競艇・ボートレースの支部一覧!ランキング、エース、地元選手、支部長を紹介

競艇の支部は全部で18支部。
ボートレーサーはいずれかの支部に所属し、レースやプライベートの基盤となっています。
出走回数は地元の競艇場が最も多め。
宿舎では同支部の選手と過ごし、師弟関係は基本的に同支部で結ばれます。
このような背景から、支部(地元)の繋がりは他のプロスポーツと比べてかなり強固です。
それでは、各支部の特徴を見ていきましょう。
ボートレースの支部一覧!強さ、ランキングを紹介
支部 | 競艇場 | 有名レーサー | 女子レーサー | G1優勝回数 2022年 | SG優勝回数 2022年 | 合計人数 |
---|---|---|---|---|---|---|
群馬 | 桐生 | 毒島誠、 椎名豊 | 櫻本あゆみ | 4 | 1 | 69 |
埼玉 | 戸田 | 桐生順平、佐藤翼 | 浜田亜理沙 | 2 | 0 | 102 |
東京 | 江戸川、平和島 多摩川 | 濱野谷憲吾、石渡鉄兵 | 倉持莉々 | 2 | 0 | 180 |
静岡 | 浜名湖 | 徳増秀樹、菊地孝平 坪井康晴、深谷知博 | 長嶋万記 | 2 | 1 | 84 |
愛知 | 蒲郡、常滑 | 池田浩二、赤岩善生 平本真之、磯部誠 | 細川裕子、大瀧明日香 宇野弥生、出口まあこ | 2 | 1 | 142 |
三重 | 津 | 井口佳典、豊田健士郎 | 高田ひかる | 0 | 0 | 54 |
福井 | 三国 | 今垣光太郎、中島孝平 萩原秀人 | 西橋奈未 | 2 | 0 | 49 |
滋賀 | びわこ | 守田俊介、馬場貴也 青木玄太、丸野一樹 | 香川素子、遠藤エミ | 5 | 2 | 47 |
大阪 | 住之江 | 松井繁、田中信一郎 太田和美、湯川浩司 上條暢嵩、山崎群 上田龍星 | 落合直子、鎌倉涼 高憧四季 | 2 | 0 | 111 |
兵庫 | 尼崎 | 魚谷智之、吉川元浩 稲田浩二 | 中谷朋子 | 1 | 0 | 65 |
徳島 | 鳴門 | 田村隆信、菅章哉 | 喜多須杏奈、西岡育未 西岡成美 | 1 | 0 | 47 |
香川 | 丸亀 | 森高一真、片岡雅裕 近江翔吾、石丸海渡 | 山川美由紀、西村美智子 平山智加、平高奈菜 中村桃佳 | 1 | 1 | 63 |
岡山 | 児島 | 平尾崇典、山口達也 茅原悠紀 | 寺田千恵、堀之内紀代子 田口節子、守屋美穂 | 2 | 0 | 94 |
広島 | 宮島 | 前本泰和、辻栄蔵 上平真二、山口剛 | 角ひとみ、海野ゆかり 實森美祐 | 3 | 0 | 78 |
山口 | 徳山、下関 | 白井英治、寺田祥 海野康志郎 | 佐々木裕美、清水愛海 | 2 | 1 | 81 |
福岡 | 芦屋、若松 福岡 | 瓜生正義、篠崎元志 西山貴浩、篠崎仁志 羽野直也 | 川野芽唯、渡辺優美 大山千広 | 4 | 0 | 231 |
佐賀 | 唐津 | 深川真二、峰竜太 上野真之介、末永和也 | 小芦るり華、野田なづき | 3 | 1 | 59 |
長崎 | 大村 | 原田幸哉、村上遼 | 滝川真由子、北村寧々 | 0 | 1 | 58 |
所属する人数や優勝回数など、各支部によって差があります。
そして、どの支部にもエース選手は必ず存在。
