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競艇(ボートレース)の支部一覧!成績や所属人数のランキング、エースや支部長を紹介!

競艇(ボートレース)の支部一覧!成績や所属人数のランキング、エースや支部長を紹介!

競艇(ボートレース)の支部は全部で18支部存在します。
競艇選手はいずれかの支部に所属し、レースやプライベートの基盤となっています。
出走回数は地元の競艇場が最も多く、また宿舎では同支部の選手と過ごし、師弟関係は基本的に同支部で結ばれます。
このような背景から、支部(地元)の繋がりは他のプロスポーツと比べてかなり強固です。
今回は支部一覧をはじめ、支部ごとの通算成績や所属人数のランキング、さらにはエースや地元選手について紹介します!

【2024年最新版】全18支部の一覧!まずは2024年の通算優勝回数などの成績をランキング形式で紹介!

優勝回数最多、競艇王国といわれる福岡支部の福岡競艇場
優勝回数最多、競艇王国といわれる福岡支部の福岡競艇場

まずは2024年1月1日~2024年10月8日の、 全支部の通算優勝回数やグレードレースでの優勝回数などの成績 をみていきましょう。
ここでは通算優勝回数をもとにランキング付けを行っています。

順位 支部 競艇場 優勝数 SG優勝数 G1優勝数
1位 福岡 芦屋/若松/福岡 98回 0回 3回
2位 東京 江戸川/平和島/多摩川 60回 0回 2回
3位 愛知 蒲郡/常滑 54回 0回 1回
4位 大阪 住之江 47回 0回 4回
5位 佐賀 唐津 38回 1回 2回
6位 埼玉 戸田 37回 0回 1回
6位 兵庫 尼崎 37回 0回 0回
8位 岡山 児島 35回 1回 1回
9位 静岡 浜名湖 35回 0回 3回
10位 群馬 桐生 31回 2回 2回
11位 滋賀 びわこ 29回 1回 4回
11位 香川 丸亀 29回 0回 0回
13位 山口 徳山/下関 24回 0回 0回
14位 広島 宮島 23回 0回 1回
15位 徳島 鳴門 22回 0回 2回
15位 三重 22回 0回 0回
17位 福井 三国 19回 0回 0回
18位 長崎 大村 13回 0回 1回

福岡支部 は10月8日までになんと 98回も優勝 しています。
G1も3度優勝しており、まさに競艇王国 ですね!

一方、群馬支部は優勝数こそ多くはないものの、 毒島誠 土屋智則 の2人がSGを優勝。
さらに 関浩哉 が2つのPG1を優勝するなど、かなり強い支部だといえます。

しかし、競艇は支部ごとに所属人数に大きな差があるため、優勝回数が多い=強いとは言えません。
ということで続いては 各支部の所属人数 をみていきましょう。

各支部の2024年所属人数ランキング

順位 支部 所属人数
1位 福岡 231人
2位 東京 180人
3位 愛知 142人
4位 大阪 108人
5位 埼玉 105人
6位 静岡 90人
7位 岡山 88人
8位 広島 75人
8位 山口 75人
10位 群馬 71人
11位 兵庫 68人
11位 香川 68人
13位 佐賀 57人
14位 三重 56人
15位 長崎 54人
16位 滋賀 48人
17位 福井 47人
18位 徳島 46人

福岡支部が優勝回数1位に続いて、所属人数でも1位 に!
人数が最も少ない徳島支部と比べると、約5倍の人数が所属していることになります。
これだけの差があれば、優勝回数にも差があるのはしょうがないですね。

ちなみに1位の 福岡支部 と2位の 東京支部 は競艇場が3つあるため、 地元開催が多い支部 でもあります。
地の利を活かして優勝している選手も多い印象です。

所属人数と優勝回数の成績をもとに2024年度の各支部強さランキングを発表!

