競艇・西橋奈未（にしはしなみ）予想の仕方、バイク、ツイッター、師匠

決まり手も「差し、まくり、まくり差し」と自在派。
西橋選手は、決まり手が豊富なレーススタイルです。

※以下に紹介するデータは半年間（2022年8月～2023年2月）の集計です

1コース・スタートが速い

イン勝率は70%
これは、女子選手でトップクラスの成績です。

さらにスタートも早く、平均STは0.14。
西橋選手は1コースが得意です。

レース内容も見てみましょう。

スタートが揃えば、ほぼ100%イン逃げ。
ただし、スタートがバラつくと、まくられ負けが多めです。

そして、西橋選手は攻めに対して抵抗するタイプ。
例えば3号艇が攻めた場合、抵抗して13で一緒に飛ぶレースをよく見ます。

ただし、西橋選手の魅力は高速ターン。
抵抗しても返ってくるケースが多め。
負け想定でも、3着付けが良さそうです。

（1コースまとめ）

• スタートが速い
• 決まり手は自在
• 外攻めに抵抗する
• 抵抗しても大敗しない

2コース・スタート遅れてもまくる

西橋奈未の2コース逃がし率は40%
かなり低い数字です。

低い理由は、自身で勝つため。
ジカまくりを多用し、2コース1着率36%をキープしています。

戦法は、スタート遅れてもツケマイで攻めるスタイル。
高速旋回を得意とする、西橋選手らしいですね。

ただし、2コース平均STは0.17と遅め。
スタートが遅い分、外攻めに対応できません。
Sドカ遅れから、まくりを喰らって撃沈・・・しばしば目にする光景です。
逃し率の低さは、この辺りも影響しています。

（2コースまとめ）

• ジカまくり多め
• スタートが遅いので壁にならない

3コース・1着率37%はトップクラス

3コース1着率は37%と高成績！
3コースは、女子トップ選手でも20%台後半が相場です。

決まり手は、（まくり：まくり差し=1：1）と自在派。
積極的に3アタマを狙いましょう。

さらに2連対率も70%と高め。
2着付けも外せません。

ただし、3コース平均STは0.17と相変わらず遅め。
4カドにまくる選手がいた場合、壁になりません。
その時は、着外も検討した方が良さそうです。

（3コースまとめ）

• 1着率が女子選手でトップクラス
• 決まり手は自在
• スタートは遅い、4のまくり注意

4コース・カドまくり狙い

4コース1着率は22%と高め。
ただし決まり手はまくりのみ、予想しやすい傾向です。

西橋選手の4コースはスタートが特徴です。
平均ST0.15と、他のコースに比べて速め。
S決まった場合、積極的にまくります。

反対に、S遅れた場合は差し構え。
攻め遅れるシーンをよく見ます。
そのせいか、4コース2連対率35%、3連対率50%と目立ちません。

スタート決まればアタマ、遅れたら3着付けが良さそうです。

（4コースまとめ）

• 決まり手はまくりのみ
• 平均STが速い
• スタート決まればまくり
• スタート遅れたら3着

5コース・まくり差しが8割

5コース1着率は18%
こちらも高成績です。

決まり手は、まくり差しが8割。
トップSから「絞りまくり」ではなく、展開を付いて勝負します。

狙うタイミングは、3コースに攻める選手がいた時。
西橋選手が高速旋回で、まくり差しを狙います。

（5コースまとめ）

• 決まり手は、展開を突いたまくり差し
• スタートは遅い

6コース・3連対率は57%

6コース1着率は0%
過去1年間に遡っても0%です。

その代わり、3連対率は57%と高め。

西橋選手が6コースの時、3着付けが鉄板です。

（6コースまとめ）

• 1着率0%
• 「〇-〇-西橋」がおすすめ

目立つのは1コース。
平均ST0.14と速いです。
このスタート力が、イン戦の強さに直結しています。

その他のコースは、あまり目立たず。

特に2コースは平均ST0.17と遅め。
それでも2コースは、ジカまくりを決めて高勝率！
これが速いスタートになれば、勝率は一気にハネ上がるでしょう。
西橋選手の課題はスタート力にありそうです。