支部は出走表にも記載しているので、ぜひチェックしてみてください。
続いて、細いランキングを見てみましょう。
競艇の支部ランキング、所属人数、優勝回数
ランキング | 支部 | 所属人数 |
---|---|---|
1 | 福岡 | 231人 |
2 | 東京 | 180人 |
3 | 愛知 | 142人 |
4 | 大阪 | 111人 |
5 | 埼玉 | 102人 |
6 | 岡山 | 94人 |
7 | 静岡 | 84人 |
8 | 山口 | 81人 |
9 | 広島 | 78人 |
10 | 群馬 | 69人 |
11 | 兵庫 | 65人 |
12 | 香川 | 63人 |
13 | 佐賀 | 59人 |
14 | 長崎 | 58人 |
15 | 三重 | 54人 |
16 | 福井 | 49人 |
17 | 滋賀 | 47人 |
18 | 徳島 | 47人 |
1位は福岡支部、231人とダントツです。
競艇場が3つ(福岡、芦屋、若松)もあり、大世帯の支部となっています。
2位は東京支部。
こちらも競艇場が3つ(多摩川、平和島、江戸川)もあります。
反対に、50人以下の支部は「福井、滋賀、徳島」の3支部。
支部ごとの所属人数は大きな差があります。
では、支部の大小によって活躍している人数は違うのでしょうか?
続いてG1、SGの優勝回数を見てみましょう。
ランキングでは、G1優勝回数順(2022年)に並べました。
ランキング | 支部 | G1優勝回数2022年 | SG優勝回数2022年 |
---|---|---|---|
1 | 滋賀 | 5 | 2 |
2 | 群馬 | 4 | 1 |
3 | 福岡 | 4 | 0 |
4 | 広島 | 3 | 0 |
5 | 佐賀 | 3 | 1 |
6 | 山口 | 2 | 1 |
7 | 静岡 | 2 | 1 |
8 | 愛知 | 2 | 1 |
9 | 埼玉 | 2 | 0 |
10 | 東京 | 2 | 0 |
11 | 福井 | 2 | 0 |
12 | 大阪 | 2 | 0 |
13 | 岡山 | 2 | 0 |
14 | 香川 | 1 | 1 |
15 | 兵庫 | 1 | 0 |
16 | 徳島 | 1 | 0 |
17 | 長崎 | 0 | 1 |
18 | 三重 | 0 | 0 |
1位は滋賀支部。
所属人数では最下位ですが、成績はトップです。
選手層の厚さが伺えますね。
2位は群馬支部。
こちらも人数が少なめですが、好成績を収めています。
各支部の支部長、副支部長紹介!
競艇では支部ごとに支部長が存在します。
支部長は支部をまとめる責任者です。
まずは一覧を見てみましょう。
支部 | 支部長 | 副支部長 |
---|---|---|
群馬 | 寺本昇平 | 毒島誠、土屋智則 |
埼玉 | 谷津幸宏 | 向後龍一 |
東京 | 芦澤望 | 長田頼宗、桑原将光 |
静岡 | 黒田誠司 | 徳増秀樹 |
愛知 | 後藤陽介 | 平本真之 |
三重 | 花本夏樹 | 本部真吾 |
福井 | 金子貴志 | 表憲一 |
滋賀 | 馬場貴也 | 北中元樹 |
大阪 | 原田秀弥 | 湯川浩司 |
兵庫 | 魚谷智之 | 金子龍介 |
徳島 | 武田信一 | 林美憲 |
香川 | 塩田雄一 | 深川和仁 |