峰竜太、定松勇樹などが活躍している佐賀支部
峰竜太、定松勇樹などが活躍している佐賀支部

ということでこれまで紹介した優勝回数と所属人数から、 2024年度の強さランキング を作成!
参考になる指標や数値はないため、今回はシンプルに 「優勝回数÷所属人数」 を参考数値とし、 ひとりあたりの強さを算出しランキング付け したいと思います。
数値が同じ場合はSG優勝数とG1優勝数が多い支部を上位にしています。

順位 支部 参考数値
1位 佐賀 0.67
2位 滋賀 0.60
3位 兵庫 0.54
4位 群馬 0.44
5位 大阪 0.44
6位 香川 0.43
7位 福岡 0.42
8位 岡山 0.40
9位 福井 0.40
10位 静岡 0.39
11位 三重 0.39
12位 愛知 0.38
13位 埼玉 0.35
14位 東京 0.33
15位 山口 0.32
16位 広島 0.31
17位 徳島 0.28
18位 長崎 0.24

艇界のスーパースター 峰竜太 や5000番台初のSG優勝を果たした 定松勇樹 が引っ張る 佐賀支部が堂々の1位!
2位にはSGボートレースメモリアル連覇を達成した 馬場貴也 丸野一樹 が率いる滋賀支部が入りました。
人口の多い福岡支部や東京支部は、成長途中の若手選手が多いこともあり、総合的にみるとランキングが落ちますね。

佐賀支部と滋賀支部はA級の選手も多く、中堅層の活躍や女子レーサーの活躍も目立つ強い県です。
また、 群馬支部は少数精鋭ながらエース級の選手が多く強い県 だといえます。

意外だったのは兵庫支部の活躍。
今年はSG・G1の優勝こそないものの、 吉川元浩 を中心としたベテラン層が一般戦を勝ちまくっているようです。

2024年の各支部の支部長・副支部長を紹介

東京支部の支部長をつとめる長田頼宗
東京支部の支部長をつとめる長田頼宗

競艇では支部ごとに支部長が存在します。
ということで 各支部の支部長と副支部長 をみていきましょう。

支部 支部長 副支部長
群馬 寺本昇平 土屋智則
埼玉 向後龍一 石塚久也
東京 長田頼宗 桑原将光
静岡 徳増秀樹 横澤剛治
愛知 後藤陽介 佐藤大介
三重 花本夏樹 黒崎竜也
福井 金子貴志 表憲一
滋賀 馬場貴也 北中元樹
大阪 湯川浩司 藤山雅弘
兵庫 和田兼輔 尾嶋一広
岡山 森定晃史 天野誠
広島 谷勝幸 正木聖賢
山口 江本真治 小林一樹
徳島 武田信一 林美憲
香川 塩田雄一 深川和仁
福岡 川上剛 渡辺浩司
佐賀 小野勇作 冨成謙児
長崎 榎幸司 大串重幸

支部長の仕事 は、 「選手の話を聞いて改善点を考え、関係団体へ提案する」 ことです。
レーサーが走りやすい環境を作るため、色々な方と話し合うそうです。
もちろん、その他細かい仕事など業務は多岐に渡ります。

支部長の任期は2年間、立候補で決まります。
ただし、いきなり支部長になることは稀。
まずは副支部長を経て、徐々に付き合いを増やします。

全18支部の特徴、2023年の成績と通算成績から地元のエースレーサーを紹介

ここからは 全18支部の特徴や、地元のエースを紹介 します。
各支部を知ることで、選手紹介やインタビューなど、一段と楽しく見ることができます。
今回は2023年度の成績と通算成績を参考に、 各支部のエースレーサーを紹介 していきます!
(通算成績は2024年10月8日時点のもの)

群馬支部のエースは毒島誠(桐生競艇場)

群馬を支える土屋智則(左)と毒島誠(右)
群馬を支える土屋智則(左)と毒島誠(右)

