやか、深尾巴恵、片岡恵里」がF

7月と8月の間だけで、8人の選手が準優でFを切ったことになりました。
女子戦の準優勝戦でフライングを切ってしまうと、その後3か月間は女子戦に出場することができなくなります

鎌倉涼が優勝戦でF

9月10日、多摩川G3オールレディースの優勝戦で鎌倉涼がフライング!
1号艇からコンマ04の勇み足となってしまいました。

女子戦の優勝戦でのフライング罰則は、女子戦から6カ月間の選出除外です。
この措置はグレードレースにも適用されます。
そのため鎌倉選手は、11月三国G2レディースチャレンジカップと、2024年2月びわこG2レディースオールスター選出除外となりました。

西橋奈未、高田ひかるF2!2023年後期は13人の女子がF2

2023年後期は、女子レーサーのF2も目立ちます。

8月1日の津PG1レディースチャンピオン初日10Rで、西橋奈未がF2。
地元開催となるレディースチャレンジカップへの出場が厳しくなってきました。

そして、8月10日三国G1で高田ひかるがF2。
PG1クイーンズクライマックスへの出場が厳しくなってきました。

なお、今期はF2の女子選手が13名とかなり多め!
その中には、直近で初優勝を飾った山下夏鈴や、新人選手の土屋蘭も含みます。

PG1ヤングダービー出場の女子選手の9割はF持ち

9月に開催されるPG1ヤングダービーには、女子選手が総勢6名出場します。
しかし、6名の中で5名がF持ちであるという状況です。

(ヤングダービー出場女子選手)

  • 高田ひかる(F2)
  • 大山千広(F)
  • 小芦るり華(F)
  • 中村かなえ
  • 土屋南(F)
  • 西岡成美(F)

唯一、Fを持っていない選手は中村かなえです。
中村選手は速いスタートが特徴ですが、フライングが多いことでも知られています。
しかし、今期はフライング無しで好調をキープ、ヤングダービーでは注目されるでしょう。

女子戦のフライングペナルティ!準優勝戦、優勝戦

女子戦における、準優勝戦、優勝戦におけるフライング罰則はご存知でしょうか。
規定は以下の通りです。

(女子戦のフライング罰則)

  • 準優勝戦F:3か月間女子戦に出場できない
  • 優勝戦F:6か月間女子戦に出場できない
  • 選出除外はグレードレースを含む(レディースチャンピオン、レディースオールスター)
  • クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)はFに関係なく賞金ランキング12位以内なら出場可能

「グレードレースを含む」という点が特に注目すべきです。
下位グレードのFによって、G1、G2の出場が取り消されるのは女子戦特有のルールです。

例えば「ルーキーシリーズ、マスターズリーグ」など他の競艇カテゴリには、このようなルールはありません。
どうしても不公平感が否めませんね。

今回の大量Fによって、多くのレーサーが女子戦に参加することができなくなりました。
せっかく大人気の女子戦も売り上げが落ちるでしょう。
将来的には、ルールの改正が検討される可能性がありそうです。