岡山 | 森定晃史 | 池田真治 |
広島 | 谷勝幸 | 正木聖賢 |
山口 | 江本真治 | 大賀広幸、武重雄介 |
福岡 | 川上剛 | 渡辺浩司、前田健太郎 |
佐賀 | 小野勇作 | 古賀繁輝 |
長崎 | 飯山晃三 | 榎幸司 |
支部長の仕事は、「選手の話を聞いて改善点を考え、関係団体へ提案する」ことです。
レーサーが走りやすい環境を作るため、色々な方と話し合うそうです。
もちろん、その他細かい仕事など業務は多岐に渡ります。
支部長の任期は2年間、立候補で決まります。
ただし、いきなり支部長になることは稀。
まずは副支部長を経て、徐々に付き合いを増やします。
全18支部の特徴、地元のエースを紹介
ここからは全18支部の特徴や、地元のエースを紹介します。
各支部を知ることで、選手紹介やインタビューなど、一段と楽しく見ることができます。
群馬支部・地元のエースは毒島誠(桐生競艇場)
椎名豊のSG初優勝で、勢いに乗る群馬支部。
昔から、小回りターンを駆使した道中追い上げが伝統。
地元のエースは毒島誠です。
ホームプールは桐生競艇場。
冬の「赤場おろし」が有名です。
強風に慣れた選手が多く、荒波巧者が揃っています。
埼玉支部・地元のエースは桐生順平(戸田競艇場)
過去3年間でSG優勝0回ですが、G1優勝は6回。
地元を引っ張るエースは桐生順平です。
戸田競艇場の1M幅は極小。
スタートが何よりも大事な競艇場です。
そのため、埼玉支部の選手はスタート巧者が多いです。
東京支部・地元のエースは濱野谷憲吾(江戸川、平和島、多摩川競艇場)
所属選手数ナンバー2。
絶対的エースは濱野谷憲吾です。
若手の育成も充実しています。
宮之原輝紀、永井彪也を筆頭に、倉持莉々、藤原菜希など女子レーサーも活躍中。
ホームプールは、川を走る江戸川競艇場、風向きが頻繁に変わる平和島競艇場、静水面の多摩川競艇場。
大きく異なる3つのボートレース場です。
そのため、東京支部の選手は自在派が多め。
器用な選手が目立ちます。
静岡支部・地元のエースは菊地孝平(浜名湖競艇場)
A1級の比率は全国トップクラス。
若手で構成する「静翔会」など、合同練習が盛んです。
エースの菊地孝平を筆頭に、深谷知博など地元のグレードレースで活躍中。
ホームの浜名湖競艇場は全国屈指の広さ。
そのため、静岡支部の選手はスピードターンが得意です。
愛知支部・地元のエースは池田浩二(蒲郡、常滑競艇場)
地元の大スター池田浩二が引っ張ります。
弟子の磯部誠は近年大活躍。
多くの地元選手がグレードレースで活躍しています。
細川裕子、宇野弥生など女子選手の層も厚いです。
蒲郡競艇場はスローが有利。
そのため、愛知支部の選手は出足特化の調整が得意です。
三重支部・地元のエースは井口佳典(津競艇場)
所属選手数は56人と少なめ。
ただし、井口佳典など85期の選手が大活躍。
再び活気を取り戻しました。
高田ひかる、豊田健士郎など若手の台頭も目立ちます。
津競艇場のバックは110メートルと広め。
三重支部の選手はスピードターンが得意です。
福井支部・地元のエースは今垣光太郎(三国競艇場)
福井支部を引っ張るのはベテランの今垣光太郎です。
中堅では中島孝平、萩原秀人、松田祐季もSGで活躍中。
三国競艇場はピットから2Mまでが遠いです。
そのため前づけが頻繁に発生!