2024ヤングダービー覇者の 関浩哉 やSG2Vの 土屋智則 など、トップクラスの選手を率いる 群馬支部のエース 毒島誠 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 785 184 7.88 23.4% 43.4% 8
G1 1700 425 7.00 25.0% 44.8% 16
総合 4861 1579 7.17 31.4% 50.8% 79

驚異の SG8V、G16Vを誇るまさにエース
ターンの技術が高く、道中争いにも強いスキがない選手です。
最近では競艇好きの元アイドル 「福留光帆」 推しレーサー ということでも話題になりました。

桐生競艇場 (ボートレース桐生)の大きな特徴は、 「4コースまくり」と「季節風の赤城おろし」 です。
ナイター開催でも有名で、気温や風など気象状況が変化しやすく高配当も出やすい競艇場となっています。

埼玉支部のエースは桐生順平(戸田競艇場)

2017年にグランプリ制覇、賞金王に輝いた桐生順平
2017年にグランプリ制覇、賞金王に輝いた桐生順平

中澤和志 須藤博倫 などベテラン選手の活躍が目立つ 埼玉支部のエース 桐生順平
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 754 141 7.82 18.7% 37.6% 3
G1 1248 319 7.50 25.5% 49.1% 18
総合 3950 1158 7.39 29.3% 51.3% 58

2017年にはグランプリを優勝し、 埼玉支部初の賞金王 に輝いています。
2018年以降はSGでの優勝はないものの、G1をたびたび優勝するなどコンスタントに活躍しています。

戸田競艇場 (ボートレース戸田)の大きな特徴は、 「1コースの1着率の低さ」 です。
1コースの1着率は毎年最下位になることが多く、まくりが決まりやすい競艇場で有名です。

東京支部のエースは濱野谷憲吾(江戸川/平和島/多摩川競艇場)

通算100Vを達成している濱野谷憲吾
通算100Vを達成している濱野谷憲吾

所属人数が多い 東京支部を長年支えているエース 濱野谷憲吾
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 1433 287 7.87 20.2% 39.2% 5
G1 3169 736 7.02 23.2% 45.4% 25
総合 6501 1890 7.44 29.0% 50.6% 101

2007年にSGクラシックを優勝して以降、SG優勝から遠ざかっていたものの、2021年のSGオーシャンカップで復活Vを飾ると、2023年にはG1を2度優勝するなど 50歳の今でも最前線で活躍し続けているレジェンドレーサー です。

東京には 3つの競艇場 が存在しますが、それぞれの競艇場が大きな特徴を持っています。
江戸川競艇場 (ボートレース江戸川)は日本屈指の難水面、反対に 多摩川競艇場 (ボートレース多摩川)は日本一の静水面で有名です。
また、 平和島競艇場 (ボートレース平和島)は荒れやすい競艇場です。

静岡支部のエースは深谷知博(浜名湖競艇場)

近況SGでの活躍が目立つ深谷知博
近況SGでの活躍が目立つ深谷知博

菊地孝平 服部幸男 など、A1級の比率は全国トップクラス。
若手で構成する「静翔会」など、合同練習が盛んな 静岡競艇場のエース 深谷知博 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 308 59 7.22 19.1% 34.7% 3
G1 973 200 6.57 20.5% 36.6% 3
総合 3953 1161 6.83 29.3% 49.1% 44

2019年までは大きな大会での活躍は目立っておらず一般戦での優勝が多かったものの、 2020年、2022年、2023年に立て続けにSGを優勝 するなど成長著しい選手です。
攻めたレースは少ないものの、安定感とアウトコースからのまくり差しが魅力といえます。

浜名湖競艇場 (ボートレース浜名湖)の大きな特徴は、 「日本で最も広い水面」 であるということ。
走りやすくスピードレースが魅力の競艇場です。

愛知支部のエースは磯部誠(蒲郡/常滑競艇場)