【コース別スタート】

フライング（スタート事故率）は多い？

西橋選手のデビューは2016年。
2017～2021年までは、1年で約1回のFでした。

しかし、2022年は3回もフライング！
そのうち2回は+.05以上の非常識なフライングでした。

近況だけ見ると、スタート事故はかなり多め。
Fに気をつけながら、質の良いスタートが求められます。

この事故で西橋選手は途中帰郷。
状態が心配されました。

その後、自身のTwitterで「顔面10針縫う怪我をしてしまいました」と近況報告。
大事には至りませんでしたか、かなりショックな出来事でした。

さて、この期の西橋選手は出走回数が少ない状況。
A1級昇格に向けて、90走がデッドラインです。

事故後、西橋選手は8月29日開催の若松競艇場へ参加！
事故から1ヶ月以内のスピード復帰となりました。

その成果もあり、90走をクリア。
来期ではA1級に返り咲きました。

その後、2022年11月の戸田競艇場で自身2度目の優勝を決めています。

西橋奈未の経歴を紹介します。
高校時代と養成所時代の2パートです。

工業高校でボートレースに目覚める

西橋奈未は工業高校出身です。
女子では非常に珍しいですね。

工業高校なので、機械いじりは日常茶飯時。
その時から、整備に関心が高かったそうです。

そして、高校2年生のときボートレースと出会います。
きっかけは、家族で三国競艇場に遊びに行った時。
男女混合で競い、エンジン・プロペラの整備を自身で行う点に惹かれたそうです。

西橋選手はさっそく競艇試験に挑戦！
1回目は落ちましたが、2回目で見事合格を果たします。

ボートレーサー養成所へ！整備は得意

西橋奈未は119期として養成所に入ります。

そこでは、団体行動に慣れず大苦戦。
小さなミスが多かったそうです。

さて、レースの方ですが、勝率は4点台。
意外にも低い成績でした。

その代わり整備は大得意！
同期の中でもトップクラスの腕だったそうです。
やはり工業高校出身が効いているようですね。

デビュー後も、整備への関心は人一倍の高さ。
確かに、西橋選手がモーターを出し切れていないレースは、ほとんど見かけません。
よく、旋回力に注目される選手ですが、整備力も女子トップクラスです。

西橋奈未の師匠は松田祐季です。
同じ福井支部の選手ですね。

松田選手は背中で語るタイプとのこと。
あまり多くは語らず、レース後にアドバイスを少しずつ与える方針です。

なお、弟子入り期間は「A級に上がるまで」とのこと。

順調な西橋選手は、かなり早めにA級に昇進！
そのため、教えてもらう予定だったペラ調整は教えてもらえず・・・

ペラやモーター整備は、今後教わるのでしょうか？
意外と、あっさりした師弟関係のようです。

休日は、仲の良い選手とツーリングに行くそうです。
特に「小芦るり華 、来田衣織 」の名前がよく出ます。

地方に行って、そこでレンタルバイクを借りるとのこと。
バイクも上級者です。

猫と戯れる、レースの裏側も紹介

西橋選手はTwitterを行っています。
そこではインタビューなど、レースの裏側を紹介。
普段見れないボートレースが見れますよ。

また、可愛い愛猫も頻繁に登場。
西橋選手は猫好きです。

そして、もちろんバイクも紹介。
そこでも、小芦るり華選手がよく登場します。

更新頻度が多い西橋選手のTwitter、ファンは要チェックです。

ここまで西橋奈未について紹介してきました。

• 予想の仕方、コースの特徴
• 課題はスタート力
• 顔10針の大怪我
• 経歴、高校生～ボートレーサー養成所
• 趣味はバイク

コース別勝率から分かるように、成績は女子レーサートップクラス。
2023年はG1ドリーム戦に選ばれるなど、注目される存在になってきました。

今後の女子戦を牽引できるでしょうか、西橋選手の活躍に注目です。