福井支部の選手は前づけに慣れています。
滋賀支部・地元のエースは馬場貴也(びわこ競艇場)
滋賀支部はまさに少数精鋭。支部長の馬場貴也を筆頭に、遠藤エミ、丸野一樹などスター選手が揃っています。
びわこ競艇場はうねりがあります。
滋賀支部の選手はうねりを乗りこなすので、荒波でも強いです。
大阪支部・地元のエースは松井繁(住之江競艇場)
王者・松井繁が絶対的エース。
中堅を引っ張るのは石野貴之。
若手では上條暢嵩など、選手層の厚さは全国随一です。
住之江競艇場の2Mは全国一の難しさ。
そのため、大阪支部の選手は流されないターンが得意です。
兵庫支部・地元のエースは吉川元浩(尼崎競艇場)
地元のエースは吉川元浩。
中堅では稲田浩二、藤岡俊介も力をつけてきました。
尼崎競艇場は全国屈指の静水面。
兵庫支部は自在派の選手が多めです。
徳島支部・地元のエースは田村隆信(成東競艇場)
田村隆信が絶対的エース。
地元SGでも一人だけ出場など、徳島支部を引っ張ります。
鳴門競艇場は荒れやすくインが弱め。
徳島支部の選手は、荒波でもテクニカルな攻めができます。
香川支部・地元のエースは片岡雅裕(丸亀競艇場)
片岡雅裕のSG初優勝で勢いに乗る香川支部。
平山智加、平高奈菜など、女子SGレーサーも多いです。
丸亀競艇場は干満差と気温差があり、昼夜でモーター性能に差が出ます。
香川支部の選手は、モーターの調整力でホームプールを乗りこなします。
岡山支部・競艇王国のエースは茅原悠紀(児島競艇場)
かつてボート王国と呼ばれた岡山支部ですが、最近の成績は不調。
絶対的エースの茅原悠紀を筆頭に巻き返しを図りたい。
女子レーサーは、寺田千恵、堀之内紀代子、田口節子、守屋美穂など充実しています。
児島競艇場はセンター枠が強め。
岡山支部の選手はセンターからの攻めが得意です。
広島支部・地元のエースは山口剛(宮島競艇場)
攻める選手が多い広島支部。
2022年大活躍の山口剛が全体を引っ張ります。
宮島競艇場のスタートは全国屈指の難易度。
そのため、広島支部の選手はスタート巧者が多め。
トップSから大穴を狙います。
また、広島支部は1Mで張る選手が多め。
インが着外になることも多く、特大万舟が期待できます。
山口支部・地元のエースは白井英治(下関、徳山競艇場)
白井英治のSGグランプリ優勝で勢いに乗る山口支部。
今村豊引退後も好成績をキープしています。
下関競艇場、徳山競艇場、共に乗りやすいボートレース場として有名。
山口支部の選手はスピード自慢が多め、攻撃的なレースが特徴です。
福岡支部・地元のエースは瓜生正義(福岡、若松、芦屋競艇場)
選手数は全国一。
瓜生正義を筆頭に強豪レーサーが揃っています。
中堅では西山貴浩、篠崎兄弟など。
若手ナンバーワンは羽野直也。
それに仲谷颯仁、大山千広、新開航が続きます。
福岡支部は、福岡競艇場、若松競艇場、芦屋競艇場の3場を乗りこなします。
特に福岡競艇場はうねりがあり、全国屈指の難水面。
福岡支部は荒波巧者が大勢います。
佐賀支部・地元のエースは峰竜太(唐津競艇場)
深川真二、峰竜太を中心に少数精鋭の支部です。
若手では末永和也、定松勇樹も力をつけてきました。
唐津競艇場は水面が広く、スピード戦が魅力。
佐賀支部は、全速ターンが得意な選手が多いです。
長崎支部・地元のエースは原田幸哉(大村競艇場)
一人当たりの成績は最下位クラスの長崎支部。
原田幸哉を中心に底上げを図りたい。
日本一インが強い大村競艇場。
長崎支部の選手は出足型に仕上げてコーナーで勝負します。
まとめ:ボートレースの支部は特色が多い
今回はボートレースの全18支部について紹介しました。
- 支部一覧
- 支部ランキング
- 支部長紹介
- 全18支部の特徴、地元のエースを紹介
各支部は出走表にも記載されています。
レースの特長はもちろん、選手名も覚えやすいので是非チェックしてみてください。