2023年SGグランドチャンピオンを優勝した磯部誠
2023年SGグランドチャンピオンを優勝した磯部誠

愛知支部は 赤岩善生 池田浩二 平本真之 などエース候補が多い支部ですが、近年の活躍で考えると、 磯部誠 がエースといえるでしょう。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 334 65 7.46 19.4% 36.5% 1
G1 838 196 6.70 23.3% 40.9% 4
総合 3686 1095 6.71 29.7% 47.6% 40

SG優勝は1回、G1優勝は4回と数字でみれば見劣りしますが、 2022年、2023年ともにグランプリで優出、優勝戦はともに3着 と大舞台でも活躍できる力を持っています。
間違いなく今後の愛知支部を支える存在です。

愛知には「4コースまくり」に注目したい 蒲郡競艇場 (ボートレース蒲郡)と、「1コースの1着率が高い」 常滑競艇場 (ボートレースとこなめ)が存在します。

三重支部のエースは井口佳典(津競艇場)

三重を支えるベテラン井口佳典
三重を支えるベテラン井口佳典

高田ひかる などの女子レーサー、さらには 豊田健士郎 などの若手レーサーの活躍で活気づく三重支部。
支部全体で成績が低迷していた時期もありましたが、 それを支えてきたエース 井口佳典 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 981 206 7.66 21.0% 38.5% 6
G1 2026 499 7.20 24.6% 45.6% 16
総合 5581 1720 7.34 30.8% 51.5% 85

2008年はSGオールスターとグランプリを優勝 し、王者・松井繫と賞金王争いを繰り広げました。
2019年以降はSGでの活躍が遠のいていますが、4コースと5コースの成績が良く、とくにまくり差しには注目です。

三重県の 津競艇場 (ボートレース津)は 「ピット離れ」と「体重」 に要注意の競艇場です。
ピットから2マークまでの距離が日本一長く、進入が変わることが多いため、予想する際は必ずスタート展示を確認しましょう。

福井支部のエースは今垣光太郎(三国競艇場)

通算優勝回数は118回の大ベテラン今垣光太郎
通算優勝回数は118回の大ベテラン今垣光太郎

中島孝平 萩原秀人 とともに、選手人口の少ない 福井支部を長年支え続けている大ベテラン といえば 今垣光太郎 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 1282 284 7.94 22.1% 41.1% 9
G1 2787 759 7.22 27.2% 47.6% 30
総合 6149 2155 7.71 35.0% 55.3% 118

通算優勝回数は驚異の 118回
全速まくりを得意 としていて、3コースと4コースの成績は艇界屈指です。
競艇ファンならカドに今垣光太郎がいるレースで熱くなること間違いなしでしょう。

ホームプールである 三国競艇場 (ボートレース三国)は、 2コースの活躍が目立つ競艇場 です。
1着率も高いですが、注目すべきは3連率。
例年60%超えで2024年は全24場中3位の成績を誇っています。

滋賀支部のエースは馬場貴也(びわこ競艇場)

2019年以降数々のSGを優勝している馬場貴也(中央)
2019年以降数々のSGを優勝している馬場貴也(中央)

遠藤エミ 丸野一樹 など艇界の中心となる選手が育つ少数精鋭の滋賀支部。
エースは間違いなく 馬場貴也 でしょう。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 466 102 7.64 21.8% 40.1% 5
G1 1451 316 6.66 21.7% 38.2% 7
総合 5495 1611 6.77 29.3% 47.2% 64

2018年まではおもに一般戦で活躍している中堅レーサーでしてがSGチャレンジカップの優勝を皮切りに一変。
2019年のグランプリシリーズで優勝するなどSG・G1での活躍が目立ちはじめました。
2023年、2024年もSGメモリアルを連覇 するなど、安定感は年々増している印象です。

びわこ競艇場 (ボートレースびわこ)は毎年イン逃げ率が低く、また、何コースが有利という特徴もないため、 予想が難しい競艇場 とされています。
その時々の状況をみて、しっかり予想を組み立てたいところです。

大阪支部のエースは石野貴之(住之江競艇場)

SGなど大舞台での活躍が目立つ石野貴之
SGなど大舞台での活躍が目立つ石野貴之

艇王・ 松井繫 をはじめ、 田中信一郎 石本裕武 など、若手からベテランまでさまざまな選手が活躍している 大阪支部のエース 石野貴之
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 746 186 7.79 24.9% 42.2% 11
G1 1637 394 6.55 24.0% 40.7% 9
総合 5036 1543 6.91 30.6% 49.2% 69

通算11回のSG優勝 、2023年はSGボートレースオールスターやグランプリも優勝するなど、まさに石野貴之の年でした。
SGでの1着率は24.9%とかなりの数字を残しています。
石野信用金庫 という異名通りの活躍ですね。

全国屈指の集客数・売上を誇り、 ボートレースのメッカ とも呼ばれる 住之江競艇場 (ボートレース住之江)。
インコースが有利、さらにはナイター開催ということで初心者にもおすすめしやすい競艇場です。

兵庫支部のエースは吉川元浩(尼崎競艇場)

長年兵庫支部を支えている大ベテラン吉川元浩
長年兵庫支部を支えている大ベテラン吉川元浩

2020年以降SG制覇がない兵庫支部ですが、優勝回数は多く 稲田浩二 魚谷智之 など、A1常連選手の層が厚い兵庫支部。
中でも 吉川元浩 は、長年兵庫支部を牽引し続けている 安定感抜群のエース です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 986 186 7.60 18.8% 37.9% 4
G1 2293 575 7.11 25.0% 45.0% 20
総合 6082 2091 7.50 34.3% 54.5% 104

2007年のグランプリを優勝
その後は優勝争いには食い込むものの、なかなかSGで優勝することができず苦労した選手です。
しかし 2019年にSGクラシック、SGオールスターを優勝 するなど復活を遂げています。

兵庫支部のホームプールは 尼崎競艇場 (ボートレース尼崎)。
インコースの1着率が全国平均よりも高い一方で、2コースの成績が悪く思いがけない高配当も狙える競艇場です。

徳島支部のエースは島村隆幸(鳴門競艇場)

近況ブレイク中の徳島支部・新エース島村隆幸
近況ブレイク中の徳島支部・新エース島村隆幸

美人姉妹で有名な 西岡育美・成美 菅章哉 田村隆信 など注目度の高い選手は多いものの、2011年以降SG優勝なしとくすぶっている印象の徳島支部。
エースは昨年からブレイク中 島村隆幸 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 93 15 7.12 16.1% 31.1% 0
G1 577 107 6.19 18.5% 34.4% 20
総合 3025 853 6.48 28.2% 47.3% 38

2023年は8度の優勝、2024年は6度の優勝 と着実に力を付けています。
G1も3つ優勝しており、SG初優勝が近い選手です。

徳島支部のホームプールである 鳴門競艇場 (ボートレース鳴門)。
鳴門といえば鳴門の渦潮が思い浮かびますが、実は鳴門競艇場のプールにはしっかりした 防波堤があるためうねりはありません

香川支部のエースは片岡雅裕(丸亀競艇場)

2022年、2023年と立て続けにSGを優勝した片岡雅裕
2022年、2023年と立て続けにSGを優勝した片岡雅裕

森高一真 三嶌誠司 など、艇界の重鎮も多い香川支部。
近年SGなどの グレードレースで好走を続けているエース 片岡雅裕 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 252 38 6.96 15.0% 32.9% 2
G1 917 179 6.25 19.5% 35.6% 1
総合 4310 1071 6.27 24.8% 42.9% 32

2022年のSGメモリアルでSG初優勝 を飾ると、翌年のSGチャレンジカップでも優勝するなど、急成長を遂げている選手です。

ホームプールである 丸亀競艇場 (ボートレース丸亀)はとにかく 潮の影響が大きい競艇場 です。
干潮時と満潮時で傾向が大きく異なり、またナイター開催であるため気温差もレースに影響を及ぼします。
モーター調整に定評がある選手に注目しましょう。

岡山支部のエースは茅原悠紀(児島競艇場)

グランプリを6コースから優勝した経験を持つ茅原悠紀
グランプリを6コースから優勝した経験を持つ茅原悠紀

昔は競艇王国と呼ばれるほどの強者揃いだった岡山支部。
成績は低迷しているものの、 田口節子 守屋美穂 など女子レーサーの層が非常に分厚い支部です。
そんな 岡山支部の精神的支柱 茅原悠紀
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 660 135 7.70 20.4% 39.5% 2
G1 1353 308 7.16 22.7% 44.2% 10
総合 4285 1272 7.15 29.6% 49.8% 57

6号艇、6コースからの鋭い差しで 優勝を果たした2014年のグランプリ
茅原悠紀の緑カポックは今なお語り草となっています。
その後も数々のG1を優勝するなど、安定した走りをみせています。

岡山支部のホームプールである 児島競艇場 (ボートレース児島)も、さきほど紹介した丸亀競艇場同様に 潮の影響が大きい競艇場 です。
「満潮時はインコースが有利、干潮時はまくり有利」と覚えておきましょう。

広島支部のエースは山口剛(宮島競艇場)

成績が低迷中の広島支部を引っ張る山口剛
成績が低迷中の広島支部を引っ張る山口剛

広島支部はベテラン選手が多いこともあり、年々成績が低下気味。
その中で 奮闘しているエース 山口剛 です。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 726 118 7.32 16.2% 35.5% 1
G1 1716 392 7.03 22.8% 42.7% 12
総合 5107 1525 7.21 29.8% 51.0% 55

2023年以降、広島支部でG2以上のレースを優勝したのはなんと山口剛ただ一人。
前本泰和 辻栄蔵 などの再起に期待がかかります。

広島支部のホームプールは 宮島競艇場 (ボートレース宮島)です。
こちらも潮の影響が大きい競艇場で、児島競艇場と同じく 「満潮時はインコースが有利、干潮時はまくり有利」 となります。

山口支部のエースは寺田祥(徳山/下関競艇場)

2023年、山口支部で唯一G1を優勝した寺田祥
2023年、山口支部で唯一G1を優勝した寺田祥

山口支部はホワイトシャーク 白井英治 やミスター競艇こと 今村豊 元選手など、レジェンド級の選手の支部です。
白井英治をエースといいたいところですが、フライング休みがあり2023年は大きな活躍ができませんでした。
ということで 2023年、山口支部で唯一G1優勝 を果たした 寺田祥 をエースとします。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 1014 178 7.29 17.5% 34.9% 2
G1 2502 507 6.77 20.2% 40.5% 10
総合 6581 1905 7.08 28.9% 49.3% 66

2020年から4年連続でG1を優勝 するなど、成績をみてもわかる安定感があります。
一方、2024年は一般戦を2度優勝しただけで、大きな結果は残せていません。

山口県には 徳山競艇場 (ボートレース徳山)と 下関競艇場 (ボートレース下関)の二つの競艇場があります。
どちらもイン有利な競艇場ですが、とくに 徳山競艇場はかなりのイン有利水面 で企画レースも多い競艇場です。

福岡支部のエースは羽野直也(福岡/若松/芦屋競艇場)

SGオーシャンカップ2023を優勝した若きエース羽野直也
SGオーシャンカップ2023を優勝した若きエース羽野直也

現在の競艇王国。
瓜生正義 篠崎元志・仁志 などSG優勝経験者も多い 福岡支部の新エース といえるのが 羽野直也 でしょう。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 323 48 7.25 14.8% 31.8% 1
G1 646 137 6.90 21.2% 41.3% 4
総合 2501 607 6.71 24.2% 44.3% 79

2021年のPG1ヤングダービー優勝、 2023年にはSGオーシャンカップを優勝 するなど着実にステップアップしています。
羽野キュンの愛称で女性ファンも多い イケメンレーサー です。

福岡県には 芦屋競艇場 (ボートレース芦屋)、 若松競艇場 (ボートレース若松)、 福岡競艇場 (ボートレース福岡)の3つの競艇場が存在しています。
芦屋競艇場と若松競艇場はイン逃げ有利の優しい水面である一方で、福岡競艇場は特有のうねりで荒れた展開になりやすい競艇場です。

佐賀支部のエースは峰竜太(唐津競艇場)

7人の弟子を育て佐賀支部を底上げしている峰竜太
7人の弟子を育て佐賀支部を底上げしている峰竜太

佐賀支部のエースは艇界のスーパースター 峰竜太 です。
これはもはや当たり前といえますが、峰竜太の弟子である 定松勇樹 がSG初優勝を果たしたり、大ベテラン 深川真二 が一般戦で無双していたりと、若手からベテランまでバランスよく活躍している支部でもあります。
峰竜太の通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 672 179 8.33 26.6% 47.3% 6
G1 1603 415 7.41 25.8% 48.9% 19
総合 4785 1734 7.70 36.2% 57.6% 103

SGの勝率は8点台 と、これまで紹介したエースの中でもかなり高い数字を残しています。
G1の優勝回数も19回と、通算成績をみてもその強さが分かります。

佐賀支部のホームプールである 唐津競艇場 (ボートレース唐津)は、水面が広く迫力のあるスピード戦が魅力の競艇場です。
一方ターンが流れやすい傾向にあるため、 差しやまくり差しが決まりやすい という特徴もあります。

長崎支部のエースは原田幸哉(大村競艇場)

孤軍奮闘の活躍をみせる原田幸哉
孤軍奮闘の活躍をみせる原田幸哉

ランキング最下位と低迷続きの 長崎支部の大黒柱 原田幸哉 です。
長崎支部は2020年から今まで、G2以上のタイトルを9つ手にしていますが、なんとそのうちの7つは原田幸哉の優勝によるもの。
通算成績は以下の通り。

グレード 出走数 1着数 勝率 1着率 2連対率 優勝数
SG 1196 255 7.52 21.3% 36.7% 5
G1 2735 706 6.84 25.8% 42.0% 19
総合 6551 2277 7.40 34.7% 52.2% 98

2009年にSGチャレンジカップを優勝して以降、2020年までSG優勝から遠ざかっていましたが、 2021年のSGメモリアルで復活V
翌年のSGオールスターでも優勝 するなど活躍をみせています。

長崎支部のホームプールである 大村競艇場 (ボートレース大村)は、とにかく インコースの1着率が高く予想がしやすい競艇場 です。
ナイター、ミッドナイト開催がメインであるため、楽しみやすい競艇場ですね。

【まとめ】強い支部ほど若手も成長しやすい!最強の支部は「佐賀&滋賀」

今回は競艇の全18支部の成績や所属人数を参考にした強さのランキングやエース、地元選手について紹介しました。
数字でみれば、 2024年の最強支部は、峰竜太率いる佐賀支部と、馬場貴也率いる滋賀支部 だといえます。

個人的には 少数精鋭で若手選手も良く育つ群馬支部 が好きですw
毒島誠を筆頭に、土屋智則や関浩哉など役者揃い。
さらに 大澤風葵 塚越海斗 など、今後伸びてくるであろうルーキーの存在により、戦力底上げも期待できます。

今回は簡単な数値からランキングを作成してみましたが、グレードレースの優勝数を考慮したら順位も大きく変わってきそうです。
来年以降はどのようなランキングになっているか、楽しみですね!